1.
第239回 「遺伝子治療」を正しく説明できる?~コロナワクチンを遺伝子組み換えと呼ぶなかれ
2024/11/29 バズった金曜日
第239回 「遺伝子治療」を正しく説明できる?~コロナワクチンを遺伝子組み換えと呼ぶなかれ
https://www.carenet.com/hihyofri/239.html
一般名 | ラメルテオン錠 |
---|---|
YJコード | 1190016F1024 |
剤型・規格 | 錠剤・8mg1錠 |
薬価 | 44.70円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
|
1.
第239回 「遺伝子治療」を正しく説明できる?~コロナワクチンを遺伝子組み換えと呼ぶなかれ
2024/11/29 バズった金曜日
第239回 「遺伝子治療」を正しく説明できる?~コロナワクチンを遺伝子組み換えと呼ぶなかれ
https://www.carenet.com/hihyofri/239.html
2.
最新 神経眼科エッセンスマスター-診察の基本と疾患別の診療の実際
2024/11/19 医学のしおり
最新 神経眼科エッセンスマスター-診察の基本と疾患別の診療の実際
https://www.carenet.com/store/book/cg004988_index.html
3.
帯状疱疹後神経痛、crisugabalinが有効
2024/10/30 医療一般
帯状疱疹後神経痛、crisugabalinが有効
https://www.carenet.com/news/general/carenet/59525
4.
第235回 第III相試験の壁高し~スタチンの多発性硬化症治療効果示せず
2024/10/08 バイオの火曜日
第235回 第III相試験の壁高し~スタチンの多発性硬化症治療効果示せず
https://www.carenet.com/hihyotue/235.html
5.
令和の熱血指導【Dr. 中島の 新・徒然草】(547)
2024/09/19 Dr.中島の新・徒然草
令和の熱血指導【Dr. 中島の 新・徒然草】(547)
https://www.carenet.com/report/nakajima/cg004410_547.html
不眠症における入眠困難の改善。(効能又は効果に関連する注意)ベンゾジアゼピン系薬剤等他の不眠症治療薬による前治療歴がある患者における本剤の有効性は確立していないので、これらの患者に本剤を投与する際には治療上の有益性と危険性を考慮し、必要性を十分に勘案した上で慎重に行うこと、並びに精神疾患(統合失調症、うつ病等)の既往又は合併のある患者における本剤の有効性及び安全性は確立していないので、これらの患者に本剤を投与する際には治療上の有益性と危険性を考慮し、必要性を十分に勘案した上で慎重に行うこと〔17.1.1-17.1.4参照〕。
通常、成人にはラメルテオンとして1回8mgを就寝前に経口投与する。(用法及び用量に関連する注意)7.1.本剤は、就寝の直前に服用させること。また、服用して就寝した後、睡眠途中において一時的に起床して仕事等をする可能性があるときには服用させないこと。7.2.食後投与では、空腹時投与に比べ本剤の血中濃度低下することがあるため、本剤は食事と同時又は食直後の服用は避けること〔16.2.1参照〕。
(禁忌)2.1.本剤の成分に対する過敏症の既往歴のある患者。2.2.高度肝機能障害患者〔9.3.1、16.6.2参照〕。2.3.フルボキサミンマレイン酸塩投与中の患者〔10.1、16.7.1参照〕。(重要な基本的注意)8.1.本剤の影響が翌朝以後に及び、眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。8.2.本剤の投与にあたっては、患者に対して生活習慣の改善を指導するとともに、投与開始2週間後を目処に入眠困難に対する有効性及び安全性を評価し、有用性が認められない場合には、投与中止を考慮し、漫然と投与しないこと。またその後も定期的に本剤の有効性及び安全性を評価した上で投与継続の要否を検討すること〔17.1.1-17.1.4参照〕。8.3.本剤の投与により、プロラクチン上昇があらわれることがあるので、月経異常、乳汁漏出又は性欲減退等が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.高度の睡眠時無呼吸症候群患者:これらの患者に対する使用経験がなく、安全性は確立していない〔17.3.1参照〕。9.1.2.脳器質的障害のある患者:これらの患者に対する使用経験がなく、安全性は確立していない。(肝機能障害患者)9.3.1.高度肝機能障害患者:投与しないこと(本剤は主に肝臓で代謝されるため、本剤の血中濃度が上昇するおそれがある)〔2.2、16.6.2参照〕。9.3.2.軽度から中等度肝機能障害患者:本剤は主に肝臓で代謝されるため、本剤の血中濃度が上昇するおそれがある〔16.6.2参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(ラットによる生殖試験(150mg/kg/日以上)において、胎仔横隔膜ヘルニア、胎仔骨格変異等の催奇形性がみられている)。