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カルシニューリン阻害で免疫を抑制するループス腎炎治療薬「ルプキネス」【最新!DI情報】第27回
2024/11/19 最新!DI情報
カルシニューリン阻害で免疫を抑制するループス腎炎治療薬「ルプキネス」【最新!DI情報】第27回
https://www.carenet.com/pharmacist/di/cg004391_027.html
一般名 | ミノドロン酸水和物錠 |
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YJコード | 3999026F1034 |
剤型・規格 | 錠剤・1mg1錠 |
薬価 | 65.80円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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次世代のCAR-T細胞療法―治療効果を上げるための新たなアプローチ/日本血液学会
2024/11/08 医療一般
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子供の睡眠時間の目安は?
2024/10/28 患者説明用スライド
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骨粗鬆症。(効能又は効果に関連する注意)本剤の適用にあたっては、日本骨代謝学会の診断基準等を参考に、骨粗鬆症との診断が確定している患者を対象とすること。
通常、成人にはミノドロン酸水和物として1mgを1日1回、起床時に十分量(約180mL)の水(又はぬるま湯)とともに経口投与する。なお、服用後少なくとも30分は横にならず、飲食(水を除く)並びに他の薬剤の経口摂取も避けること。(用法及び用量に関連する注意)投与にあたっては次の点を患者に指導すること。7.1.本剤は水(又はぬるま湯)で服用すること。一緒に水以外の飲料(Ca・Mg等の含量の特に高いミネラルウォーターを含む)、食物及び他の薬剤と服用すると、吸収を妨げることがあるので、起床後、最初の飲食前に服用し、かつ服用後少なくとも30分は水以外の飲食を避ける。7.2.食道及び局所への副作用の可能性を低下させるため、速やかに胃内へと到達させることが重要である。服用に際しては、次の事項に注意すること。・口腔咽頭刺激の可能性があるので、本剤を噛んだり又は口中で溶かしたりしないこと。・十分量(約180mL)の水(又はぬるま湯)とともに服用し、服用後30分は横たわらないこと。・就寝時又は起床前に服用しないこと。
(禁忌)2.1.食道狭窄又はアカラシア(食道弛緩不能症)等の食道通過を遅延させる障害のある患者[本剤の食道通過が遅延することにより、食道局所における副作用発現の危険性が高くなる]。2.2.服用時に上体を30分以上起こしていることのできない患者。2.3.本剤の成分あるいは他のビスホスホネート系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者。2.4.低カルシウム血症の患者[血清カルシウム値が低下し低カルシウム血症の症状が悪化するおそれがある]〔11.1.6参照〕。2.5.妊婦又は妊娠している可能性のある女性〔9.5妊婦の項参照〕。(重要な基本的注意)8.1.上部消化管に関する副作用が報告されているので、これらの症状があらわれた場合は、本剤の服用を中止して診察を受けるよう指導すること〔11.1.1参照〕。8.2.患者の食事によるカルシウム、ビタミンDの摂取が不十分な場合は、カルシウム又はビタミンDを補給すること。ただし、カルシウム補給剤<服用>及びカルシウム含有製剤<服用>、アルミニウム含有製剤<服用>、マグネシウム含有製剤<服用>は、本剤の吸収を妨げることがあるので、服用時刻を変えて服用させること〔10.2参照〕。8.3.ビスホスホネート系薬剤による治療を受けている患者において、顎骨壊死・顎骨骨髄炎があらわれることがあり、報告された症例の多くが抜歯等の顎骨に対する侵襲的歯科処置や顎骨に対する局所感染に関連して発現しており、リスク因子としては、悪性腫瘍、化学療法、血管新生阻害薬治療、コルチコステロイド治療、放射線療法、口腔の不衛生、歯科処置の既往等が知られている。