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第119回 「エンタメ番組でプロポフォール静注」を観た感想
2024/10/24 現場から木曜日
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https://www.carenet.com/hihyothu2/119.html
一般名 | アトバコン・プログアニル塩酸塩(2)錠 |
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YJコード | 6419101F2026 |
剤型・規格 | 錠剤・1錠 |
薬価 | 246.80円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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薬剤耐性に起因する死者数、2050年までに3900万人以上に/Lancet
2024/10/01 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/hdn/59379
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生後1~11ヵ月に限定したアジスロマイシン配布で死亡率は改善するか/NEJM
2024/09/02 ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/journal/carenet/59194
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脾腫の鑑別診断(2)[感染症編]【1分間で学べる感染症】第10回
2024/08/30 1分間で学べる感染症
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https://www.carenet.com/series/infection/cg004661_010.html
5.
脾腫の鑑別診断(1)[総論編]【1分間で学べる感染症】第9回
2024/08/14 1分間で学べる感染症
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https://www.carenet.com/series/infection/cg004661_009.html
マラリア。(効能又は効果に関連する注意)5.1.〈治療〉本剤はヒプノゾイト(マラリア原虫の休眠体)には効果がない。5.2.〈治療〉意識障害や臓器不全を伴う重症マラリア患者においては、本剤の効果が十分に得られない可能性があるため、他の治療を考慮すること。5.3.〈治療〉三日熱マラリアに対しアトバコン及びプログアニルを単独投与したとき、再発がしばしば報告されているため、三日熱マラリア又は卵形マラリアに曝露された旅行者及びこれらの原虫によるマラリア発症者の治療に用いる場合には、再発に注意し、マラリア原虫の休眠体に対する活性を示す薬剤による治療を考慮すること。5.4.〈治療〉下痢又は嘔吐が認められている急性マラリアの患者では、代替治療を検討すべきであるが、本剤を用いる場合には、血液中のマラリア原虫数を慎重にモニターすること〔7.3参照〕。5.5.〈予防〉渡航先のマラリア汚染状況も踏まえて、本剤の必要性を慎重に検討すること〔8.4参照〕。
治療:成人通常、1日1回アトバコン/プログアニル塩酸塩として1000mg/400mgを3日間、食後に経口投与する。小児通常、体重に応じアトバコン/プログアニル塩酸塩として次記の投与量を1日1回3日間、食後に経口投与する。5~8kg:125mg/50mg。9~10kg:187.5mg/75mg。11~20kg:250mg/100mg。21~30kg:500mg/200mg。31~40kg:750mg/300mg。>40kg:1000mg/400mg。予防:成人通常、1日1回アトバコン/プログアニル塩酸塩として250mg/100mgを、マラリア流行地域到着24~48時間前より開始し、流行地域滞在中及び流行地域を離れた後7日間、毎日食後に経口投与する。小児通常、体重に応じアトバコン/プログアニル塩酸塩として次記の投与量を1日1回、マラリア流行地域到着24~48時間前より開始し、流行地域滞在中及び流行地域を離れた後7日間、毎日食後に経口投与する。11~20kg:62.5mg/25mg。21~30kg:125mg/50mg。31~40kg:187.5mg/75mg。>40kg:250mg/100mg。(用法及び用量に関連する注意)7.1.投与量に応じて錠数が最も少なくなる製剤を選択すること。7.2.本剤の配合成分であるアトバコンは絶食下では吸収量が低下するため、食後又は乳飲料とともに1日1回毎日定められた時刻に投与させること〔16.2.1参照〕。7.3.下痢又は嘔吐を来している患者ではアトバコンの吸収が低下する可能性があるため、本剤の投与後1時間以内に嘔吐した場合には、再投与させること〔5.4参照〕。
