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カルシニューリン阻害で免疫を抑制するループス腎炎治療薬「ルプキネス」【最新!DI情報】第27回
2024/11/19 最新!DI情報
カルシニューリン阻害で免疫を抑制するループス腎炎治療薬「ルプキネス」【最新!DI情報】第27回
https://www.carenet.com/pharmacist/di/cg004391_027.html
一般名 | カスポファンギン酢酸塩注射用 |
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YJコード | 6179402D1020 |
剤型・規格 | 散剤・50mg1瓶 |
薬価 | 16296.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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https://www.carenet.com/pharmacist/di/cg004391_027.html
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掌蹠角化症〔PPK:palmoplantar keratoderma〕
2024/10/14 希少疾病ライブラリ
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https://www.carenet.com/report/library/general/rare/cg002755_047.html
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抗真菌薬の過剰処方が薬剤耐性真菌感染症増加の一因に
2024/02/13 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/hdn/57947
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第189回 ChatGPTの論文作文はその探偵がお見通し/70年来の念願、腎毒性のないアムホテリシンB合成
2023/11/14 バイオの火曜日
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https://www.carenet.com/hihyotue/189.html
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「爪白癬は外用薬で治す」は誤解?
2023/09/26 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/carenet/57215
1).真菌感染が疑われる発熱性好中球減少症。2).カンジダ属又はアスペルギルス属による次記の真菌感染症。①.食道カンジダ症。②.侵襲性カンジダ症。③.アスペルギルス症(侵襲性アスペルギルス症、慢性壊死性肺アスペルギルス症、肺アスペルギローマ)。(効能又は効果に関連する注意)5.1.〈真菌感染が疑われる発熱性好中球減少症〉本剤は次の3条件を満たす症例に投与すること:1回の検温で38℃以上又は1時間以上持続する37.5℃以上の発熱で、好中球数が500/mm3未満、又は1000/mm3未満で500/mm3未満に減少することが予測され、適切な抗菌薬投与を行っても解熱せず、抗真菌薬の投与が必要と考えられる場合に投与。5.2.〈真菌感染が疑われる発熱性好中球減少症〉発熱性好中球減少症の患者への投与は、発熱性好中球減少症の治療に十分な経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ実施すること。5.3.〈真菌感染が疑われる発熱性好中球減少症〉発熱性好中球減少症に投与する場合には、投与前に適切な培養検査等を行い、起炎菌を明らかにする努力を行うこと(起炎菌が判明した際には、本剤投与継続の必要性を検討すること)。5.4.〈侵襲性カンジダ症〉カンジダ血症、腹腔内膿瘍、腹膜炎、胸腔内感染以外における検討は行われていない〔17.1.1、17.1.2参照〕。5.5.〈侵襲性アスペルギルス症〉他の治療が無効あるいは忍容性に問題がある患者に本剤の使用を考慮すること。