本剤の投与開始前は口腔内の管理状態を確認し、必要に応じて、患者に対し適切な歯科検査を受け、侵襲的な歯科処置をできる限り済ませておくよう指導すること。本剤投与中に侵襲的な歯科処置が必要になった場合には本剤の休薬等を考慮すること。また、口腔内を清潔に保つこと、定期的な歯科検査を受けること、歯科受診時に本剤の使用を歯科医師に告知して侵襲的な歯科処置はできる限り避けることなどを患者に十分説明し、異常が認められた場合には、直ちに歯科・口腔外科を受診するように指導すること〔11.1.2参照〕。8.4.ビスホスホネート系薬剤を使用している患者において、外耳道骨壊死が発現したとの報告があり、これらの報告では、耳感染や耳外傷に関連して発現した症例も認められることから、外耳炎、耳漏、耳痛等の症状が続く場合には、耳鼻咽喉科を受診するよう指導すること〔11.1.3参照〕。8.5.ビスホスホネート系薬剤を長期使用している患者において、非外傷性大腿骨転子下非定型骨折又は軽微な外力による大腿骨転子下非定型骨折、非外傷性近位大腿骨骨幹部非定型骨折又は軽微な外力による近位大腿骨骨幹部非定型骨折、非外傷性近位尺骨骨幹部非定型骨折又は軽微な外力による近位尺骨骨幹部非定型骨折等の非定型骨折が発現したとの報告がある。これらの報告では、完全骨折が起こる数週間から数カ月前に大腿部痛、鼠径部痛、前腕部痛等の前駆痛が認められている報告もあることから、このような症状が認められた場合には、X線検査等を行い、適切な処置を行うこと。また、両側性の骨折が生じる可能性があることから、片側非定型骨折が起きた場合には、反対側の部位の症状等を確認し、X線検査を行うなど、慎重に観察すること(X線検査時には骨皮質の肥厚等、特徴的な画像所見がみられており、そのような場合には適切な処置を行うこと)〔11.1.4参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.嚥下困難、食道炎、胃炎、十二指腸炎、又は上部消化管潰瘍等の上部消化管障害がある患者:上部消化管粘膜に対し、刺激作用を示すことがあるので基礎疾患を悪化させるおそれがある〔11.1.1参照〕。(腎機能障害患者)9.2.1.重篤な腎障害のある患者(1).重篤な腎障害のある患者:排泄が遅延するおそれがある。(2).重篤な腎障害のある患者:国内の医療情報データベースを用いた疫学調査において、骨粗鬆症の治療にビスホスホネート系薬剤を使用した腎機能障害患者のうち、特に、高度腎機能障害患者(eGFRが30mL/min/1.73㎡未満)で、腎機能が正常の患者と比較して低カルシウム血症(補正血清カルシウム値が8mg/dL未満)のリスクが増加したとの報告がある〔11.1.6参照〕。(生殖能を有する者)妊娠する可能性のある女性へは、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(ビスホスホネート系薬剤は骨基質に取り込まれた後に全身循環へ徐々に放出される。全身循環への放出量はビスホスホネート系薬剤の投与量・期間に相関する。ビスホスホネート系薬剤の中止から妊娠までの期間と危険性との関連は明らかではない)。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと(他のビスホスホネート系薬剤と同様、生殖試験(ラット)において、低カルシウム血症による分娩障害の結果と考えられる母動物死亡並びに出生率低下等がみられている)〔2.5参照〕。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(母動物(ラット)へ投与した場合、乳汁中に移行することが示されている)。(小児等)小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。(相互作用)10.2.併用注意:水以外の飲料、食物(特に牛乳や乳製品のような高カルシウム含有飲食物)、多価陽イオン含有製剤<服用>(カルシウムイオン含有製剤<服用>、鉄イオン含有製剤<服用>、マグネシウムイオン含有製剤<服用>、アルミニウムイオン含有製剤<服用>等)(ミネラル入りビタミン剤<服用>、多価陽イオン含有制酸剤<服用>等)〔8.2参照〕[同時に服用すると本剤の吸収に影響を与えるおそれがあるので、本剤の服用後少なくとも30分はこれらの飲食物や薬剤を摂取・服用しないよう、患者を指導すること(本剤は多価陽イオンと錯体を形成することがあるので、併用すると本剤の吸収を低下させる)]。