1.
肺がん周術期のサンドイッチ療法って何?【DtoD ラヂオ ここが聞きたい!肺がん診療Up to Date】第8回
2024/10/29 DtoD ラヂオ ここが聞きたい!肺がん診療Up to Date
肺がん周術期のサンドイッチ療法って何?【DtoD ラヂオ ここが聞きたい!肺がん診療Up to Date】第8回
https://www.carenet.com/series/radio/cg004151_008.html
一般名 | ビカルタミド錠 |
---|---|
YJコード | 4291009F1039 |
剤型・規格 | 錠剤・80mg1錠 |
薬価 | 180.70円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
|
1.
肺がん周術期のサンドイッチ療法って何?【DtoD ラヂオ ここが聞きたい!肺がん診療Up to Date】第8回
2024/10/29 DtoD ラヂオ ここが聞きたい!肺がん診療Up to Date
肺がん周術期のサンドイッチ療法って何?【DtoD ラヂオ ここが聞きたい!肺がん診療Up to Date】第8回
https://www.carenet.com/series/radio/cg004151_008.html
2.
再発・転移子宮頸がん、化学療法+cadonilimabがPFS・OS改善/Lancet
2024/10/29 ジャーナル四天王
再発・転移子宮頸がん、化学療法+cadonilimabがPFS・OS改善/Lancet
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/59530
3.
ホジキンリンパ腫、ニボルマブ+AVD療法がPFS延長/NEJM
2024/10/24 ジャーナル四天王
ホジキンリンパ腫、ニボルマブ+AVD療法がPFS延長/NEJM
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/59507
4.
ICI既治療の進行腎細胞がん、tivozanib単独vs.ニボルマブ併用(TiNivo-2)/Lancet
2024/10/17 ジャーナル四天王
ICI既治療の進行腎細胞がん、tivozanib単独vs.ニボルマブ併用(TiNivo-2)/Lancet
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/59469
5.
進行メラノーマに対するオプジーボとヤーボイの併用療法が生存期間を延長
2024/10/14 医療一般
進行メラノーマに対するオプジーボとヤーボイの併用療法が生存期間を延長
https://www.carenet.com/news/general/hdn/59363
前立腺癌。(効能又は効果に関連する注意)5.1.本剤による治療は、根治療法ではないことに留意し、本剤投与12週後を抗腫瘍効果観察のめどとして、本剤投与により期待する効果が得られない場合、あるいは病勢の進行が認められた場合には、手術療法等他の適切な処置を考慮すること。5.2.本剤投与により、安全性の面から容認し難いと考えられる副作用が発現した場合は、治療上の有益性を考慮の上、必要に応じ、休薬又は集学的治療法などの治療法に変更すること。
通常、成人にはビカルタミドとして1回80mgを1日1回、経口投与する。
(禁忌)2.1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。2.2.小児[本薬の薬理作用に基づき、男子小児の生殖器官の正常発育に影響を及ぼす恐れがある。また、本薬の毒性試験(ラット)において、雌性ラットで子宮の腫瘍性変化が認められている]。2.3.女性[本薬の毒性試験(ラット)において、子宮の腫瘍性変化及び雄仔の雌性化が報告されている]。(重要な基本的注意)8.1.外国の臨床試験において、本剤投与例で本剤との関連性が否定できなかった前立腺癌以外の死亡例が報告されている。そのうち心・循環器系疾患による死亡は9%未満であり、その主な死因は心不全、心筋梗塞、脳血管障害等であった。これら外国の臨床試験で報告された心・循環器系疾患による死亡率は、対照の去勢術群(16%未満)より低く、高齢者で一般に予期される死亡率の範囲内であったが、本剤を投与する場合は十分に観察を行い、慎重に投与すること。8.2.本剤は内分泌療法剤であり、がんに対する薬物療法について十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤による治療が適切と判断される患者についてのみ使用すること。8.3.