日本メドトロニック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:トニー セメド)は2017年7月3日、薬剤溶出性ステントResolute Onyx(リゾリュートオニキス)コロナリーステントシステム(医療機器承認番号:22900BZX00186000)が7月1日付で本邦の保険適用となった旨を発表。製品販売開始は、7月10日を予定。Resolute Onyxは既存製品のResolute Integrityと比較して優れた通過性向上が期待できるという。
Resolute Onyxに新しく搭載されたCore Wire Technologyは、金属密度が高く放射線不透過性に優れたコア(プラチナ-イリジウム)をコバルト合金ワイヤーと組み合わせることで、屈曲病変における通過性の改善、優れた血管追従性、視認性の向上を実現させている。また、この技術により、ストラット厚が薄くなると共に、ラジアル強度維持にも成功している。Resolute Integrityより引き継がれたContinuous Sinusoid Technology (連続正弦波形状技術)は、1本のコバルト合金ワイヤーをらせん状に巻きつけることでステントを形成させるメドトロニック独自のステント製造技術で、連続した可動域が実現し、柔軟で優れた血管追従性や良好なステント圧着を可能する。
ステント径は2.25mmから4.0mm、長さは8mmから38mmまでの計52製品がそろい、2.5~2.75mm径のロングサイズ(34mmと38mm)が追加されるなど、豊富なサイズ展開が治療選択肢を広げ、複雑病変治療をサポートする。
(ケアネット 細田 雅之)