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酒さ〔Rosacea〕・鼻瘤〔Rhinophyma〕
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https://www.carenet.com/report/library/general/rare/cg002755_056.html
一般名 | オキサトミド錠 |
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YJコード | 4490005F1573 |
剤型・規格 | 錠剤・30mg1錠 |
薬価 | 12.90円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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1).アレルギー性鼻炎。2).蕁麻疹。3).皮膚そう痒症。4).湿疹・皮膚炎。5).痒疹。
通常、成人には1回オキサトミドとして30mg(1錠)を朝及び就寝前の1日2回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
(禁忌)2.1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。2.2.妊婦又は妊娠している可能性のある女性〔9.5妊婦の項参照〕。(重要な基本的注意)8.1.眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。8.2.本剤により、末梢血中好酸球増加することがあるので、このような場合には経過観察を十分に行うこと。8.3.本剤を季節性の患者に投与する場合は、好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、好発季節終了時まで続けることが望ましい。8.4.本剤は気管支拡張剤並びに全身性ステロイド剤と異なり、既に起こっている喘息発作を速やかに軽減する薬剤ではないので、このことは患者に十分注意しておく必要がある。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.長期ステロイド療法を受けている患者:本剤投与によりステロイド減量を図る場合には十分な管理下で徐々に行うこと。(肝機能障害患者)9.3.1.肝機能障害又はその既往歴のある患者:肝機能障害が悪化又は再燃するおそれがある〔11.1.1参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと(動物実験(ラット)で口蓋裂、合指症、指骨形成不全等の催奇形作用が報告されている)〔2.2参照〕。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(イヌ)で乳汁移行が認められている)〔16.3.3参照〕。(小児等)過量投与を避けること(幼児<特に2歳以下>において錐体外路症状が発現するおそれがある)〔13.1参照〕。(高齢者)肝機能が低下していることが多い(本剤は、主として肝臓で代謝される)。(相互作用)10.2.併用注意:アルコール性飲料、中枢神経抑制剤(麻薬性鎮痛剤、鎮静剤、催眠剤等)[眠気・倦怠感等が強くあらわれるおそれがある(相加的に作用する)]。(臨床検査結果に及ぼす影響)本剤の投与は、アレルゲン皮内反応を抑制し、アレルゲンの確認に支障を来すので、アレルゲン皮内反応検査を実施する前は本剤を投与しないこと〔18.参照〕。(過量投与)13.1.症状過量投与時、頸部硬直等の錐体外路症状、痙攣、意識障害、傾眠、血圧低下、洞性徐脈、縮瞳等が発現した例がある〔9.7小児等の項参照〕。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.肝炎(頻度不明)、肝機能障害(0.5%)、黄疸(頻度不明):著しいAST上昇、著しいALT上昇、著しいγ-GTP上昇、著しいビリルビン上昇、著しいAl-P上昇、著しいLDH上昇等を伴う肝炎、肝機能障害、黄疸(初期症状:全身倦怠感、食欲不振、発熱、嘔気・嘔吐等)があらわれることがある〔9.3肝機能障害患者の項参照〕。11.1.2.ショック、アナフィラキシー(頻度不明):血圧低下、呼吸困難、全身紅潮、咽頭浮腫・喉頭浮腫等の症状があらわれることがある。11.1.3.中毒性表皮壊死融解症(ToxicEpidermalNecrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)。