劇症肝炎、肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に肝機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること〔11.1.1参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(肝機能障害患者)肝機能障害患者:本剤は肝臓でほぼ完全に代謝を受けるため、定常状態時の血中濃度が高くなる可能性がある〔16.6.2参照〕。(高齢者)高齢者への投与の際には患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(本剤の臨床試験成績から、高齢者と非高齢者において血漿中濃度及び副作用の発現に差はみられていないが、一般に高齢者では、心・循環器系の機能が低下していることが多く、心・循環器系の有害事象の発現頻度が若年層より高い)。(相互作用)本剤は、主として肝代謝酵素CYP3A4を阻害する〔16.7参照〕。10.2.併用注意:1).クマリン系抗凝血薬(ワルファリン等)[クマリン系抗凝血薬の作用を増強するおそれがあるので、プロトロンビン時間を測定する、又は、トロンボテストを実施するなど、血液凝固能検査等出血管理を十分に行いつつ、凝固能の変動に注意し、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(invitro試験で蛋白結合部位においてワルファリンと置換するとの報告がある)]。2).トルブタミド[トルブタミドの作用を増強するおそれがあるが、但し、相互作用に関する報告症例はない(本剤は、invitro試験でトルブタミドの代謝を阻害した)]。3).デキストロメトルファン[デキストロメトルファンの作用を増強するおそれがあるが、但し、相互作用に関する報告症例はない(本剤は、invitro試験でデキストロメトルファンの代謝を阻害した)]。4).主にCYP3A4によって代謝される薬物(カルバマゼピン、シクロスポリン、トリアゾラム等)[主にCYP3A4によって代謝される薬物の作用を増強するおそれがあるが、但し、相互作用に関する報告症例はない(本剤は、invitro試験でCYP3A4によるテストステロン6β-水酸化酵素活性を阻害した)]。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意14.1.1.PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報外国において、呼吸困難が発現したとの報告がある。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.劇症肝炎、肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):劇症肝炎、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある〔8.3参照〕。11.1.2.白血球減少(1.0%)、血小板減少(1.9%)。11.1.3.間質性肺炎(頻度不明)。11.1.4.心不全、心筋梗塞(いずれも頻度不明)。11.2.その他の副作用1).内分泌:(5%以上)乳房腫脹(44.7%)、乳房圧痛(46.6%)、ほてり。2).生殖器:(5%以上)勃起力低下。3).肝臓:(1~5%未満)AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、(1%未満)γ-GTP上昇、LDH上昇。4).泌尿器:(1%未満)腎機能障害(クレアチニン上昇、BUN上昇)、(頻度不明)血尿、夜間頻尿。5).皮膚:(1%未満)皮膚そう痒、発疹、(頻度不明)発汗、皮膚乾燥、脱毛、多毛、光線過敏症。6).精神神経系:(5%以上)性欲減退、(1%未満)傾眠、(頻度不明)頭痛、めまい、不眠、抑うつ状態。7).循環器:(1%未満)心電図異常。8).消化器:(1~5%未満)便秘、(1%未満)口渇、(頻度不明)食欲不振、下痢、悪心、嘔吐、消化不良、鼓腸放屁、腹痛。9).筋・骨格系:(1%未満)胸痛、(頻度不明)骨盤痛。10).過敏症:(頻度不明)血管浮腫、蕁麻疹。11).その他:(1~5%未満)総コレステロール上昇、中性脂肪上昇、(1%未満)さむけ、(頻度不明)貧血、浮腫、倦怠感、無力症、疲労、高血糖、体重増加・体重減少。副作用頻度は承認時までの国内臨床試験を基に集計した。