〈成人〉真菌感染が疑われる発熱性好中球減少症通常、カスポファンギンとして投与初日に70mgを、投与2日目以降は50mgを1日1回投与する。本剤は約1時間かけて緩徐に点滴静注する。カンジダ属又はアスペルギルス属による次記の真菌感染症・食道カンジダ症通常、カスポファンギンとして50mgを1日1回投与する。本剤は約1時間かけて緩徐に点滴静注する。・侵襲性カンジダ症、アスペルギルス症通常、カスポファンギンとして投与初日に70mgを、投与2日目以降は50mgを1日1回投与する。本剤は約1時間かけて緩徐に点滴静注する。〈小児〉真菌感染が疑われる発熱性好中球減少症、カンジダ属又はアスペルギルス属による食道カンジダ症、侵襲性カンジダ症、アスペルギルス症通常、カスポファンギンとして投与初日に70mg/㎡(体表面積)を、投与2日目以降は50mg/㎡(体表面積)を1日1回投与する。本剤は約1時間かけて緩徐に点滴静注する。なお、1日1回50mg/㎡(体表面積)の投与で効果不十分の場合には、1日1回70mg/㎡(体表面積)まで増量することができる。いずれの場合も1日用量として70mgを超えないこと。(用法及び用量に関連する注意)7.1.〈成人〉中等度肝機能障害を伴う患者に対しては、次を目安に本剤の用量調節をすること〔16.6.1参照〕。1).〈成人〉中等度肝機能障害<Child-Pughスコア7~9>を伴う食道カンジダ症:35mgを1日1回。2).〈成人〉中等度肝機能障害<Child-Pughスコア7~9>を伴う発熱性好中球減少症、侵襲性カンジダ症、アスペルギルス症:投与初日に70mg、投与2日目以降は35mgを1日1回。〈成人〉軽度肝機能障害<Child-Pughスコア5~6>を伴う患者に対しては通常の用量を投与する。〈成人〉重度肝機能障害<Child-Pughスコア10以上>を伴う患者に対しては本剤の投与経験がない。7.2.〈成人〉エファビレンツ、ネビラピン、リファンピシン、デキサメタゾン、フェニトイン、カルバマゼピンと本剤を併用する場合、成人は本剤70mgの1日1回投与を検討すること〔10.2、16.7.3、16.7.4参照〕。7.3.〈小児〉3ヵ月未満の患者では血中濃度が高くなる可能性があるので、3ヵ月未満の患者に投与する際は減量を考慮すること〔16.1.2参照〕。7.4.〈小児〉小児の肝機能障害患者に対する検討は行われていない。7.5.〈小児〉エファビレンツ、ネビラピン、リファンピシン、デキサメタゾン、フェニトイン、カルバマゼピンと本剤を併用する場合、小児は本剤70mg/㎡(体表面積)の1日1回投与を検討すること(なお、1日用量として70mgを超えないこと)〔10.2、16.7.3、16.7.4参照〕。
(禁忌)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.本剤の投与期間は患者の臨床症状、効果等に基づき決定し、治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること〔17.1.1、17.1.2参照〕。8.2.肝機能障害があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど、患者の状態を十分観察すること〔11.1.2参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.薬物過敏症<本剤の成分に対する過敏症を除く>の既往歴のある患者:特に他のキャンディン系抗真菌剤に対し過敏症の既往歴のある患者には注意すること。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(ラットでは母動物に毒性があらわれる用量(5mg/kg/日)で、胎仔体重減少並びに胎仔頭蓋不完全骨化及び胎仔体躯不完全骨化発現率の増加が認められており、さらに、同用量で胎仔頸肋の発現率増加がみられており、動物試験(ラット、ウサギ)で、胎盤通過が認められている)。