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心筋梗塞の血栓溶解療法の時代を思い出す(解説:後藤信哉氏)
2024/10/25 CLEAR!ジャーナル四天王
心筋梗塞の血栓溶解療法の時代を思い出す(解説:後藤信哉氏)
https://www.carenet.com/news/clear/journal/59493
一般名 | パビナフスプアルファ(遺伝子組換え)注射用 |
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YJコード | 3959424D1023 |
剤型・規格 | 散剤・10mg1瓶 |
薬価 | 251030.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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軽症~中等症の新型コロナ、経口simnotrelvirの早期投与は?/NEJM
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https://www.carenet.com/news/journal/carenet/57918
ムコ多糖症2型。(効能又は効果に関連する注意)中枢神経系症状の改善又は進行の抑制が必要と考えられる患者に対して投与を検討すること。
通常、パビナフスプアルファ(遺伝子組換え)として、1回体重1kgあたり2.0mgを週1回、点滴静注する。(用法及び用量に関連する注意)日局注射用水で溶解し、日局生理食塩液で希釈した後に投与すること。infusionreactionが発現するおそれがあるため、初回投与の際は、8mL/時を目安に投与を開始し、患者の忍容性が十分に確認された場合、徐々に速めてもよい(ただし、いずれの場合も、投与速度は33mL/時を超えないこと)〔1.1、1.2、8.1、8.2、11.1.1、14.1.1参照〕。
(警告)1.1.本剤の投与により重篤なアナフィラキシー、ショックが発現する可能性があるので、緊急時に十分な対応のできる準備をした上で投与を開始し、投与終了後も十分な観察を行うこと。また、重篤なinfusionreactionが発現した場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと〔7.用法及び用量に関連する注意の項、8.1、8.2、11.1.1参照〕。1.2.重症呼吸不全又は重症急性呼吸器疾患のある患者に投与した場合、infusionreactionによって症状の急性増悪が起こる可能性があるので、患者の状態を十分に観察し、必要に応じて適切な処置を行うこと〔7.用法及び用量に関連する注意の項、9.1.2、11.1.1参照〕。(禁忌)本剤の成分に対しアナフィラキシーショックの既往歴のある患者〔8.1、8.2、11.1.1参照〕。(重要な基本的注意)8.1.本剤はタンパク質製剤であり、アナフィラキシーショックを発現する可能性が否定できないため、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、このような症状の発現に備え、緊急処置を取れる準備をしておくこと〔1.1、2.禁忌、7.用法及び用量に関連する注意の項、9.1.1、11.1.1参照〕。8.2.本剤投与によりinfusionreaction(頭痛、悪寒、失神、疲労、浮動性めまい、発熱、発疹、紅斑、蕁麻疹等)が発現することがあるので、infusionreactionがあらわれた場合、投与速度の減速又は投与の一時中止、適切な薬剤治療(副腎皮質ホルモン剤、抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤又は抗炎症剤等)、もしくは緊急処置(酸素投与、気道確保、アドレナリンの投与等)を行うこと(なお、次回投与以降は、本剤投与前に抗ヒスタミン剤や副腎皮質ホルモン剤等の投与を考慮すること)〔1.1、2.禁忌、7.用法及び用量に関連する注意の項、9.1.1、11.1.1参照〕。8.3.本剤投与によりIgG抗体産生が予測されるため、定期的にパビナフスプアルファ(遺伝子組換え)に対する抗薬物抗体検査を行うことが望ましい〔15.1.1参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.本剤の成分に対する過敏症の既往歴のある患者〔8.1、8.2参照〕。9.1.2.重症呼吸不全又は重症急性呼吸器疾患のある患者:患者の状態を十分に観察し、必要に応じて適切な処置を行うこと。また、急性呼吸器疾患のある患者では、投与日を遅らせることを考慮すること(infusionreactionによって症状の急性増悪が起こる可能性がある)〔1.2参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(生殖発生毒性試験は実施していない)。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(乳汁移行に関するデータはない)。(小児等)9ヵ月未満の患者を対象とした臨床試験は実施していない。(高齢者)患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下していることが多い)。(適用上の注意)14.1.薬剤調製時の注意14.1.1.1バイアルを日局注射用水2.4mLで溶解し、パビナフスプアルファ(遺伝子組換え)として5mg/mLの溶液とし、患者の体重あたりで計算した必要量を採取し、日局生理食塩液で希釈して100mLとすること〔7.用法及び用量に関連する注意の項参照〕。14.1.2.溶解時は静かにバイアルを回転させ、完全に溶解すること(また、激しく振とうしないこと)。14.1.3.