1.
運動しても血圧が低下しない人とは?
2024/11/08 医療一般 日本発エビデンス
運動しても血圧が低下しない人とは?
https://www.carenet.com/news/general/carenet/59589
一般名 | オルメサルタンメドキソミル・アゼルニジピン配合剤(1)錠 |
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YJコード | 2149115F1026 |
剤型・規格 | 錠剤・1錠 |
薬価 | 29.20円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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2.
さじ加減で過降圧や副作用を調整している医師にとっては3剤配合剤の有用性は低い(解説:桑島巌氏)
2024/11/07 CLEAR!ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/clear/journal/59579
3.
今後の高血圧治療における治療アプリの役割は?【治療用アプリの処方の仕方】第3回
2024/11/06 治療用アプリの処方の仕方
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https://www.carenet.com/series/application/cg004897_003.html
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心臓以外の大手術前のレニン・アンジオテンシン系(RAS)阻害薬使用継続は少なくとも予後や合併症に悪影響は与えない(解説:浦信行氏)
2024/11/04 CLEAR!ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/clear/journal/59548
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糖尿病、脳卒中合併高血圧でも積極的降圧が有効―とはいうが、COVID-19ロックダウン下の中国で大規模臨床試験を強行したことに驚き(解説:桑島巌氏)
2024/11/01 CLEAR!ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/clear/journal/59549
高血圧症。(効能又は効果に関連する注意)5.1.過度の血圧低下のおそれ等があり、本剤を高血圧治療の第一選択薬としないこと〔8.1参照〕。5.2.原則として、オルメサルタンメドキソミル及びアゼルニジピンを併用している場合、あるいはいずれか一方を使用し血圧コントロールが不十分な場合に、本剤への切り替えを検討すること〔8.1参照〕。
通常、成人には1日1回1錠(オルメサルタンメドキソミル/アゼルニジピンとして10mg/8mg)を朝食後経口投与する。本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない。(用法及び用量に関連する注意)7.1.次のオルメサルタンメドキソミルとアゼルニジピンの用法及び用量を踏まえ、患者毎に用量を決めること〔8.1参照〕。〈オルメサルタンメドキソミル〉通常、成人にはオルメサルタンメドキソミルとして10~20mgを1日1回経口投与する。なお、1日5~10mgから投与を開始し、年齢、症状により適宜増減するが、1日最大投与量は40mgまでとする。〈アゼルニジピン〉通常、成人にはアゼルニジピンとして8~16mgを1日1回朝食後経口投与する。なお、1回8mgあるいは更に低用量から投与を開始し、症状により適宜増減するが、1日最大16mgまでとする。7.2.原則として、増量は1つの有効成分ずつ行うこと〔8.1参照〕。
(禁忌)2.1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。2.2.妊婦又は妊娠している可能性のある女性〔9.5妊婦の項参照〕。2.3.アゾール系抗真菌剤<経口剤・注射剤>投与中(イトラコナゾール、ミコナゾール、フルコナゾール、ホスフルコナゾール、ボリコナゾール)、HIVプロテアーゼ阻害剤投与中(リトナビル含有製剤、ネルフィナビル、アタザナビル、ホスアンプレナビル、ダルナビル含有製剤)、コビシスタット含有製剤投与中の患者〔10.1参照〕。2.4.アリスキレンフマル酸塩投与中の糖尿病患者(ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)〔10.1参照〕。(重要な基本的注意)8.1.本剤はオルメサルタンメドキソミルとアゼルニジピンの配合剤であり、オルメサルタンメドキソミルとアゼルニジピン双方の副作用が発現するおそれがあるため、本剤の適切な使用を検討すること〔5.1、5.2、7.1、7.2参照〕。8.2.アンジオテンシン2受容体拮抗剤投与中に重篤な肝機能障害があらわれたとの報告があるので、肝機能検査を実施するなど観察を十分に行うこと〔11.1.5参照〕。8.3.