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒトの母乳中に移行するか否かは不明であるが、ラットでは乳汁移行が認められている)。(小児等)投与に際しては観察を十分に行うこと。小児の臨床試験では、成人と比べALT増加、AST増加、肝機能異常の発現頻度が高いことが報告されている。低出生体重児、新生児及び3ヵ月未満の乳児を対象とした国内臨床試験は実施していない。(相互作用)10.2.併用注意:1).シクロスポリン〔16.7.1参照〕[本剤をシクロスポリンと併用した際、シクロスポリンの血中濃度に変化はみられなかったが、本剤のAUCは増加し、また、両薬剤の併用により一過性のALT及びAST増加が認められたため、シクロスポリンが投与されている患者への本剤の投与は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみとし、両薬剤を併用する場合は、肝酵素の綿密なモニタリングの実施を考慮すること(併用による本剤のAUCの増加には、トランスポーター(OATP1B1)を介した本剤の肝取り込みの阻害が関与していると考えられる)]。2).タクロリムス〔16.7.2参照〕[本剤をタクロリムスと併用した際、タクロリムスの投与後12時間血中濃度<C12hr>を減少させたが、本剤の血中濃度に有意な変化はみられなかったため、本剤とタクロリムスを併用する場合は、タクロリムスの血中濃度のモニタリング及びタクロリムスの用量調節が推奨される(機序不明)]。3).リファンピシン:①.リファンピシン〔7.2、7.5、16.7.3参照〕[本剤をリファンピシン単回投与と併用した際、本剤のAUCが増加し、リファンピシンの血中濃度に有意な変化はみられなかった(リファンピシンの併用による本剤のクリアランス誘導には代謝過程よりも肝取り込みトランスポーター(OATP1B1)を介した輸送過程が影響すると考えられる)]。②.リファンピシン〔7.2、7.5、16.7.3参照〕[リファンピシンの誘導作用が定常状態下で本剤を併用した際、本剤のトラフ濃度が減少し、リファンピシンの血中濃度に有意な変化はみられなかった(リファンピシンの併用による本剤のクリアランス誘導には代謝過程よりも肝取り込みトランスポーター(OATP1B1)を介した輸送過程が影響すると考えられる)]。4).エファビレンツ、ネビラピン、フェニトイン、デキサメタゾン、カルバマゼピン〔7.2、7.5、16.7.4参照〕[これらの薬剤と本剤の併用により、臨床的に有意な本剤の血中濃度の低下が生じるおそれがある(これらの薬剤の併用による本剤のクリアランス誘導には代謝過程よりも取り込み輸送過程が影響すると考えられる)]。(適用上の注意)14.1.薬剤調製時の注意14.1.1.〈成人〉バイアル中の本剤の溶解:バイアルを常温に戻し、本品1バイアル(70mgバイアル又は50mgバイアル)に、生理食塩液あるいは注射用水10.5mLを注入し、ゆっくりと振り混ぜて粉末状の本剤を完全に溶解させる。バイアル中に溶解した本剤の溶液が混濁又は沈殿している場合はその溶液を使用しないこと。本剤の溶解後の濃度は、7.2mg/mL(70mgバイアル)又は5.2mg/mL(50mgバイアル)とそれぞれ異なるので希釈する時は注意すること。14.1.2.〈成人〉本剤投与時の調製方法:希釈液は、生理食塩液又は乳酸リンゲル液を用いる。通常、バイアル中で溶解した本剤の溶液の必要量(次参照)を、250mLの希釈液の入った点滴静注用バッグ又はボトルに添加して希釈し、点滴静注液とする。調製後の点滴静注液が混濁又は沈殿している場合はその静注液を使用しないこと。1日1回用量が50mg又は35mgの場合には、必要に応じて希釈液を100mLに減じて用いることができる。