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カルシニューリン阻害で免疫を抑制するループス腎炎治療薬「ルプキネス」【最新!DI情報】第27回
2024/11/19 最新!DI情報
カルシニューリン阻害で免疫を抑制するループス腎炎治療薬「ルプキネス」【最新!DI情報】第27回
https://www.carenet.com/pharmacist/di/cg004391_027.html
一般名 | ダルベポエチンアルファ(遺伝子組換え)キット(2) |
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YJコード | 3999454G8020 |
剤型・規格 | キット類・120μg0.5mL1筒 |
薬価 | 6969.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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2.
次世代のCAR-T細胞療法―治療効果を上げるための新たなアプローチ/日本血液学会
2024/11/08 医療一般
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子供の睡眠時間の目安は?
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腎性貧血。(効能又は効果に関連する注意)5.1.本剤の投与は貧血症に伴う日常生活活動の支障が認められる患者に限定すること。なお、投与初期における投与対象は、血液透析患者ではヘモグロビン濃度で10g/dL(ヘマトクリット値で30%)未満を目安とし、活動性の高い比較的若年の血液透析患者、腹膜透析患者及び保存期慢性腎臓病患者ではヘモグロビン濃度で11g/dL(ヘマトクリット値で33%)未満を目安とする。5.2.本剤の投与に際しては、腎性貧血であることを確認し、他の貧血症(失血性貧血、汎血球減少症等)には投与しないこと。
6.1.血液透析患者・初回用量成人:通常、成人にはダルベポエチンアルファ(遺伝子組換え)[ダルベポエチンアルファ後続2]として、週1回20μgを静脈内投与する。小児:通常、小児にはダルベポエチンアルファ(遺伝子組換え)[ダルベポエチンアルファ後続2]として、週1回0.33μg/kg(最高20μg)を静脈内投与する。・エリスロポエチン(エポエチンアルファ(遺伝子組換え)、エポエチンベータ(遺伝子組換え)等)製剤からの切替え初回用量成人:通常、成人にはダルベポエチンアルファ(遺伝子組換え)[ダルベポエチンアルファ後続2]として、週1回15~60μgを静脈内投与する。・維持用量成人:貧血改善効果が得られたら、通常、成人にはダルベポエチンアルファ(遺伝子組換え)[ダルベポエチンアルファ後続2]として、週1回15~60μgを静脈内投与する。週1回投与で貧血改善が維持されている場合には、その時点での1回の投与量の2倍量を開始用量として、2週に1回投与に変更し、2週に1回30~120μgを静脈内投与することができる。小児:貧血改善効果が得られたら、通常、小児にはダルベポエチンアルファ(遺伝子組換え)[ダルベポエチンアルファ後続2]として、週1回5~60μgを静脈内投与する。週1回投与で貧血改善が維持されている場合には、その時点での1回の投与量の2倍量を開始用量として、2週に1回投与に変更し、2週に1回10~120μgを静脈内投与することができる。なお、いずれの場合も貧血症状の程度、年齢等により適宜増減するが、最高投与量は、1回180μgとする。6.2.腹膜透析患者及び保存期慢性腎臓病患者・初回用量成人:通常、成人にはダルベポエチンアルファ(遺伝子組換え)[ダルベポエチンアルファ後続2]として、2週に1回30μgを皮下又は静脈内投与する。小児:通常、小児にはダルベポエチンアルファ(遺伝子組換え)[ダルベポエチンアルファ後続2]として、2週に1回0.5μg/kg(最高30μg)を皮下又は静脈内投与する。