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いよいよ多変量解析 その2【「実践的」臨床研究入門】第49回
2024/11/22 「実践的」臨床研究入門
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https://www.carenet.com/series/rin/cg002844_049.html
一般名 | ルセオグリフロジン水和物錠 |
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YJコード | 3969020F1020 |
剤型・規格 | 錠剤・2.5mg1錠 |
薬価 | 149.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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組織のための老年医学の型―AFHS【こんなときどうする?高齢者診療】第7回
2024/11/22 こんなときどうする?高齢者診療
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https://www.carenet.com/series/geriatrics/cg004657_007.html
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前糖尿病の肥満へのチルゼパチド、糖尿病発症リスク93%減/NEJM
2024/11/22 ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/journal/carenet/59689
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減量薬のアクセス拡大が年4万人以上の米国人の命を救う可能性
2024/11/22 医療一般
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エンパグリフロジン投与終了後もCKDの心・腎保護効果が持続、レガシー効果か?(解説:栗山哲氏)
2024/11/21 CLEAR!ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/clear/journal/59672
2型糖尿病。(効能又は効果に関連する注意)5.1.本剤は2型糖尿病と診断された患者に対してのみ使用し、1型糖尿病の患者には投与をしないこと。5.2.本剤の適用はあらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行った上で効果が不十分な場合に限り考慮すること。5.3.重度腎機能障害のある患者又は透析中の末期腎不全患者では本剤の効果が期待できないため、投与しないこと〔8.3、9.2.1、16.6.1参照〕。5.4.中等度腎機能障害のある患者では本剤の効果が十分に得られない可能性があるので投与の必要性を慎重に判断すること〔8.3、9.2.2、16.6.1、17.1.3参照〕。
通常、成人にはルセオグリフロジンとして2.5mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら5mg1日1回に増量することができる。
(禁忌)2.1.重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は糖尿病性前昏睡の患者[輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない]。2.2.重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない]。2.3.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.本剤の使用にあたっては、患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること〔9.1.1、11.1.1参照〕。8.2.本剤投与中は、血糖値等を定期的に検査し、薬剤の効果を確かめ、3ヵ月投与しても効果が不十分な場合には、より適切な治療法への変更を考慮すること。8.3.本剤投与により、血清クレアチニン上昇又はeGFR低下がみられることがあるので、腎機能を定期的に検査するとともに、腎機能障害患者における治療にあたっては経過を十分に観察すること〔5.3、5.4、9.2腎機能障害患者の項参照〕。8.4.尿路感染及び性器感染を起こし、腎盂腎炎、外陰部壊死性筋膜炎及び会陰部壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)、敗血症等の重篤な感染症に至ることがあるので、十分な観察を行うなど尿路感染及び性器感染の発症に注意し、発症した場合には適切な処置を行うとともに、状態に応じて休薬等を考慮すること。