[点滴静注液の調製法]1).1日1回用量70mg(70mgバイアル1本):点滴静注用バッグ又はボトルへ添加する本剤の溶液量10mL、通常の調製法(250mLの希釈液に本剤溶液を添加)で希釈後の本剤の濃度0.28mg/mL、希釈液を減量した調製法(100mLの希釈液に本剤溶液を添加)は推奨しない*。2).1日1回用量70mg(50mgバイアル2本)[70mgバイアルが利用できない場合には、50mgバイアル2本を用いて1日1回用量70mgの点滴静注液を調製することができる]:点滴静注用バッグ又はボトルへ添加する本剤の溶液量14mL、通常の調製法(250mLの希釈液に本剤溶液を添加)で希釈後の本剤の濃度0.28mg/mL、希釈液を減量した調製法(100mLの希釈液に本剤溶液を添加)は推奨しない*。3).1日1回用量50mg(70mgバイアル1本)[50mgバイアルが利用できない場合には、70mgバイアル1本を用いて1日1回用量50mgの点滴静注液を調製することができる]:点滴静注用バッグ又はボトルへ添加する本剤の溶液量7mL、通常の調製法(250mLの希釈液に本剤溶液を添加)で希釈後の本剤の濃度0.20mg/mL、希釈液を減量した調製法(100mLの希釈液に本剤溶液を添加)で希釈後の本剤の濃度0.47mg/mL。4).1日1回用量50mg(50mgバイアル1本):点滴静注用バッグ又はボトルへ添加する本剤の溶液量10mL、通常の調製法(250mLの希釈液に本剤溶液を添加)で希釈後の本剤の濃度は0.20mg/mL、希釈液を減量した調製法(100mLの希釈液に本剤溶液を添加)で希釈後の本剤の濃度0.47mg/mL。5).1日1回用量35mg(中等度肝機能障害用)(70mgバイアル1本):点滴静注用バッグ又はボトルへ添加する本剤の溶液量5mL、通常の調製法(250mLの希釈液に本剤溶液を添加)で希釈後の本剤の濃度0.14mg/mL、希釈液を減量した調製法(100mLの希釈液に本剤溶液を添加)で希釈後の本剤の濃度0.34mg/mL。6).1日1回用量35mg(中等度肝機能障害用)(50mgバイアル1本):点滴静注用バッグ又はボトルへ添加する本剤の溶液量7mL、通常の調製法(250mLの希釈液に本剤溶液を添加)で希釈後の本剤の濃度0.14mg/mL、希釈液を減量した調製法(100mLの希釈液に本剤溶液を添加)で希釈後の本剤の濃度0.34mg/mL。70mgバイアル、50mgバイアルのいずれを用いる際も、バイアル中の本剤の溶解には生理食塩液あるいは注射用水を10.5mL用いること。*100mLの希釈液を用いた調製法は推奨しない。調製後の最終濃度が0.5mg/mLを超えないこと。14.1.3.〈小児〉患者の体表面積(BSA)に基づく1日1回の用量の計算:本剤投与前に患者の体表面積(BSA)※に基づいて用量を計算する。投与初日の用量(mg)は、BSA(㎡)×70mg/㎡で計算し、投与2日目以降の用量(mg)は、BSA(㎡)×50mg/㎡で計算する。ただし、投与初日及び投与2日目以降の1日用量は、患者毎に計算された用量に関わらず、70mgを超えないこと。14.1.4.〈小児〉バイアル中の本剤の溶解:バイアルを常温に戻し、本品1バイアル(70mgバイアル又は50mgバイアル)に、生理食塩液あるいは注射用水10.5mLを注入し、ゆっくりと振り混ぜて粉末状の本剤を完全に溶解させる。バイアル中に溶解した本剤の溶液が混濁又は沈殿している場合はその溶液を使用しないこと。本剤の溶解後の濃度は、7.2mg/mL(70mgバイアル)又は5.2mg/mL(50mgバイアル)とそれぞれ異なるので希釈する時は注意すること。14.1.5.〈小児〉本剤投与時の調製方法:希釈液は、生理食塩液又は乳酸リンゲル液を用いる。バイアル中で溶解した本剤の溶液から計算した用量に相当する必要量を、点滴静注用バッグ又はボトルに添加して希釈し、点滴静注液とする。調製後の点滴静注液が混濁又は沈殿している場合はその静注液を使用しないこと。調製後の最終濃度が0.5mg/mLを超えないこと。14.1.6.〈共通〉本剤の調製に際しては、ブドウ糖を含む希釈液を使用しないこと(本剤はブドウ糖を含む希釈液中では不安定である)。14.1.7.〈共通〉調製後は速やかに使用すること(やむを得ず保存を必要とする場合でも、バイアル中で溶解した本剤の溶液は、25℃以下で24時間以内に使用すること)。