手術前24時間は投与しないことが望ましい(アンジオテンシン2受容体拮抗剤投与中の患者は、麻酔及び手術中にレニン-アンジオテンシン系の抑制作用による高度な血圧低下を起こす可能性がある)。8.4.降圧作用に基づくめまい、ふらつきがあらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。8.5.カルシウム拮抗剤の投与を急に中止したとき、症状が悪化した症例が報告されているので、本剤の休薬を要する場合は徐々に減量すること。また、患者に医師の指示なしに服薬を中止しないように注意すること。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者:治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること(腎血流量の減少や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能悪化させるおそれがある)。9.1.2.高カリウム血症の患者:治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること(高カリウム血症を増悪させるおそれがある)。また、腎機能障害、コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、血清カリウム値に注意すること。9.1.3.脳血管障害のある患者:過度の降圧が脳血流不全を惹起し、病態を悪化させるおそれがある。9.1.4.厳重な減塩療法中の患者:低用量から投与を開始し、増量する場合は徐々に行うこと(一過性の急激な血圧低下を起こすおそれがある)〔11.1.4参照〕。(腎機能障害患者)9.2.1.重篤な腎機能障害(血清クレアチニン値3.0mg/dL以上)のある患者:これらの患者を対象とした有効性及び安全性を検討する臨床試験は実施していない(腎機能を悪化させるおそれがある)〔16.6.1参照〕。9.2.2.血液透析中の患者:低用量から投与を開始し、増量する場合は徐々に行うこと(一過性の急激な血圧低下を起こすおそれがある)〔11.1.4参照〕。(肝機能障害患者)軽度又は中等度の肝機能障害<Child-Pugh分類スコア:5~9>患者でオルメサルタンメドキソミル単独投与時のオルメサルタンの血漿中濃度が上昇することが報告されており、また、アゼルニジピンは肝臓で代謝される〔16.6.2参照〕。(生殖能を有する者)9.4.1.妊娠する可能性のある女性:妊娠していることが把握されずアンジオテンシン変換酵素阻害剤又はアンジオテンシン2受容体拮抗剤を使用し、胎児・新生児への影響(腎不全、頭蓋形成不全・肺形成不全・腎形成不全、死亡等)が認められた例が報告されているので、本剤の投与に先立ち、代替薬の有無等も考慮して本剤投与の必要性を慎重に検討し、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。また、投与が必要な場合には次の注意事項に留意すること〔9.5妊婦の項参照〕。(1).妊娠する可能性のある女性:妊娠する可能性のある女性の場合、本剤投与開始前に妊娠していないことを確認し、本剤投与中も、妊娠していないことを定期的に確認すること。投与中に妊娠が判明した場合には、直ちに投与を中止すること。(2).妊娠する可能性のある女性:次の事項について、本剤投与開始時に患者に説明すること。また、投与中も必要に応じ説明すること。・妊娠する可能性のある女性:妊娠中に本剤を使用した場合、胎児・新生児に影響を及ぼすリスクがあること。・妊娠する可能性のある女性:妊娠が判明した又は疑われる場合は、速やかに担当医に相談すること。・妊娠する可能性のある女性:妊娠を計画する場合は、担当医に相談すること。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。投与中に妊娠が判明した場合には、直ちに投与を中止すること。妊娠中期及び末期にアンジオテンシン2受容体拮抗剤又はアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された患者で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、高カリウム血症、頭蓋形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢拘縮、頭蓋顔面変形、肺形成不全等があらわれたとの報告がある。アゼルニジピンでは動物実験(ラット)で妊娠前~初期の投与において着床前胚死亡率増加及び着床後胚死亡率増加、出生仔体重低下、妊娠期間延長及び分娩時間延長が認められている。また、妊娠末期の投与において妊娠期間延長及び分娩時間延長が認められている〔2.2、9.4.1参照〕。(授乳婦)授乳しないことが望ましい。オルメサルタンメドキソミルでは動物実験(ラット)の5mg/kg/日で乳汁中への移行が認められている。また、動物実験(ラット周産期及び授乳期経口投与)の200mg/kg/日で出生仔腎盂拡張を伴う出生仔死亡及び出生仔体重減少が、8mg/kg/日で出生仔体重増加抑制及び生後分化遅延が認められている。