尿路感染及び性器感染の症状及びその対処方法について患者に説明すること〔9.1.2、11.1.2参照〕。8.5.本剤の利尿作用により多尿・頻尿がみられることがあり、また、体液量が減少することがあるので、適度な水分補給を行うよう指導し、観察を十分に行うこと。脱水、血圧低下等の異常が認められた場合は、休薬や補液等の適切な処置を行うこと(特に体液量減少を起こしやすい患者(高齢者や利尿剤併用患者等)においては、脱水や糖尿病性ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖症候群、脳梗塞を含む血栓・塞栓症等の発現に注意すること)〔9.1.3、9.8.2、10.2、11.1.3参照〕。8.6.本剤の作用機序である尿中グルコース排泄促進作用により、血糖コントロールが良好であっても脂肪酸代謝が亢進し、ケトーシスがあらわれ、ケトアシドーシスに至ることがある。著しい血糖の上昇を伴わない場合があるため、次の点に留意すること。(1).悪心・嘔吐、食欲減退、腹痛、過度な口渇、倦怠感、呼吸困難、意識障害等の症状が認められた場合には、血中又は尿中ケトン体測定を含む検査を実施し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。(2).特に、インスリン分泌能低下、インスリン製剤減量やインスリン製剤中止、過度な糖質摂取制限、食事摂取不良、感染症、脱水を伴う場合にはケトアシドーシスを発現しやすいので、観察を十分に行うこと。(3).患者に対し、次の点を指導すること。・ケトアシドーシスの症状(悪心・嘔吐、食欲減退、腹痛、過度な口渇、倦怠感、呼吸困難、意識障害等)を指導すること。・ケトアシドーシスの症状が認められた場合には直ちに医療機関を受診することを指導すること。・血糖値が高値でなくともケトアシドーシスが発現しうることを指導すること。〔11.1.4参照〕。8.7.本剤投与による体重減少が報告されているため、過度の体重減少に注意すること。8.8.排尿困難、無尿、乏尿あるいは尿閉の症状を呈する患者においては、排尿困難、無尿、乏尿あるいは尿閉の治療を優先するとともに他剤での治療を考慮すること。8.9.低血糖症状を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事している患者に投与するときは注意すること〔11.1.1参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.低血糖を起こすおそれのある次の患者又は状態。・脳下垂体機能不全又は副腎機能不全の患者。・栄養不良状態、飢餓状態、不規則な食事摂取、食事摂取量不足又は衰弱状態の患者。・激しい筋肉運動を行う患者。・過度のアルコール摂取する患者。〔8.1、11.1.1参照〕。9.1.2.尿路感染、性器感染のある患者:症状を悪化させるおそれがある〔8.4、11.1.2参照〕。9.1.3.脱水を起こしやすい患者(血糖コントロールが極めて不良の患者、高齢者、利尿剤併用患者等):本剤の利尿作用により脱水を起こすおそれがある〔8.5、10.2、11.1.3参照〕。(腎機能障害患者)9.2.1.重度腎機能障害(eGFR15mL/min/1.73㎡以上29mL/min/1.73㎡以下)のある患者又は透析中の末期腎不全患者:投与しないこと(本剤の効果が期待できないため)〔5.3、8.3、16.6.1参照〕。9.2.2.中等度腎機能障害(eGFR30mL/min/1.73㎡以上59mL/min/1.73㎡以下)のある患者:投与の必要性を慎重に判断すること(本剤の効果が十分に得られない可能性がある)〔5.4、8.3、16.6.1、17.1.3参照〕。(肝機能障害患者)9.3.1.重度肝機能障害<Child-Pugh分類ClassC>のある患者:重度の肝機能障害のある患者は臨床試験では除外されている。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性にはインスリン製剤等を使用することとし、本剤は投与しないこと(本剤の動物実験(ラット)において、妊娠動物に150mg/kg/日(最大臨床推奨用量(1日1回5mg)を投与した場合の曝露量(AUC)の約47倍)以上を経口投与した場合に、母動物体重低下に起因した骨格変異、骨化遅延又は心室中隔膜部欠損が報告されている。類薬の動物実験(ラット)で、ヒトの妊娠中期及び後期にあたる幼若動物への曝露により、腎盂拡張及び尿細管拡張が報告されている。また、本剤の動物実験(ラット)で胎仔への移行が報告されている)。(授乳婦)授乳中の女性には本剤投与中は授乳しないことが望ましい(動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている)。