・エリスロポエチン(エポエチンアルファ(遺伝子組換え)、エポエチンベータ(遺伝子組換え)等)製剤からの切替え初回用量成人:通常、成人にはダルベポエチンアルファ(遺伝子組換え)[ダルベポエチンアルファ後続2]として、2週に1回30~120μgを皮下又は静脈内投与する。小児:通常、小児にはダルベポエチンアルファ(遺伝子組換え)[ダルベポエチンアルファ後続2]として、2週に1回10~60μgを皮下又は静脈内投与する。・維持用量成人:貧血改善効果が得られたら、通常、成人にはダルベポエチンアルファ(遺伝子組換え)[ダルベポエチンアルファ後続2]として、2週に1回30~120μgを皮下又は静脈内投与する。2週に1回投与で貧血改善が維持されている場合には、その時点での1回の投与量の2倍量を開始用量として、4週に1回投与に変更し、4週に1回60~180μgを皮下又は静脈内投与することができる。小児:貧血改善効果が得られたら、通常、小児にはダルベポエチンアルファ(遺伝子組換え)[ダルベポエチンアルファ後続2]として、2週に1回5~120μgを皮下又は静脈内投与する。2週に1回投与で貧血改善が維持されている場合には、その時点での1回の投与量の2倍量を開始用量として、4週に1回投与に変更し、4週に1回10~180μgを皮下又は静脈内投与することができる。なお、いずれの場合も貧血症状の程度、年齢等により適宜増減するが、最高投与量は、1回180μgとする。(用法及び用量に関連する注意)7.1.貧血改善効果の目標値は学会のガイドライン等、最新の情報を参考にすること。7.2.小児の初回用量7.2.1.血液透析患者:通常、小児には次を参考に、ダルベポエチンアルファ(遺伝子組換え)[ダルベポエチンアルファ後続2]として、週1回5~20μgを静脈内投与する。1).体重30kg未満:本剤投与量5μg。2).体重30kg以上40kg未満:本剤投与量10μg。3).体重40kg以上60kg未満:本剤投与量15μg。4).体重60kg以上:本剤投与量20μg。7.2.2.腹膜透析患者及び保存期慢性腎臓病患者:通常、小児には次を参考に、ダルベポエチンアルファ(遺伝子組換え)[ダルベポエチンアルファ後続2]として、2週に1回5~30μgを皮下又は静脈内投与する。1).体重20kg未満:本剤投与量5μg。2).体重20kg以上30kg未満:本剤投与量10μg。3).体重30kg以上40kg未満:本剤投与量15μg。4).体重40kg以上60kg未満:本剤投与量20μg。5).体重60kg以上:本剤投与量30μg。7.3.切替え初回用量次の患者には次を参考に、切替え前のエリスロポエチン製剤投与量から本剤の投与量及び投与頻度を決定し、切り替えること。なお、小児に対して1回3μg/kgを超えて投与する場合、慎重に投与すること(小児に対して1回3μg/kgを超える使用経験はない)。・エリスロポエチン製剤が週2回あるいは週3回投与されている患者切替え前1週間のエリスロポエチン製剤投与量を合計し、次を参考に本剤の初回用量を決定し、週1回から投与を開始する。・エリスロポエチン製剤が週1回あるいは2週に1回投与されている患者切替え前2週間のエリスロポエチン製剤投与量を合計し、次を参考に本剤の初回用量を決定し、2週に1回から投与を開始する。1).切替え前1週間あるいは2週間(小児は切替え前2週間)のエリスロポエチン製剤投与量の合計3000IU未満:(本剤投与量)成人15μg;小児10μg。2).切替え前1週間あるいは2週間(小児は切替え前2週間)のエリスロポエチン製剤投与量の合計3000IU:(本剤投与量)成人・小児15μg。3).切替え前1週間あるいは2週間(小児は切替え前2週間)のエリスロポエチン製剤投与量の合計4500IU:(本剤投与量)成人・小児20μg。4).切替え前1週間あるいは2週間(小児は切替え前2週間)のエリスロポエチン製剤投与量の合計6000IU:(本剤投与量)成人・小児30μg。5).切替え前1週間あるいは2週間(小児は切替え前2週間)のエリスロポエチン製剤投与量の合計9000IU:(本剤投与量)成人・小児40μg。