1.
日本人に対するニボルマブのNSCLC周術期治療(CheckMate 77T)/日本肺癌学会
2024/11/20 医療一般
日本人に対するニボルマブのNSCLC周術期治療(CheckMate 77T)/日本肺癌学会
https://www.carenet.com/news/general/carenet/59656
一般名 | ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)注射液 |
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YJコード | 4291435A2025 |
剤型・規格 | 液剤・100mg4mL1瓶 |
薬価 | 214498.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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日本人に対するニボルマブのNSCLC周術期治療(CheckMate 77T)/日本肺癌学会
2024/11/20 医療一般
日本人に対するニボルマブのNSCLC周術期治療(CheckMate 77T)/日本肺癌学会
https://www.carenet.com/news/general/carenet/59656
2.
「サンドイッチ療法」を肺がん周術期治療の主軸に考えよ(解説:田中希宇人氏/山口佳寿博氏)
2024/11/19 CLEAR!ジャーナル四天王
「サンドイッチ療法」を肺がん周術期治療の主軸に考えよ(解説:田中希宇人氏/山口佳寿博氏)
https://www.carenet.com/news/clear/journal/59667
3.
腫瘍循環器学と不易流行【見落とさない!がんの心毒性】第30回(最終回)
2024/11/15 見落とさない!がんの心毒性
腫瘍循環器学と不易流行【見落とさない!がんの心毒性】第30回(最終回)
https://www.carenet.com/series/oncocardio/cg002995_030.html
4.
改訂GLに追加のNSCLCへのニボルマブ+化学療法+ベバシズマブ、OS・PFS最終解析結果(TASUKI-52)/日本肺癌学会
2024/11/15 医療一般 日本発エビデンス
改訂GLに追加のNSCLCへのニボルマブ+化学療法+ベバシズマブ、OS・PFS最終解析結果(TASUKI-52)/日本肺癌学会
https://www.carenet.com/news/general/carenet/59616
5.
PIK3CA変異進行乳がん1次治療、inavolisib追加でPFS改善/NEJM
2024/11/11 ジャーナル四天王
PIK3CA変異進行乳がん1次治療、inavolisib追加でPFS改善/NEJM
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/59610
1).悪性黒色腫。2).切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌。3).再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫。4).がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌。5).がん化学療法後に増悪した進行・再発のMSI-Highを有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)(MSI-High:高頻度マイクロサテライト不安定性)。6).根治切除不能又は転移性の腎細胞癌。7).腎細胞癌における術後補助療法。8).再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌。9).根治切除不能な進行・再発の食道癌。10).治癒切除不能な進行・再発のMSI-Highを有する結腸癌、治癒切除不能な進行・再発のMSI-Highを有する直腸癌(MSI-High:高頻度マイクロサテライト不安定性)。11).PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌。12).ホルモン受容体陰性かつHER2陰性で再発高リスク乳癌の術前・術後薬物療法。13).がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌。14).がん化学療法後に増悪したTMB-Highを有する進行・再発の固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)(TMB-High:高い腫瘍遺伝子変異量)。15).進行又は再発の子宮頸癌。16).再発又は難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫。17).治癒切除不能な進行・再発の胃癌。18).治癒切除不能な胆道癌。(効能又は効果に関連する注意)5.1.〈悪性黒色腫〉臨床試験に組み入れられた患者の病期等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.4、17.1.5参照〕。5.2.〈切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌〉本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。5.3.〈切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌〉本剤を単独で投与する場合には、PD-L1の発現が確認された患者に投与すること(PD-L1を発現した腫瘍細胞が占める割合(TPS)について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、十分な経験を有する病理医又は検査施設において、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること)。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、次のウェブサイトから入手可能である:https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html。〔17.1.8-17.1.10参照〕。5.4.〈切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌〉臨床試験に組み入れられた患者のEGFR遺伝子変異又はALK融合遺伝子の有無等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.6、17.1.8-17.1.10参照〕。5.5.〈再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫〉臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.11、17.1.12参照〕。5.6.〈がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌〉本剤の一次治療における有効性及び安全性は確立していない。5.7.〈がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌〉臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.13参照〕。5.8.〈がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌〉本剤の手術の補助療法としての有効性及び安全性は確立していない。5.9.〈がん化学療法後に増悪した進行・再発のMSI-Highを有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)〉十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、MSI-Highが確認された進行・再発の固形癌患者に投与すること(検査にあたっては、関連学会のガイドライン等の最新の情報を参考に、先行の化学療法等によるMSI検査結果への影響及び検査に用いる検体の採取時期について確認し、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること)。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、次のウェブサイトから入手可能である:https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html。5.10.〈がん化学療法後に増悪した進行・再発のMSI-Highを有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)〉MSI-Highを有する結腸・直腸癌以外の固形癌の場合、本剤の一次治療における有効性及び安全性は確立していない。また、MSI-Highを有する結腸・直腸癌以外の固形癌の場合、二次治療において標準的な治療が可能な場合にはこれらの治療を優先すること。5.11.〈がん化学療法後に増悪した進行・再発のMSI-Highを有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)〉本剤の手術の補助療法における有効性及び安全性は確立していない。5.12.〈がん化学療法後に増悪した進行・再発のMSI-Highを有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)〉臨床試験に組み入れられた患者のがん種等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し、適応患者の選択を行うこと〔17.1.14、17.1.15参照〕。5.13.〈腎細胞癌における術後補助療法〉臨床試験に組み入れられた患者の病期等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.18参照〕。5.14.〈再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌〉本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。5.15.〈再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌〉本剤単独投与の延命効果は、PD-L1発現率(CPS)により異なる傾向が示唆されているので、CPSについて、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.19参照〕。5.16.〈再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌〉「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.19参照〕。5.17.〈根治切除不能な進行・再発の食道癌〉がん化学療法後に増悪したPD-L1陽性の根治切除不能な進行・再発の食道扁平上皮癌に対して、本剤を単独で投与する場合には、PD-L1発現率(CPS)について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、PD-L1の発現が確認された患者に投与すること(検査にあたっては、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること)。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、次のウェブサイトから入手可能である:https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html。