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(高齢者)9.8.1.患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に高齢者では生理機能が低下している)。9.8.2.脱水の発現に注意すること(高齢者は脱水を起こしやすく、また、脱水症状(口渇等)の認知が遅れるおそれがある)〔8.5、11.1.3参照〕。(相互作用)10.2.併用注意:1).糖尿病用薬:①.糖尿病用薬(スルホニルウレア剤、GLP-1受容体作動薬、インスリン製剤)〔11.1.1参照〕[低血糖を起こすおそれがあるので、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与し、スルホニルウレア剤、インスリン製剤又はGLP-1受容体作動薬の減量を検討すること(血糖降下作用が増強される)]。②.糖尿病用薬(ビグアナイド薬、チアゾリジン薬、DPP-4阻害薬、α-グルコシダーゼ阻害薬、速効型インスリン分泌促進薬等)〔11.1.1参照〕[低血糖を起こすおそれがあるので、血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること(血糖降下作用が増強される)]。2).血糖降下作用を増強する薬剤(β-遮断薬、サリチル酸系薬剤、MAO阻害薬、フィブラート系薬剤等)[血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること(血糖降下作用が増強される)]。3).血糖降下作用を減弱する薬剤(アドレナリン、副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモン等)[血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること(血糖降下作用が減弱される)]。4).利尿薬(ループ利尿薬、サイアザイド系利尿薬等)〔8.5、9.1.3、11.1.3、16.7参照〕[必要に応じ利尿薬の用量を調整するなど注意すること(利尿作用が増強される)]。(臨床検査結果に及ぼす影響)本剤の作用機序により、本剤服用中は尿糖陽性、血清1,5-AG(1,5-アンヒドログルシトール)低値を示す。尿糖、血清1,5-AGの検査結果は、血糖コントロールの参考とはならないので注意すること。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。(その他の注意)15.2.非臨床試験に基づく情報雌雄ラットに本剤4、20、100mg/kg/日を104週間反復経口投与したがん原性試験において、雄に100mg/kg/日(最大臨床推奨用量(1日1回5mg)を投与した場合の曝露量(AUC)の約18倍)を投与したとき、副腎褐色細胞腫、精巣間細胞腫及び腸間膜リンパ節血管腫瘍の発生頻度増加が認められた。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.低血糖(1.0%*):低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、α-グルコシダーゼ阻害薬との併用時に低血糖症状が認められた場合には、ブドウ糖を投与すること〔8.1、8.9、9.1.1、10.2、17.1.2参照〕。11.1.2.腎盂腎炎(0.1%)、外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)(頻度不明)、敗血症(頻度不明):腎盂腎炎、外陰部壊死性筋膜炎及び会陰部壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)があらわれ、敗血症(敗血症性ショックを含む)に至ることがある〔8.4、9.1.2参照〕。11.1.3.脱水(0.1%):口渇、多尿、頻尿、血圧低下等の症状があらわれ脱水が疑われる場合には、休薬や補液等の適切な処置を行うこと(脱水に引き続き脳梗塞を含む血栓・塞栓症等を発現した例が報告されている)〔8.5、9.1.3、9.8高齢者の項、10.2参照〕。11.1.4.ケトアシドーシス(頻度不明):ケトアシドーシス(糖尿病性ケトアシドーシスを含む)があらわれることがある〔8.6参照〕。*)承認時までの国内臨床試験(他の糖尿病用薬を併用しない場合)の試験結果に基づいている。11.2.その他の副作用1).感染症:(1~3%未満)膀胱炎、(1%未満)性器カンジダ症、尿路感染、性器感染。2).血液系障害:(1%未満)赤血球増加症。3).神経系障害:(1%未満)体位性めまい、浮動性めまい、頭痛、(頻度不明)眠気。4).耳及び迷路障害:(頻度不明)回転性めまい。5).血管障害:(1%未満)低血圧。6).胃腸障害:(1~3%未満)便秘、(1%未満)下痢、胃食道逆流性疾患、腹痛、腹部膨満、(頻度不明)悪心、嘔吐、腹部不快感。