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新型コロナ感染中の運転は交通事故のリスク【Dr. 倉原の“おどろき”医学論文】第269回
2024/11/15 Dr.倉原の“おどろき”医学論文
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https://www.carenet.com/report/series/internal/kurahara/cg003441_269.html
一般名 | ペランパネル水和物注射用 |
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YJコード | 1139405D1025 |
剤型・規格 | 散剤・2mg1瓶 |
薬価 | 1962.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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epilepsy(てんかん)【病名のルーツはどこから?英語で学ぶ医学用語】第15回
2024/11/14 病名のルーツはどこから?英語で学ぶ医学用語
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https://www.carenet.com/series/nameorigin/cg004567_015.html
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第238回 広がる救急車利用の選定療養費化、茨城県では筑波大病院1万3,200円、土浦協同病院1万1,000円、その他病院7,700円と料金に違い
2024/11/13 ざわつく水曜日
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https://www.carenet.com/hihyowed/238.html
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大田原症候群〔OS:Ohtahara syndrome〕
2024/10/24 希少疾病ライブラリ
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https://www.carenet.com/report/library/general/rare/cg002755_053.html
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脳刺激療法で頭部外傷後の手や腕の機能が回復か
2024/10/23 医療一般
脳刺激療法で頭部外傷後の手や腕の機能が回復か
https://www.carenet.com/news/general/hdn/59457
一時的に経口投与ができない患者における、次記の治療に対するペランパネル経口製剤の代替療法:1).てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)におけるペランパネル経口製剤の代替療法。2).他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法におけるペランパネル経口製剤の代替療法。
ペランパネルの経口投与から本剤に切り替える場合:〈部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合〉[単剤療法][併用療法]通常、成人及び4歳以上の小児にはペランパネル経口投与と同じ1日用量を、1日1回30分以上かけて点滴静脈内投与する。ただし、4歳以上12歳未満の小児への投与時間は90分とする。〈強直間代発作に用いる場合〉[併用療法]通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネル経口投与と同じ1日用量を、1日1回30分以上かけて点滴静脈内投与する。ペランパネルの経口投与に先立ち本剤を投与する場合:〈部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合〉[単剤療法]通常、成人及び4歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増し、維持用量は1日1回4~8mgとし、30分以上かけて点滴静脈内投与する。ただし、4歳以上12歳未満の小児への投与時間は90分とする。