〔17.1.21参照〕。5.18.〈根治切除不能な進行・再発の食道癌〉本剤の手術の補助療法における有効性及び安全性は確立していない。5.19.〈治癒切除不能な進行・再発のMSI-Highを有する結腸・直腸癌〉十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、MSI-Highが確認された患者に投与すること(検査にあたっては、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること)。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、次のウェブサイトから入手可能である:https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html。5.20.〈治癒切除不能な進行・再発のMSI-Highを有する結腸・直腸癌〉本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。5.21.〈PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌〉PD-L1発現率(CPS)について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、PD-L1の発現が確認された患者に投与すること(検査にあたっては、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること)。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、次のウェブサイトから入手可能である:https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html。〔17.1.23参照〕。5.22.〈ホルモン受容体陰性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術前・術後薬物療法〉臨床試験に組み入れられた患者の再発高リスクの定義等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.24参照〕。5.23.〈がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌〉本剤の一次治療における有効性及び安全性は確立していない。5.24.〈がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌〉本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。5.25.〈がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌〉「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.25参照〕。5.26.〈がん化学療法後に増悪したTMB-Highを有する進行・再発の固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)〉十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、TMB-Highが確認された患者に投与すること(検査にあたっては、関連学会のガイドライン等の最新の情報を参考に、先行の化学療法等によるTMB検査結果への影響及び検査に用いる検体の採取時期について確認し、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること)。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、次のウェブサイトから入手可能である:https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html。5.27.〈がん化学療法後に増悪したTMB-Highを有する進行・再発の固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)〉本剤の一次治療における有効性及び安全性は確立していない。また、がん化学療法後に増悪したTMB-Highを有する進行・再発の固形癌の場合、二次治療において標準的な治療が可能な場合にはこれらの治療を優先すること。5.28.〈がん化学療法後に増悪したTMB-Highを有する進行・再発の固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)〉本剤の手術の補助療法における有効性及び安全性は確立していない。5.29.〈がん化学療法後に増悪したTMB-Highを有する進行・再発の固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)〉臨床試験に組み入れられた患者のがん種等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し、適応患者の選択を行うこと〔17.1.26参照〕。5.30.〈進行又は再発の子宮頸癌〉本剤の有効性は、PD-L1発現率(CPS)により異なる傾向が示唆されているので、CPSについて、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.27参照〕。5.31.〈進行又は再発の子宮頸癌〉本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。5.32.〈再発又は難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫〉臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.28、17.1.29参照〕。5.33.〈治癒切除不能な進行・再発の胃癌〉本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。5.34.〈治癒切除不能な進行・再発の胃癌〉HER2陰性の患者に投与すること。5.35.〈治癒切除不能な進行・再発の胃癌〉本剤の有効性は、PD-L1発現率(CPS)により異なる傾向が示唆されているので、CPSについて、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと〔17.1.30参照〕。5.36.〈治癒切除不能な胆道癌〉本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
〈悪性黒色腫〉通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。ただし、悪性黒色腫で術後補助療法の場合は、投与期間は12ヵ月間までとする。〈切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌、がん化学療法後に増悪した進行・再発のMSI-Highを有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)、再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌、治癒切除不能な進行・再発のMSI-Highを有する結腸・直腸癌、がん化学療法後に増悪したTMB-Highを有する進行・再発の固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)、再発又は難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫〉通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌、進行又は再発の子宮頸癌、治癒切除不能な進行・再発の胃癌〉他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。〈腎細胞癌における術後補助療法〉通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。腎細胞癌における術後補助療法の場合は、投与期間は12ヵ月間までとする。〈根治切除不能な進行・再発の食道癌〉フルオロウラシル及びシスプラチンとの併用において、通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。がん化学療法後に増悪したPD-L1陽性の根治切除不能な進行・再発の食道扁平上皮癌に対しては、本剤を単独投与することもできる。〈ホルモン受容体陰性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術前・術後薬物療法〉通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。投与回数は、3週間間隔投与の場合、術前薬物療法は8回まで、術後薬物療法は9回まで、6週間間隔投与の場合、術前薬物療法は4回まで、術後薬物療法は5回までとする。〈がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌〉レンバチニブメシル酸塩との併用において、通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。〈治癒切除不能な胆道癌〉ゲムシタビン塩酸塩及びシスプラチンとの併用において、通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。(用法及び用量に関連する注意)7.1.〈切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌〉本剤を他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合、併用する他の抗悪性腫瘍剤は「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、国内外の最新のガイドライン等を参考にした上で、選択すること〔17.1.6、17.1.7参照〕。7.2.〈再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌〉本剤の用法及び用量は「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、選択すること(また、本剤を他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合、併用する他の抗悪性腫瘍剤は「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、国内外の最新のガイドライン等を参考にした上で、選択すること)〔17.1.19参照〕。7.3.〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌〉併用する他の抗悪性腫瘍剤は「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、国内外の最新のガイドライン等を参考にした上で、選択すること〔17.1.16、17.1.17参照〕。7.4.〈PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌〉併用する他の抗悪性腫瘍剤は「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、国内外の最新のガイドライン等を参考にした上で、選択すること〔17.1.23参照〕。7.5.〈ホルモン受容体陰性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術前・術後薬物療法〉本剤の用法は「17.