アゼルニジピンでは動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(高齢者)患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に過度の降圧は好ましくないとされており、脳梗塞等が起こるおそれがある)。(相互作用)アゼルニジピンは、主としてチトクロームP4503A4(CYP3A4)で代謝される〔16.4参照〕。10.1.併用禁忌:1).アゾール系抗真菌剤<経口剤・注射剤>(イトラコナゾール<経口剤・注射剤><イトリゾール>、ミコナゾール<経口剤・注射剤><フロリード>、フルコナゾール<経口剤・注射剤><ジフルカン>、ホスフルコナゾール<経口剤・注射剤><プロジフ>、ボリコナゾール<経口剤・注射剤><ブイフェンド>)〔2.3参照〕[イトラコナゾールとの併用によりアゼルニジピンのAUCが2.8倍に上昇することが報告されている(これらの薬剤がCYP3A4を阻害し、アゼルニジピンのクリアランスが低下すると考えられる)]。2).HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル含有製剤<ノービア、カレトラ>、ネルフィナビル<ビラセプト>、アタザナビル<レイアタッツ>、ホスアンプレナビル<レクシヴァ>、ダルナビル含有製剤<プリジスタ、プレジコビックス>)、コビシスタット含有製剤<スタリビルド、ゲンボイヤ、プレジコビックス>〔2.3参照〕[アゼルニジピンの作用が増強されるおそれがある(これらの薬剤がCYP3A4を阻害し、アゼルニジピンのクリアランスが低下すると考えられる)]。3).アリスキレンフマル酸塩<ラジレス>(糖尿病患者に使用する場合(ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く))〔2.4参照〕[非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている(レニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)]。10.2.併用注意:1).カリウム保持性利尿剤(スピロノラクトン、トリアムテレン等)、カリウム補給剤(塩化カリウム<補給剤>等)[オルメサルタンメドキソミルとの併用により、血清カリウム値が上昇することがある(オルメサルタンメドキソミルのアルドステロン分泌抑制作用によりカリウム貯留作用が増強するおそれがある<危険因子>腎機能障害のある患者)]。2).利尿降圧剤(フロセミド、トリクロルメチアジド等)〔11.1.4参照〕[一過性の急激な血圧低下を起こすおそれがあるので、低用量から投与を開始し、増量する場合は徐々に行うこと(利尿降圧剤で治療を受けている患者にはレニン活性が亢進している患者が多く、本剤が奏効しやすい)]。3).リチウム製剤(炭酸リチウム)[オルメサルタンメドキソミルとの併用により、リチウム中毒が起こるおそれがある(明確な機序は不明であるが、ナトリウムイオン不足はリチウムイオンの貯留を促進するといわれているため、オルメサルタンメドキソミルがナトリウム排泄を促進することにより起こると考えられる)]。4).アリスキレンフマル酸塩[腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがある(オルメサルタンメドキソミルのレニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)。eGFRが60mL/min/1.73㎡未満の腎機能障害のある患者へのオルメサルタンメドキソミルとアリスキレンフマル酸塩との併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること(オルメサルタンメドキソミルのレニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)]。5).アンジオテンシン変換酵素阻害剤[腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがある(オルメサルタンメドキソミルのレニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある)]。6).非ステロイド性消炎鎮痛剤:①.非ステロイド性消炎鎮痛剤[オルメサルタンメドキソミルの降圧作用が減弱するおそれがある(非ステロイド性消炎鎮痛剤は、血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成阻害作用により、オルメサルタンメドキソミルの降圧作用を減弱させる可能性がある)]。②.非ステロイド性消炎鎮痛剤[腎機能を悪化させるおそれがある(プロスタグランジンの合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられる)]。7).他の降圧剤[過度の降圧が起こるおそれがあるので、降圧剤の用量調節等に注意すること(作用メカニズムの異なる降圧剤の併用により薬理作用が増強される)]。8).ジゴキシン[アゼルニジピンとの併用によりジゴキシンのCmaxが1.5倍・AUCが1.3倍に上昇することが報告されているので、必要があればジゴキシンを減量すること(ジゴキシンの腎排泄(尿細管分泌)及び腎外からの排泄を阻害するためと考えられる)]。