また、希釈した点滴静注液は、25℃以下では24時間以内、冷所(2~8℃)では48時間以内に使用すること。14.2.薬剤投与時の注意本剤の投与に際しては、他の薬物<生理食塩液・注射用水・乳酸リンゲル液を除く>と混合しない、また、他剤と同じラインで同時に点滴静注を行わないこと(他剤と連続注入する場合には、本剤の投与前後にラインを生理食塩水又は乳酸リンゲル液でフラッシュすること)、他の薬物と混合した場合及び他剤と同じラインで同時に点滴静注を行った場合のデータはない。※)患者の体表面積(BSA)は次に示すMosteller式により算出する。BSA(㎡)=√(身長(cm)×体重(kg)÷3600)。(保管上の注意)2~8℃。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.アナフィラキシー(頻度不明):発疹、顔面腫脹、血管浮腫、そう痒症、熱感、気管支痙攣、呼吸困難、潮紅等の異常があらわれることがある。11.1.2.肝機能障害(頻度不明):AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇や肝機能障害があらわれることがある〔8.2参照〕。11.1.3.中毒性表皮壊死融解症(ToxicEpidermalNecrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)。11.2.その他の副作用1).眼障害:(1~5%未満)眼そう痒症。2).胃腸障害:(1~5%未満)悪心、腹部圧痛、下痢、血便排泄、下部消化管出血、口の感覚鈍麻、(頻度不明)嘔吐。3).全身障害及び投与局所様態:(1~5%未満)悪寒、発熱、血管穿刺部位炎症、(頻度不明)腫脹、末梢性浮腫。4).肝胆道系障害:(5%以上)肝機能異常。5).臨床検査:(5%以上)ALT増加、AST増加、γ-GTP増加、(1~5%未満)血中Al-P増加、血中カリウム減少、プロトロンビン時間延長、活性化部分トロンボプラスチン時間延長、血中ビリルビン増加、血中カルシウム減少、血中クロール増加、血中ブドウ糖減少、血中カリウム増加、CRP増加、ヘマトクリット減少、血小板数減少、総蛋白減少、白血球数減少、尿中ビリルビン増加、好酸球数増加、LDH増加、(頻度不明)ヘモグロビン減少、抱合ビリルビン増加、血中アルブミン減少、血中クレアチニン増加、血中マグネシウム減少。6).代謝及び栄養障害:(1~5%未満)糖尿病、(頻度不明)低カリウム血症、高カルシウム血症。7).神経系障害:(1~5%未満)浮動性めまい、頭痛、失神。8).皮膚及び皮下組織障害:(1~5%未満)発疹、(頻度不明)皮膚そう痒症、多汗症。9).血管障害:(1~5%未満)静脈炎、高血圧、血管障害、(頻度不明)潮紅。10).呼吸器、胸郭及び縦隔障害:(1~5%未満)肺水腫、(頻度不明)呼吸困難。11).血液及びリンパ系障害:(1~5%未満)貧血。12).腎及び尿路障害:(1~5%未満)腎機能障害。
18.1作用機序真菌(アスペルギルス属及びカンジダ属)細胞壁の主要構成成分である1,3‐β‐D‐グルカンの生合成を阻害する。なお、哺乳類の細胞は、1,3‐β‐D‐グルカンを合成しない。18.2抗真菌作用カスポファンギンは、アスペルギルス属(A.fumigatus、A.flavus、A.nidulans、A.niger、A.terreusを含む)及びカンジダ属[C.albicans、C.glabrata、C.guilliermondii、C.kefyr(旧名C.pseudotropicalis)、C.krusei、C.lusitaniae、C.parapsilosis、C.tropicalisを含む]に対して幅広いinvitro抗真菌作用を示す。カンジダ属に対しては殺菌的に作用し、アスペルギルス属には菌糸の伸長抑制作用を示す。Invivoでは、アスペルギルス属(A.fumigatus)の播種性感染又は肺感染による免疫不全モデル(マウス、ラット)への非経口投与により、生存期間の延長が認められた。