6).切替え前1週間あるいは2週間(小児は切替え前2週間)のエリスロポエチン製剤投与量の合計12000IU:(本剤投与量)成人・小児60μg。7.4.投与量調整投与初期にヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値に適度な上昇がみられなかった場合や、維持投与期にヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値が2週連続して目標範囲から逸脱した場合など、用量調整が必要な場合には、次を参考に投与量を増減すること。なお、増量する場合には原則として1段階ずつ行うこと。また、小児に対して1回3μg/kgを超えて投与する場合、慎重に投与すること。[成人(皮下投与時)の投与量調整]1).段階1:本剤投与量15μg。2).段階2:本剤投与量30μg。3).段階3:本剤投与量60μg。4).段階4:本剤投与量90μg。5).段階5:本剤投与量120μg。6).段階6:本剤投与量180μg。[成人(静脈内投与時)及び小児(皮下又は静脈内投与時)の投与量調整]1).段階1:本剤投与量5μg。2).段階2:本剤投与量10μg。3).段階3:本剤投与量15μg。4).段階4:本剤投与量20μg。5).段階5:本剤投与量30μg。6).段階6:本剤投与量40μg。7).段階7:本剤投与量50μg。8).段階8:本剤投与量60μg。9).段階9:本剤投与量80μg。10).段階10:本剤投与量100μg。11).段階11:本剤投与量120μg。12).段階12:本剤投与量140μg。13).段階13:本剤投与量160μg。14).段階14:本剤投与量180μg。7.5.投与間隔変更時7.5.1.本剤の投与間隔を変更する際には投与間隔を延長する前のヘモグロビン濃度又はヘマトクリット値の推移を十分に観察し、同一投与量でヘモグロビン濃度又はヘマトクリット値が安定した推移を示していることを確認した上で週1回から2週に1回又は2週に1回から4週に1回に変更すること。投与間隔変更後にはヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値の推移を確認し、適宜調整を行うこと。7.5.2.1回あたり180μgを投与してもヘモグロビン濃度が目標範囲に達しないあるいはヘマトクリット値が目標範囲に達しない場合には、投与量を1/2とし、投与頻度を2週に1回から週1回あるいは4週に1回から2週に1回に変更すること。
(禁忌)本剤の成分又はエリスロポエチン製剤に過敏症の患者。(重要な基本的注意)8.1.本剤投与により抗エリスロポエチン抗体産生を伴う赤芽球癆があらわれることがあるので、本剤投与中に貧血の改善がない、あるいは貧血が悪化する場合等は抗エリスロポエチン抗体産生を伴う赤芽球癆を疑うこと〔11.1.6参照〕。8.2.本剤の効果発現には鉄の存在が重要であり、鉄欠乏時には鉄剤の投与を行うこと。8.3.ショック等の反応を予測するため十分な問診をし、投与に際しては、必ずショック等に対する救急処置のとれる準備をしておくこと。また、投与開始から投与終了後まで、患者を安静な状態に保たせ、十分な観察を行う(特に、投与開始直後は注意深く観察する)。なお、投与開始時あるいは休薬後の初回投与時には、本剤の少量を静脈内あるいは皮内に注入し、異常反応の発現しないことを確認後、全量を投与することが望ましい〔11.1.5参照〕。8.4.本剤投与中は、ヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値を定期的に観察し、学会のガイドライン等、最新の情報を参考にして、必要以上の造血作用(血液透析患者においてはヘモグロビン濃度で12g/dL超あるいはヘマトクリット値で36%超を目安とする)があらわれないように十分注意すること。腎性貧血の治療におけるヘモグロビン濃度に関連して、次の臨床試験成績が報告されている。