1.
ウイルスを寄せ付けない鼻スプレーを開発
2024/10/18 医療一般
ウイルスを寄せ付けない鼻スプレーを開発
https://www.carenet.com/news/general/hdn/59423
一般名 | フルチカゾンフランカルボン酸エステル液 |
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YJコード | 1329711Q1021 |
剤型・規格 | 目・耳鼻用剤・3mg6g1キット |
薬価 | 1086.80円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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1.
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2024/10/18 医療一般
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2.
日本初、経鼻弱毒生インフルエンザワクチン「フルミスト点鼻液」発売/第一三共
2024/10/08 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/carenet/59417
3.
わが国初の経鼻弱毒生インフルワクチン「フルミスト点鼻液」【最新!DI情報】第24回
2024/10/01 最新!DI情報
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https://www.carenet.com/pharmacist/di/cg004391_024.html
4.
第232回 食塩水点鼻で風邪の小児が2日早く回復
2024/09/17 バイオの火曜日
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https://www.carenet.com/hihyotue/232.html
5.
小児の風邪への食塩水点鼻、有症状期間を2日短縮か/ERS2024
2024/09/17 医療一般
小児の風邪への食塩水点鼻、有症状期間を2日短縮か/ERS2024
https://www.carenet.com/news/general/carenet/59256
アレルギー性鼻炎。
成人には、通常1回各鼻腔に2噴霧(1噴霧あたりフルチカゾンフランカルボン酸エステルとして27.5μgを含有)を1日1回投与する。小児には、通常1回各鼻腔に1噴霧(1噴霧あたりフルチカゾンフランカルボン酸エステルとして27.5μgを含有)を1日1回投与する。(用法及び用量に関連する注意)本剤の十分な臨床効果を得るためには継続的に使用すること。
(禁忌)2.1.有効な抗菌剤の存在しない感染症、深在性真菌症の患者[症状を増悪するおそれがある]。2.2.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.本剤の投与期間中に鼻症状の悪化がみられた場合には、抗ヒスタミン剤あるいは、全身性ステロイド剤を短期間併用し、症状の軽減にあわせて併用薬剤を徐々に減量すること。8.2.全身性ステロイド剤の減量は本剤の投与開始後症状の安定をみて徐々に行う(減量にあたっては一般のステロイド剤の減量法に準ずる)。8.3.全身性ステロイド剤の減量並びに離脱に伴って、気管支喘息発現・気管支喘息増悪、ときに湿疹発現・湿疹増悪、蕁麻疹発現・蕁麻疹増悪、眩暈発現・眩暈増悪、動悸発現・動悸増悪、倦怠感発現・倦怠感増悪、顔のほてり発現・顔のほてり増悪、結膜炎発現・結膜炎増悪等の症状があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。8.4.通年性アレルギー性鼻炎患者において長期に使用する場合、症状の改善状態持続時には、減量につとめること。8.5.全身性ステロイド剤と比較し可能性は低いが、点鼻ステロイド剤の投与により全身性作用(クッシング症候群、クッシング様症状、副腎皮質機能抑制、小児成長遅延、骨密度低下、白内障、緑内障、中心性漿液性網脈絡膜症を含む)が発現する可能性がある。特に長期間、大量投与の場合には定期的に検査を行い、全身性作用が認められた場合には適切な処置を行うこと。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.鼻咽喉感染症<有効な抗菌剤の存在しない感染症・深在性真菌症を除く>の患者:症状を増悪するおそれがある。9.1.2.反復性鼻出血の患者:出血を増悪するおそれがある。9.1.3.重症肥厚性鼻炎や鼻茸の患者:本剤の鼻腔内での作用を確実にするため、これらの症状がある程度減少するよう他の療法を併用するとよい。9.1.4.長期又は大量の全身性ステロイド療法を受けている患者:全身性ステロイド剤の減量中並びに離脱後も副腎皮質機能検査を行い、外傷、手術、重症感染症等の侵襲には十分に注意を払い、また、必要があれば一時的に全身性ステロイド剤の増量を行うこと(これらの患者では副腎皮質機能不全となっていることが考えられる)。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(グルココルチコイドは実験動物で催奇形性を示すとされているが、本薬を吸入投与したラット(91μg/kg/日まで)及びウサギ(8μg/kg/日まで)において催奇形作用はみられず、ラットの出生前後の発生に影響は認められておらず、高用量の吸入曝露により、母動物毒性に関連した胎仔低体重、胎仔胸骨不完全骨化の発現率増加(ラット)、及び流産(ウサギ)が報告されている)。