また、カンジダ属の播種性感染、並びに口腔咽頭及び消化器感染による免疫正常又は免疫不全モデル(マウス)への非経口投与により、生存期間の延長(C.albicans)又は標的器官からの除菌作用(C.albicans、C.glabrata、C.krusei、C.lusitaniae、C.parapsilosis、C.tropicalis)がみられた。18.3耐性菌カンジダ属においてカスポファンギンに対して低感受性を示す株が報告されている。この感受性の低下にはグルカン合成酵素のFKSサブユニットの変異が関与しているとの報告がある。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内臨床成績(1)国内第III相試験(成人)カンジダ属又はアスペルギルス属による真菌感染症の成人患者を対象とした第III相実薬対照二重盲検比較試験を実施した。食道カンジダ症に対しては本剤50mgを、侵襲性カンジダ症及びアスペルギルス症に対しては本剤50mg(投与初日のみ70mg)を1日1回投与した。本剤の投与期間(中央値及び範囲)は、食道カンジダ症では14日間(7~28日)、侵襲性カンジダ症では14日間(2~36日)、アスペルギルス症では29日間(8~84日)であり、臨床試験成績の概要は表1のとおりであった。表1疾患別臨床総合効果†(PerProtocolSet)--------------------------表開始--------------------------真菌感染症疾患名本剤50mg又は70/50mg‡n/m§(%)ミカファンギン150mgn/m§(%)カンジダ症食道カンジダ症6/6例5/6例カンジダ血症1/1例-カンジダ腹膜炎2/2例1/1例合計9/9例(100%)6/7例(85.7%)アスペルギルス症慢性壊死性肺アスペルギルス症9/20例14/30例肺アスペルギローマ5/10例0/3例合計14/30例(46.7%)14/33例(42.4%)†群間の差異を統計的に検証することを目的とした試験ではない。‡食道カンジダ症患者に50mg、その他の感染症患者については投与初日に70mgを、投与2日目以降は50mgを1日1回投与した。§総合効果の有効例数/解析対象例数--------------------------表終了--------------------------本剤を投与された60例中23例(38.3%)に副作用が認められた。その主なものはAST増加6例(10.0%)、ALT増加5例(8.3%)、高血圧3例(5.0%)、好酸球数増加3例(5.0%)、悪心2例(3.3%)、静脈炎2例(3.3%)、血中Al‐P増加2例(3.3%)、血中カリウム減少2例(3.3%)、γ‐GTP増加2例(3.3%)、プロトロンビン時間延長2例(3.3%)であった。[5.4、8.1参照](2)国内第II相試験(小児)カンジダ属又はアスペルギルス属による真菌感染症の小児患者(3ヵ月~17歳)を対象とした第II相非盲検試験を実施した。侵襲性カンジダ症及びアスペルギルス症に対して本剤50mg/m2(投与初日のみ70mg/m2、ただし1日用量として70mgを超えない)を1日1回投与した。本剤の投与期間(中央値及び範囲)は、侵襲性カンジダ症では14日間(2~31日)、アスペルギルス症では10.5日間(3~57日)であり、臨床試験成績の概要は、表2のとおりであった。表2疾患別臨床総合効果(FullAnalysisSet)--------------------------表開始--------------------------真菌感染症疾患名本剤70/50mg/m2†n/m‡(%)カンジダ症カンジダ血症6/8例肺カンジダ症1/2例カンジダ肝膿瘍1/1例カンジダ脾膿瘍0/1例合計8/12例(66.7%)アスペルギルス症侵襲性アスペルギルス症5/8例(62.5%)†投与初日に70mg/m2を、投与2日目以降は50mg/m2を1日1回投与した(ただし1日用量として70mgを超えない)。‡総合効果の有効例数/解析対象例数--------------------------表終了--------------------------本剤を投与された20例中10例(50.0%)に副作用が認められた。