7).皮膚及び皮下組織障害:(1%未満)発疹、湿疹、(頻度不明)皮膚そう痒症、蕁麻疹。8).筋骨格系及び結合組織障害:(1%未満)筋痙縮。9).腎及び尿路障害:(1~3%未満)頻尿、(1%未満)多尿。10).生殖系及び乳房障害:(1%未満)陰部そう痒症、(頻度不明)亀頭包皮炎。11).一般・全身障害:(1%未満)口渇、倦怠感、(頻度不明)脱力感、空腹。12).臨床検査:(1~3%未満)血中ケトン体増加、尿中β2ミクログロブリン増加、尿中白血球陽性、尿中アルブミン陽性、(1%未満)CRP増加、白血球数増加、ヘマトクリット増加、ヘモグロビン増加、尿中ケトン体陽性、尿細菌検査陽性、尿中血陽性、尿中蛋白陽性、尿中赤血球陽性、NAG増加、(頻度不明)体重減少、血中クレアチニン増加。
18.1作用機序腎臓の近位尿細管においてグルコースの再吸収を担うナトリウム‐グルコース共輸送体2(sodiumglucosecotransporter2;SGLT2)の活性を阻害し、血中の過剰なグルコースを尿中に排泄することで血糖値を低下させる。18.2SGLT2阻害作用ヒトSGLT2を介したグルコース取り込み活性(SGLT2過剰発現細胞)を選択的に阻害した(Ki値:1.1nmol/L)(invitro)。18.3尿糖排泄作用18.3.1肥満2型糖尿病モデル(ZuckerFattyラット及びdb/dbマウス)において、単回経口投与により尿糖排泄量(投与後8又は24時間)を増加させた。また、非肥満2型糖尿病モデル(GKラット)において、20週間の混餌投与により尿糖排泄量(投与後24時間)を増加させた。18.3.22型糖尿病患者を対象に、ルセオグリフロジン2.5mg、5mg又はプラセボを1日1回7日間朝食前に経口投与した。ルセオグリフロジンはプラセボに比べ投与後24時間までの尿糖排泄量を増加させた。18.4血糖降下作用18.4.1肥満2型糖尿病モデル(ZuckerFattyラット)において、単回経口投与により糖負荷後の血糖値上昇を抑制した。また、肥満2型糖尿病モデル(db/dbマウス)において、4週間の1日1回反復経口投与により糖化ヘモグロビンのベースラインからの変化量を低下させた。さらに、非肥満2型糖尿病モデル(GKラット)において、20週間の混餌投与により糖化ヘモグロビン値を低下させた。18.4.22型糖尿病患者を対象に、ルセオグリフロジン2.5mg、5mg又はプラセボを1日1回7日間朝食前に経口投与した。ルセオグリフロジンはプラセボに比べ朝食、昼食及び夕食の各食後4時間における血糖値AUC、並びに空腹時血糖値を改善させた。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1単独療法(1)プラセボ対照二重盲検比較試験(用量設定試験/後期第II相試験/国内)食事・運動療法にて血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者(280例)を対象に、ルセオグリフロジン1mg、2.5mg、5mg、10mg又はプラセボを1日1回12週間朝食前に経口投与した。結果は次表のとおりであった。--------------------------表開始--------------------------HbA1c(NGSP値)(%)空腹時血糖値(mg/dL)食後2時間血糖値(mg/dL)投与開始時投与前からの変化量プラセボとの差投与前からの変化量プラセボとの差投与前からの変化量プラセボとの差プラセボ(n=57)7.92±0.840.22[0.10、0.34]-8.1[2.6、13.6]-3.7[-6.8、14.3]-ルセオグリフロジン2.5mg(n=56)8.05±0.75-0.39[-0.51、-0.27]-0.61#[-0.78、-0.44]-16.8[-22.3、-11.3]-24.9#[-32.7、-17.1]-52.7[-63.5、-41.9]-56.4#[-71.6、-41.3]ルセオグリフロジン5mg(n=54)7.86±0.69-0.46[-0.58、-0.34]-0.68#[-0.85、-0.51]-21.0[-26.7、-15.3]-29.1#[-37.0、-21.2]-55.4[-66.5、-44.3]-59.2#[-74.5、-43.8]投与開始時:平均値±標準偏差投与前からの変化量、プラセボとの差:最小二乗平均値#:p<0.001(投与開始時の値を共変量とした無制約LSD法)、[]は両側95%信頼区間--------------------------表終了--------------------------副作用発現割合は2.5mg群で16.1%(9例/56例)、5mg群で16.7%(9例/54例)であった。主な副作用は2.5mg群で頻尿8.9%(5例/56例)、尿中アルブミン陽性及び口渇各3.6%(2例/56例)、尿中ケトン体陽性1.8%(1例/56例)であり、5mg群で頻尿5.6%(3例/54例)、尿中β2ミクログロブリン増加3.7%(2例/54例)、尿中アルブミン陽性及び尿中ケトン体陽性各1.9%(1例/54例)であった。