臨床成績」の項の内容を熟知し選択すること(また、併用する他の抗悪性腫瘍剤は「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、国内外の最新のガイドライン等を参考にした上で、選択すること)〔17.1.24参照〕。7.6.〈進行又は再発の子宮頸癌〉併用する他の抗悪性腫瘍剤は「17.臨床成績」の項の内容を熟知し選択すること〔17.1.27参照〕。7.7.〈治癒切除不能な進行・再発の胃癌〉併用する他の抗悪性腫瘍剤は「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、国内外の最新のガイドライン等を参考にした上で、選択すること〔17.1.30参照〕。7.8.〈悪性黒色腫、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌、がん化学療法後に増悪した進行・再発のMSI-Highを有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)、腎細胞癌における術後補助療法、治癒切除不能な進行・再発のMSI-Highを有する結腸・直腸癌、がん化学療法後に増悪したTMB-Highを有する進行・再発の固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)、再発又は難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫〉他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。7.9.〈効能共通〉本剤投与により副作用が発現した場合には、次を参考に、本剤を休薬又は中止すること。1).〈効能共通〉間質性肺疾患:①.〈効能共通〉Grade2の間質性肺疾患の場合:Grade1以下に回復するまで、本剤を休薬する(12週間を超える休薬後もGrade1以下まで回復しない場合には、本剤を中止する)。②.〈効能共通〉Grade3以上の間質性肺疾患又は再発性のGrade2の間質性肺疾患の場合:本剤を中止する。2).〈効能共通〉大腸炎/下痢:①.〈効能共通〉Grade2の大腸炎/Grade2の下痢又はGrade3の大腸炎/Grade3の下痢の場合:Grade1以下に回復するまで、本剤を休薬する(12週間を超える休薬後もGrade1以下まで回復しない場合には、本剤を中止する)。②.〈効能共通〉Grade4の大腸炎/Grade4の下痢又は再発性のGrade3の大腸炎/再発性のGrade3の下痢の場合:本剤を中止する。3).〈効能共通〉肝機能障害:①.〈効能共通〉ASTがULNの3~5倍若しくはALTがULNの3~5倍又は総BilがULNの1.5~3倍に増加した場合:Grade1以下に回復するまで、本剤を休薬する(12週間を超える休薬後もGrade1以下まで回復しない場合には、本剤を中止する)。②.〈効能共通〉腎細胞癌患者でのアキシチニブとの併用における初回発現時では、ASTがULN3倍以上10倍未満で総BilがULN2倍未満<初回発現時>又はALTがULN3倍以上10倍未満で総BilがULN2倍未満<初回発現時>の場合:Grade1以下に回復するまで、本剤を休薬する(12週間を超える休薬後もGrade1以下まで回復しない場合には、本剤を中止する)。③.〈効能共通〉ASTがULNの5倍超若しくはALTがULNの5倍超又は総BilがULNの3倍超に増加した場合:本剤を中止する。④.〈効能共通〉肝転移がありASTが治療開始時にGrade2又は肝転移がありALTが治療開始時にGrade2で、かつASTのベースラインから50%以上の増加が1週間以上持続又はALTのベースラインから50%以上の増加が1週間以上持続する場合:本剤を中止する。⑤.〈効能共通〉腎細胞癌患者でのアキシチニブとの併用における初回発現時では、ASTがULNの10倍以上<初回発現時>若しくはALTがULNの10倍以上<初回発現時>、又はASTがULNの3倍超かつ総BilがULNの2倍以上<初回発現時>若しくはALTがULNの3倍超かつ総BilがULNの2倍以上<初回発現時>に増加した場合:本剤を中止する。(ULN:基準値上限、Bil:ビリルビン)。4).〈効能共通〉腎機能障害:①.〈効能共通〉Grade2の腎機能障害の場合:Grade1以下に回復するまで、本剤を休薬する(12週間を超える休薬後もGrade1以下まで回復しない場合には、本剤を中止する)。②.〈効能共通〉Grade3以上の腎機能障害の場合:本剤を中止する。5).〈効能共通〉内分泌障害:①Grade2以上の下垂体炎、②症候性の内分泌障害<甲状腺機能低下症を除く>、③Grade3以上の甲状腺機能障害、④Grade3以上の高血糖、⑤1型糖尿病:Grade1以下に回復するまで、本剤を休薬する(12週間を超える休薬後もGrade1以下まで回復しない場合には、本剤の中止を検討する)。6).〈効能共通〉Infusionreaction:①.〈効能共通〉Grade2のInfusionreactionの場合:本剤の投与を直ちに中止する(1時間以内に回復する場合には、投与速度を50%減速して再開する)。②.〈効能共通〉Grade3以上のInfusionreactionの場合又は再発性のGrade2のInfusionreactionの場合:本剤を直ちに中止し、再投与しない。7).〈効能共通〉前記以外の副作用:①Grade4<再発又は難治性CHL・PMBCL患者における血液毒性除く>又は再発性のGrade3の副作用、②Grade3以上の心筋炎、Grade3以上の脳炎、Grade3以上のギラン・バレー症候群、③副作用の処置としてのACH剤をPSL換算で10mg/日相当量以下に12週間以内に減量できない場合、④12週間を超える休薬後もGrade1以下まで回復しない場合:本剤を中止する(CHL:古典的ホジキンリンパ腫、PMBCL:原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫、ACH剤:副腎皮質ホルモン剤、PSL:プレドニゾロン)。再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、再発又は難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫患者においてGrade4の血液毒性が発現した場合は、Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。GradeはNCI-CTCAE(CommonTerminologyCriteriaforAdverseEvents)v4.0に準じる。
(警告)1.1.本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に本剤の有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。1.2.間質性肺疾患があらわれ、死亡に至った症例も報告されているので、初期症状(息切れ、呼吸困難、咳嗽等)の確認及び胸部X線検査の実施等、観察を十分に行い、また、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと〔8.2、9.1.2、11.1.1参照〕。(禁忌)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.本剤のT細胞活性化作用により、過度の免疫反応に起因すると考えられる様々な疾患や病態があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、過度の免疫反応による副作用の発現を考慮し、適切な鑑別診断を行い、過度の免疫反応による副作用が疑われる場合には、副腎皮質ホルモン剤の投与等を考慮すること(また、本剤投与終了後に重篤な副作用があらわれることがあるので、本剤投与終了後も観察を十分に行うこと)。8.2.間質性肺疾患があらわれることがあるので、初期症状(息切れ、呼吸困難、咳嗽等)の確認及び胸部X線検査の実施等、観察を十分に行い、また、必要に応じて胸部CT、血清マーカー等の検査を実施すること〔1.2、9.1.2、11.1.1参照〕。8.3.甲状腺機能障害、下垂体機能障害及び副腎機能障害があらわれることがあるので、内分泌機能検査(TSH、遊離T3、遊離T4、ACTH、血中コルチゾール等の測定)を定期的に行うこと(また、必要に応じて画像検査等の実施も考慮すること)〔11.1.7-11.1.9参照〕。8.4.劇症肝炎、肝不全、肝機能障害、肝炎、硬化性胆管炎があらわれることがあるので、肝機能検査を定期的(特にアキシチニブとの併用投与時は頻回)に行い、患者の状態を十分に観察すること〔11.1.6参照〕。8.5.1型糖尿病があらわれることがあるので、口渇、悪心、嘔吐等の症状の発現や血糖値上昇に十分注意すること〔11.1.10参照〕。8.6.腎障害があらわれることがあるので、腎機能検査を定期的に行い、患者の状態を十分に観察すること〔11.1.11参照〕。8.7.筋炎、横紋筋融解症があらわれることがあるので、筋力低下、筋肉痛、CK上昇、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇等の観察を十分に行うこと〔11.1.13参照〕。8.8.重症筋無力症があらわれることがあるので、筋力低下、眼瞼下垂、呼吸困難、嚥下障害等の観察を十分に行うこと〔11.1.14参照〕。8.9.心筋炎があらわれることがあるので、胸痛、CK上昇、心電図異常等の観察を十分に行うこと〔11.1.15参照〕。8.10.ぶどう膜炎等の重篤な眼障害があらわれることがあるので、眼の異常の有無を定期的に確認すること。また、眼の異常が認められた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導すること〔11.1.19参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.自己免疫疾患の合併又は慢性的自己免疫疾患若しくは再発性自己免疫疾患の既往歴のある患者:免疫関連の副作用が発現又は増悪するおそれがある。9.1.2.間質性肺疾患のある患者又はその既往歴のある患者:間質性肺疾患が発現又は増悪するおそれがある〔1.2、8.2、11.1.1参照〕。9.1.3.臓器移植歴(造血幹細胞移植歴を含む)のある患者:本剤の投与により移植臓器に対する拒絶反応又は移植片対宿主病が発現するおそれがある。9.1.4.結核の感染又は既往を有する患者:結核を発症するおそれがある〔11.1.21参照〕。(生殖能を有する者)妊娠する可能性のある女性:妊娠する可能性のある女性には、本剤の投与中及び本剤投与後一定期間、適切な避妊法を用いるよう指導すること〔9.5妊婦の項参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(本剤を用いた生殖発生毒性試験は実施されておらず、妊娠マウスに抗PD-1抗体又は抗PD-L1抗体を投与すると、流産率増加することが報告されていることから、妊娠中の女性に対する本剤の投与は、胎児に対して有害な影響を及ぼす可能性があり、また、ヒトIgGは母体から胎児へ移行することが知られている)〔9.4生殖能を有する者の項参照〕。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(本剤のヒト母乳中への移行に関するデータはないが、ヒトIgGは母乳中に移行することが知られている)。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(高齢者)患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。(適用上の注意)14.1.薬剤調製前の注意14.1.1.バイアルを振盪しないこと。14.1.2.バイアルを常温に戻し、希釈前に保存する場合には、遮光で、25℃以下で24時間以内に使用すること〔20.2参照〕。14.1.3.調製前に、粒子状物質や変色の有無を目視により確認すること(微粒子が認められる場合には、バイアルを廃棄すること)。14.2.薬剤調製時の注意14.2.1.