[併用療法]通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの投与より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増し、本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4~8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgとし、30分以上かけて点滴静脈内投与する。通常、4歳以上12歳未満の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増し、本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4~8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgとし、90分かけて点滴静脈内投与する。〈強直間代発作に用いる場合〉[併用療法]通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの投与より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増し、本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgとし、30分以上かけて点滴静脈内投与する。ペランパネルの経口投与から本剤に切り替える場合、及びペランパネルの経口投与に先立ち本剤を投与する場合のいずれにおいても、症状により適宜増減できるが、1日最高投与量及び増減方法は次のとおりとすること。〈部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合〉[単剤療法]成人及び4歳以上の小児には、2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減し、1日最高8mgまでとする。[併用療法]成人及び12歳以上の小児には、1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減し、1日最高12mgまでとする。4歳以上12歳未満の小児には、2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減し、1日最高12mgまでとする。〈強直間代発作に用いる場合〉[併用療法]成人及び12歳以上の小児には、1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減し、1日最高12mgまでとする。〈参考:成人及び12歳以上の小児における部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合〉1).単剤療法:①.投与方法:1日1回30分以上かけて点滴静脈内投与。②.開始用量*:2mg/日。③.漸増間隔:2週間以上。④.漸増用量:2mg/日。⑤.維持用量:4~8mg/日。⑥.最高投与量:8mg/日。2).併用療法:①.投与方法:1日1回30分以上かけて点滴静脈内投与。②.開始用量*:2mg/日。③.漸増間隔:1週間以上。④.漸増用量:2mg/日。⑤.維持用量:a.本剤の代謝を促進する抗てんかん薬※の併用なし:4~8mg/日。b.本剤の代謝を促進する抗てんかん薬※の併用あり:8~12mg/日。⑥.最高投与量:12mg/日。用量はペランパネルとしての量を示す。*)ペランパネルの経口投与から本剤に切り替える場合には、ペランパネル経口投与と同じ用量。※)本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、ホスフェニトイン、カルバマゼピン。〈参考:4歳以上12歳未満の小児における部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合〉1).単剤療法:①.投与方法:1日1回90分かけて点滴静脈内投与。②.開始用量*:2mg/日。③.漸増間隔:2週間以上。④.漸増用量:2mg/日。⑤.維持用量:4~8mg/日。⑥.最高投与量:8mg/日。2).併用療法:①.投与方法:1日1回90分かけて点滴静脈内投与。②.開始用量*:2mg/日。③.漸増間隔:2週間以上。④.漸増用量:2mg/日。⑤.維持用量:a.本剤の代謝を促進する抗てんかん薬※の併用なし:4~8mg/日。b.本剤の代謝を促進する抗てんかん薬※の併用あり:8~12mg/日。⑥.最高投与量:12mg/日。用量はペランパネルとしての量を示す。*)ペランパネルの経口投与から本剤に切り替える場合には、ペランパネル経口投与と同じ用量。※)本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、ホスフェニトイン、カルバマゼピン。〈参考:成人及び12歳以上の小児における強直間代発作に用いる場合〉併用療法:1).投与方法:1日1回30分以上かけて点滴静脈内投与。2).開始用量*:2mg/日。3).漸増間隔:1週間以上。4).