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ラットでは乳汁中への移行が報告されている)。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(高齢者)患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(高齢者においては血中濃度が上昇するおそれがある)〔16.6.1参照〕。(相互作用)CYP1A2が本剤の代謝に関与する主な代謝酵素であり、CYP2Cサブファミリー及びCYP3A4もわずかに関与している。10.1.併用禁忌:フルボキサミンマレイン酸塩<ルボックス、デプロメール>〔2.3、16.7.1参照〕[本剤の最高血中濃度・AUCが顕著に上昇するとの報告があり、併用により本剤の作用が強くあらわれるおそれがある(本剤の主な肝薬物代謝酵素であるCYP1A2を強く阻害し、また、CYP2C9、CYP2C19及びCYP3A4に対する阻害作用の影響も考えられる)]。10.2.併用注意:1).CYP1A2阻害剤(キノロン系抗菌薬等)[本剤の作用が強くあらわれる可能性がある(フルボキサミンマレイン酸塩との併用で顕著な本剤の血中濃度上昇が報告されており、その他のCYP1A2阻害剤との併用においても、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。2).CYP2C9阻害剤(フルコナゾール(アゾール系抗真菌薬)等)〔16.7.2参照〕[本剤の作用が強くあらわれる可能性があり、フルコナゾールとの併用により本剤の最高血中濃度・AUCが上昇したとの報告がある(これらの薬剤の肝薬物代謝酵素阻害作用により、本剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇させる可能性がある)]。3).CYP3A4阻害剤(マクロライド系抗菌薬等、ケトコナゾール(アゾール系抗真菌薬)等)〔16.7.3参照〕[本剤の作用が強くあらわれる可能性があり、ケトコナゾール(経口:国内未発売)との併用により本剤の最高血中濃度・AUCが上昇したとの報告がある(これらの薬剤の肝薬物代謝酵素阻害作用により、本剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇させる可能性がある)]。4).CYP誘導剤(リファンピシン(結核治療薬)等)〔16.7.4参照〕[本剤の作用が減弱する可能性があり、リファンピシンとの併用により本剤の最高血中濃度・AUCが低下したとの報告がある(CYP3A4等の肝薬物代謝酵素を誘導することにより、本剤の代謝を促進し、血中濃度を減少させる可能性がある)]。5).アルコール(飲酒)[注意力・集中力・反射運動能力等の低下が増強することがある(アルコールが中枢神経抑制作用を示すため、本剤との相加作用が考えられる)]。(過量投与)13.1.処置過量投与時、血液透析は本剤の除去に有用ではないと考えられる〔16.6.3参照〕。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。(その他の注意)15.2.非臨床試験に基づく情報マウスに2年間強制経口投与した試験で、雄マウスの100mg/kg/日以上及び雌マウスの300mg/kg/日以上の群において肝腫瘍の発現増加がみられた。また、ラットに2年間強制経口投与した試験では、雄ラットにおいて250mg/kg/日以上の群で肝腫瘍及び良性精巣間細胞腫の発現増加がみられ、雌ラットでは60mg/kg/日以上の群において肝腫瘍の発現増加がみられた。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.アナフィラキシー(じん麻疹、血管浮腫等)(頻度不明)。11.2.その他の副作用1).精神神経系:(0.1~5%未満)めまい、頭痛、眠気、(頻度不明)悪夢。2).皮膚:(0.1~5%未満)発疹。3).消化器:(0.1~5%未満)便秘、悪心。4).内分泌:(頻度不明)プロラクチン上昇[一部の外国臨床試験(慢性不眠症患者、プラセボ対照6ヵ月長期投与試験)では、本剤群でプラセボ群と比べて有意なプロラクチン値上昇が認められ、副作用としての血中プロラクチン上昇も本剤群で多かった。一方、国内臨床試験では、内分泌機能検査を実施した一部の症例(慢性不眠症患者、6ヵ月間長期投与試験)でプロラクチン値の上昇が認められたものの、副作用としての血中プロラクチン上昇は認められず、国内での発現頻度は不明である]。5).その他:(0.1~5%未満)倦怠感、(頻度不明)自殺企図。
