日本初のエストロゲンと黄体ホルモンの配合剤ウェ-ルナラ配合錠が発売 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/02/19 バイエル薬品株式会社は17日、エストロゲンと黄体ホルモンの配合剤として日本初となる閉経後骨粗鬆症治療薬「ウェールナラ配合錠」を発売した。ウェールナラ配合錠は、天然型エストロゲンである 17β-エストラジオール 1mg と、黄体ホルモンであるレボノルゲストレル 0.04mg を主成分とする経口配合剤で、2008年10月に厚生労働省より製造販売承認を得ている。閉経後骨粗鬆症は、閉経に伴うエストロゲンの欠乏に基づく骨吸収亢進が原因で骨量減少をきたすとされており、この治療にはエストロゲンの補充が有効であることが知られているが、子宮を有する女性にエストロゲンを単独で長期投与する場合、子宮内膜肥厚・過形成のリスクをもたらすことから、子宮内膜保護を目的とし、黄体ホルモン製剤を併用することが一般的とされている。ウェールナラ配合錠は、1剤でエストロゲンの補充と子宮内膜保護という2つの効果を示すことから、服薬コンプライアンスの向上が期待できる製剤として開発された。自然閉経または両側卵巣摘出に伴う骨粗鬆症患者 309名を対象とした国内プラセボ対照無作為化二重盲検試験では、1年間(52週間)の腰椎骨密度が約8%、2年間(104週)で約10%増加し、対照としたプラセボでは骨密度の増加は認められなかったという。副作用は57.9%に認められ、主なものとしては乳房不快感(23.6%)、乳房痛(10.0%)、性器分泌物(9.7%)であったとのこと。詳細はプレスリリースへhttp://byl.bayer.co.jp/scripts/pages/jp/press_release/press_detail/?file_path=2009%2Fnews2009-02-17.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 高リスク2型DM患者の降圧目標、120mmHg未満vs.140mmHg未満/NEJM(2024/11/28) 血流感染症の抗菌薬治療、7日間vs.14日間/NEJM(2024/11/28) 局所進行子宮頸がんに対するペムブロリズマブ+同時化学放射線療法が承認/MSD(2024/11/28) 多発性骨髄腫の治療継続、医師と患者の認識にギャップ/J&J(2024/11/28) 果物が大腸がんリスクを抑える~メンデルランダム化解析(2024/11/28) mavacamtenの長期使用で中隔縮小療法を回避/AHA2024(2024/11/28) 砂糖の摂取量とうつ病や不安症リスクとの関連〜メタ解析(2024/11/28) オンラインで受けるバーチャルヨガは腰痛軽減に効果的(2024/11/28)