(過量投与)13.1.症状過量投与時、低カルシウム血症、上部消化管障害(胃不調、胸やけ、食道炎、胃炎、又は胃潰瘍等)が発現する可能性がある。13.2.処置過量投与時には、吸収を抑えるために、多価陽イオンを含有する制酸剤あるいは牛乳を投与する。また、過量投与時、未吸収薬剤を除去するために胃洗浄を考慮する。なお、過量投与時、低カルシウム血症には必要に応じて、カルシウムの静脈内投与等の処置を行う。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.上部消化管障害:十二指腸潰瘍(0.3%)、胃潰瘍(0.1%)等の上部消化管障害があらわれることがある〔8.1、9.1.1参照〕。11.1.2.顎骨壊死・顎骨骨髄炎(頻度不明)〔8.3参照〕。11.1.3.外耳道骨壊死(頻度不明)〔8.4参照〕。11.1.4.大腿骨転子下非定型骨折、近位大腿骨骨幹部非定型骨折、近位尺骨骨幹部非定型骨折等の非定型骨折(頻度不明)〔8.5参照〕。11.1.5.肝機能障害、黄疸:AST上昇、ALT上昇等を伴う肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)があらわれることがある。11.1.6.低カルシウム血症:痙攣、テタニー、しびれ、失見当識、QT延長等を伴う低カルシウム血症(頻度不明)があらわれることがある〔2.4、9.2.1参照〕。11.2.その他の副作用1).過敏症:(1%未満)発疹、そう痒、アレルギー性皮膚炎。2).消化器:(1~5%未満)胃部不快感・腹部不快感、腹痛、胃炎、(1%未満)逆流性食道炎、悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹部膨満、消化不良、食欲不振、口内炎、口唇炎、(頻度不明)口渇、歯肉痛、口の錯感覚。3).血液:(1%未満)白血球減少、赤血球減少、血小板減少、単球増加。4).肝臓:(1%未満)AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、ビリルビン上昇、アルカリホスファターゼ上昇、LDH上昇。5).腎臓:(1%未満)BUN上昇、尿酸上昇、クレアチニン上昇。6).筋・骨格系:(1~5%未満)血中カルシウム減少、(1%未満)アルカリホスファターゼ減少、CK上昇、(頻度不明)筋痛・骨格痛(関節痛、背部痛、筋肉痛、四肢痛、疼痛、骨痛等)。7).精神神経系:(1%未満)しびれ、坐骨神経痛、めまい、(頻度不明)頭痛。8).その他:(1%未満)胸痛、コレステロール増加、脱毛、膀胱炎、副鼻腔炎、倦怠感、血圧上昇、血中リン上昇、血中リン減少、(頻度不明)顔面浮腫、発熱。
18.1作用機序次の結果より、ミノドロン酸水和物は破骨細胞内でファルネシルピロリン酸合成酵素を阻害し、破骨細胞の骨吸収機能を抑制することにより、骨代謝回転を低下させると考えられる。・ラットに投与すると破骨細胞に取り込まれる。・ファルネシルピロリン酸合成酵素を阻害する(invitro)。・ウサギ破骨細胞培養系において、破骨細胞数を減少させる(invitro)。18.2薬理作用18.2.1骨吸収抑制作用ウサギ破骨細胞培養系において、骨からのI型コラーゲン架橋C‐テロペプチド遊離を抑制する(invitro)。18.2.2骨粗鬆症モデル動物における作用(1)ラット卵巣摘出モデルにおいて、尿中デオキシピリジノリン濃度の上昇を抑制し、骨密度及び骨強度の低下を抑制する。(2)カニクイザル卵巣摘出モデルにおいて、尿中I型コラーゲン架橋N‐テロペプチド及びデオキシピリジノリン濃度の上昇を抑制する。また、骨密度及び骨強度の低下を抑制し、骨密度と骨強度には正の相関関係が認められる。(3)ラットステロイド誘発モデルにおいて、尿中デオキシピリジノリン濃度の上昇を抑制し、骨密度及び骨強度の低下を抑制する。(4)ラット不動化モデルにおいて、骨密度の低下を抑制する。18.2.3骨石灰化に及ぼす影響正常ラットにおいて、骨量を増加させる用量の100倍量まで、石灰化障害は認められていない。また、ラット及びカニクイザル卵巣摘出モデルにおいて、類骨幅の増大は認められていない。