1.
最新 神経眼科エッセンスマスター-診察の基本と疾患別の診療の実際
2024/11/19 医学のしおり
最新 神経眼科エッセンスマスター-診察の基本と疾患別の診療の実際
https://www.carenet.com/store/book/cg004988_index.html
一般名 | リスジプラムシロップ用 |
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YJコード | 1190029R1028 |
剤型・規格 | 液剤・60mg1瓶 |
薬価 | 974463.70円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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1.
最新 神経眼科エッセンスマスター-診察の基本と疾患別の診療の実際
2024/11/19 医学のしおり
最新 神経眼科エッセンスマスター-診察の基本と疾患別の診療の実際
https://www.carenet.com/store/book/cg004988_index.html
2.
帯状疱疹後神経痛、crisugabalinが有効
2024/10/30 医療一般
帯状疱疹後神経痛、crisugabalinが有効
https://www.carenet.com/news/general/carenet/59525
3.
第235回 第III相試験の壁高し~スタチンの多発性硬化症治療効果示せず
2024/10/08 バイオの火曜日
第235回 第III相試験の壁高し~スタチンの多発性硬化症治療効果示せず
https://www.carenet.com/hihyotue/235.html
4.
令和の熱血指導【Dr. 中島の 新・徒然草】(547)
2024/09/19 Dr.中島の新・徒然草
令和の熱血指導【Dr. 中島の 新・徒然草】(547)
https://www.carenet.com/report/nakajima/cg004410_547.html
5.
わが国初のダニ媒介性脳炎予防ワクチン「タイコバック水性懸濁筋注」【最新!DI情報】第23回
2024/09/17 最新!DI情報
わが国初のダニ媒介性脳炎予防ワクチン「タイコバック水性懸濁筋注」【最新!DI情報】第23回
https://www.carenet.com/pharmacist/di/cg004391_023.html
脊髄性筋萎縮症(遺伝子検査により発症が予測されるものを除く)。(効能又は効果に関連する注意)5.1.遺伝子検査により、SMN1遺伝子の欠失又は変異を有し、SMN2遺伝子のコピー数が1以上であることが確認された患者に投与すること。5.2.SMN2遺伝子のコピー数が1の患者及びSMN2遺伝子のコピー数が5以上の患者における有効性及び安全性は確立していないので、これらの患者に投与する場合には、本剤投与のリスクとベネフィットを考慮した上で投与を開始し、患者の状態を慎重に観察すること。5.3.永続的な人工呼吸が導入された患者における有効性及び安全性は確立していないので、これらの患者に投与する場合には、患者の状態を慎重に観察し、定期的に有効性を評価し投与継続の可否を判断し、効果が認められない場合には投与を中止すること。5.4.早産児及び生後2カ月未満の乳児に対する有効性及び安全性は確立していない(1型脊髄性筋萎縮症患者を対象とした臨床試験は生後2カ月以上の正期産児を対象に実施され、薬物動態、有効性及び安全性が検討された)〔9.7.1、9.7.2、17.1.1参照〕。
通常、生後2カ月以上2歳未満の患者にはリスジプラムとして、0.2mg/kgを1日1回食後に経口投与する。通常、2歳以上の患者にはリスジプラムとして、体重20kg未満では0.25mg/kgを、体重20kg以上では5mgを1日1回食後に経口投与する。(用法及び用量に関連する注意)7.1.本剤が口腔内に残るのを防ぐため、本剤服用後に水を飲ませること。7.2.本剤と脊髄性筋萎縮症に対する他剤の併用について安全性及び有効性は確立していないので併用を避けること。
(禁忌)2.1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.本剤の投与は、脊髄性筋萎縮症の診断及び治療に十分な知識・経験を持つ医師のもとで行うこと。(特定の背景を有する患者に関する注意)(肝機能障害患者)9.3.1.重度肝機能障害<Child-Pugh分類C>のある患者:本剤の血中濃度が上昇するおそれがある(当該患者は臨床試験では除外されている)〔16.6.1参照〕。(生殖能を有する者)9.4.1.妊娠可能な女性:本剤投与開始前に妊娠していないことを確認し、妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後少なくとも1カ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること(動物実験で胚胎仔毒性が報告されている)〔9.5妊婦の項参照〕。9.4.2.