1.
尿から嫌気性菌が発育したら何を考える?【とことん極める!腎盂腎炎】第9回
2024/11/19 とことん極める!腎盂腎炎
尿から嫌気性菌が発育したら何を考える?【とことん極める!腎盂腎炎】第9回
https://www.carenet.com/series/pyelonephritis/cg004582_009.html
一般名 | セフィデロコルトシル酸塩硫酸塩水和物注射用 |
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YJコード | 6129401D1023 |
剤型・規格 | 散剤・1g1瓶 |
薬価 | 20203.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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2.
「電気絆創膏」で皮膚感染を予防する可能性
2024/11/19 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/hdn/59620
3.
第217回 医師偏在対策で自由開業の見直しも? 規制強化を提言/財務省
2024/11/18 まとめる月曜日
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https://www.carenet.com/hihyomon/217.html
4.
酒さ〔Rosacea〕・鼻瘤〔Rhinophyma〕
2024/11/14 希少疾病ライブラリ
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https://www.carenet.com/report/library/general/rare/cg002755_056.html
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市中肺炎の入院患者、経口抗菌薬単独での有効性
2024/11/13 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/carenet/59612
各種感染症。
通常、成人には、セフィデロコルとして1回2gを8時間ごとに3時間かけて点滴静注する。なお、腎機能に応じて適宜増減する。(用法及び用量に関連する注意)7.1.腎機能障害のある患者では、次の基準を目安として用法・用量を調節すること〔9.2腎機能障害患者の項、16.6.1参照〕[腎機能障害(Ccr60mL/min未満)のある又は血液透析を受けている患者;1)30mL/min≦Ccr<60mL/min:1回投与量1.5g、投与間隔8時間毎、投与時間3時間、2)15mL/min≦Ccr<30mL/min:1回投与量1g、投与間隔8時間毎、投与時間3時間、3)Ccr<15mL/min:1回投与量0.75g、投与間隔12時間毎、投与時間3時間、4)血液透析患者:1回投与量0.75g、投与間隔12時間毎、投与時間3時間(血液透析患者では、透析実施後できるだけ速やかに投与すること)]。Ccr:クレアチニンクリアランス。7.2.腎クリアランス亢進した患者では、次を目安として用法・用量を調節すること;120mL/min≦Ccr:1回投与量2g、投与間隔6時間毎、投与時間3時間。7.3.本剤はグラム陽性菌、嫌気性菌に対して抗菌活性を示さないため、これらの菌種との重複感染が明らかである場合、これらの菌種に抗菌作用を有する抗菌薬と併用すること。
(警告)本剤の耐性菌の発現を防ぐため、「8.重要な基本的注意」の項を熟読の上、適正使用に努めること〔8.1参照〕。(禁忌)2.1.本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者。2.2.他のβ-ラクタム系抗生物質に対し重篤な過敏症(アナフィラキシー等の重度全身性アレルギー反応)の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現を防ぐため、次のことに注意すること〔1.警告の項参照〕。・感染症の治療に十分な知識と経験を持つ医師又はその指導の下で行うこと。・使用にあたっては、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。8.2.本剤の使用にあたっては、抗微生物薬適正使用の観点から、「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照すること。8.3.本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので、次の措置をとること。・事前に既往歴等について十分な問診を行う(なお、抗生物質等によるアレルギー歴は必ず確認する)。・投与に際しては、必ずショック等に対する救急処置のとれる準備をしておくこと。・投与開始から投与終了後まで、患者を安静の状態に保たせ、十分な観察を行う(特に、投与開始直後は注意深く観察する)。8.4.カルバペネム耐性グラム陰性菌による感染症患者を対象とした臨床試験において、原因不明であるものの、本剤が投与されたアシネトバクター属による感染症患者で標準治療群より死亡率が高い傾向が認められた(本剤の使用にあたっては他の治療法も考慮のうえ、本剤を使用する場合は、患者の状態を慎重に観察すること)〔17.1.1参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.痙攣発作の既往歴あるいは中枢神経障害を有する患者:痙攣、意識障害等の中枢神経症状が起こるおそれがある。9.1.2.