・心不全や虚血性心疾患を合併する血液透析患者において、目標ヘモグロビン濃度を14g/dL(ヘマトクリット値42%)に維持した群では、10g/dL(ヘマトクリット値30%)前後に維持した群に比べて死亡率が高い傾向が示されたとの報告がある。・保存期慢性腎臓病患者における腎性貧血に対する赤血球造血刺激因子製剤による治療について、目標ヘモグロビン濃度を13.5g/dLに設定した患者では、11.3g/dLに設定した患者に比較して、有意に死亡及び心血管系障害の発現頻度が高いことが示されたとの報告がある。・2型糖尿病で腎性貧血を合併している保存期慢性腎臓病患者において、目標ヘモグロビン濃度を13.0g/dLに設定して赤血球造血刺激因子製剤が投与された患者とプラセボが投与された患者(ヘモグロビン濃度が9.0g/dLを下回った場合に赤血球造血刺激因子製剤を投与)を比較したところ、赤血球造血刺激因子製剤群ではプラセボ群に比較して有意に脳卒中の発現頻度が高いことが示されたとの報告がある。8.5.本剤投与開始時及び用量変更時には、ヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値が目標範囲に到達し、安定するまでは週1回から2週に1回程度ヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値を確認すること(必要以上の造血作用を認めた場合は、休薬等の適切な処置をとること)。8.6.本剤投与により血圧上昇を認める場合があり、また、高血圧性脳症が報告されているので、血圧、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値等の推移に十分注意しながら投与し、特に、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値は徐々に上昇させるよう注意すること。また、本剤は持続型製剤であり、エリスロポエチン製剤と比較して造血作用が長時間持続し、臨床試験において、投与中止後もヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値の低下に時間を要する症例が認められていることから、ヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値が回復するまで観察を十分に行うこと〔9.1.2、11.1.4参照〕。8.7.本剤投与により高カリウム血症を認める場合があるので、食事管理を適切に行うこと。8.8.血液透析患者においては、本剤投与によりシャントの閉塞や血液透析装置内の残血を認める場合があるので、シャントの血流量や血液透析装置内の血流量には十分注意すること(このような場合にはシャントの再造設、抗凝固剤の増量等の適切な処置をとること)。8.9.保存期慢性腎臓病患者に対し本剤を投与する場合には、次の点を考慮すること。・保存期慢性腎臓病患者に対し本剤を投与する場合には、水分の調節が困難であるので、水分量と電解質の収支及び腎機能並びに血圧等の観察を十分行うこと。・保存期慢性腎臓病患者に対し本剤を投与する場合には、慢性腎臓病の進展に伴い、本剤の貧血改善効果が減弱する可能性があるので、本剤投与中は血清クレアチニン濃度やクレアチニンクリアランス等の経過を適宜観察し、増量あるいは投与中止等の適切な処置をとること。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.心筋梗塞、肺梗塞、脳梗塞等の患者、又はその既往歴を有し血栓塞栓症を起こすおそれのある患者:観察を十分に行うこと(血液粘稠度が上昇するとの報告があり、血栓塞栓症を増悪あるいは誘発するおそれがある)〔11.1.1、11.1.7参照〕。9.1.2.高血圧症の患者:血圧上昇を認める場合があり、また、高血圧性脳症があらわれるおそれがある〔8.6、11.1.4参照〕。9.1.3.薬物過敏症の既往歴のある患者。9.1.4.アレルギー素因のある患者。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ラット及びウサギ)で胎仔発育遅延・出生仔発育遅延が報告されている)。