第178回 老化に伴う難聴を脳のコレステロール補強で防ぎうる 最終更新:2023/08/29 難聴は聞こえないという不便さ以外にも、認知機能低下などの問題と関連しています。今回、老化と関連する難聴が、脳のコレステロール補強によって防ぐことができる可能性が報告されました。意外に手軽な方法とは?
第177回 血小板因子が脳を若返らせる 最終更新:2023/08/22 過去の研究において、若いマウスの血漿を老いたマウスに投与すると、認知機能障害が改善し、学習や記憶が向上したことが報告されました。今回、脳の若返り因子の探索の結果、ある1つの成分が突き止められました。
第176回 バラなどの芳香と共に眠ることと記憶の改善が関連 最終更新:2023/08/15 嗅覚を刺激すると頭の働きがよくなることが過去の試験で示されています。今回、バラやオレンジなどのよい香りを嗅ぎながら眠ることで、記憶機能が向上することが報告されました。そのほかの香りの効果も紹介します。
第175回 コロナ後遺症への抗ウイルス薬パキロビッド長期投与の試験開始 最終更新:2023/08/08 新型コロナウイルス感染症の罹患後症状の報告が増加するなか、その治療を検討する第II相試験が米国で始まりました。すでに2試験が開始されましたが、さらに2試験も準備段階にあります。各試験の目的や方法は?
第174回 アルツハイマー病治療に役立ちうる変異タウ除去タンパク質TRIM11を同定 最終更新:2023/08/01 アルツハイマー病などの病因であるタウの凝集を抑制するタンパク質が発見されました。タウ病の新たな治療として早くも期待されています。また、筋肉増強サプリによるアルツハイマー病の治療効果も報告されました。
第173回 コロナと戦えるT細胞が風邪のお陰で育まれうることの初の裏付け 最終更新:2023/07/25 季節性の風邪に感染して特定の遺伝子変異を有することで、新型コロナウイルスに感染したとしても無症状でいられる可能性が報告されました。新型コロナの新たなワクチンや治療の開発に役立ちそうなその仕組みとは?
第172回 long COVIDと関連する遺伝子領域を同定 最終更新:2023/07/18 long COVIDはコロナ感染から1年後までは軽快が期待できるものの、1年を過ぎると慢性病態に至ることが示唆されました。また、long COVIDと関連する遺伝子領域を同定した報告も紹介します。
第171回 米国でフル承認のアルツハイマー病薬lecanemabの患者負担のほどは? 最終更新:2023/07/11 アルツハイマー病薬lecanemabが米国で承認されました。これで公的保険の対象になりますが、気になる患者負担はどの程度?また、過体重の人のほうが適正体重よりも死亡率が低かったという試験も紹介します。
第170回 糖尿病の細胞移植治療を米国が承認 最終更新:2023/07/04 死亡した人の膵臓から単離したランゲルハンス島を成分とする1型糖尿病の細胞治療がFDAで承認されました。被験者の大半がインスリン不要となり、移植細胞の高い10年間体内生存率効果が期待されています。
第169回 4億6千万円の筋ジストロフィー遺伝子治療を米国が承認 最終更新:2023/06/27 約4億6千万円の筋ジストロフィー遺伝子治療がFDAで承認されました。しかし、臨床的有用性は確立しておらず、FDAは予後改善効果を立証するための試験を課しています。どのような経緯で承認されたのでしょうか?