β-ラクタム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者〔8.3参照〕。9.1.3.本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者〔8.3参照〕。9.1.4.経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者:観察を十分に行うこと(他の抗生物質でビタミンK欠乏症状があらわれたことが報告されている)。(腎機能障害患者)腎機能障害患者:本剤は腎排泄型の薬剤であり、高い血漿中濃度が持続するおそれがある。9.2.1.腎機能障害(Ccr60mL/min未満)のある患者:減量等を考慮すること〔7.1、16.5、16.6.1参照〕。9.2.2.血液透析患者:3~4時間の血液透析によって約60%の血漿中セフィデロコルが除去された(外国人データ)〔7.1参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ラット)で胎盤への移行が報告されている)。(授乳婦)授乳中の女性には、治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている)。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(高齢者)・高齢者では生理機能が低下していることが多く、副作用が発現しやすいため、腎機能等の患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。・他の抗生物質を投与した高齢者において、ビタミンK欠乏による出血傾向があらわれたとの報告がある。(臨床検査結果に及ぼす影響)・試験紙法による尿蛋白、尿ケトン体、尿潜血検査では偽陽性を呈することがある。・他の抗生物質ではテステープ反応を除くベネディクト試薬、フェーリング試薬による尿糖検査で偽陽性を呈することが報告されている。・他の抗生物質では直接クームス試験陽性を呈することが報告されている。(過量投与)過量投与時、本剤は血液透析により血漿中から除去されることが報告されている。(適用上の注意)14.1.薬剤調製時の注意14.1.1.調製方法(1).本剤1瓶につき、生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液10mLを加え、穏やかに振盪し溶解液とする(最終容量約11.2mL)(この溶解液を直接投与しないこと)。(2).次を参考に溶解後速やかに、必要量の溶解液を生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液100mLの点滴バッグに注入し、希釈する(余剰の溶解液は廃棄すること)。1).1回投与量2g:(必要瓶数)2本、(瓶から分取する溶解液量)各瓶の全量(11.2mL)、(100mL点滴バッグに注入する溶解液総量)22.4mL。2).1回投与量1.5g:(必要瓶数)2本、(瓶から分取する溶解液量)1本目の全量(11.2mL)及び2本目の5.6mL、(100mL点滴バッグに注入する溶解液総量)16.8mL。3).1回投与量1g:(必要瓶数)1本、(瓶から分取する溶解液量)全量(11.2mL)、(100mL点滴バッグに注入する溶解液総量)11.2mL。4).1回投与量0.75g:(必要瓶数)1本、(瓶から分取する溶解液量)8.4mL、(100mL点滴バッグに注入する溶解液総量)8.4mL。(3).調製後は室温下で5時間以内に投与を終了し、残液は廃棄すること。(4).やむを得ず調製液の保存を必要とする場合は、遮光のうえ2~8℃で保存し、24時間以内に使用開始のうえ、室温下で5時間以内に投与を終了すること。(取扱い上の注意)外箱開封後は遮光して保存すること。(保管上の注意)2~8℃で保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、全身潮紅、蕁麻疹、血圧低下等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと〔8.3参照〕。11.1.2.偽膜性大腸炎(1%未満):偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがあるので、腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。11.1.3.肝機能障害(2.7%):AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ-GTP上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.4.痙攣、てんかん発作(いずれも頻度不明):痙攣、てんかん発作等の中枢神経症状があらわれることがある。11.1.5.好中球減少症(頻度不明)。11.2.その他の副作用1).過敏症:(1%未満)発疹、そう痒。2).呼吸器:(頻度不明)咳嗽。3).肝臓:(1%以上)ALT上昇、γ-GTP上昇、(1%未満)AST上昇、肝機能異常。4).腎臓:(頻度不明)着色尿。5).消化器:(1%以上)下痢、(1%未満)悪心、嘔吐。6).菌交代症:(1%未満)カンジダ症。7).投与部位:(1%未満)疼痛・紅斑・静脈炎等の注射部位反応。