必要量(4mL以内)をバイアルから抜き取り、日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液の点滴バッグに注入し、最終濃度を1~10mg/mLとする。点滴バッグをゆっくり反転させて混和すること(過度に振盪すると、半透明から白色のタンパク質性の粒子がみられることがある)。不溶性異物が認められる場合は使用しないこと。バイアル中の残液は廃棄すること。14.2.2.希釈液は凍結させないこと。14.2.3.本剤は保存料を含まないので希釈液をすぐに使用せず保管する場合は、希釈から投与終了までの時間を25℃以下で6時間以内又は2~8℃で96時間以内とする(希釈液を冷所保存した場合は投与前に点滴バッグを常温に戻す)。14.3.薬剤投与時の注意14.3.1.本剤の投与にあたっては、インラインフィルター(0.2~5μm)を使用すること。14.3.2.同一の点滴ラインを使用して他の薬剤<日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液を除く>を併用同時投与しないこと。(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報15.1.1.国内外の臨床試験において、本剤に対する抗体産生が報告されている。15.1.2.臨床試験において、本剤による治療後に同種造血幹細胞移植が実施された症例で、重篤な移植片対宿主病等の移植関連合併症が認められた。(取扱い上の注意)20.1.凍結を避けること。20.2.外箱開封後は遮光して保存すること〔14.1.2参照〕。(保管上の注意)2~8℃保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.間質性肺疾患(3.6%)〔1.2、8.2、9.1.2参照〕。11.1.2.大腸炎(2.2%)、小腸炎(0.1%)、重度下痢(2.5%):腸炎から穿孔、イレウスに至る例が報告されているので、持続する下痢、腹痛、血便等の症状が認められた場合には、本剤の投与中止等の適切な処置を行うこと。11.1.3.中毒性表皮壊死融解症(ToxicEpidermalNecrolysis:TEN)(0.1%未満)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(0.1%未満)、多形紅斑(0.1%)。11.1.4.類天疱瘡(0.1%未満):水疱、びらん等が認められた場合には、皮膚科医と相談すること。11.1.5.神経障害:末梢性ニューロパチー(5.4%)、ギラン・バレー症候群(0.1%未満)等の神経障害があらわれることがある。11.1.6.劇症肝炎、肝不全、肝機能障害、肝炎、硬化性胆管炎:劇症肝炎(頻度不明)、肝不全(0.1%未満)、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇等を伴う肝機能障害(16.6%)、肝炎(1.2%)、硬化性胆管炎(0.1%未満)があらわれることがある〔8.4参照〕。11.1.7.甲状腺機能障害:甲状腺機能低下症(14.8%)、甲状腺機能亢進症(5.7%)、甲状腺炎(1.2%)等の甲状腺機能障害があらわれることがある〔8.3参照〕。11.1.8.下垂体機能障害:下垂体炎(0.5%)、下垂体機能低下症(0.3%)等の下垂体機能障害があらわれることがある〔8.3参照〕。11.1.9.副腎機能障害:副腎機能不全(1.1%)等の副腎機能障害があらわれることがある〔8.3参照〕。11.1.10.1型糖尿病:1型糖尿病(劇症1型糖尿病を含む)(0.4%)があらわれ、糖尿病性ケトアシドーシスに至るおそれがあるので、1型糖尿病が疑われた場合には、本剤の投与を中止し、インスリン製剤の投与等の適切な処置を行うこと〔8.5参照〕。11.1.11.腎障害:腎不全(1.6%)、尿細管間質性腎炎(0.2%)、糸球体腎炎(0.1%未満)等の腎障害があらわれることがある〔8.6参照〕。11.1.12.膵炎(0.4%)。11.1.13.筋炎(0.3%)、横紋筋融解症(0.1%未満)〔8.7参照〕。11.1.14.重症筋無力症(0.1%):重症筋無力症によるクリーゼのため急速に呼吸不全が進行することがあるので、呼吸状態悪化に十分注意すること〔8.8参照〕。11.1.15.心筋炎(0.2%)〔8.9参照〕。11.1.16.脳炎(0.1%)、髄膜炎(0.1%)、脊髄炎(0.1%未満)。11.1.17.重篤な血液障害:免疫性血小板減少性紫斑病(0.1%)、溶血性貧血(0.1%未満)、赤芽球癆(頻度不明)、無顆粒球症(頻度不明)等の重篤な血液障害があらわれることがある。11.1.18.重度の胃炎(0.1%):免疫反応に起因すると考えられる重度胃炎があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。11.1.19.ぶどう膜炎(0.2%)〔8.10参照〕。11.1.20.血球貪食症候群(頻度不明)。11.1.21.結核(0.1%未満)〔9.1.4参照〕。11.1.22.Infusionreaction(3.1%):アナフィラキシーを含むInfusionreactionが認められた場合には、本剤の投与中止等の適切な処置を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。11.2.その他の副作用1).血液及びリンパ系障害:(10%以上)好中球減少、貧血、血小板減少、(1~10%未満)白血球減少、リンパ球減少、発熱性好中球減少症、(1%未満)好酸球増加症。2).耳及び迷路障害:(1~10%未満)耳鳴、(1%未満)回転性めまい。3).内分泌障害:(1~10%未満)血中TSH増加、(1%未満)血中TSH減少。4).眼障害:(1~10%未満)眼乾燥、流涙増加、(1%未満)霧視、フォークト・小柳・原田病。5).胃腸障害:(10%以上)悪心、下痢、嘔吐、(1~10%未満)便秘、口内炎、腹痛、口内乾燥、消化不良、上腹部痛、胃食道逆流性疾患、(1%未満)口腔内痛、腹部膨満、胃炎、嚥下障害、口腔内潰瘍形成、鼓腸。6).一般・全身障害及び投与部位の状態:(10%以上)疲労、無力症、(1~10%未満)発熱、粘膜炎症、倦怠感、末梢性浮腫、悪寒、(1%未満)インフルエンザ様疾患、疼痛、浮腫、胸痛。7).感染症及び寄生虫症:(1~10%未満)肺炎、(1%未満)尿路感染、上気道感染、結膜炎、口腔カンジダ症。8).代謝及び栄養障害:(10%以上)食欲減退、(1~10%未満)低マグネシウム血症、低カリウム血症、低ナトリウム血症、高血糖、脱水、リパーゼ増加、アミラーゼ増加、低カルシウム血症、低リン酸血症、(1%未満)高カリウム血症、高トリグリセリド血症、高尿酸血症、高コレステロール血症、血中コレステロール増加。9).筋骨格系及び結合組織障害:(1~10%未満)関節痛、筋肉痛、四肢痛、背部痛、筋痙縮、(1%未満)筋力低下、関節炎、骨痛、筋骨格痛、筋骨格硬直。10).精神・神経障害:(1~10%未満)味覚異常、末梢性感覚ニューロパチー、頭痛、浮動性めまい、錯感覚、不眠症、(1%未満)感覚鈍麻、嗜眠、神経毒性、多発ニューロパチー、視神経炎。11).腎及び尿路障害:(1~10%未満)血中クレアチニン増加、蛋白尿。12).呼吸器、胸郭及び縦隔障害:(1~10%未満)呼吸困難、咳嗽、発声障害、鼻出血、(1%未満)しゃっくり、口腔咽頭痛、肺塞栓症、鼻漏、労作性呼吸困難、胸水。13).皮膚及び皮下組織障害:(10%以上)発疹、皮膚そう痒症、脱毛症、(1~10%未満)手掌・足底発赤知覚不全症候群、斑状丘疹状皮疹、皮膚乾燥、尋常性白斑、紅斑、ざ瘡様皮膚炎、(1%未満)湿疹、皮膚炎、そう痒性皮疹、皮膚色素過剰、爪変色、じん麻疹、斑状皮疹、乾癬、皮膚病変、丘疹性皮疹、多汗症、皮膚色素減少、寝汗、光線過敏性反応、丘疹、毛髪変色。14).血管障害:(1~10%未満)高血圧、ほてり、(1%未満)低血圧、潮紅。15).その他:(1~10%未満)体重減少、(1%未満)血中LDH増加、血中CK増加、体重増加、サルコイドーシス。
18.1作用機序本薬はヒトPD‐1に対する抗体であり、PD‐1とそのリガンド(PD‐L1及びPD‐L2)との結合を阻害することにより、腫瘍特異的な細胞傷害性T細胞を活性化させ、腫瘍増殖を抑制すると考えられる。
17.1有効性及び安全性に関する試験〈悪性黒色腫〉17.1.1国内第I相試験(KEYNOTE‐041試験)化学療法歴のない又はイピリムマブを含まない2レジメンまでの化学療法歴を有する根治切除不能な悪性黒色腫患者42例(有効性解析対象37例)を対象に、本剤2mg/kg3週間間隔投与注1)の有効性及び安全性が検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目である奏効率[RECISTガイドライン1.1版に基づく中央判定による完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)]は、24%(95%信頼区間:12~41)であった。安全性解析対象例42例中34例(81.0%)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、そう痒症6例(14.3%)、斑状丘疹状皮疹6例(14.3%)及び倦怠感5例(11.9%)であった。17.1.2海外第II相試験(KEYNOTE‐002試験)イピリムマブによる治療歴を有する根治切除不能な悪性黒色腫患者を対象に、本剤2mg/kg3週間間隔投与注1)及び10mg/kg3週間間隔投与注1)の有効性及び安全性が、化学療法(ダカルバジン、テモゾロミド、カルボプラチン、パクリタキセル又はカルボプラチン+パクリタキセル)を対照として検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤は化学療法と比較して、PFSを有意に延長した(表1、添付文書の図1及び図2)。本剤2mg/kg3週間間隔投与注1)の安全性解析対象例178例中121例(68.0%)、及び本剤10mg/kg3週間間隔投与注1)の安全性解析対象例179例中133例(74.3%)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、本剤2mg/kgの3週間間隔投与注1)で疲労40例(22.5%)、そう痒症37例(20.8%)及び発疹21例(11.8%)、本剤10mg/kgの3週間間隔投与注1)で疲労52例(29.1%)、そう痒症42例(23.5%)、下痢19例(10.6%)及び発疹18例(10.1%)であった。表1有効性成績(KEYNOTE‐002試験)--------------------------表開始--------------------------本剤2mg/kgQ3W(180例)本剤10mg/kgQ3W(181例)化学療法(179例)OS中央値[月](95%信頼区間)13.4(11.0、16.4)14.7(11.3、19.5)11.0(8.9、13.8)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.86(0.67、1.10)0.11730.74(0.57、0.96)0.0106-PFS†中央値[月](95%信頼区間)2.9(2.8、3.8)2.9(2.8、4.7)2.7(2.5、2.8)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.57(0.45、0.73)<0.00010.50(0.39、0.64)<0.0001-†:RECISTガイドライン1.1版に基づく独立した放射線科医及び腫瘍専門医による評価‡:層別Cox比例ハザードモデルによる化学療法との比較§:層別ログランク検定Q3W:3週間間隔投与--------------------------表終了--------------------------図1OSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐002試験)<<図省略>>図2PFSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐002試験)<<図省略>>17.1.3海外第III相試験(KEYNOTE‐006試験)イピリムマブによる治療歴のない又はイピリムマブを含まない1レジメンまでの化学療法歴を有する根治切除不能な悪性黒色腫患者を対象に、本剤10mg/kg3週間間隔投与注1)及び10mg/kg2週間間隔投与注1)の有効性及び安全性が、イピリムマブを対照として検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤はイピリムマブと比較して、OS及びPFSを有意に延長した(表2、添付文書の図3及び図4)。