パートナーが妊娠する可能性のある男性:パートナーの妊娠を希望する場合は休薬し、パートナーが妊娠する可能性のある男性には、本剤投与中及び最終投与後又は休薬後の少なくとも4カ月間においてバリア法(コンドーム)を用いて避妊する必要性について説明すること(動物実験(ラット及びカニクイザル)で雄の生殖器官における可逆的な所見(可逆的な精子変性、可逆的な精子数減少、可逆的な精子運動能力低下)が報告されており、また、遺伝毒性試験で小核誘発作用が認められている)〔15.2.2参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないことが望ましいが、妊婦に対して本剤を投与する必要がある場合には、胎児に対する潜在的なリスクについて明確に説明すること(動物実験において胎盤通過性(ラット)が認められ、臨床用量の3倍を超える曝露量で妊娠期間延長(ラット)、臨床用量の5倍を超える曝露量で胎仔重量低値及び胎仔骨格変異(ラット)、臨床用量の18倍を超える曝露量で胎仔形態異常(胎仔水頭症)及び胎仔内臓変異(ウサギ)が認められている。なお、ウサギにおける水頭症は、予備試験では臨床用量の3倍を超える曝露量で認められている)〔9.4.1参照〕。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で乳汁移行が認められている)。(小児等)9.7.1.早産児及び生後2カ月未満の乳児を対象とした臨床試験は実施していない〔5.4、17.1.1参照〕。9.7.2.早産児及び生後2カ月未満の乳児では血中濃度が上昇するおそれがある(ヒト肝ミクロソームを用いた試験において、年齢区分ごとのCYP3A4及びFMO3活性、並びに本剤の代謝能は0~6カ月児由来のミクロソームで最も低く、6カ月~2歳児で増加し、2~6歳児ではさらに増加を示した)〔5.4参照〕。(適用上の注意)14.1.薬剤調製時の注意14.1.1.溶液に調製してから患者へ交付すること。14.1.2.調製時には本剤を吸入しないよう注意し、また、手袋等を着用し、皮膚や粘膜に直接触れないようにすること(皮膚及び粘膜に本剤が付着した場合には石けんと水で十分に洗い流し、眼に付着した場合は水で洗浄すること)。14.1.3.調製方法:79mLの精製水を瓶に加えて施栓後、瓶内の粉末が溶解するまで、よく振り混ぜる。リスジプラムとして0.75mg/mLの溶液80mLとなる。14.1.4.調製した溶液は、凍結を避けて冷蔵庫(2~8℃)に保存し、本剤以外の容器に移し替えないこと。また、調製後64日以内に使用し、残液は廃棄すること。14.2.薬剤交付時の注意14.2.1.患者又は保護者等に対し次の点に注意するよう指導すること。・本剤に添付されている経口投与用ディスペンサーを使用して服用すること。・調合乳又は母乳に混合しないこと。・本剤は1日1回できるだけ同じ時刻に服用する(服用予定時刻に服用できなかった場合は、服用予定時刻から6時間以内であれば可能な限り速やかに服用し、6時間を超えた場合は翌日の服用予定時刻に1回分の用量を服用する)。・本剤を服用後に吐き出した場合は、追加で服用せず、翌日の服用予定時刻に1回分の用量を服用すること。・用量の変更は医師の指示に従うこと。・溶液は、凍結を避けて冷蔵庫(2~8℃)に保存し、本剤以外の容器に移し替えないこと。また、調製後64日以内に使用し、残液は使用しないこと。使用後は速やかに冷蔵庫(2~8℃)に戻して保存すること。やむを得ず溶液を冷蔵庫外で保存する場合には、40℃以下で保存し、累積5日(120時間)以内に使用することとし、40℃を超えて保存した場合、又は累積5日(120時間)を超えて保存した場合は使用しないこと。14.3.薬剤投与時の注意14.3.1.経口投与が困難な場合は経鼻又は胃瘻チューブを介して投与できる。(その他の注意)15.2.非臨床試験に基づく情報15.2.1.カニクイザル慢性毒性試験において、臨床用量の2倍を超える曝露量で非可逆的な網膜視細胞変性が認められた。15.2.2.遺伝毒性試験で小核誘発作用が認められたが、遺伝子突然変異誘発性及びDNA傷害性は認められなかった。また、rasH2トランスジェニックマウスにおいて、臨床用量の7倍を超える曝露量で発がん性は認められなかった〔9.4.2参照〕。(取扱い上の注意)20.1.高湿を避けて保存すること。20.2.遮光保存のため、本剤以外の容器に移し替えないこと。(保管上の注意)25℃以下で保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.2.その他の副作用1).感染症:(3%未満)上気道感染。2).消化器:(頻度不明)下痢、口腔内潰瘍形成。3).皮膚:(3%以上)発疹、(3%未満)皮膚変色。