なお、低血糖症の副作用発現割合は、プラセボ投与群、ルセオグリフロジン1mg、2.5mg、5mg、10mg投与群いずれの群においても0%(57例、55例、56例、54例、58例中0例)であった。(2)プラセボ対照二重盲検比較試験(検証試験/第III相試験/国内)食事・運動療法にて血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者(158例)を対象に、ルセオグリフロジン2.5mg又はプラセボを1日1回24週間朝食前に経口投与した。結果は次表のとおりであった。--------------------------表開始--------------------------HbA1c(NGSP値)(%)空腹時血糖値(mg/dL)食後2時間血糖値(mg/dL)投与開始時投与前からの変化量プラセボとの差投与前からの変化量プラセボとの差投与前からの変化量プラセボとの差プラセボ(n=79)8.17±0.800.13[-0.04、0.29]--0.8[-5.4、3.7]-1.1[-8.0、10.1]-ルセオグリフロジン2.5mg(n=79)8.14±0.91-0.63[-0.79、-0.46]-0.75#[-0.99、-0.52]-28.3[-32.9、-23.8]-27.5#[-33.9、-21.1]-55.8[-64.7、-46.8]-56.8#[-69.6、-44.1]投与開始時:平均値±標準偏差投与前からの変化量、プラセボとの差:最小二乗平均値#:p<0.001(投与開始時の値を共変量として共分散分析)、[]は両側95%信頼区間--------------------------表終了--------------------------副作用発現割合はルセオグリフロジン投与群で7.6%(6例/79例)で、発現した副作用は頻尿2.5%(2例/79例)、遊離脂肪酸増加、血中ケトン体増加、低血糖症、多尿、陰部そう痒症各1.3%(1例/79例)であった。なお、低血糖症の副作用発現割合は、プラセボ投与群で0%(0例/79例)、ルセオグリフロジン投与群で1.3%(1例/79例)であった。(3)長期投与試験(第III相試験/国内)食事・運動療法にて血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者(299例)を対象に、ルセオグリフロジン2.5mg又は5mg(増量時)を1日1回52週間朝食前に経口投与した[投与開始時HbA1c(NGSP値):7.67±0.66%]。ルセオグリフロジンは投与開始初期よりHbA1c(NGSP値)を低下させ、52週時における投与開始時からのHbA1c(NGSP値)変化量(平均値(両側95%信頼区間))は-0.50(-0.6、-0.4)%であり、52週にわたって安定した血糖コントロールが得られた。副作用発現割合は16.7%(50例/299例)であり、その主な副作用は、便秘及び頻尿各3.0%(9例/299例)、口渇1.7%(5例/299例)、尿中β2ミクログロブリン増加及び低血糖症各1.3%(4例/299例)、尿中アルブミン陽性及び血中ケトン体増加各1.0%(3例/299例)であった。17.1.2併用療法(1)経口血糖降下薬との併用長期投与試験(第III相試験/国内)食事・運動療法及び経口血糖降下薬の単独療法[スルホニルウレア剤(150例)、ビグアナイド薬(117例)、チアゾリジン薬(95例)、α‐グルコシダーゼ阻害薬(105例)、DPP‐4阻害薬(111例)、速効型インスリン分泌促進薬(59例)]にて血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者を対象に、ルセオグリフロジン2.5mg又は5mg(増量時)を1日1回52週間朝食前に経口投与した。結果は次表のとおりであった。--------------------------表開始--------------------------併用薬剤HbA1c(NGSP値)(%)投与開始時投与52週時における投与前からの変化量スルホニルウレア剤(n=150)8.07±0.85-0.63[-0.8、-0.5]ビグアナイド薬(n=117)7.84±0.71-0.61[-0.7、-0.5]α‐グルコシダーゼ阻害薬(n=105)7.85±0.77-0.68[-0.8、-0.5]チアゾリジン薬(n=95)7.95±0.92-0.60[-0.8、-0.4]DPP‐4阻害薬(n=111)7.88±0.78-0.52[-0.6、-0.4]速効型インスリン分泌促進薬(n=59)8.00±0.88-0.59[-0.8、-0.4]投与開始時:平均値±標準偏差投与前からの変化量:平均値、[]は両側95%信頼区間--------------------------表終了--------------------------低血糖症の副作用発現割合は、スルホニルウレア剤併用時:8.7%(13例/150例)、ビグアナイド薬併用時:2.6%(3例/117例)、チアゾリジン薬併用時:2.1%(2例/95例)、DPP‐4阻害薬併用時:0.9%(1例/111例)、速効型インスリン分泌促進薬併用時:1.7%(1例/59例)であった。