本剤10mg/kg3週間間隔投与注1)の安全性解析対象例277例中202例(72.9%)、及び本剤10mg/kg2週間間隔投与注1)の安全性解析対象例278例中221例(79.5%)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、本剤10mg/kg3週間間隔投与注1)で疲労53例(19.1%)、下痢40例(14.4%)、そう痒症39例(14.1%)、発疹37例(13.4%)、関節痛32例(11.6%)、悪心31例(11.2%)、無力症31例(11.2%)及び尋常性白斑31例(11.2%)、本剤10mg/kg2週間間隔投与注1)で疲労58例(20.9%)、下痢47例(16.9%)、発疹41例(14.7%)、そう痒症40例(14.4%)、無力症32例(11.5%)及び悪心28例(10.1%)であった。表2有効性成績(KEYNOTE‐006試験)--------------------------表開始--------------------------本剤10mg/kgQ3W(277例)本剤10mg/kgQ2W(279例)イピリムマブ(278例)OS†中央値[月](95%信頼区間)NE(NE、NE)NE(NE、NE)NE(13、NE)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.69(0.52、0.90)0.003580.63(0.47、0.83)0.00052-PFS∥¶中央値[月](95%信頼区間)4.1(2.9、6.9)5.5(3.4、6.9)2.8(2.8、2.9)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.58(0.47、0.72)<0.000010.58(0.46、0.72)<0.00001-†:中間解析時のデータ:2015年3月3日カットオフ‡:層別Cox比例ハザードモデルによるイピリムマブとの比較§:層別ログランク検定∥:RECISTガイドライン1.1版に基づく独立した放射線科医及び腫瘍専門医による評価¶:中間解析時のデータ:2014年9月3日カットオフQ3W:3週間間隔投与、Q2W:2週間間隔投与、NE:NotEstimated--------------------------表終了--------------------------図3OSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐006試験)<<図省略>>図4PFSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐006試験)<<図省略>>注1)悪性黒色腫の場合、本剤の承認用法及び用量は、通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。ただし、術後補助療法の場合は、投与期間は12ヵ月間までとする。17.1.4国際共同第III相試験(EORTC‐1325‐MG/KEYNOTE‐054試験)完全切除後のステージIII[IIIA期(リンパ節転移1mm超)、IIIB期及びIIIC期]の悪性黒色腫患者(日本人15例を含む)を対象に、術後補助療法として本剤200mg3週間間隔投与の有効性及び安全性が、プラセボを対照として検討された。全患者集団で、本剤はプラセボと比較して、主要評価項目である無再発生存期間(RFS)を有意に延長した(表3及び添付文書の図5)。安全性解析対象例509例中396例(77.8%)(日本人9例中5例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、疲労143例(28.1%)、下痢94例(18.5%)、そう痒症85例(16.7%)、甲状腺機能低下症73例(14.3%)、悪心58例(11.4%)及び関節痛51例(10.0%)であった。[5.1参照]表3有効性成績(EORTC‐1325‐MG/KEYNOTE‐054試験)--------------------------表開始--------------------------本剤200mgQ3W(514例)プラセボ(505例)RFS†中央値[月](95%信頼区間)NE(NE、NE)20.4(16.2、NE)ハザード比‡(98%信頼区間)P値§0.57(0.43、0.74)<0.0001-†:中間解析時のデータ:2017年10月2日カットオフ‡:層別Cox比例ハザードモデルによるプラセボとの比較§:層別ログランク検定Q3W:3週間間隔投与、NE:NotEstimated--------------------------表終了--------------------------図5RFSのKaplan‐Meier曲線(EORTC‐1325‐MG/KEYNOTE‐054試験)<<図省略>>17.1.5国際共同第III相試験(KEYNOTE‐716試験)完全切除後のステージIIB期又はIIC期の悪性黒色腫患者(日本人3例を含む)を対象に、術後補助療法として本剤200mg3週間間隔投与の有効性及び安全性が、プラセボを対照とした二重盲検試験で検討された。1回目の中間解析(2020年12月4日データカットオフ)において、全患者集団で、本剤はプラセボと比較して、主要評価項目である無再発生存期間(RFS)を有意に延長した(表4及び添付文書の図6)。安全性解析対象例483例中400例(82.8%)(日本人2例中2例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、そう痒症117例(24.2%)、疲労102例(21.1%)、下痢90例(18.6%)、関節痛78例(16.1%)、発疹76例(15.7%)及び甲状腺機能低下症75例(15.5%)であった(2回目の中間解析、2021年6月21日データカットオフ)。[5.1参照]表4有効性成績(KEYNOTE‐716試験)--------------------------表開始--------------------------本剤200mgQ3W(487例)プラセボ(489例)RFS†中央値[月](95%信頼区間)NE(22.6、NE)NE(NE、NE)1年RFS率[%](95%信頼区間)90.5(87.1、93.0)83.1(79.0、86.5)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.65(0.46、0.92)0.00658-†:1回目の中間解析時のデータ:2020年12月4日カットオフ‡:層別Cox比例ハザードモデルによるプラセボとの比較§:層別ログランク検定Q3W:3週間間隔投与、NE:NotEstimated--------------------------表終了--------------------------図6RFSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐716試験)<<図省略>>〈切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌〉17.1.6国際共同第III相試験(KEYNOTE‐189試験)化学療法歴のない、EGFR遺伝子変異陰性及びALK融合遺伝子陰性の切除不能な進行・再発の非扁平上皮非小細胞肺癌患者616例(日本人10例を含む)を対象に、本剤200mg、ペメトレキセドナトリウム水和物及びプラチナ製剤の併用療法3週間間隔投与の有効性及び安全性が、プラセボ、ペメトレキセドナトリウム水和物及びプラチナ製剤の併用療法を対照とした二重盲検試験で検討された。両群とも、プラチナ製剤(シスプラチン又はカルボプラチン)は担当医師が患者ごとに選択し、投与は最大4コースまでとした。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤とペメトレキセドナトリウム水和物の併用投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤、ペメトレキセドナトリウム水和物及びプラチナ製剤の併用療法はプラセボ、ペメトレキセドナトリウム水和物及びプラチナ製剤の併用療法と比較して、OS及びPFSを有意に延長した(表5、添付文書の図7及び図8)。安全性解析対象例405例中372例(91.9%)(日本人4例中3例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、悪心187例(46.2%)、貧血154例(38.0%)、疲労134例(33.1%)、好中球減少症101例(24.9%)及び食欲減退84例(20.7%)であった。[5.4、7.1参照]表5有効性成績(KEYNOTE‐189試験)--------------------------表開始--------------------------本剤200mgQ3W、ペメトレキセドナトリウム水和物及びプラチナ製剤注2)(410例)プラセボ、ペメトレキセドナトリウム水和物及びプラチナ製剤注3)(206例)OS†中央値[月](95%信頼区間)NE(NE、NE)11.3(8.7、15.1)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.49(0.38、0.64)<0.00001-PFS†∥中央値[月](95%信頼区間)8.8(7.6、9.2)4.9(4.7、5.5)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.52(0.43、0.64)<0.00001-†:中間解析時のデータ:2017年11月8日カットオフ‡:層別Cox比例ハザードモデルによるプラセボ、ペメトレキセドナトリウム水和物及びプラチナ製剤の併用療法との比較§:層別ログランク検定∥:RECISTガイドライン1.1版に基づく盲検下独立中央判定Q3W:3週間間隔投与、NE:NotEstimated注2)本剤200mg、ペメトレキセドナトリウム水和物500mg/m2、シスプラチン75mg/m2又はカルボプラチンAUC5mg・min/mL相当量の順にQ3W(各コースの1日目に投与)で4コース投与後、本剤200mg及びペメトレキセドナトリウム水和物500mg/m2をQ3Wで投与した。注3)プラセボ、ペメトレキセドナトリウム水和物500mg/m2、シスプラチン75mg/m2又はカルボプラチンAUC5mg・min/mL相当量の順にQ3W(各コースの1日目に投与)で4コース投与後、プラセボ及びペメトレキセドナトリウム水和物500mg/m2をQ3Wで投与した。--------------------------表終了--------------------------図7OSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐189試験)<<図省略>>図8PFSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐189試験)<<図省略>>17.1.7国際共同第III相試験(KEYNOTE‐407試験)化学療法歴のない、切除不能な進行・再発の扁平上皮非小細胞肺癌患者559例(日本人50例を含む)を対象に、本剤200mg、カルボプラチン及びパクリタキセル又はパクリタキセル(アルブミン懸濁型)(nab‐パクリタキセル)の併用療法3週間間隔投与の有効性及び安全性が、プラセボ、カルボプラチン及びパクリタキセル又はnab‐パクリタキセルの併用療法を対照とした二重盲検試験で検討された。両群とも、パクリタキセル又はnab‐パクリタキセルは、担当医師が患者ごとに選択し、投与は最大4コースまでとした。