漸増用量:2mg/日。5).維持用量:①.本剤の代謝を促進する抗てんかん薬※の併用なし:8mg/日。②.本剤の代謝を促進する抗てんかん薬※の併用あり:8~12mg/日。6).最高投与量:12mg/日。用量はペランパネルとしての量を示す。*)ペランパネルの経口投与から本剤に切り替える場合には、ペランパネル経口投与と同じ用量。※)本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、ホスフェニトイン、カルバマゼピン。(用法及び用量に関連する注意)7.1.〈全効能共通〉本剤の代謝を促進する抗てんかん薬(カルバマゼピン、フェニトイン、ホスフェニトイン)との併用により本剤の血中濃度が低下することがあるので、本剤の投与開始時、投与中又は本剤からペランパネル経口製剤に切り替える時にカルバマゼピン、フェニトイン又はホスフェニトインを投与開始又は投与中止する際には、慎重に症状を観察し必要に応じて1日最高投与量である12mgを超えない範囲で適切に用量の変更を行うこと〔8.4、10.2、16.7.1参照〕。7.2.〈全効能共通〉軽度肝機能障害及び中等度肝機能障害のある患者に本剤を投与する場合は、ペランパネルとして1日1回2mgより開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増すること。また、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、軽度肝機能障害のある患者については1日最高8mgまで、中等度肝機能障害のある患者については1日最高4mgまでとする〔9.3.2、16.6.2参照〕。7.3.〈全効能共通〉経口投与が可能になった場合は速やかにペランパネル経口製剤に切り替えること。7.4.〈全効能共通〉点滴静脈内投与から経口投与に切り替える際の経口投与の1日用量は、点滴静脈内投与と同じ1日用量とすること。7.5.〈強直間代発作に対する併用療法〉本剤を強直間代発作に対して使用する場合には、他の抗てんかん薬と併用して使用すること(臨床試験において、強直間代発作に対する本剤単独投与での使用経験はない)。
(禁忌)2.1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。2.2.重度肝機能障害のある患者〔9.3.1、16.6.2参照〕。(重要な基本的注意)8.1.易刺激性、攻撃性・敵意、不安、自殺企図等の精神症状があらわれ、自殺に至った例も報告されているので、本剤投与中及び投与終了後一定期間は患者の状態及び病態の変化を注意深く観察すること〔8.2、11.1.1、15.1.1参照〕。8.2.患者及びその家族等に易刺激性、攻撃性・敵意、不安、幻覚(幻視、幻聴等)、妄想、せん妄、自殺企図等の精神症状発現の可能性について十分説明を行い、医師と緊密に連絡を取り合うように指導すること〔8.1、11.1.1、15.1.1参照〕。8.3.運動失調(ふらつき)、めまい等が高頻度で認められ、ペランパネル経口製剤から本剤に切り替えたときにめまい等の発現割合の増加が認められていることから、転倒等に注意すること〔17.1.1参照〕。8.4.本剤を増量した場合に易刺激性、攻撃性・敵意、不安等の精神症状、運動失調(ふらつき)等が多く認められ、特にペランパネルの代謝を促進する抗てんかん薬(カルバマゼピン、フェニトイン、ホスフェニトイン)を併用しない患者では多く認められるため、患者の状態を慎重に観察すること〔7.1、10.2、16.7.1参照〕。8.5.めまい、眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転など危険を伴う操作に従事させないよう注意すること。8.6.連用中における投与量の急激な減量ないし投与中止により、発作頻度増加する可能性があるので、投与を中止する場合には徐々に減量することも考慮し、患者の状態を慎重に観察すること。8.7.添加剤であるスルホブチルエーテルβ-シクロデキストリンナトリウム(SBECD)の血漿中濃度の急激な上昇に伴い、ショック、アナフィラキシーを起こすおそれがあるので、点滴投与時の投与速度に注意すること〔9.7.2参照〕。8.8.添加剤であるSBECDの尿細管への影響により腎機能悪化等を引き起こすおそれがあるので、患者の状態を十分に観察すること(本剤をやむを得ず長期間投与する場合には定期的に腎機能検査を行うこと)〔9.2.1、9.7.2参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(腎機能障害患者)9.2.1.腎機能障害のある患者又は透析中の末期腎障害患者:治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与すること(添加剤であるSBECDの尿細管への影響により腎機能障害が悪化するおそれがあり、また、ペランパネルの代謝物の排泄が遅延するおそれがある)、重度腎機能障害のある患者又は透析中の末期腎障害患者を対象とした臨床試験は実施していない〔8.8、9.7.2参照〕。