9).シメチジン、イマチニブメシル酸塩、マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン、クラリスロマイシン等)[アゼルニジピンの作用が増強されるおそれがあるので、必要があれば本剤の成分であるアゼルニジピンを減量した処方に切り替えること、あるいはこれらの薬剤の投与を中止すること(これらの薬剤がCYP3A4を阻害し、アゼルニジピンのクリアランスが低下すると考えられる)]。10).シンバスタチン[アゼルニジピンとの併用によりシンバスタチンのAUCが2.0倍に上昇することが報告されているので、必要があれば本剤又はシンバスタチンの投与を中止すること(アゼルニジピンとこれらの薬剤がCYP3A4を競合的に阻害することにより、相互のクリアランスが低下すると考えられるので、腎機能障害のある患者は特に注意すること)]。11).シクロスポリン[アゼルニジピン又はこれらの薬剤の作用が増強されるおそれがあるので、必要があれば本剤の成分であるアゼルニジピンを減量した処方に切り替えること、又はこれらの薬剤を減量すること(アゼルニジピンとこれらの薬剤がCYP3A4を競合的に阻害することにより、相互のクリアランスが低下すると考えられるので、腎機能障害のある患者は特に注意すること)]。12).ベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム、ミダゾラム、トリアゾラム等)、経口黄体・卵胞ホルモン(経口避妊薬等)[アゼルニジピン又はこれらの薬剤の作用が増強されるおそれがあるので、必要があれば本剤の成分であるアゼルニジピンを減量した処方に切り替えること、又はこれらの薬剤を減量すること(アゼルニジピンとこれらの薬剤がCYP3A4を競合的に阻害することにより、相互のクリアランスが低下すると考えられる)]。13).タンドスピロンクエン酸塩[アゼルニジピンの作用が増強されるおそれがあるので、必要があれば本剤の成分であるアゼルニジピンを減量した処方に切り替えること、あるいはタンドスピロンクエン酸塩の投与を中止すること(セロトニン受容体を介した中枢性の血圧降下作用が降圧作用を増強する)]。14).リファンピシン、フェニトイン、フェノバルビタール[アゼルニジピンの作用が減弱されるおそれがある(これらの薬剤の代謝酵素誘導作用により、アゼルニジピンのクリアランスが上昇すると考えられる)]。15).グレープフルーツジュース[アゼルニジピンの血中濃度が上昇することが報告されており、降圧作用が増強されるおそれがあることから、本剤の服用中はグレープフルーツジュースを飲用しないよう注意すること(グレープフルーツジュースに含まれる成分がCYP3A4によるアゼルニジピンの代謝を阻害し、クリアランスを低下させるためと考えられる)]。(適用上の注意)14.1.薬剤調製時の注意本剤(オルメサルタンメドキソミル含有製剤)をメトホルミン塩酸塩製剤又はカモスタットメシル酸塩製剤等と一包化し高温多湿条件下にて保存した場合、メトホルミン塩酸塩製剤又はカモスタットメシル酸塩製剤等が変色することがあるので、一包化は避けること。14.2.薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報15.1.1.因果関係は明らかではないが、アゼルニジピンによる治療中に心筋梗塞、心不全や不整脈(心房細動等)がみられたとの報告がある。15.1.2.アゼルニジピンによりCAPD(持続的外来腹膜透析)施行中の患者の透析排液が白濁することが報告されているので、腹膜炎等との鑑別に留意すること。(取扱い上の注意)アルミピロー又は瓶開封後は湿気を避け、遮光して保存すること。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.血管浮腫(頻度不明):顔面腫脹、口唇腫脹、咽頭腫脹、舌腫脹等が症状としてあらわれることがある。11.1.2.腎不全(頻度不明)。11.1.3.高カリウム血症(頻度不明)。11.1.4.ショック(頻度不明)、失神(頻度不明)、意識消失(頻度不明):冷感、嘔吐、意識消失等があらわれた場合には、直ちに適切な処置を行うこと〔9.1.4、9.2.2、10.2参照〕。11.1.5.肝機能障害(頻度不明)、黄疸(頻度不明):AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがある〔8.2参照〕。11.1.6.血小板減少(頻度不明)。11.1.7.低血糖(頻度不明):脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと(糖尿病治療中の患者であらわれやすい)。11.1.8.房室ブロック(頻度不明)、洞停止(頻度不明)、徐脈(頻度不明):めまい、ふらつき等の症状があらわれることがある。11.1.9.横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。11.1.10.アナフィラキシー(頻度不明):そう痒感、全身発赤、血圧低下、呼吸困難等が症状としてあらわれることがあり、アナフィラキシーショックを起こしたとの報告もある。