日局生理食塩液で希釈する際は、溶解液を緩徐に注入し、静かに混和すること。希釈時、沈殿の認められるもの又は混濁しているものは使用しないこと。14.1.4.用時調製し、調製後は速やかに使用すること(また、必要量を抜き取った後のバイアル内の残液は、施設の手順に従って廃棄すること)。14.1.5.バイアルは一回限りの使用とすること。14.2.薬剤投与時の注意14.2.1.0.2μmのインラインフィルターを通して投与すること。14.2.2.他剤<日局注射用水・日局生理食塩液を除く>との混注を行わないこと。(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報15.1.1.本剤はタンパク質製剤であり、本剤に対するIgG抗体産生される可能性がある。国内外の臨床試験において61例中34例に抗パビナフスプアルファ抗体産生が認められ、そのうち31例でトランスフェリン受容体への本剤の結合に対する阻害活性が、19例でマンノース-6-リン酸受容体への本剤の結合に対する阻害活性が認められた〔8.3参照〕。15.1.2.ムコ多糖症2型はX連鎖劣性遺伝疾患であるが、稀に女性患者の報告がある。臨床試験に女性患者の参加はなく、女性における本剤の安全性は確立していない。(取扱い上の注意)外箱開封後は遮光して保存すること。(保管上の注意)凍結を避け、2~8℃で保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.重度infusionreaction(頻度不明):アナフィラキシーを起こすことがあるので、投与中あるいは投与終了後は、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、解熱鎮痛剤、抗ヒスタミン剤、副腎皮質ホルモン剤の投与及び気道確保等の適切な処置を行うこと。また、重度アナフィラキシー及び難治性アナフィラキシーが発現した患者は、初回発現24時間以降にも、アナフィラキシーが発現する可能性があるので、観察期間を延長し、適切な薬剤治療を行うこと〔1.1、1.2、2.禁忌、7.用法及び用量に関連する注意の項、8.1、8.2、9.1.1参照〕。11.2.その他の副作用1).神経系障害:(1%以上~5%未満)頭痛、浮動性めまい、失神。2).皮膚および皮下組織障害:(5%以上)蕁麻疹、(1%以上~5%未満)紅斑、発疹。3).一般・全身障害および投与部位の状態:(5%以上)発熱(39.3%)、悪寒、(1%以上~5%未満)疲労。4).臨床検査:(1%以上~5%未満)心電図QT延長。
18.1作用機序本剤は、末梢組織・臓器では、主にカチオン非依存性マンノース‐6‐リン酸受容体とトランスフェリン受容体1(TfR)を介して細胞内に取り込まれた後、ライソゾームへ運ばれ、蓄積したGAGを分解する。また、TfRを介したトランスサイトーシスによって血液脳関門(BBB)を通過し、脳実質の細胞についても、末梢組織と同様にカチオン非依存性マンノース‐6‐リン酸受容体とTfRを介して取り込まれた後、蓄積したGAGを分解する。18.2基質減少効果及び中枢神経系症状に対する作用本剤をムコ多糖症II型モデルマウスに反復静脈内投与した結果、CSF、脳、血清、心臓、肝臓及び脾臓中のGAGの減少が認められた。また、中枢神経変性の抑制効果及びモリス型水迷路課題の獲得能の改善が認められた。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第II/III相試験ムコ多糖症II型患者(28例、1~26歳)を対象とした非盲検非対照試験を実施した。本剤2.0mg/kgを週1回、52週間(1例は14週後投与まで)点滴静脈内投与を行った結果、CSF中ヘパラン硫酸(HS)濃度及びデルマタン硫酸(DS)濃度それぞれの各検査時期における測定値の要約統計量は、表2のとおりであった。表2脳脊髄液中HS濃度及びDS濃度の要約統計量(ng/mL)--------------------------表開始--------------------------週例数平均値±標準偏差HSBaseline285948±261125272358±102452222139±968.1DSBaseline281174±417.62527685.4±241.65222593.4±277.7--------------------------表終了--------------------------また、イデュルスルファーゼ(遺伝子組換え)による治療歴の有無別の、血清中HS濃度及びDS濃度のそれぞれの各検査時期における測定値の要約統計量は表3のとおりであった。表3血清中HS濃度及びDS濃度の要約統計量(ng/mL)--------------------------表開始--------------------------週*イデュルスルファーゼによる治療歴ありイデュルスルファーゼによる治療歴なし例数平均値±標準偏差例数平均値±標準偏差HSBaseline25847.0±631.134997±17662624539.0±241.931102±527.35224507.2±276.83965.0±473.4DSBaseline25937.1±452.734843±214126241061±473.731669±892.65224959.4±443.731427±733.8*Baseline:本剤投与開始前2週、1週、初回投与時の値の平均26週:本剤投与後24週、25週、26週の値の平均52週:本剤投与後50週、51週、52週の値の平均--------------------------表終了--------------------------副作用発現頻度は53.6%(15/28例)であった。主な副作用(2例以上に発現)は、発熱39.3%(11/28例)、蕁麻疹10.7%(3/28例)、悪寒7.1%(2/28例)であった。