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤、カルボプラチン及びパクリタキセル又はnab‐パクリタキセルの併用療法はプラセボ、カルボプラチン及びパクリタキセル又はnab‐パクリタキセルの併用療法と比較して、OS及びPFSを有意に延長した(表6、添付文書の図9及び図10)。安全性解析対象例278例中265例(95.3%)(日本人22例中22例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、脱毛症126例(45.3%)、貧血123例(44.2%)、好中球減少症97例(34.9%)、悪心85例(30.6%)、血小板減少症81例(29.1%)及び下痢61例(21.9%)であった。[7.1参照]表6有効性成績(KEYNOTE‐407試験)--------------------------表開始--------------------------本剤200mgQ3W、カルボプラチン及びパクリタキセル又はnab‐パクリタキセル注4)(278例)プラセボ、カルボプラチン及びパクリタキセル又はnab‐パクリタキセル注5)(281例)OS†中央値[月](95%信頼区間)15.9(13.2、NE)11.3(9.5、14.8)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.64(0.49、0.85)0.0008-PFS†∥中央値[月](95%信頼区間)6.4(6.2、8.3)4.8(4.2、5.7)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.56(0.45、0.70)<0.0001-†:中間解析時のデータ:2018年4月3日カットオフ‡:層別Cox比例ハザードモデルによるプラセボ、カルボプラチン及びパクリタキセル又はnab‐パクリタキセルの併用療法との比較§:層別ログランク検定∥:RECISTガイドライン1.1版に基づく盲検下独立中央判定Q3W:3週間間隔投与、NE:NotEstimated注4)本剤200mg、パクリタキセル200mg/m2又はnab‐パクリタキセル100mg/m2、カルボプラチンAUC6mg・min/mL相当量の順にQ3W(本剤、カルボプラチン及びパクリタキセルは各コースの1日目に投与、nab‐パクリタキセルは各コースの1、8、15日目に投与)で4コース投与後、本剤200mgをQ3Wで投与した。注5)プラセボ、パクリタキセル200mg/m2又はnab‐パクリタキセル100mg/m2、カルボプラチンAUC6mg・min/mL相当量の順にQ3W(プラセボ、カルボプラチン及びパクリタキセルは各コースの1日目に投与、nab‐パクリタキセルは各コースの1、8、15日目に投与)で4コース投与後、プラセボをQ3Wで投与した。--------------------------表終了--------------------------図9OSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐407試験)<<図省略>>図10PFSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐407試験)<<図省略>>17.1.8国際共同第III相試験(KEYNOTE‐042試験)化学療法歴のない、EGFR遺伝子変異陰性、ALK融合遺伝子陰性及びPD‐L1陽性(TPS≧1%)の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌患者(日本人93例を含む)を対象に、本剤200mg3週間間隔投与の有効性及び安全性が、プラチナ製剤を含む化学療法を対照として検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)とされ、本剤はプラチナ製剤を含む化学療法と比較して、OSを有意に延長した(表7及び添付文書の図11)。安全性解析対象例636例中399例(62.7%)(日本人47例中34例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は甲状腺機能低下症69例(10.8%)であった。[5.3、5.4参照]表7有効性成績(KEYNOTE‐042試験)(PD‐L1発現がTPS≧1%の患者)--------------------------表開始--------------------------本剤200mgQ3W(637例)プラチナ製剤を含む化学療法(637例)OS†中央値[月](95%信頼区間)16.7(13.9、19.7)12.1(11.3、13.3)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.81(0.71、0.93)0.002-†:中間解析時のデータ:2018年2月26日カットオフ‡:層別Cox比例ハザードモデルによるプラチナ製剤を含む化学療法との比較§:層別ログランク検定Q3W:3週間間隔投与--------------------------表終了--------------------------図11OSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐042試験)(PD‐L1発現がTPS≧1%の患者)<<図省略>>17.1.9国際共同第III相試験(KEYNOTE‐024試験)化学療法歴のない、EGFR遺伝子変異陰性、ALK融合遺伝子陰性及びPD‐L1陽性(TPS≧50%)の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌患者(日本人40例を含む)を対象に、本剤200mg3週間間隔投与の有効性及び安全性が、プラチナ製剤を含む化学療法を対照として検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)、副次評価項目は全生存期間(OS)とされ、本剤はプラチナ製剤を含む化学療法と比較して、PFS及びOSを有意に延長した(表8、添付文書の図12及び図13)。安全性解析対象例154例中113例(73.4%)(日本人21例中20例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、下痢22例(14.3%)、疲労16例(10.4%)及び発熱16例(10.4%)であった。[5.3、5.4参照]表8有効性成績(KEYNOTE‐024試験)(PD‐L1発現がTPS≧50%の患者)--------------------------表開始--------------------------本剤200mgQ3W(154例)プラチナ製剤を含む化学療法(151例)PFS†中央値[月](95%信頼区間)10.3(6.7、NE)6.0(4.2、6.2)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.50(0.37、0.68)<0.001-OS∥中央値[月](95%信頼区間)NE(NE、NE)NE(9.4、NE)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.60(0.41、0.89)0.005-†:RECISTガイドライン1.1版に基づく独立中央判定‡:層別Cox比例ハザードモデルによるプラチナ製剤を含む化学療法との比較§:層別ログランク検定∥:中間解析時のデータ:2016年5月9日カットオフQ3W:3週間間隔投与、NE:NotEstimated--------------------------表終了--------------------------図12PFSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐024試験)(PD‐L1発現がTPS≧50%の患者)<<図省略>>図13OSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐024試験)(PD‐L1発現がTPS≧50%の患者)<<図省略>>17.1.10国際共同第II/III相試験(KEYNOTE‐010試験)プラチナ製剤を含む化学療法歴注6)を有するPD‐L1陽性(TPS≧1%)の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌患者(日本人91例を含む)を対象に、本剤2mg/kg3週間間隔投与注7)及び10mg/kg3週間間隔投与注7)の有効性及び安全性が、ドセタキセルを対照として検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤はドセタキセルと比較して、OSを有意に延長した(表9及び添付文書の図14)。本剤2mg/kg3週間間隔投与注7)の安全性解析対象例339例中215例(63.4%)(日本人28例中22例を含む)、及び本剤10mg/kg3週間間隔投与注7)の安全性解析対象例343例中226例(65.9%)(日本人34例中30例)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、本剤2mg/kg3週間間隔投与注7)で疲労46例(13.6%)、食欲減退46例(13.6%)及び悪心37例(10.9%)、本剤10mg/kg3週間間隔投与注7)で疲労49例(14.3%)及び発疹44例(12.8%)であった。[5.3、5.4参照]注6)EGFR遺伝子変異陽性又はALK融合遺伝子陽性の患者では、プラチナ製剤を含む化学療法による治療歴に加え、それぞれEGFR阻害作用又はALK阻害作用を有する抗悪性腫瘍剤による治療歴を有する患者が組み入れられた。表9有効性成績(KEYNOTE‐010試験)(PD‐L1発現がTPS≧1%の患者)--------------------------表開始--------------------------本剤2mg/kgQ3W(344例)本剤10mg/kgQ3W(346例)ドセタキセル(343例)OS中央値[月](95%信頼区間)10.4(9.4、11.9)12.7(10.0、17.3)8.5(7.5、9.8)ハザード比†(95%信頼区間)P値‡0.71(0.58、0.88)<0.0010.61(0.49、0.75)<0.001-†:層別Cox比例ハザードモデルによるドセタキセルとの比較‡:層別ログランク検定Q3W:3週間間隔投与--------------------------表終了--------------------------図14OSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐010試験)(PD‐L1発現がTPS≧1%の患者)<<図省略>>注7)切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌の場合、本剤の承認用法及び用量は、通常、成人には、ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを3週間間隔又は1回400mgを6週間間隔で30分間かけて点滴静注する。〈再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫〉17.1.11国際共同第II相試験(KEYNOTE‐087試験)再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫患者(210例、日本人10例を含む)の次の3つのコホートを対象に、本剤200mg3週間間隔投与の有効性及び安全性が検討された。・自家造血幹細胞移植施行後に、ブレンツキシマブベドチンによる治療を受けた患者(コホート1)・自家造血幹細胞移植非適応であり、かつブレンツキシマブベドチンによる治療を受けた患者(コホート2)・自家造血幹細胞移植施行後に、ブレンツキシマブベドチンによる治療(一次治療又は救援化学療法の一環としてのブレンツキシマブベドチンによる前治療は含まない)を受けていない患者(コホート3)なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目である奏効率[改訂IWGcriteria(2007)に基づく中央判定による完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)]は、表10のとおりであった。