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。(小児等)9.7.1.全身性ステロイド剤と比較し可能性は低いが、点鼻ステロイド剤を特に長期間、大量に投与する場合に小児成長遅延をきたすおそれがある。本剤を小児に長期間投与する場合には、定期的に身長等の経過の観察を行うこと。また、小児等の使用にあたっては、使用法を正しく指導すること。9.7.2.低出生体重児、新生児、乳児又は2歳未満の幼児を対象とした臨床試験は実施していない。(高齢者)患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に、生理機能が低下している)。(相互作用)本剤は、主としてCYP3A4で代謝される〔16.4参照〕。10.2.併用注意:CYP3A4阻害作用を有する薬剤(リトナビル等)〔16.7.1参照〕[副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状があらわれる可能性がある(CYP3A4による代謝が阻害されることにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)。なお、リトナビルと類薬であるフルチカゾンプロピオン酸エステル製剤を併用した臨床薬理試験において、血中フルチカゾンプロピオン酸エステル濃度の上昇、また血中コルチゾール値の低下が認められ、全身性のステロイド作用が発現したとの報告がある(CYP3A4による代謝が阻害されることにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意14.1.1.患者には添付の鼻用定量噴霧器の使用説明書を渡し、使用方法を指導すること。(1).鼻腔内噴霧用にのみ使用すること。(2).本剤の使用前に容器を上下によく振ること。(3).新しい噴霧器を使用する際には空噴霧を行い(6回程度)、液が完全に霧状になることを確認した後に使用すること。なお、同じ噴霧器を2回目以降使用する場合には空噴霧は不要であるが、5日以上噴霧器の蓋が外れていた場合又は30日以上噴霧器を使用しなかった場合には空噴霧が必要となる場合がある。(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報レセルピン系製剤、α-メチルドパ製剤等の降圧剤には、副作用として鼻閉がみられることがあり、このような副作用として鼻閉がみられる降圧剤服用中のアレルギー性鼻炎の患者に、本剤を投与すると、鼻閉症状に対する本剤の効果が隠蔽されるおそれがあるので、臨床的観察を十分に行いながら投与すること。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用アナフィラキシー反応(頻度不明)。11.2.その他の副作用1).過敏症:(頻度不明)発疹、血管性浮腫、蕁麻疹。2).鼻腔:(1.1%未満)鼻出血、鼻症状(鼻刺激感、鼻疼痛、鼻乾燥感)、(頻度不明)鼻潰瘍、鼻中隔穿孔。3).精神神経系:(頻度不明)頭痛、睡眠障害。4).その他:(1.1%未満)血中コルチゾール減少、白血球数増加、(頻度不明)眼圧上昇。
18.1作用機序フルチカゾンフランカルボン酸エステルは合成副腎皮質ステロイドであり、グルココルチコイド受容体を刺激することにより、アレルギー性鼻炎抑制作用、好酸球浸潤抑制作用及び抗炎症作用を示す。18.2アレルギー性鼻炎抑制作用ラットのアレルギー性鼻炎モデルにおいて、鼻腔内投与により鼻症状(くしゃみ、鼻掻き行動)を抑制し、その効力はフルチカゾンプロピオン酸エステルと同程度である。また、作用の持続時間は、鼻掻き行動に対してはフルチカゾンプロピオン酸エステルと同程度であり、くしゃみに対してはフルチカゾンプロピオン酸エステルよりも長い。18.3好酸球浸潤抑制作用能動感作ラットにおいて、気管内投与により気管内への抗原誘発好酸球浸潤を抑制し、その効力はフルチカゾンプロピオン酸エステルと同程度である。18.4抗炎症作用ラット及びマウスの遅延型過敏症モデルにおいて、耳介塗布により抗原誘発耳介浮腫を抑制し、その効力はフルチカゾンプロピオン酸エステルと同程度である。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第II相試験(成人)通年性アレルギー性鼻炎を対象として、本剤110μg/日、220μg/日注)又はプラセボを1日1回2週間投与する用量反応試験を実施した。くしゃみ発作、鼻汁、鼻閉の3鼻症状の程度をスコア化(各症状0~3点、合計0~9点)し、ベースラインと全投与期間(2週間)における、3鼻症状合計スコア平均の差を変化量として評価した。その結果、3鼻症状合計スコア平均の変化量(調整済み平均値)は、本剤110μg群で-1.95、220μg群で-2.14、プラセボ群で-1.16であり、本剤群はプラセボ群に比し有意なスコアの減少が認められた(表1)。本剤110μg群における副作用発現頻度は、8%(6/80例)であった。主な副作用は、血中コルチゾール減少3%(2/80例)であった。表13鼻症状合計スコア平均の変化量(国内用量反応試験)--------------------------表開始--------------------------投与群症例数ベースライン(平均値±SD)全投与期間(平均値±SD)変化量(調整済み平均値注1)±SE)プラセボ群との差(調整済み平均値の差)本剤110μg群806.3±1.174.3±1.48-1.95±0.163-0.791*本剤220μg群815.8±0.963.9±1.47-2.14±0.160-0.985*プラセボ群796.5±1.075.2±1.50-1.16±0.165-注1)共変量にて調整*p<0.001(共分散分析、Dunnettの多重比較)--------------------------表終了--------------------------17.1.2海外第II相試験(成人)季節性アレルギー性鼻炎を対象として、本剤55、110、220、440μg注)又はプラセボを1日1回、2週間投与する用量反応試験を実施した。