18.1作用機序ビカルタミドは、前立腺腫瘍組織のアンドロゲン受容体に対するアンドロゲンの結合を阻害し、抗腫瘍効果を発揮する。なお、ビカルタミドの抗アンドロゲン活性は実質的にR体によるものであった。なお、臨床上、本剤の投与の中止により一部の患者でAWS(antiandrogenwithdrawalsyndrome)をみることがある。18.2抗腫瘍効果Invitro試験において、アンドロゲン刺激によるヒト前立腺腫瘍細胞(LNCaP)及びマウス乳腺腫瘍細胞(ShionogiS115)の増殖を抑制した。一方、invivo試験(ラット)において、移植されたアンドロゲン依存性ラット前立腺腫瘍(DunningR3327)の増殖を抑制し、ラットの生存期間を延長させた。また、血漿中テストステロン及びLHの上昇の程度はごく僅かであった。18.3アンドロゲン受容体との結合能ラット及びヒト前立腺アンドロゲン受容体に対する結合能は、ジヒドロテストステロンの約2%であった。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内臨床試験承認時までに前立腺癌患者(病期C/D)を対象として国内47施設で総計197例について実施された二重盲検比較試験を含む臨床試験の概要は次のとおりである。--------------------------表開始--------------------------試験名投与量投与期間症例数有効率(部分奏効以上)第I相試験80mg/日12週間366.6%(2/3)前期第II相試験80mg/日12週間4161.0%(25/41)後期第II相試験80mg/日12週間5964.4%(38/59)長期投与試験80mg/日48週間2676.9%(20/26)--------------------------表終了--------------------------副作用は、本剤の承認用量(80mg/日)において、第I相試験で3例中3例(100.0%)に認められ、主な副作用は、乳房圧痛(66.7%)、乳房腫脹(33.3%)、ほてり(33.3%)であった。前期第II相試験では41例中25例(61.0%)に認められ、主な副作用は、乳房圧痛(41.5%)、乳房腫脹(36.6%)、ほてり(12.2%)等であった。後期第II相試験では59例中38例(64.4%)に認められ、主な副作用は、乳房圧痛(33.9%)、乳房腫脹(33.9%)、性欲減退(11.9%)等であった。長期投与試験では26例中12例(46.2%)に認められ、主な副作用は、乳房腫脹(38.5%)、乳房圧痛(34.6%)等であった。(承認時)また、未治療進行前立腺癌患者(病期C/D)を対象とした本剤とLH‐RHアゴニストとの併用療法とLH‐RHアゴニスト単独療法を比較した国内第III相二重盲験比較試験の成績は次のとおりである。--------------------------表開始--------------------------本剤及びLH‐RHアゴニスト併用LH‐RHアゴニスト単独P値(95%信頼区間)ハザード比PSA正常化注1)率(投与12週時)79.4%(81/102例)38.6%(39/101例)<0.001(27.6-52.0)-PSA正常化注1)までの期間(中央値)8.1週24.1週<0.001(2.77-5.66)3.96奏効率(投与12週時)77.5%(79/102例)65.3%(66/101例)0.063(-0.3-24.1)-TTTF注2)(中央値)117.7週60.3週<0.001(0.38-0.77)0.54TTP注3)(中央値)未到達96.9週<0.001(0.26-0.63)0.40注1)PSA≦4ng/mL注2)TTTF:Timetotreatmentfailure(治療成功期間)注3)TTP:Timetoprogression(無増悪期間)--------------------------表終了--------------------------本試験において、副作用は本剤及びLH‐RHアゴニスト併用療法群で66.7%に認められ、主な副作用は、ほてり(16.7%)、血中アルカリフォスファターゼ増加(10.8%)、貧血(8.8%)等であった。17.1.2海外臨床試験海外において、標準治療として経過観察又は根治的治療(放射線療法、前立腺全摘除術)を施行した早期前立腺癌患者8,113例を対象とした本剤150mg/日注4)による無作為化プラセボ対照二重盲検比較臨床試験が実施されている。本剤投与群全体で無増悪生存率は有意に改善した(HR=0.79、95%信頼区間0.73-0.85、P<0.001)が、全生存率についてはプラセボ群との差は認めなかった(HR=0.99、95%信頼区間0.91-1.09、P=0.89)。病期別解析において、限局性前立腺癌の経過観察を行った患者における本剤投与群では、統計学的な有意差はないもののプラセボ群と比較して全生存率の減少傾向が認められた(HR=1.16、95%信頼区間0.99-1.37)(追跡期間中央値7.4年時点)。本剤投与群で認められた主な有害事象は、乳房痛(73.6%、2962/4022例)及び女性化乳房(68.8%、2766/4022例)等であった。注4)本邦における承認用法用量は80mg/日である。