なお、事前に設定された閾値奏効率は、いずれのコホートも20%であった。安全性解析対象例210例中144例(68.6%)(日本人10例中8例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、甲状腺機能低下症26例(12.4%)及び発熱22例(10.5%)であった。[5.5参照]表10有効性成績(KEYNOTE‐087試験)--------------------------表開始--------------------------コホート1(69例)コホート2(81例)コホート3(60例)例数(%)完全奏効(CR)15(21.7)18(22.2)13(21.7)部分奏効(PR)35(50.7)35(43.2)27(45.0)安定(SD)13(18.8)9(11.1)13(21.7)進行(PD)3(4.3)17(21.0)7(11.7)評価不能3(4.3)2(2.5)0奏効率(CR+PR)(%)(95%信頼区間)72.5(60.4、82.5)65.4(54.0、75.7)66.7(53.3、78.3)--------------------------表終了--------------------------17.1.12国際共同第III相試験(KEYNOTE‐204試験)1レジメン以上の化学療法歴を有する再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫患者注8)304例(日本人16例を含む)を対象に、本剤200mg3週間間隔投与の有効性及び安全性が、ブレンツキシマブベドチン1.8mg/kg3週間間隔投与を対照として検討された。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)注9)及び全生存期間(OS)とされ、本剤はブレンツキシマブベドチンと比較して、PFSを有意に延長した(表11及び添付文書の図15)。安全性解析対象例148例中110例(74.3%)(日本人9例中8例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、甲状腺機能低下症23例(15.5%)、発熱19例(12.8%)、そう痒症16例(10.8%)であった。[5.5参照]注8)自家造血幹細胞移植施行後に再発、又は自家造血幹細胞移植の適応とならない患者が対象とされた。注9)自家造血幹細胞移植後又は同種造血幹細胞移植後の臨床データ及び画像データを含めて評価を行うこととされた。表11有効性成績(KEYNOTE‐204試験)--------------------------表開始--------------------------本剤200mgQ3W(151例)ブレンツキシマブベドチン(153例)PFS†‡中央値[月](95%信頼区間)13.2(10.9、19.4)8.3(5.7、8.8)ハザード比§(95%信頼区間)P値∥0.65(0.48、0.88)0.0027-†:中間解析時のデータ:2020年1月16日カットオフ‡:改訂IWGcriteria(2007)に基づく独立中央判定§:層別Cox比例ハザードモデルによるブレンツキシマブベドチンとの比較∥:層別ログランク検定Q3W:3週間間隔投与--------------------------表終了--------------------------図15PFSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐204試験)<<図省略>>〈がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌〉17.1.13国際共同第III相試験(KEYNOTE‐045試験)プラチナ製剤を含む化学療法歴注10)を有する局所進行性又は転移性の尿路上皮癌患者542例(日本人52例を含む)を対象に、本剤200mg3週間間隔投与の有効性及び安全性が、化学療法(パクリタキセル、ドセタキセル又はvinflunine)注11)を対照として検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤は化学療法と比較して、OSを有意に延長した(表12及び添付文書の図16)。安全性解析対象例266例中162例(60.9%)(日本人30例中16例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、そう痒症52例(19.5%)、疲労37例(13.9%)及び悪心29例(10.9%)であった。[5.7参照]注10)①プラチナ製剤を含む化学療法(一次治療)後に疾患進行を認めた患者及び②プラチナ製剤を含む化学療法による術前・術後補助化学療法後12ヵ月以内に再発した患者が組み入れられた。注11)本邦ではvinflunineは未承認であるため、パクリタキセル又はドセタキセルのいずれかを選択した。表12有効性成績(KEYNOTE‐045試験)--------------------------表開始--------------------------本剤200mgQ3W(270例)化学療法(272例)OS†中央値[月](95%信頼区間)10.3(8.0、11.8)7.4(6.1、8.3)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.73(0.59、0.91)0.002-PFS†∥中央値[月](95%信頼区間)2.1(2.0、2.2)3.3(2.3、3.5)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.98(0.81、1.19)0.416-†:中間解析時のデータ:2016年9月7日カットオフ‡:層別Cox比例ハザードモデルによる化学療法との比較§:層別ログランク検定∥:RECISTガイドライン1.1版に基づく独立中央判定Q3W:3週間間隔投与--------------------------表終了--------------------------図16OSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐045試験)<<図省略>>〈がん化学療法後に増悪した進行・再発のMSI‐Highを有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)〉17.1.14国際共同第II相試験(KEYNOTE‐164試験コホートA)フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤、オキサリプラチン及びイリノテカンによる化学療法歴のある切除不能な局所進行又は転移性のミスマッチ修復(MMR)欠損又はMSI‐Highを有する結腸・直腸癌患者61例(日本人7例を含む)を対象に、本剤200mg3週間間隔投与の有効性及び安全性が検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。主要評価項目である奏効率[RECISTガイドライン1.1版に基づく中央判定による完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)]は表13のとおりであった。安全性解析対象例61例中35例(57.4%)(日本人7例中5例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、関節痛10例(16.4%)、悪心9例(14.8%)、下痢8例(13.1%)、無力症7例(11.5%)及びそう痒症7例(11.5%)であった。[5.12参照]表13有効性成績(KEYNOTE‐164試験コホートA)--------------------------表開始--------------------------61例例数(%)完全奏効(CR)0部分奏効(PR)17(27.9)安定(SD)14(23.0)疾患進行(PD)28(45.9)評価不能(NE)2(3.3)奏効率(CR+PR)(%)(95%信頼区間)27.9(17.1、40.8)--------------------------表終了--------------------------17.1.15国際共同第II相試験(KEYNOTE‐158試験)一次治療として標準的な化学療法歴のある切除不能な局所進行又は転移性のミスマッチ修復(MMR)欠損又はMSI‐Highを有する固形癌患者94例(日本人7例を含む)を対象に、本剤200mg3週間間隔投与の有効性及び安全性が検討された。MSI‐Highと診断された後に本試験に登録された83例(グループK)における主要評価項目である奏効率[RECISTガイドライン1.1版に基づく中央判定による完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)]は表14のとおりであった。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤の投与を継続することが可能とされた。安全性解析対象例94例中58例(61.7%)(日本人7例中5例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、疲労11例(11.7%)及びそう痒症11例(11.7%)であった。表14有効性成績(KEYNOTE‐158試験)--------------------------表開始--------------------------グループK83例†例数(%)完全奏効(CR)4(4.8)部分奏効(PR)25(30.1)安定(SD)20(24.1)疾患進行(PD)24(28.9)評価不能(NE)10(12.0)奏効率(CR+PR)(%)(95%信頼区間)34.9(24.8、46.2)†:日本人3例を含む--------------------------表終了--------------------------本試験に登録された94例におけるがん種別の奏効率[RECISTガイドライン1.1版に基づく中央判定による完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)]は表15のとおりであった。[5.12参照]表15がん種別の有効性成績(KEYNOTE‐158試験)--------------------------表開始--------------------------がん種例数(%)奏効(CR+PR)[奏効率(%)]94例子宮内膜癌24(25.5)13(54.2)胃癌13(13.8)6(46.2)小腸癌13(13.8)4(30.8)膵癌10(10.6)1(10.0)胆道癌9(9.6)2(22.2)副腎皮質癌3(3.2)1(33.3)中皮腫3(3.2)0小細胞肺癌3(3.2)2(66.7)子宮頸癌2(2.1)1(50.0)神経内分泌腫瘍2(2.1)0甲状腺癌2(2.1)0尿路上皮癌2(2.1)1(50.0)脳腫瘍1(1.1)0卵巣癌1(1.1)0前立腺癌1(1.1)0後腹膜腫瘍1(1.1)1(100)唾液腺癌1(1.1)1(100)肉腫1(1.1)1(100)精巣腫瘍1(1.1)0扁桃癌1(1.1)1(100)--------------------------表終了--------------------------〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌〉17.1.16国際共同第III相試験(KEYNOTE‐426試験)化学療法歴のない、根治切除不能又は転移性の淡明細胞型腎細胞癌患者861例(日本人94例を含む)を対象に、本剤200mg3週間間隔投与とアキシチニブ開始用量として5mg1日2回投与の併用療法の有効性及び安全性が、スニチニブ50mg1日1回4週間投与後2週間休薬を対照として検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤とアキシチニブの併用投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤とアキシチニブの併用療法は、スニチニブ単独投与と比較してOS及びPFSを有意に延長した(表16、添付文書の図17及び図18)。