18.2.4骨折治癒に及ぼす影響ラット腓骨骨折モデルにおいて、臨床用量の約1.5倍以上の用量で仮骨の吸収を遅延させたが、臨床用量の約15倍の用量まで骨強度の低下は認められていない。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1骨密度試験退行期骨粗鬆症患者を対象とした48週間の第III相二重盲検試験※1)(骨密度試験)において、本剤群(122例)の腰椎平均骨密度の変化率±標準偏差は5.964±3.5875%(最終評価時※2))であり、本剤の骨密度増加効果が確認された。大腿骨近位部total骨密度の変化率±標準偏差は3.575±3.4755%(最終評価時※2))であり、本剤の骨密度増加効果が確認された。また、本剤は骨吸収マーカー(尿中I型コラーゲン架橋N‐テロペプチド:尿中NTX)を低下させ、骨吸収抑制作用を示すことが確認された。--------------------------表開始--------------------------投与期間腰椎平均骨密度[変化率]±標準偏差投与12週後3.266±3.3945%(121例)投与24週後4.585±3.5962%(121例)投与36週後5.483±3.1280%(120例)投与48週後6.028±3.6031%(119例)最終評価時※2)5.964±3.5875%(122例)※2)投与48週後又は投与中止時の時点--------------------------表終了--------------------------※1)基礎治療薬として1日1回夕食後にカルシウムとして208mgを経口投与※2)投与48週後又は投与中止時の時点安全性評価対象となった134例中28例(20.9%)に副作用(臨床検査値の異常を含む)が認められた。主な副作用は、胃不快感7例(5.2%)、上腹部痛5例(3.7%)、血中クレアチニンホスホキナーゼ増加4例(3.0%)であった。17.1.2骨折試験退行期骨粗鬆症患者を対象とした2年間の第III相二重盲検試験※3)(骨折試験)において、本剤群及びプラセボ群の椎体骨折発生率(累積)はそれぞれ10.4%、24.0%であり(相対リスク減少率59%)、プラセボに対して有意な骨折防止効果が確認された(Log‐rank検定:p<0.0001)。--------------------------表開始--------------------------本剤群(n=339)プラセボ群(n=328)椎体骨折発生率(累積)※4)10.4%24.0%新規椎体骨折発生率(累積)※5)7.8%18.5%投与24週後以降の椎体骨折発生率(累積)※4)4.7%16.6%※4)新規骨折+既存椎体骨折の増悪※5)新規骨折のみ--------------------------表終了--------------------------※3)基礎治療薬として1日1回夕食後にカルシウムとして600mg及びビタミンD3として200IUを経口投与また、2年間投与による本剤群(83例)の腰椎平均骨密度の変化率±標準偏差は8.267±5.3360%(最終評価時※6))で、プラセボに対して有意に大きかった(t検定:p<0.0001)。安全性評価対象となった354例中57例(16.1%)に副作用(臨床検査値の異常を含む)が認められた。主な副作用は、胃不快感14例(4.0%)、上腹部痛8例(2.3%)、胃炎7例(2.0%)であった。更に1年間延長して実施された継続試験において、3年間投与による本剤群(194例)の椎体骨折発生率(累積)は、12.4%であった。3年間投与時の1年毎の椎体骨折発生率(累積)は1年目6.7%、2年目3.6%、3年目3.2%であった。3年間投与による本剤群(56例)の腰椎平均骨密度の変化率±標準偏差は10.271±5.9692%(最終評価時※7))であった。骨折試験開始から継続試験終了までの3年間において安全性評価対象となった219例中26例(11.9%)に副作用(臨床検査値の異常を含む)が認められた。主な副作用は、胃炎6例(2.7%)、胃不快感5例(2.3%)、上腹部痛4例(1.8%)であった。※6)投与104週後又は投与中止時の時点※7)投与156週後又は投与中止時の時点臨床試験において本剤を投与された男性患者は、前期第II相試験の1例(1.5mg投与群)であった。(注)本剤の承認された用量は「1mgを1日1回、経口投与する。」である。