18.1作用機序ラメルテオンは、メラトニンMT1及びMT2受容体に対する高い親和性を有するメラトニン受容体アゴニストであり、ヒトメラトニンMT1及びMT2受容体に対する親和性(Ki値)はそれぞれ14.0pmol/L及び112pmol/L、フォルスコリン誘発cAMP生成反応を指標にしたアゴニスト活性のIC50値はそれぞれ21.2pmol/L及び53.4pmol/Lである。ラメルテオンはGABAA受容体をはじめとするGABA、セロトニン、ドパミン、ノルアドレナリン及びアセチルコリンなどの神経伝達物質受容体に対して、10μmol/Lの濃度で検出可能な親和性を示さない。18.2睡眠に対する作用カニクイザルの夜間睡眠に対する作用ではラメルテオン0.03mg/kg経口投与で浅いNREM睡眠及び徐波睡眠の潜時を有意に短縮し、総睡眠量を有意に増加させる。ネコの睡眠覚醒に対する作用ではラメルテオン0.001mg/kg経口投与で覚醒時間を短縮し、徐波睡眠時間を有意に増加させる。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第II相試験慢性不眠症患者65例(年齢:20~64歳、中央値42歳)を対象(ただし、精神疾患(統合失調症、うつ病等)、薬物依存等の既往がある患者は除外)とし、1日1回プラセボ、4mg、8mg、16mg、32mg注)を2日間投与した5剤5期クロスオーバー二重盲検比較試験の結果、「睡眠ポリグラフ検査による睡眠潜時」において、8mg群ではプラセボ群に比べ13.5分の短縮が認められている(p<0.05)。なお、8mg群において睡眠薬の前治療歴のある患者では18.0分の短縮、前治療歴のない患者では12.7分の短縮が認められている。副作用発現頻度は、8mg群で11.5%(7/61例)であった。主な副作用は、傾眠が4.9%(3/61例)及び頭痛NOSが3.3%(2/61例)であった。[5.、8.2参照]17.1.2国内第II/III相試験慢性不眠症患者1,130例(年齢:20~84歳、中央値50歳)を対象(ただし、過去12ヵ月に精神疾患(統合失調症、うつ病等)、薬物依存等の既往がある患者は除外)とし、1日1回プラセボ、4mg又は8mg注)を14日間投与後、それぞれ4mg、8mg、16mg注)に用量漸増しさらに14日間投与した二重盲検比較試験において、投与1週後の睡眠後調査票による自覚的睡眠潜時において、8mg群ではプラセボ群に比べ3.1分の短縮が認められたが、統計学的な有意差は認められなかった(p=0.0905)。なお、8mg群において睡眠薬の前治療歴のある患者では0.4分の延長、前治療歴のない患者では5.5分の短縮が認められた。副作用発現頻度は、8mgを14日間投与後、16mgを14日間投与した群で12.2%(46/378例)であった。主な副作用は、傾眠が3.7%(14/46例)、頭痛が1.6%(6/46例)及びγ‐グルタミルトランスフェラーゼ増加が0.8%(3/46例)であった。[5.、8.2参照]17.1.3国内第III相試験慢性不眠症患者971例(年齢:20~80歳、中央値36歳)を対象(ただし、過去12ヵ月に精神疾患(統合失調症、うつ病等)、薬物依存等の既往がある患者は除外)とした二重盲検比較試験において、投与1週後の睡眠日誌による自覚的睡眠潜時は本剤(8mg)群においてプラセボ群と比較して統計学的に有意に減少したが、投与2週後では有意差は認められなかった。--------------------------表開始--------------------------プラセボ群本剤群プラセボ群との差注)p値注)観察期評価例数482489--睡眠潜時(分)77.42±30.2277.13±30.81投与1週目評価例数481489-4.54[-7.23、-1.85]0.0010睡眠潜時(分)65.77±30.3661.07±30.65投与2週目評価例数478478-2.36[-5.25、0.53]0.1093睡眠潜時(分)59.62±29.1356.95±31.37平均値±標準偏差注)ベースライン値を共変量、薬剤群を要因とした共分散分析--------------------------表終了--------------------------副作用発現頻度は、8mg群で7.8%(38/489例)であった。主な副作用は、傾眠が3.1%(15/489例)、頭痛、浮動性めまい、倦怠感及び血中尿酸増加が各0.6%(3/489例)であった。[5.、8.2参照]17.1.4国内長期投与試験慢性不眠症患者190例(年齢:21~81歳、中央値47歳)を対象(ただし、過去12ヵ月に精神疾患(統合失調症、うつ病等)、薬物依存等の既往がある患者は除外)とした長期投与試験において、本剤8mgの投与により睡眠潜時の短縮は長期にわたり維持された。--------------------------表開始--------------------------評価時期観察期第1週第4週第12週第24週評価例数7474706660睡眠潜時(分)70.51±47.5854.35±37.3243.04±27.6437.42±27.3438.83±29.11平均値±標準偏差--------------------------表終了--------------------------副作用発現頻度は、8mg群で10.8%(8/74例)であった。主な副作用は、γ‐グルタミルトランスフェラーゼ増加が2.7%(2/74例)であった。[5.、8.2参照]17.3その他17.3.1臨床薬理試験(呼吸抑制に及ぼす影響)軽度又は中等度の閉塞性睡眠時無呼吸患者に対する16mg注)単回投与において、睡眠中の無呼吸低呼吸指数への影響は認められていない(外国人データ)。[9.1.1参照]注)承認用量は1回8mgである。