(肝機能障害患者)9.3.1.重度の肝機能障害のある患者:重度肝機能障害のある患者では投与しないこと(ペランパネルの血中濃度が上昇するおそれがある)〔2.2、16.6.2参照〕。9.3.2.軽度肝機能障害及び中等度肝機能障害のある患者:ペランパネルのクリアランスが低下し、消失半減期が延長することがある〔7.2、16.6.2参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(ラットの妊娠及び授乳期間中に投与したとき、一般状態の悪化の認められる用量(3mg/kg/日以上)で分娩異常及び哺育状態異常、死亡産仔数増加、出生率減少及び生存率減少、10mg/kg/日で出生仔体重抑制と出生仔形態分化遅延がみられ、妊娠ウサギに投与したとき、体重及び摂餌量の減少が認められる用量(10mg/kg)で、早産がみられた)。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(授乳ラットに投与したとき、ペランパネル又はその代謝物が乳汁中へ移行することが報告されている)。(小児等)9.7.1.18歳未満の患者に本剤を投与した臨床試験は実施していない。9.7.2.低体重の小児に対して本剤を投与する場合は、慎重に投与すること(添加剤であるSBECDにより、腎機能の悪化等を引き起こすおそれがある)〔8.7、8.8、9.2.1参照〕。9.7.3.経口製剤の臨床試験において、小児における易刺激性、攻撃性・敵意等の精神症状の発現割合が成人に比べて高くなることが示唆されているので、観察を十分に行うこと。(高齢者)9.8.1.一般に高齢者では生理機能が低下している〔16.6.3参照〕。9.8.2.観察を十分に行うなど慎重に投与すること(経口製剤の臨床試験において、高齢者は非高齢者と比較して転倒のリスクが高いという結果が得られている)。(相互作用)ペランパネルは主として薬物代謝酵素CYP3Aで代謝される〔16.4参照〕。10.2.併用注意:1).カルバマゼピン、フェニトイン、ホスフェニトインナトリウム水和物〔7.1、8.4、16.7.1参照〕[ペランパネルの血中濃度が低下するので、必要に応じて本剤の用量を調節すること(相手薬剤により薬物代謝酵素CYP3Aが誘導され、本剤の代謝が促進される)]。2).CYP3A誘導作用を有する薬剤等(リファンピシン、フェノバルビタール、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’sWort)等)[ペランパネルの血中濃度が低下する可能性がある(相手薬剤により薬物代謝酵素CYP3Aが誘導され、本剤の代謝が促進される可能性がある)]。3).CYP3A阻害作用を有する薬剤(イトラコナゾール等)〔16.7.2参照〕[ペランパネルの血中濃度が上昇する可能性がある(相手薬剤により薬物代謝酵素CYP3Aが阻害され、本剤のクリアランスが低下する)]。4).経口避妊薬(レボノルゲストレル)〔16.7.4参照〕[相手薬剤の血中濃度が低下し効果が減弱する可能性がある(機序は不明である)]。5).アルコール(飲酒)〔16.7.5参照〕[精神運動機能の低下が増強することがある(ペランパネル及びアルコールは中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強する可能性がある)]。(過量投与)13.1.徴候・症状過量投与後にみられた主な症状は、精神状態変化、激越及び攻撃的行動であった。13.2.処置過量投与の際の特異的な薬物療法はない(なお、腎透析によるクリアランスの促進は期待できない)。(適用上の注意)14.1.薬剤調製時の注意14.1.1.本剤を注射用水、5%ブドウ糖注射液又は生理食塩液6mLで溶解し、完全に溶解したことを確認すること。14.1.2.5%ブドウ糖注射液又は生理食塩液で希釈して、点滴静脈内投与する(希釈後の点滴静脈内注射溶液濃度0.02~0.12mg/mL)こと。14.1.3.用時調製し、調製後は速やかに使用すること(また、残液は廃棄すること)。14.2.薬剤投与時の注意14.2.1.ポリエチレン製の点滴バッグを使用すること。14.2.2.ポリプロピレン製の点滴バッグの使用は避けること(不純物があらわれることがある)。14.2.3.ポリ塩化ビニル製の点滴チューブ及び点滴バッグの使用は避けること(ペランパネルと接触した場合、吸着が起こることがある)。(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報15.1.1.