11.1.11.重度の下痢(頻度不明):長期投与により、体重減少を伴う重度下痢があらわれることがある(生検により腸絨毛萎縮等が認められたとの報告がある)。11.1.12.間質性肺炎(頻度不明):発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。11.2.その他の副作用1).過敏症:(0.5%未満)蕁麻疹、発疹、(頻度不明)そう痒、光線過敏性反応。2).血液:(0.5%未満)好酸球増多、白血球数増加、(頻度不明)貧血、血小板数減少。3).精神神経系:(0.5~5%未満)めまい、頭痛、(0.5%未満)立ちくらみ、(頻度不明)眠気、ふらつき感、頭重感。4).消化器:(0.5%未満)下痢、胃部不快感、便秘、腹痛、嘔気・嘔吐、(頻度不明)口渇、歯肉肥厚、口内炎。5).循環器:(0.5%未満)ほてり、動悸、顔面潮紅、胸痛、(頻度不明)心房細動。6).肝臓:(0.5~5%未満)ALT上昇、γ-GTP上昇、(0.5%未満)総ビリルビン上昇、AST上昇、肝機能異常、(頻度不明)LDH上昇、ALP上昇。7).泌尿器:(0.5%未満)BUN上昇、尿蛋白陽性、(頻度不明)クレアチニン上昇、尿硝子円柱増加、頻尿、尿沈渣陽性。8).その他:(0.5~5%未満)尿酸上昇、CK上昇、(0.5%未満)CRP上昇、全身倦怠感、カリウム上昇、総コレステロール上昇、しびれ、浮腫、(頻度不明)咳嗽、脱力感、異常感(浮遊感、気分不良等)、カリウム低下、トリグリセリド上昇、筋肉痛、疲労、*乳び腹水[*:低アルブミン血症の患者で起こりやすい]、胸部不快感、味覚異常、脱毛。
18.1作用機序オルメサルタンメドキソミルはプロドラッグであり、生体内で活性代謝物であるオルメサルタンに変換され、アンジオテンシンII(AII)タイプ1(AT1)受容体に選択的に作用してAIIの結合を競合的に阻害し、昇圧系であるAIIの薬理作用を抑制する。アゼルニジピンはL型Caチャネル拮抗作用に基づき、血管を拡張させることにより降圧作用を発現する。18.2降圧作用高血圧自然発症ラットにオルメサルタンメドキソミルとアゼルニジピンを併用経口投与することにより、単独投与に比較して降圧作用の増強が認められた。また、オルメサルタンメドキソミルの単独投与で十分な降圧作用が得られなかった低レニン性高血圧モデル(DOCA食塩高血圧ラット)あるいはアゼルニジピンの単独投与で十分な降圧作用が得られなかった高レニン性高血圧モデル(腎性高血圧ラット)においても、オルメサルタンメドキソミルとアゼルニジピンの併用投与により有意な降圧作用を示した。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第III相試験軽症・中等症高血圧症患者を対象とした二重盲検比較試験(観察期12週間)において、オルメサルタンメドキソミル20mg/アゼルニジピン16mg投与(高用量群:OLM20mg/AZ16mg)及びオルメサルタンメドキソミル10mg/アゼルニジピン8mg投与(低用量群:OLM10mg/AZ8mg)は、オルメサルタンメドキソミル20mg投与(OLM単独群:OLM20mg)又はアゼルニジピン16mg投与(AZ単独群:AZ16mg)よりも有意に優れた降圧効果が認められた(P<0.001)。投与12週時におけるトラフ時座位血圧の血圧下降度(投与終了時血圧と観察期基準血圧の差:ΔBP)は添付文書の図のとおりであった。調整済み平均値(95%信頼区間)OLM:オルメサルタンメドキソミル、AZ:アゼルニジピン#P<0.001vsOLM20mg、†P<0.001vsAZ16mg:収縮期血圧及び拡張期血圧それぞれのΔBP(調整済み平均値)の群間差について、観察期の血圧値、性別、体重を共変量とした共分散分析を実施<<図省略>>また、自由行動下血圧測定による24時間血圧日内変動を検討した結果、オルメサルタンメドキソミルとアゼルニジピンの併用は1日1回投与において、血圧日内変動に影響を及ぼすことなく、また昼間・夜間・早朝の時間帯にかかわらず24時間持続した降圧効果を示すことが確認された。高用量群及び低用量群の副作用発現頻度は、自他覚症状が6.0%(13/215例)及び2.7%(6/221例)、臨床検査値異常が5.1%(11/215例)及び4.1%(9/220例)であった。高用量群における主な副作用はγ‐GTP上昇1.4%(3/215例)で、低用量群における主な副作用はALT上昇、γ‐GTP上昇各1.4%(3/220例)、頭痛1.4%(3/221例)であった。17.1.2国内第III相試験(長期投与試験)オルメサルタンメドキソミル又はアゼルニジピン投与にて血圧コントロール不十分な本態性高血圧症患者を対象に、オルメサルタンメドキソミル20mg/アゼルニジピン16mg又はオルメサルタンメドキソミル10mg/アゼルニジピン8mgを52週間投与した結果、安定した長期の降圧効果が得られた。高用量群及び低用量群の副作用発現頻度(臨床検査値異常を含む)は、6.5%(7/107例)及び8.7%(9/103例)であった。高用量群における主な副作用は浮動性めまい、体位性めまい各1.9%(2/107例)で、低用量群における主な副作用は浮動性めまい1.9%(2/103例)であった。