11.1.4.血小板減少(頻度不明)。11.2.その他の副作用1).錐体外路症状:(0.1%未満)硬直(口周囲硬直、四肢硬直)、眼球偏位、後屈頸、攣縮、振戦[錐体外路症状が発現した場合には、必要に応じて抗パーキンソン剤の投与等の適切な処置を行うこと(頻度は錠剤とドライシロップの合計。使用成績調査の結果を含む)]。2).過敏症:(0.1~5%未満)発疹、(0.1%未満)浮腫(顔面浮腫、手足浮腫等)。3).内分泌:(0.1%未満)月経障害、乳房痛、(頻度不明)女性化乳房。4).精神神経系:(0.1~5%未満)眠気、倦怠感、口渇、(0.1%未満)頭痛・頭重、めまい・ふらつき・立ちくらみ、しびれ感。5).泌尿器:(頻度不明)膀胱炎様症状(頻尿、排尿痛、血尿、残尿感等)、排尿困難。6).消化器:(0.1~5%未満)嘔気・嘔吐、胃部不快感、下痢、(0.1%未満)便秘、胃痛、腹痛、食欲不振、食欲亢進、にがみ、腹部不快感、口内炎、舌あれ。7).循環器:(0.1%未満)動悸。8).その他:(0.1~5%未満)好酸球増多、(0.1%未満)ほてり、鼻出血、(頻度不明)発熱。
18.1作用機序細胞内カルシウム制御作用、ケミカルメディエーターの遊離抑制作用及びケミカルメディエーター拮抗作用によりアレルギー症状を抑制する。[12.参照]18.2細胞内カルシウム制御作用オキサトミドは、アレルギー反応によって誘発される細胞内カルシウム濃度の上昇を抑制する作用、いわゆる細胞内カルシウム制御作用を有することが、ラット腹腔肥満細胞を用いた実験で確認されている。このカルシウム制御作用により、オキサトミドはアレルギー反応性細胞におけるケミカルメディエーターの遊離抑制作用を発現するものと考えられている。なお、心筋細胞内へのカルシウム流入を抑制する作用は弱い。18.3ケミカルメディエーターの遊離抑制作用オキサトミドのヒスタミン遊離抑制作用が、ラット腹腔肥満細胞、ヒト白血球、アナフィラキシー反応時のラット皮膚を用いた実験で確認されている。また、ロイコトリエンの遊離抑制が、ヒト肺、ヒト白血球、ヒト好中球、ヒト好酸球、ラット腹腔肥満細胞を用いた実験で確認されている。更に、ロイコトリエンについてオキサトミドは、その合成酵素である5‐lipoxygenaseに対する阻害作用を示すことが認められている。18.4ケミカルメディエーター拮抗作用オキサトミドのロイコトリエン、ヒスタミン、セロトニン、アセチルコリン、ブラディキニンに対する拮抗作用が、ラット皮膚、モルモットの摘出回腸、摘出気管支を用いた実験で確認されている。また、血小板活性化因子(PAF)によるモルモット気道抵抗上昇に対しても、オキサトミドは抑制作用を示した。18.5実験的アレルギー反応の抑制効果オキサトミドは、アレルギー反応のモデルである、抗原投与時のモルモット気道収縮反応、抗原投与時のイヌ気管縮小反応、ラット受身皮膚アナフィラキシー反応、モルモット摘出回腸及び気管のシュルツ・デール反応等を抑制する。
17.1有効性及び安全性に関する試験承認時までに実施された二重盲検比較試験を含む臨床試験成績の概要は次のとおりである。〈アレルギー性鼻炎〉17.1.1国内臨床試験アレルギー性鼻炎の患者にオキサトミド錠60mgを経口投与した結果、有効率は56.8%(92/162)であり、オキサトミドの有用性が認められた。また、二重盲検比較試験において有用性が確認されている。副作用発現率は30.8%(33/107例)で、眠気19例(17.8%)、倦怠感7例(6.5%)、口渇2例(1.9%)、発疹・湿疹2例(1.9%)、頭痛1例(0.9%)、体重増加1例(0.9%)、腹部不快1例(0.9%)であった。〈蕁麻疹〉17.1.2国内臨床試験慢性蕁麻疹の患者にオキサトミド錠60mgを2週間経口投与した二重盲検比較試験の結果、有効率は63.7%(65/102、改善以上)であり、オキサトミドの有用性が認められた。副作用発現率は28.8%(32/111例)で、眠気24例(21.6%)、倦怠感5例(4.5%)、悪心2例(1.8%)、嘔吐1例(0.9%)、胃部不快感1例(0.9%)、頭重1例(0.9%)、めまい1例(0.9%)であった。〈皮膚そう痒症〉17.1.3国内臨床試験皮膚そう痒症の患者にオキサトミド錠60mgを7日間経口投与した二重盲検比較試験の結果、有効率は67.2%(43/64、有効以上)であり、オキサトミドの有用性が認められた。副作用発現率は28.8%(19/66例)で、眠気13例(19.7%)、口渇4例(6.1%)、倦怠感2例(3.0%)、悪心2例(3.0%)、嘔吐1例(1.5%)、胃痛1例(1.5%)、軟便1例(1.5%)、下痢1例(1.5%)、朦朧1例(1.5%)であった。