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている)。(小児等)9.7.1.低出生体重児、新生児、乳児又は2歳未満の幼児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。(高齢者)本剤の投与に際しては血圧及びヘモグロビン濃度あるいはヘマトクリット値等を頻回に測定し、投与量又は投与回数を適宜調節すること(一般に高齢者では生理機能が低下しており、また高血圧症等の循環器系疾患を合併することが多い)。(適用上の注意)14.1.薬剤調製時の注意他剤との混注を行わないこと。14.2.薬剤投与時の注意プランジャーロッドの無理な操作はしないこと。またバックストップは、投与終了後まで外さないこと。(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報15.1.1.がん化学療法又は放射線療法による貧血<本邦では承認外>患者に赤血球造血刺激因子製剤を投与することにより生存期間短縮が認められたとの報告がある。15.1.2.放射線療法による貧血<本邦では承認外>患者に赤血球造血刺激因子製剤を投与することにより、腫瘍進展又は腫瘍局所再発のリスクが増加したとの報告がある。15.1.3.プラセボを投与されたがん化学療法による貧血<本邦では承認外>患者に比べて赤血球造血刺激因子製剤の治療を受けた患者で血栓塞栓症の発現頻度が高いことが臨床試験にて示されたとの報告がある。15.1.4.がん化学療法又は放射線療法を受けていないがんに伴う貧血<本邦では承認外>患者に赤血球造血刺激因子製剤を投与した臨床試験で、プラセボを投与した患者に比べて死亡率が高いことが示されたとの報告がある。(取扱い上の注意)20.1.できるだけ使用直前までブリスター包装からシリンジを取り出さないこと。外箱開封後は遮光して保存すること。20.2.シリンジ先端部のフィルム・チップキャップが外れている、またはシリンジの破損等の異常が認められるときは使用しないこと。(保管上の注意)2~8℃に保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.脳梗塞(0.8%)〔9.1.1参照〕。11.1.2.脳出血(0.1%)。11.1.3.肝機能障害、黄疸(0.1%):AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。11.1.4.高血圧性脳症(0.1%未満*)〔8.6、9.1.2参照〕。11.1.5.ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):ショック、アナフィラキシー(じん麻疹、呼吸困難、口唇浮腫、咽頭浮腫等)があらわれることがある〔8.3参照〕。11.1.6.赤芽球癆(頻度不明):抗エリスロポエチン抗体産生を伴う赤芽球癆があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと(また、エリスロポエチン製剤への切替えは避けること)〔8.1参照〕。11.1.7.心筋梗塞、肺梗塞(各0.1%未満*)〔9.1.1参照〕。*:発現頻度はネスプ注射液プラシリンジの特定使用成績調査に基づく。11.2.その他の副作用1).循環器:(1%以上)血圧上昇(16.2%)、(0.5~1%未満)不整脈、(0.5%未満)狭心症・心筋虚血、透析時低血圧、動悸、閉塞性動脈硬化症。2).皮膚:(0.5~1%未満)皮膚そう痒症、発疹。3).肝臓:(1%以上)肝機能異常(Al-P上昇、γ-GTP上昇、AST上昇、ALT上昇、ビリルビン上昇)、(0.5%未満)胆嚢ポリープ。4).代謝:(0.5%未満)血清カリウム上昇、尿酸上昇、貯蔵鉄減少、血中リン上昇、食欲減退、二次性副甲状腺機能亢進症。5).血液:(0.5~1%未満)好酸球増多、血小板減少、(0.5%未満)リンパ球減少、白血球減少、白血球増多。6).腎臓・泌尿器:(0.5~1%未満)腎機能低下(BUN上昇、クレアチニン上昇等)、(0.5%未満)血尿。7).消化器:(0.5%未満)腹痛、嘔気・嘔吐、胃炎、十二指腸炎。8).感覚器:(1%以上)頭痛、倦怠感、(0.5%未満)めまい、不眠症、味覚異常、感音性難聴。9).眼:(0.5%未満)硝子体出血、結膜炎。10).その他:(1%以上)シャント血栓・シャント閉塞、LDH上昇、(0.5%未満)透析回路内残血、筋骨格痛、シャント部疼痛、発熱、胸部不快感、浮腫、止血不良、糖尿病性壊疽、(頻度不明)熱感・ほてり感。
