第208回 メトホルミンの食欲抑制を担うらしい血中成分を発見 最終更新:2024/04/02 メトホルミンの体重減少効果には食欲抑制が寄与していると示唆されていますが、その仕組みは不明確でした。メトホルミンの食欲抑制に関与する血中成分が同定され、より強力に抑制する薬剤の開発が期待されています。
第207回 コーヒーの成分トリゴネリンが老化に伴う筋肉消耗を防ぐ 最終更新:2024/03/26 コーヒーに豊富に含まれる成分のトリゴネリンがサルコペニアの予防・治療に有用であることが報告されました。その血清濃度が高い人ほど筋肉が多く、早く歩けるとのこと。コーヒー摂取でも効果があるのでしょうか?
第206回 脂肪肝疾患(NASH/MASH)治療薬を米国FDAが初承認 最終更新:2024/03/19 米国FDAが3月14日に初のNASH治療薬resmetiromを承認しました。1年間の服用で肝線維症の改善や脂肪性肝炎の消失を達成できるようですが、気になるその薬価は?
第205回 コロナ感染で自己免疫性リウマチ性疾患が生じ易くなる 最終更新:2024/03/12 日本と韓国のデータを用いた試験で、新型コロナ感染で自己免疫性炎症性リウマチ性疾患のリスクが上昇することが明らかになりました。とくに日本ではリスク上昇が顕著でしたが、ワクチン接種で抑制も期待できます。
第204回 乗り物酔いの原因と有望な治療薬候補 最終更新:2024/03/05 これまで、どういう仕組みで乗り物酔いが引き起こされるのかわかっていませんでしたが、ある神経が乗り物酔いの症状を引き起こすことが突き止められました。眠気を誘発する恐れのない治療薬の開発も期待されます。
第203回 1ヵ月以上続くコロナ感染は結構多い 最終更新:2024/02/27 新型コロナウイルス感染症の持続感染は一般的で、少なくとも100人に1人が1ヵ月以上持続していることが判明しました。また、持続感染者ではlong COVIDの報告が55%上回っていました。
第202回 遠隔診療による検査なしの中絶薬処方が安全で効果的 最終更新:2024/02/20 遠隔診療による中絶薬処方が安全で効果的なことが、米国での大規模なプロスペクティブ試験で裏付けられました。検査は必要なく、しかもテキストメッセージのやり取りだけでも処方可能です。効果や安全性の違いは?
第201回 ペニスも休んでばかりだと錆び付くらしい 最終更新:2024/02/13 あくまでもマウスの話ですが、勃起すればするほど勃起を助ける線維芽細胞を増やし、勃起機能の維持に貢献するようです。哺乳類の勃起はさまざまな点で似ているため、ヒトの勃起不全の治療に役立つかもしれません。
第200回 非オピオイド鎮痛薬が米国承認申請へ 最終更新:2024/02/06 経口の非オピオイド鎮痛薬が2つの第III相試験で手術後の疼痛を有意に緩和し、いよいよ米国FDAの承認申請に進みます。また、乱用の恐れの少ない次世代型オピオイドの第III相試験も始まります。その特徴とは?
第199回 コロナ感染でくしゃみが生じる仕組みを発見/コロナ感染でドーパミン神経が老化する 最終更新:2024/01/30 新型コロナ感染でよく生じる症状の1つ、くしゃみを誘発する仕組みが見つかりました。今回見つかった仕組みは新型コロナのみならず、そのほかのウイルス感染の症状や感染の伝播を減らす手段の開発にも役立ちそうです。