18.1作用機序セフィデロコルは3位側鎖に3価鉄と結合できるシデロフォア構造を有するセファロスポリンであり、ポーリンチャネルを介する受動拡散と、鉄取り込み系を介する能動輸送により外膜からペリプラズム内に取り込まれ、ペニシリン結合蛋白に結合することで細胞壁合成を阻害する。本薬はAmblerクラスA~Dのβ‐ラクタマーゼに対する安定性を有する。18.2抗菌作用セフィデロコルは大腸菌、シトロバクター属、肺炎桿菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア・マルセスセンス、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、緑膿菌、バークホルデリア属、ステノトロホモナス・マルトフィリア、アシネトバクター属に抗菌活性を示す。基質拡張型β‐ラクタマーゼ(TEM、SHV、CTX‐M、OXA)、セリン型カルバペネマーゼ(KPC、OXA、GES)、メタロ型カルバペネマーゼ(IMP、VIM、NDM)の産生、AmpC高産生、ポーリン欠損や排出ポンプの産生亢進によるカルバペネム耐性及び多剤耐性を呈する緑膿菌並びにアシネトバクター属、広域スペクトルセファロスポリン耐性及びカルバペネム耐性腸内細菌目細菌に対して、セフィデロコルは抗菌活性を示す。なお、セフィデロコルは、グラム陽性菌及び嫌気性グラム陰性菌に対しては十分な抗菌活性を有していない。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国際共同第III相カルバペネム耐性グラム陰性菌感染症患者対象試験カルバペネム耐性グラム陰性菌による感染症患者注150例(日本人2例を含む)を対象に、本剤(セフィデロコル2gを8時間ごとに3時間かけて点滴静注)を7~14日間(ただし、患者の状態によって最大21日間)投与したときの有効性及び安全性を、標準治療〔各地域の既存薬を用いて、患者の症状に応じて最善の治療(1~3剤)が決定された〕と比較する国際共同第III相非盲検並行群間試験を実施した。感染部位別の有効率及び原因菌別の有効率は表17‐1及び表17‐2のとおりであった。注)院内肺炎/人工呼吸器関連肺炎/医療ケア関連肺炎、敗血症を含む血流感染症、又は複雑性尿路感染症患者。中枢神経系感染症、3週間超の投薬が必要な感染症(骨・関節感染症、心内膜炎等)は対象から除外された。表17‐1治癒判定時(投与終了時から約7日後)の感染部位別の有効率(主要評価項目)--------------------------表開始--------------------------感染部位評価項目本剤群標準治療群院内肺炎/人工呼吸器関連肺炎/医療ケア関連肺炎臨床効果50.0(20/40)[33.8、66.2]52.6(10/19)[28.9、75.6]敗血症を含む血流感染症43.5(10/23)[23.2、65.5]42.9(6/14)[17.7、71.1]複雑性尿路感染症細菌学的効果52.9(9/17)[27.8、77.0]20.0(1/5)[0.5、71.6]有効率(%)(有効例数/評価例数)[95%信頼区間※]、※Clopper‐Pearsonmethodカルバペネム耐性MicrobiologicalIntent‐to‐treat集団(118例)--------------------------表終了--------------------------表17‐2治癒判定時(投与終了時から約7日後)の原因菌別の有効率--------------------------表開始--------------------------菌属/菌種細菌学的効果臨床効果解析対象集団CRMicro‐ITT集団Micro‐ITT集団CRMicro‐ITT集団Micro‐ITT集団大腸菌0(0/2)33.3(2/6)50(1/2)50(3/6)肺炎桿菌48.1(13/27)50(17/34)66.7(18/27)64.7(22/34)クレブシエラ属-50(1/2)-50(1/2)エンテロバクター属50(1/2)50(1/2)50(1/2)50(1/2)セラチア・マルセスセンス-0(0/1)-100(1/1)緑膿菌8.3(1/12)11.8(2/17)58.3(7/12)52.9(9/17)ステノトロホモナス・マルトフィリア0(0/5)0(0/5)0(0/5)0(0/5)アシネトバクター属25.6(10/39)28.6(12/42)41(16/39)42.9(18/42)有効率(%)(有効例数/評価例数)CRMicro‐ITT集団:カルバペネム耐性MicrobiologicalIntent‐to‐treat集団(本剤群:80例、重複感染を含む)Micro‐ITT集団:MicrobiologicalIntent‐to‐treat集団(本剤群:86例、重複感染を含む)--------------------------表終了--------------------------安全性解析対象集団における本剤群の副作用発現頻度は、14.9%(15/101例)であった。主な副作用はアラニンアミノトランスフェラーゼ増加及びアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加3.0%(各3/101例)であった。試験終了時(投与終了時から約28日後)の全死因死亡率(安全性解析対象集団)は、本剤群で33.7%(34/101例)、標準治療群で18.4%(9/49例)であり、死亡に至った有害事象のうち本剤群の20.8%(21/101例)、標準治療群の6.1%(3/49例)は、MedDRA/Jの器官別大分類「感染症及び寄生虫症」に分類される事象(敗血症性ショック等)であった。組入れ時にアシネトバクター属に感染していた被験者において、治験薬投与開始後49日目までの全死因死亡率は本剤群で50.0%(21/42例)、標準治療群で23.5%(4/17例)であったが、治癒判定時の臨床効果による有効率(カルバペネム耐性MicrobiologicalIntent‐to‐treat集団)は本剤群で41.0%(16/39例)、標準治療群で52.9%(9/17例)、細菌学的効果による有効率は本剤群で25.6%(10/39例)、標準治療群で29.4%(5/17例)と同程度であった。