18.1作用機序リスジプラムはSMN2mRNAの選択的スプライシングを特異的に修飾して機能性SMNタンパクの産生量を増加させる。18.2SMN2スプライシング修飾作用18.2.1リスジプラムは、invitroにおいて、SMAII型患者由来線維芽細胞及び健康被験者由来全血細胞におけるSMN2pre‐mRNAの選択的スプライシングを、エクソン7を欠いたSMN2Δ7mRNAの産生からエクソン7を含んだ完全長SMN2mRNAを産生する方向へシフトさせた。さらに、リスジプラムは、SMAII型患者由来線維芽細胞及びSMAII型患者のiPS細胞より誘導した運動神経細胞においてSMNタンパク量を増加させた。18.2.2リスジプラムは、内因性Smn1を遺伝的に欠損させ全長及びエクソン7欠失のヒトSMN2を導入することで重篤な神経筋機能の異常を呈し生存期間が生後3週間以下であるSMAモデルマウスにおいて、用量依存的に脳及び筋肉のSMNタンパク量を増加させた。また、リスジプラムは、モデルマウスの神経筋接合部の脱神経及び筋萎縮を抑制するとともに運動機能の保護作用を示し、生存期間の中央値が6カ月を超えるまで延長させた。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国際共同第II/III相試験(I型脊髄性筋萎縮症、FIREFISH試験)本試験は、用量設定を目的としたパート1と検証を目的としたパート2で構成される多施設共同非盲検試験である。パート2では、正期産で生まれ、生後3カ月以前に臨床症状を認めた生後2カ月以上7カ月以下のI型脊髄性筋萎縮症患者41例(うち日本人1例、SMN2遺伝子のコピー数は全例2コピー、登録時体重は4.1~10.6kg)を対象に、本剤(リスジプラムとして生後2カ月以上3カ月未満は0.04mg/kg、生後3カ月以上5カ月未満は0.08mg/kg、生後5カ月以上は0.2mg/kg)注1)を1日1回経口投与注2)により開始し、患者集団全体で目標曝露量注3)を達成するよう、各患者の薬物動態データを確認した上で0.2mg/kg(2歳未満)又は0.25mg/kg(2歳以上)まで漸増されたときの有効性及び安全性を検討した。パート2において、主要評価項目である12カ月後のBayleyScalesofInfantandToddlerDevelopment‐ThirdEdition(BSID‐III)の粗大運動スケールに基づく支えなしで坐位を5秒以上保持できる患者の割合(90%信頼区間)は29.3%(12/41例、17.8~43.1%)であり、事前に規定した5%の達成基準注4)を統計学的に有意に上回った(P<0.0001、有意水準片側0.05、exactbinomialtest)。副次的評価項目である長期人工呼吸管理を受けずに生存していた患者の割合は85.4%(35/41例、73.4~92.2%)であり、事前に規定した達成基準(42%)注4)を上回った。パート2の副作用発現頻度(最終登録患者が12カ月間の投与を完了した時点)は、41例中7例(17.1%)であった。主な副作用は、便秘2例(4.9%)、斑状丘疹状皮疹2例(4.9%)、皮膚変色2例(4.9%)であった。[5.4、9.7.1参照]17.1.2国際共同第II/III相試験(II型及びIII型脊髄性筋萎縮症、SUNFISH試験)本試験は、用量設定を目的としたパート1と検証を目的としたパート2で構成されるプラセボ対照多施設共同二重盲検比較試験である。パート1において、患者集団全体で目標曝露量注3)を達成するよう各患者の薬物動態データを確認した上でパート2の用量が決定された。パート2では、臨床症状を認める2歳以上25歳以下のII型及びIII型脊髄性筋萎縮症患者180例(うち日本人15例、SMN2遺伝子のコピー数は2コピーが4例、3コピーが157例、4コピーが18例、不明が1例)を対象に、本剤又はプラセボ(リスジプラムとして体重20kg未満は0.25mg/kg、20kg以上は5mg又はプラセボ)を1日1回食事とともに注5)経口投与したときの有効性及び安全性を比較した。パート2において、主要評価項目である12カ月後のMotorFunctionMeasure(MFM)32項目の合計スコアに基づくベースラインからの平均変化量(95%信頼区間)は、本剤群(120例)では1.36(0.61~2.11)、プラセボ群(60例)で-0.19(-1.22~0.84)であり、本剤群ではプラセボ群と比較し、統計学的に有意な運動機能の改善がみられた(P=0.0156、有意水準両側0.05、MixedModelRepeatedMeasures(MMRM)解析)。パート2の12カ月後の副作用発現頻度は、本剤群120例中16例(13.3%)、プラセボ群60例中6例(10.0%)であった。本剤群の主な副作用は、上気道感染2例(1.7%)、頭痛2例(1.7%)、悪心2例(1.7%)、口腔内潰瘍形成2例(1.7%)であった。注1)本剤の承認された用法・用量(生後2カ月以上2歳未満の患者)は、「リスジプラムとして0.2mg/kgを1日1回食後に経口投与」である。注2)母乳育児中の患者の場合は授乳後に投与することとされ、それ以外の患者の場合は食事とともに投与することとされた。注3)非臨床毒性試験の無毒性量に基づき平均AUC0-24h,ssとして2000ng・h/mLとされた。注4)各達成基準は未治療のI型脊髄性筋萎縮症患者の自然経過の複数の研究に基づき設定した。注5)本剤の承認された用法・用量(2歳以上の患者)は、「リスジプラムとして体重20kg未満では0.25mg/kgを、体重20kg以上では5mgを1日1回食後に経口投与」である。