α‐グルコシダーゼ阻害薬との併用では低血糖症は認められなかった。(2)インスリン製剤との併用長期投与試験(製造販売後臨床試験/国内)食事・運動療法及びインスリン療法にて血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者(233例)を対象に、ルセオグリフロジン2.5mg又はプラセボを1日1回16週間朝食前に経口投与した。結果は次表のとおりであった。--------------------------表開始--------------------------HbA1c(NGSP値)(%)投与開始時投与前からの変化量プラセボとの差プラセボ(n=74)8.84±0.830.29[0.1、0.5]-ルセオグリフロジン2.5mg(n=159)8.70±0.83-0.77[-0.9、-0.6]-1.07#[-1.3、-0.9]投与開始時:平均値±標準偏差投与前からの変化量、プラセボとの差:最小二乗平均値#:p<0.001(投与開始時の値を共変量として共分散分析)、[]は両側95%信頼区間--------------------------表終了--------------------------低血糖症の副作用発現割合は、プラセボ投与群で10.8%(8例/74例)、ルセオグリフロジン投与群で18.9%(30例/159例)であった。16週間の二重盲検期にルセオグリフロジン併用群に割り付けられ、36週間の非盲検期に移行し、52週間継続投与(5mgへの増量を含む)した症例において、HbA1c(NGSP値)の変化量(平均値(両側95%信頼区間))は-1.00(-1.1、-0.9)%であった。低血糖症の副作用発現割合は、52週間ルセオグリフロジン併用投与群で29.6%(47例/159例)であった。(3)GLP‐1受容体作動薬との併用長期投与試験(製造販売後臨床試験/国内)食事・運動療法及びGLP‐1受容体作動薬の単独療法にて血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者(76例)を対象に、ルセオグリフロジン2.5mg又は5mg(増量時)を1日1回52週間朝食前に経口投与した。結果は次表のとおりであった。--------------------------表開始--------------------------併用薬剤HbA1c(NGSP値)(%)投与開始時投与52週時における投与前からの変化量GLP‐1受容体作動薬(n=76)8.52±1.08-0.68[-0.9、-0.5]投与開始時:平均値±標準偏差投与前からの変化量:平均値、[]は両側95%信頼区間--------------------------表終了--------------------------低血糖症の副作用発現割合は、6.6%(5例/76例)であった。17.1.3腎機能障害患者における有効性試験(第III相試験/国内)中等度の腎機能障害(eGFRが30mL/min/1.73m2以上59mL/min/1.73m2以下)を伴う2型糖尿病患者(145例)を対象に、ルセオグリフロジン2.5mg又はプラセボを1日1回24週間朝食前に経口投与した。結果は次表のとおりであった。--------------------------表開始--------------------------HbA1c(NGSP値)(%)投与開始時投与前からの変化量プラセボとの差プラセボ(n=50)7.69±0.650.09[-0.1、0.3]-ルセオグリフロジン2.5mg(n=95)7.72±0.68-0.11[-0.2、0.0]-0.19♭[-0.4、0.0]投与開始時:平均値±標準偏差投与前からの変化量、プラセボとの差:最小二乗平均値♭:p<0.05(投与開始時の値を共変量として共分散分析)、[]は両側95%信頼区間--------------------------表終了--------------------------24週間の二重盲検期にルセオグリフロジン投与群に割り付けられ、28週間の非盲検期に移行し、52週間継続投与(5mgへの増量を含む)した症例において、HbA1c(NGSP値)変化量(平均値(両側95%信頼区間))は-0.30(-0.4、-0.2)%であった。副作用発現割合は52週間ルセオグリフロジン投与群で25.3%(24例/95例)であり、その主な副作用は便秘5.3%(5例/95例)、頻尿4.2%(4例/95例)、低血糖症4.2%(4例/95例)、膀胱炎、尿中β2ミクログロブリン増加、血中ケトン体増加、脳梗塞各2.1%(2例/95例)であった。