第212回 新規開業の落とし穴(前編) 診療所の大型化・重装備化、複数医師開業というトレンドの背後にあるもの 最終更新:2024/05/15 コロナ禍が過ぎて、診療所の新規開業が再び増え始めているようです。最近の開業のトレンドである、「診療所の大型化・重装備化」、「複数医師による開業」のポイントと注意点を解説します。
第211回 あの事件その後 女子医大は第三者委員会で調査開始へ、甲南医療センター研修医自殺事件は民事裁判で病院側が争う姿勢、東京医大入試裁判は贈賄側の控訴棄却 最終更新:2024/05/08 連休前、本連載で取り上げてきた東京女子医大経営陣の不正、甲南医療センターの専攻医自殺、東京医科大元理事長の汚職など、医療業界の注目事件が矢継ぎ早に新たな展開を見せました。
第210回 大病院で繰り返されるがん“見逃し”事故、名大病院が画像診断レポートの所見に担当医が対応せず肺がんが進行し、死亡した事例を公表 最終更新:2024/05/01 4月、名大病院は、画像診断レポートに記載された所見を見落として放置し、患者が死亡した事例を公表しました。同様の事故は全国で頻発しており、その都度注意喚起が行われてきましたが、なくならないようです。
第209回 これぞ財務省の執念? 財政審・財政制度分科会で財務省が地域別単価導入を再び提言、医師過剰地域での開業制限も 最終更新:2024/04/24 財政制度等審議会で財務省が示した、医師の地域偏在解消の方策案が公表されました。診療報酬を地域別単価とすることや、医師過剰地域での開業制限など、なかなか“攻めた”提言となっています。
第208回 「地域ごとの医師の数の割り当てを、本気で考えなければならない時代に入ってきた」と武見厚労大臣、地域偏在、診療科偏在の解消に向け抜本策の検討スタート 最終更新:2024/04/17 武見厚労相が「地域において医師の数の割り当てを、本気で考えなければならない時代となった」と発言し、話題となっています。日本医学会連合も、偏在問題とともに美容業界への人材流出に懸念を表明しました。
第207回 残された道はいよいよ身売りか廃校・学生募集停止か? ガバナンス崩壊、経営難の東京女子医大に警視庁が家宅捜索 最終更新:2024/04/10 3月、警視庁捜査二課は東京女子医大に家宅捜索を行いました。度重なる不正や医療事故を受け、同大の経営はますます困難を極めそうです。たびたび噂されてきた吸収合併や廃校も現実味を帯びてきました。
第206回 ALS女性患者嘱託殺人裁判が改めて問う、積極的安楽死が日本で認められるための条件 最終更新:2024/04/03 2020年に起こったALSを患う女性を本人からの依頼で殺害した罪などに問われていた医師に、京都地裁が判決を言い渡しました。判決文は、嘱託殺人の罪に問うべきでない事案について必要な要件を示しています。
第205回 アドレナリンを「打てない、打たない」医者たちを減らすには(後編) 「ここで使わなきゃいけない」というタイミングで適切に使えていないケースがある 最終更新:2024/03/27 愛知県愛西市で新型コロナワクチン接種後に女性が死亡した問題を取り上げた本コラムは大きな反響を呼びました。日本アレルギー学会理事長・海老澤 元宏氏へのインタビューから、この問題を掘り下げます。
第204回 アドレナリンを「打てない、打たない」医者たちを減らすには(前編) アナフィラキシーが呼吸器系の症状や循環器症状が単独で起こった場合は判断が難しい 最終更新:2024/03/20 2022年愛知県愛西市で、新型コロナワクチン接種後に女性が死亡した問題を取り上げた本コラムは、大きな反響を呼びました。本記事に関連し、日本アレルギー学会理事長・海老澤元宏氏へインタビューを行いました。
第203回 薬局薬剤師の反感を招いたかまいたち・山内氏の“失言”、国の制度をうまく使いこなせていない薬局、日本薬剤師会の不甲斐なさも背景に 最終更新:2024/03/13 お笑い芸人、かまいたちの山内 健司氏が、関西のテレビ番組で薬剤師軽視ともとれる発言をした、というニュースがありました。問題となった内容は薬剤師のつらいところを突いてもいて、なかなか興味深い一件です。