その主なものはALT増加5例(25.0%)、AST増加4例(20.0%)、肝機能異常3例(15.0%)、LDH増加2例(10.0%)、γ‐GTP増加2例(10.0%)であった。[5.4、8.1参照]17.1.2外国臨床成績(1)外国第II/III相試験(成人)〈真菌感染が疑われる発熱性好中球減少症〉真菌感染が疑われる発熱性好中球減少症患者を対象とした本剤50mg(投与初日のみ70mg)の1日1回投与とアムホテリシンBリポソーム製剤(3.0mg/kg)の1日1回投与との二重盲検比較試験を実施した。忍容性は良好であるが十分な臨床効果が得られない場合には本剤又はアムホテリシンBリポソーム製剤の増量を可能とした(それぞれ70mg又は5.0mg/kg)。投与期間(中央値及び範囲)は、本剤では11日間(1~90日)、アムホテリシンBリポソーム製剤では10日間(1~91日)であり、総合効果の有効率は本剤33.9%(190/556例)、アムホテリシンBリポソーム製剤33.7%(181/539例)であった。[8.1参照]〈食道カンジダ症〉食道カンジダ症患者を対象とした本剤50mgの1日1回投与とフルコナゾール200mgの1日1回投与との二重盲検比較試験を実施した。投与期間(中央値及び範囲)は、本剤では8日間(1~20日)、フルコナゾールでは7日間(1~26日)であり、総合効果の有効率は本剤81.5%(66/81例)、フルコナゾール85.1%(80/94例)であった。[8.1参照]〈侵襲性カンジダ症〉侵襲性カンジダ症患者を対象とした本剤50mg(投与初日のみ70mg)の1日1回投与とアムホテリシンB(非好中球減少患者に0.6~0.7mg/kg、好中球減少患者に0.7~1.0mg/kg)の1日1回投与との二重盲検比較試験を実施した。投与期間(中央値及び範囲)は、本剤では11日間(1~28日)、アムホテリシンBでは10日間(1~28日)であり、総合効果の有効率は本剤73.4%(80/109例)、アムホテリシンB61.7%(71/115例)であった。[5.4、8.1参照]〈侵襲性アスペルギルス症〉他の抗真菌薬治療が無効又は不耐の侵襲性アスペルギルス症患者を対象とした本剤50mg(投与初日のみ70mg)の1日1回投与の非盲検試験を実施した。本剤の投与期間(中央値及び範囲)は25日間(1~162日)であり、総合効果の有効率は、44.6%(37/83例)であった。[8.1参照](2)外国第II相試験(小児)〈真菌感染が疑われる発熱性好中球減少症〉真菌感染が疑われる発熱性好中球減少症患者(2~17歳)を対象とした本剤50mg/m2(投与初日のみ70mg/m2)の1日1回投与(ただし1日用量として70mgを超えない)とアムホテリシンBリポソーム製剤(3.0mg/kg)の1日1回投与との二重盲検比較試験を実施した。忍容性は良好であるが十分な臨床効果が得られない場合には本剤又はアムホテリシンBリポソーム製剤の増量を可能とした(それぞれ70mg/m2又は5.0mg/kg)。投与期間(中央値及び範囲)は、本剤では9日間(3~36日)、アムホテリシンBリポソーム製剤では9日間(1~55日)であり、総合効果の有効率は本剤46.4%(26/56例)、アムホテリシンBリポソーム製剤32.0%(8/25例)であった。[8.1参照]〈食道カンジダ症、侵襲性カンジダ症、侵襲性アスペルギルス症〉食道カンジダ症、侵襲性カンジダ症及び他の抗真菌薬治療が無効又は不耐の侵襲性アスペルギルス症患者(3ヵ月~17歳)を対象とした本剤50mg/m2(投与初日のみ70mg/m2)の1日1回投与(ただし1日用量として70mgを超えない)の非盲検試験を実施した。本剤の投与期間(中央値及び範囲)は、食道カンジダ症では32日間(-)、侵襲性カンジダ症では10日間(2~42日)、アスペルギルス症では38日間(6~87日)であった。総合効果の有効率は、食道カンジダ症に対して本剤100%(1/1例)、侵襲性カンジダ症に対して本剤81.1%(30/37例)、侵襲性アスペルギルス症に対して本剤50.0%(5/10例)であった。[5.4、8.1参照]