海外で実施された複数の抗てんかん薬における、てんかん、精神疾患等を対象とした199のプラセボ対照比較試験の検討結果において、自殺念慮及び自殺企図の発現リスクが、抗てんかん薬の服用群でプラセボ群と比較して約2倍高く(抗てんかん薬服用群:0.43%、プラセボ群:0.24%)、抗てんかん薬の服用群では、プラセボ群と比べ1000人あたり1.9人多いと計算された(95%信頼区間:0.6-3.9)。また、てんかん患者のサブグループでは、プラセボ群と比べ1000人あたり2.4人多いと計算されている〔8.1、8.2参照〕。15.1.2.薬物乱用経験のある外国人健康成人にペランパネル8~36mgを単回経口投与したとき、薬剤嗜好性、薬剤購入希望、多幸気分及び鎮静スコアの評価指標において、プラセボを投与したときと比較して大きな作用が認められた。ペランパネル24~36mgを投与したときに認められた作用は陽性対照(アルプラゾラム1.5~3mg、ケタミン100mg)と同程度であった。15.2.非臨床使用に基づく情報15.2.1.ラットを用いた身体依存性試験において、ペランパネル13.3~43.5mg/kg(摂餌量から換算)を混餌投与した際に、退薬症候が認められた。また、サルを用いた静脈内自己投与試験において、ペランパネル0.016~0.004mg/kgを漸減投与した際に、自己投与回数増加(強化効果)が認められた。(取扱い上の注意)外箱開封後は光を遮り保存すること。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.攻撃性等の精神症状:易刺激性(6.8%)、攻撃性(3.5%)、不安(1.5%)、怒り(1.1%)、幻覚(幻視、幻聴等)(0.6%)、妄想(0.3%)、せん妄(頻度不明)等の精神症状があらわれることがある〔8.1、8.2参照〕。11.2.その他の副作用1).過敏症:(1~5%未満)発疹、(1%未満)そう痒症。2).精神神経系:(5%以上)浮動性めまい(35.4%)、傾眠(19.8%)、(1~5%未満)頭痛、運動失調、平衡障害、構語障害、痙攣、(1%未満)振戦、気分動揺、感覚鈍麻、嗜眠、過眠症、感情不安定、気分変化、神経過敏、健忘、記憶障害、異常行動、錯乱状態、睡眠障害、錯感覚、自殺企図、注意力障害、精神運動亢進、協調運動異常、てんかん増悪、自殺念慮、多幸気分。3).消化器:(1~5%未満)悪心、嘔吐、(1%未満)腹部不快感、腹痛、下痢、口内炎、便秘、流涎過多。4).肝臓:(1%未満)肝機能異常、γ-GTP増加、AST増加、ALT増加。5).血液:(1%未満)貧血、低ナトリウム血症、好中球減少症。6).眼:(1~5%未満)複視、(1%未満)眼振、霧視。7).筋骨格:(1%未満)筋力低下、筋肉痛、(頻度不明)関節痛。8).その他:(1~5%未満)疲労、体重増加、回転性めまい、歩行障害、食欲減退、食欲亢進、*注射部位疼痛、*注射部位発疹、*注射部位小水疱[*:臨床試験(経口製剤から注射剤への切り替え試験)で認められた副作用]、(1%未満)心電図QT延長、異常感、倦怠感、尿中蛋白陽性、体重減少、不規則月経、鼻出血、転倒、酩酊感、挫傷、無力症、発熱、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、尿失禁、(頻度不明)上気道感染。
18.1作用機序ペランパネルは、シナプス後膜に主として存在するAMPA(α‐amino‐3‐hydroxy‐5‐methyl‐4‐isoxazolepropionicacid)型グルタミン酸受容体に選択的な非競合的拮抗剤として抗てんかん作用を発揮すると推定されている。18.2抗痙攣作用18.2.1マウスにおける音誘発強直性痙攣を抑制した。18.2.2マウスにおける最大電撃痙攣を抑制した。18.2.3マウスにおけるペンチレンテトラゾール誘発痙攣を抑制した。18.2.4ストラスブール遺伝性欠神発作ラット(GAERS)では、痙攣抑制作用を示さなかった。18.2.5角膜キンドリングマウスにおいて、キンドリング形成の遅延及び痙攣重症度の軽減が認められた。18.2.6扁桃核キンドリングラットにおいて、後発射閾値の上昇、後発射持続時間の短縮及び痙攣重症度の軽減が認められた。
17.1有効性及び安全性に関する試験〈部分発作(二次性全般化発作を含む)、強直間代発作〉17.1.1国内第II相試験(経口製剤から注射剤への切り替え試験)12歳以上の部分発作(二次性全般化発作を含む)又は強直間代発作を有する日本人てんかん患者21例を対象に注1)、ペランパネル8~12mg/日を経口投与から30分間の点滴静脈内投与(4日間、1日1回)に切り替えたとき注2)、経口投与時と比べて1日あたりの発作回数に違いはなかった。本剤が投与された安全性解析対象症例21例において、副作用は61.9%(13/21例)に認められた。主な副作用は、浮動性めまいが28.6%(6/21例)、傾眠が14.3%(3/21例)であった。[8.3参照]注1)本剤を投与した被験者の年齢は18~62歳であった。注2)本剤の投与速度は3.3mL/分(ペランパネルとして最大で0.4mg/分)であった。