18.1作用機序ダルベポエチンアルファは、エリスロポエチン受容体に結合し、ヒト骨髄造血前駆細胞に対して後期赤芽球系前駆細胞(CFU‐E)及び前期赤芽球系前駆細胞(BFU‐E)由来のコロニー形成を濃度依存的に促進させる(invitro)。〈本剤〉18.2エリスロポエチン受容体への結合親和性本剤のエリスロポエチン受容体への結合親和性は、先行バイオ医薬品と類似していた(invitro)。18.3エリスロポエチン依存性細胞の増殖に対する作用本剤のヒト白血病細胞株F‐36Eに対する増殖能は、先行バイオ医薬品と類似していた(invitro)。18.4造血作用本剤を正常マウスに単回皮下投与した場合、先行バイオ医薬品と類似した赤血球造血作用(網赤血球数の増加)が認められた。また、腎性貧血モデルラットにおいて、本剤の単回静脈内投与により用量依存的な貧血改善が認められた。〈ネスプ注射液プラシリンジ〉18.5造血作用ネスプ注射液プラシリンジを正常マウス及びラットに静脈内投与したとき、エポエチンアルファと比較してより持続的な赤血球造血作用(ヘモグロビン濃度及び網赤血球数の増加)が認められた。また、腎性貧血モデルラットにおいて、ネスプ注射液プラシリンジの静脈内及び皮下投与により顕著な貧血改善が認められた。部分腎摘ラットにおいて、ネスプ注射液プラシリンジは、エポエチンアルファより少ない投与頻度で同等の貧血改善効果を示した。
17.1有効性及び安全性に関する試験〈本剤〉17.1.1国内第III相試験(血液透析患者)ダルベポエチンアルファで治療中の血液透析患者167例(本剤群80例、先行バイオ医薬品(ネスプ注射液プラシリンジ)群87例)を対象とした単盲検、並行群間比較試験(治療期1期)において、本剤又は先行バイオ医薬品を24週間静脈内投与した結果、主要評価項目であるヘモグロビン濃度変化量は、本剤群-0.23±0.82g/dL(平均値±標準偏差、以下同様)、先行バイオ医薬品群-0.29±1.00g/dL、変化量の差は0.06g/dL(両側95%信頼区間:-0.22~0.34)であり、両側95%信頼区間が同等性の許容域(-0.5g/dL以上0.5g/dL以下)の範囲内であったことから、本剤と先行バイオ医薬品の同等性が検証され、本剤の週1回投与は、先行バイオ医薬品と同等の血中ヘモグロビン濃度維持効果を有することが確認された。副作用発現頻度は、本剤投与群で2.5%(2/80例)、先行バイオ医薬品群で2.3%(2/87例)であった。本剤投与群で発現した副作用は、急性心筋梗塞1.3%(1/80例)、脳梗塞1.3%(1/80例)、高血圧1.3%(1/80例)であった。血液透析患者におけるヘモグロビン濃度推移(平均値±標準偏差)<<図省略>>17.1.2国内第III相試験(保存期慢性腎臓病患者)赤血球造血刺激因子製剤で治療中の保存期慢性腎臓病の腎性貧血患者67例を対象としたオープン試験において、本剤へ切替えて52週間、2週に1回あるいは4週に1回の頻度で皮下投与した結果、安定した血中ヘモグロビン濃度維持効果が確認された。副作用発現頻度は、4.5%(3/67例)であった。発現した副作用は、網膜静脈閉塞1.5%(1/67例)、脳梗塞1.5%(1/67例)、高血圧1.5%(1/67例)であった。〈ネスプ注射液プラシリンジ〉17.1.3国内第II/III相試験(血液透析患者)血液透析患者121例(ネスプ注射液プラシリンジ61例、エポエチンアルファ60例)を対象に、ネスプ注射液プラシリンジ(週1回10~60μg)又はエポエチンアルファ(週2~3回750~4500IU)を適宜増減しながら28週間静脈内投与し、同等性を検証した。