安全性解析対象例429例中413例(96.3%)(日本人44例中44例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、下痢210例(49.0%)、高血圧179例(41.7%)、甲状腺機能低下症135例(31.5%)、疲労130例(30.3%)、手掌・足底発赤知覚不全症候群119例(27.7%)、ALT増加102例(23.8%)、発声障害98例(22.8%)、AST増加97例(22.6%)、食欲減退94例(21.9%)及び悪心91例(21.2%)であった。[7.3参照]表16有効性成績(KEYNOTE‐426試験)--------------------------表開始--------------------------本剤200mgQ3W、アキシチニブ注12)(432例)スニチニブ注13)(429例)OS†中央値[月](95%信頼区間)NE(NE、NE)NE(NE、NE)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.53(0.38、0.74)0.00005-PFS†∥中央値[月](95%信頼区間)15.1(12.6、17.7)11.0(8.7、12.5)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.69(0.56、0.84)0.00012-†:中間解析時のデータ:2018年8月24日カットオフ‡:層別Cox比例ハザードモデルによるスニチニブとの比較§:層別ログランク検定∥:RECISTガイドライン1.1版に基づく盲検下独立中央判定注12)本剤200mgをQ3W、アキシチニブ開始用量として5mg(経口)をbidで投与した。注13)スニチニブ50mgを4週間qd経口投与後2週間休薬した。Q3W:3週間間隔投与、NE:NotEstimated、bid:1日2回、qd:1日1回--------------------------表終了--------------------------図17OSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐426試験)<<図省略>>図18PFSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐426試験)<<図省略>>17.1.17国際共同第III相試験(E7080‐307/KEYNOTE‐581試験)化学療法歴のない根治切除不能又は転移性の淡明細胞型腎細胞癌患者注14)712例(日本人73例を含む)を対象に、本剤200mg3週間間隔投与とレンバチニブ20mg1日1回投与の併用療法の有効性及び安全性が、スニチニブ50mg1日1回4週間投与後2週間休薬を対照として検討された。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤とレンバチニブの併用療法は、スニチニブ単独投与と比較してPFSを有意に延長した(表17及び添付文書の図19)。安全性解析対象例352例中341例(96.9%)(日本人42例中42例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、下痢192例(54.5%)、高血圧184例(52.3%)、甲状腺機能低下症150例(42.6%)、食欲減退123例(34.9%)、口内炎113例(32.1%)、疲労113例(32.1%)、手掌・足底発赤知覚不全症候群99例(28.1%)、蛋白尿97例(27.6%)、悪心94例(26.7%)、発声障害87例(24.7%)、発疹77例(21.9%)及び無力症71例(20.2%)であった。[7.3参照]注14)腫瘍組織において組織学的又は細胞学的に淡明細胞が確認された患者が対象とされた。表17有効性成績(E7080‐307/KEYNOTE‐581試験)--------------------------表開始--------------------------本剤200mgQ3W、レンバチニブ注15)(355例)スニチニブ注16)(357例)PFS†中央値[月](95%信頼区間)23.9(20.8、27.7)9.2(6.0、11.0)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.39(0.32、0.49)<0.0001-†:RECISTガイドライン1.1版に基づく盲検下独立中央判定‡:層別Cox比例ハザードモデルによるスニチニブとの比較§:層別ログランク検定によるP値(両側)注15)本剤200mgをQ3W、レンバチニブ20mg(経口)をqdで投与した。注16)スニチニブ50mgを4週間qd経口投与後2週間休薬した。Q3W:3週間間隔投与、qd:1日1回--------------------------表終了--------------------------図19PFSのKaplan‐Meier曲線(E7080‐307/KEYNOTE‐581試験)<<図省略>>〈腎細胞癌における術後補助療法〉17.1.18国際共同第III相試験(KEYNOTE‐564試験)腎摘除術又は腎部分切除術後の再発リスクが高い注17)淡明細胞型腎細胞癌患者994例(日本人59例を含む)を対象に、術後補助療法として本剤200mg3週間間隔投与の有効性及び安全性が、プラセボを対照とした二重盲検試験で検討された。主要評価項目は無病生存期間(DFS)とされ、本剤はプラセボと比較して、DFSを有意に延長した(表18及び添付文書の図20)。安全性解析対象例488例中386例(79.1%)(日本人27例中18例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、疲労99例(20.3%)、そう痒症91例(18.6%)、甲状腺機能低下症86例(17.6%)、下痢77例(15.8%)、発疹73例(15.0%)及び甲状腺機能亢進症50例(10.2%)であった。[5.13参照]表18有効性成績(KEYNOTE‐564試験)--------------------------表開始--------------------------本剤200mgQ3W(496例)プラセボ(498例)DFS†中央値[月](95%信頼区間)NE(NE、NE)NE(NE、NE)2年DFS率[%](95%信頼区間)77.3(72.8、81.1)68.1(63.5、72.2)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.68(0.53、0.87)0.0010-†:中間解析時のデータ:2020年12月14日カットオフ(DFSは治験担当医師による評価)‡:層別Cox比例ハザードモデルによるプラセボとの比較§:層別ログランク検定Q3W:3週間間隔投与、NE:NotEstimated--------------------------表終了--------------------------図20DFSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐564試験)<<図省略>>注17)次の(i)又は(ii)の患者が組み入れられた。(i)術後の病理組織学的診断により次記のいずれかに該当する患者(GradeはFuhrman分類)・pT2、Grade4又は肉腫様変化を伴う、N0かつM0・pT3/4、Grade問わず、N0かつM0・pT問わず、Grade問わず、N1かつM0(ii)M1noevidenceofdisease(M1NED)であり、原発巣及び遠隔転移巣ともに、腎摘除術時点又は腎摘除術後1年以内のいずれかの時点で完全切除可能であった患者〈再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌〉17.1.19国際共同第III相試験(KEYNOTE‐048試験)化学療法歴のない、再発又は転移性の頭頸部扁平上皮癌注18)患者882例(日本人67例を含む)を対象に、本剤200mg3週間間隔投与、プラチナ製剤及び5‐FU併用療法、又は本剤200mg3週間間隔投与単独療法の有効性及び安全性が、セツキシマブ、プラチナ製剤及び5‐FU併用療法を対照として検討された。プラチナ製剤(シスプラチン又はカルボプラチン)は担当医師が選択し、プラチナ製剤及び5‐FUの投与は最大6コースまでとした。なお、画像評価で疾患進行が認められた場合に、疾患進行を示す症状が認められない等の臨床的に安定している患者では、次回以降の画像評価で疾患進行が認められるまで本剤とプラチナ製剤及び5‐FUの併用投与又は本剤の単独投与を継続することが可能とされた。主要評価項目は全生存期間(OS)及び無増悪生存期間(PFS)とされ、本剤、プラチナ製剤及び5‐FU併用療法はセツキシマブ、プラチナ製剤及び5‐FU併用療法と比較して、OSを有意に延長した(表19及び添付文書の図21)。また、本剤の単独療法はセツキシマブ、プラチナ製剤及び5‐FU併用療法と比較して、OSは非劣性を示した(表20及び添付文書の図22)。本剤、プラチナ製剤及び5‐FU併用療法において、安全性解析対象例276例中263例(95.3%)(日本人25例中25例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(20%以上)は、貧血133例(48.2%)、悪心124例(44.9%)、好中球減少症91例(33.0%)、疲労84例(30.4%)、粘膜の炎症77例(27.9%)、血小板減少症75例(27.2%)、嘔吐75例(27.2%)、口内炎67例(24.3%)及び食欲減退62例(22.5%)であった。本剤単独療法において、安全性解析対象例300例中175例(58.3%)(日本人23例中17例を含む)に副作用が認められた。主な副作用(10%以上)は、疲労43例(14.3%)及び甲状腺機能低下症39例(13.0%)であった。表19本剤併用療法の有効性成績(KEYNOTE‐048試験)--------------------------表開始--------------------------本剤200mgQ3W、プラチナ製剤及び5‐FU注19)(281例)セツキシマブ、プラチナ製剤及び5‐FU注20)(278例)OS†中央値[月](95%信頼区間)13.0(10.9、14.7)10.7(9.3、11.7)ハザード比‡(95%信頼区間)P値§0.77(0.63、0.93)0.00335-†:中間解析時のデータ:2018年6月13日カットオフ‡:層別Cox比例ハザードモデルによるセツキシマブ、プラチナ製剤及び5‐FU併用療法との比較§:層別ログランク検定Q3W:3週間間隔投与注19)本剤200mg、シスプラチン100mg/m2又はカルボプラチンAUC5mg・min/mL相当量及び5‐FU1000mg/m2/day(4日間持続点滴投与)の順に3週間間隔で6コース投与後、本剤200mgを3週間間隔で投与した。注20)セツキシマブ(初回400mg/m2、2回目以降250mg/m2)、シスプラチン100mg/m2又はカルボプラチンAUC5mg・min/mL相当量及び5‐FU1000mg/m2/day(4日間持続点滴投与)の順に3週間間隔(セツキシマブのみ1週間間隔)で6コース投与後、セツキシマブ250mg/m2を1週間間隔で投与した。--------------------------表終了--------------------------図21本剤併用療法のOSのKaplan‐Meier曲線(KEYNOTE‐048試験)<<図省略>>表20本剤単独療法の有効性成績(KEYNOTE‐048試験)--------------------------表開始--------------------------本剤200mgQ3W(301例)セツキシマブ、プラチナ製剤及び5‐FU注20)(300例)OS†中央値[月](95%信頼区間)11