全ての用量でプラセボと比較して4鼻症状(くしゃみ発作、鼻汁、鼻閉、鼻内そう痒感)合計スコアの有意な減少が認められた。なお、110μg以上の用量で眼症状(眼のかゆみ、流涙、眼の赤み)合計スコアの有意な減少が認められた。本剤110μg群における副作用発現頻度は、11%(14/127例)であった。主な副作用は、鼻出血7%(9/127例)、鼻漏、鼻中隔潰瘍、頭痛各2%(2/127例)であった。17.1.3国内第III相試験(成人)季節性アレルギー性鼻炎を対象として、本剤(110μg/日、1日1回)、フルチカゾンプロピオン酸エステル(FP、200μg/日、1日2回)又はプラセボを2週間投与する比較試験を実施した。その結果、3鼻症状合計スコア平均の変化量(調整済み平均値)は、本剤110μg群で-1.23、FP200μg群で-1.06であり、本剤のFPに対する非劣性が検証された(表2)。本剤110μg群の効果発現までの日数(プラセボと比較し、有意差が認められた最初の日までの日数)は1日であり、FP200μg群の効果発現までの日数は2日であったことから、本剤ではFPより早い効果の発現が確認された。さらに、本剤110μg群と本剤プラセボ群の3鼻症状合計スコア平均の変化量を比較した結果、調整済み平均値の差は-1.689であり、本剤プラセボ群に比し有意なスコアの減少が認められた(表3)。本剤110μg群における副作用発現頻度は、6%(9/149例)であった。主な副作用は白血球数増加1%(2/149例)であった。表23鼻症状合計スコア平均の変化量(本剤110μg群とFP200μg群との比較)--------------------------表開始--------------------------投与群症例数ベースライン(平均値±SD)全投与期間(平均値±SD)変化量(調整済み平均値注1)±SE)調整済み平均値の差(両側95%信頼区間)本剤110μg群1475.8±1.334.4±1.73-1.23±0.140-0.173(-0.51、0.17注2))FP200μg群1445.9±1.434.6±1.55-1.06±0.142注1)共変量にて調整注2)非劣性の同等限界値(Δ)=0.75。両側95%信頼区間の上限が0.75未満の場合に非劣性が検証されたと判断する。--------------------------表終了--------------------------表33鼻症状合計スコア平均の変化量(本剤110μg群と本剤プラセボ群との比較)--------------------------表開始--------------------------投与群症例数ベースライン(平均値±SD)全投与期間(平均値±SD)変化量(調整済み平均値±SE)調整済み平均値の差本剤110μg群1475.8±1.334.4±1.73-1.27±0.151-1.689*本剤プラセボ群705.9±1.286.1±1.620.42±0.201*p<0.001(共分散分析)--------------------------表終了--------------------------17.1.4国内第III相試験(小児)6歳以上15歳未満の通年性アレルギー性鼻炎を対象として、本剤(55μg/日、1日1回)又はプラセボを2週間投与する二重盲検比較試験を実施した。その結果、全投与期間における3鼻症状合計スコア平均の変化量(調整済み平均値)は、本剤55μg群で-1.98、プラセボ群で-0.89、変化量の差は-1.089であり、本剤のプラセボに対する優越性が検証された(表4)。本剤55μg群における副作用発現頻度は1%未満(1/131例)であり、鼻部不快感1例であった。表43鼻症状合計スコア平均の変化量--------------------------表開始--------------------------投与群症例数ベースライン(平均値±SD)全投与期間(平均値±SD)変化量(調整済み平均値注1)±SE)調整済み平均値の差(両側95%信頼区間)本剤55μg群1315.0±0.943.1±1.53-1.98±0.12-1.089*(-1.41、-0.76)プラセボ群1305.2±1.064.2±1.55-0.89±0.12注1)共変量にて調整*p<0.001(共分散分析)--------------------------表終了--------------------------17.3その他17.3.1視床下部-下垂体-副腎皮質系機能に対する影響(海外第III相試験、成人)通年性アレルギー性鼻炎を対象とした臨床試験において、本剤110μgを1日1回6週間投与した場合、視床下部-下垂体-副腎皮質系機能への影響は認められなかった。17.3.2成長への影響(海外第III/IV相試験、小児)思春期前の小児の通年性アレルギー性鼻炎を対象として、本剤(110μg/日注)、1日1回)の成長に対する影響を検討することを目的とした二重盲検比較試験を実施した(投与期間:52週間)。投与52週後における成長速度(cm/年)のベースラインからの変化量は、本剤110μg注)群で-0.534、プラセボ群で-0.287、群間差[95%信頼区間]は-0.270[-0.48、-0.06]であり、群間差の95%信頼区間は、事前に規定した値(0.5cm)の範囲内であった。注)本剤の承認用量は、成人には1回各鼻腔に27.5μgを2噴霧(110μg/日)、小児には1回各鼻腔に27.5μgを1噴霧(55μg/日)1日1回投与である。