その結果、有効性評価症例において、ネスプ注射液プラシリンジの週1回投与はエポエチンアルファの週2~3回投与と同等の効果を有することが示された。副作用発現頻度はネスプ注射液プラシリンジ投与群で21.3%(13/61例)、エポエチンアルファ投与群で11.9%(7/59例)であった。ネスプ注射液プラシリンジ投与群で発現した主な副作用は、高血圧増悪8.2%(5/61例)、血圧上昇、動静脈瘻部位合併症及び肝機能異常各3.3%(2/61例)であった。17.1.4国内長期投与試験(血液透析患者)血液透析患者513例を対象に、ネスプ注射液プラシリンジを週1回~2週に1回10~120μgの用量範囲で適宜増減し長期静脈内投与した。その結果、いずれの投与頻度においても投与期間中のヘモグロビン濃度は11.0g/dL前後を推移した。副作用発現頻度は32.4%(166/513例)であった。主な副作用は、高血圧10.3%(53/513例)、血圧上昇5.5%(28/513例)、動静脈瘻部位合併症4.7%(24/513例)、動静脈瘻閉塞2.7%(14/513例)、頭痛1.8%(9/513例)及び脳梗塞1.2%(6/513例)であった。17.1.5国内第III相試験(保存期慢性腎臓病患者)保存期慢性腎臓病の腎性貧血患者100例(ネスプ注射液プラシリンジ及びエポエチンアルファ各50例)を対象に、ネスプ注射液プラシリンジ(2週に1回又は4週に1回15~180μg)又はエポエチンアルファ(週1回又は2週に1回3000~12000IU)を適宜増減しながら26~28週間皮下投与し、同等性を検証した。その結果、有効性評価症例において、ネスプ注射液プラシリンジの2週に1回又は4週に1回皮下投与はエポエチンアルファの週1回又は2週に1回皮下投与と同等の効果を有することが示された。副作用発現頻度はネスプ注射液プラシリンジ投与群で16.0%(8/50例)であった。ネスプ注射液プラシリンジ投与群で発現した主な副作用は、血圧上昇及び高血圧各6.0%(3/50例)であった。17.1.6国内第III相長期投与試験(保存期慢性腎臓病患者)保存期慢性腎臓病の腎性貧血患者161例を対象に、ネスプ注射液プラシリンジを2週に1回又は4週に1回46~48週間皮下投与した。投与量は、60、90、120又は180μgで適宜増減した。その結果、ヘモグロビン濃度は投与開始後上昇し、14週以降はほぼ12.0g/dLで推移した。副作用発現頻度は20.5%(33/161例)であった。主な副作用は、高血圧6.8%(11/161例)及び血圧上昇5.0%(8/161例)であった。17.1.7国内第III相試験(腹膜透析患者)腹膜透析患者146例を対象に、ネスプ注射液プラシリンジを2週に1回又は4週に1回26~28週間皮下投与又は静脈内投与した。投与量は、30、60、90、120又は180μgで適宜増減した。その結果、ヘモグロビン濃度は投与開始後上昇し、14週以降はほぼ12.0g/dLで推移した。各試験の副作用発現頻度は次のとおりであった。・国内第III相試験(皮下投与)の副作用発現頻度は24.0%(23/96例)であった。主な副作用は、高血圧11.5%(11/96例)、血圧上昇及び好酸球数増加各2.1%(2/96例)であった。・国内第III相試験(静脈内投与)の副作用発現頻度は20.0%(10/50例)であった。主な副作用は、血圧上昇6.0%(3/50例)及び高血圧4.0%(2/50例)であった。17.1.8国内第III相試験(小児慢性腎臓病患者)小児慢性腎臓病患者31例を対象に、ネスプ注射液プラシリンジを5~180μgの範囲内で適宜調整し、保存期慢性腎臓病患者及び腹膜透析患者では2週に1回又は4週に1回、24週間皮下投与又は静脈内投与、血液透析患者では週1回又は2週に1回、24週間静脈内投与した。その結果、ヘモグロビン濃度は投与開始後上昇し、8週以降はほぼ12.0g/dLで推移した。なお、副作用の発現は認められなかった。