(禁忌)2.1.〈効能共通〉本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。2.2.〈予防〉重度腎障害のある患者〔9.2.2、16.6.3参照〕。(重要な基本的注意)8.1.〈効能共通〉本剤の使用に際しては、マラリアに関して十分な知識と経験を持つ医師又はその指導の下で行うこと。8.2.〈効能共通〉本剤の投与後にマラリア再燃した場合、又は予防的化学療法失敗した場合には、マラリアの赤血球期に有効な別の薬剤の投与を考慮すること。8.3.〈効能共通〉重度肝機能障害、肝炎、胆汁うっ滞があらわれることがあるので、必要に応じ肝機能検査を行うこと〔11.1.2参照〕。8.4.〈予防〉マラリア流行地域への渡航者が本剤を予防に使用する際には、予防の基本はマラリア媒介蚊による刺咬を防ぐことであるため、他の予防手段(防虫スプレー、蚊帳の使用など)も必要であることを説明し、注意を促すこと〔5.5参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(腎機能障害患者)9.2.1.〈治療〉重度腎障害のある患者:他剤の投与を考慮するなど投与の可否を慎重に判断し、治療による有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(本剤の配合成分であるプログアニルの排泄が遅延し、血中濃度が上昇することで副作用が発現する危険性が高い)〔16.6.3参照〕。9.2.2.〈予防〉重度腎障害のある患者:投与しないこと(本剤の配合成分であるプログアニルの排泄が遅延し、血中濃度が上昇することで副作用が発現する危険性が高い)〔2.2、16.6.3参照〕。9.2.3.〈効能共通〉腎障害<重度腎障害を除く>のある患者:本剤の配合成分であるプログアニルの排泄が遅延し、血中濃度が上昇する可能性がある。(生殖能を有する者)出産可能年齢の女性は、本剤投与中も神経管欠損の予防のために葉酸サプリメントを継続して良い。本剤の配合成分であるプログアニルは、マラリア原虫のジヒドロ葉酸レダクターゼ(DHFR)を阻害することにより効果を発現する。葉酸サプリメントにより本剤の効果が減弱することを示すデータはない。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。9.5.1.アトバコン:ラットに投与したところ、ヒトに本剤を投与したときの血漿中濃度の約6.5倍の曝露量において生殖発生毒性はみられなかったが、ウサギでは、ヒトでの血漿中濃度の約1.4倍の曝露量において母動物毒性(母動物体重低値及び母動物摂餌量低値)に関連すると考えられる流産及び軽度な胎仔体長低値・胎仔体重低値がみられ、また、ラット及びウサギでは単回経口投与により胎盤を通過して胎仔に分布することが報告されている。9.5.2.プログアニル:ラット及びウサギの胚・胎仔発生に関する試験では、最高用量のそれぞれ20及び40mg/kg/日(ヒト全身曝露量の約1/25及び1倍に相当)の投与によっても悪影響は認められなかった。ラットの出生前・後の発生及び母体機能に関する試験では、最高16mg/kg/日(ヒト全身曝露量の約1/50に相当)の投与により悪影響は認められなかった。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。9.6.1.アトバコン:動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている。9.6.2.プログアニル:わずかにヒト乳汁中に移行することが報告されている。(小児等)低出生体重児、新生児又は体重5kg未満の小児を対象とした臨床試験は実施していない。(高齢者)患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に、肝・腎機能等の生理機能が低下している、本剤の薬物動態試験において、高齢者の全身曝露量増加した)〔16.6.2参照〕。(相互作用)10.2.併用注意:1).クマリン系抗凝固剤(ワルファリンカリウム等)[プログアニルはこれらの薬剤の抗凝固作用を増強する可能性があるので、これらの薬剤を継続している患者においてマラリアの予防及び治療に対し本剤を開始又は中止する場合には、注意すること(機序は不明である)]。2).リファンピシン〔16.7.2参照〕[リファンピシンとの併用によりアトバコンの血漿中濃度が約53%低下しt1/2は約33時間短縮したので、併用する場合には、血液中のマラリア原虫数を慎重にモニターすること(機序は不明である)]。3).リファブチン〔16.7.3参照〕[リファブチンとの併用によりアトバコンの血漿中濃度が約34%低下しt1/2は約14時間短縮したので、併用する場合には、血液中のマラリア原虫数を慎重にモニターすること(機序は不明である)]。4).テトラサイクリン塩酸塩〔16.7.7参照〕[テトラサイクリンの併用でアトバコンの血漿中濃度は約40%低下したので、併用する場合には、血液中のマラリア原虫数を慎重にモニターすること(機序は不明である)]。5).メトクロプラミド〔16.7.7参照〕[メトクロプラミドの併用でアトバコンの血漿中濃度は約58%低下したので、併用する場合には、血液中のマラリア原虫数を慎重にモニターすること(機序は不明である)]。6).ジドブジン〔16.7.5参照〕[アトバコンとの併用によりジドブジンのみかけの経口クリアランスは約25%低下しAUCは約33%増加した(機序は不明である)]。7).インジナビル〔16.7.6参照〕[アトバコンとの併用によりインジナビルのCmin・ssが有意に減少<約23%減少>し、インジナビルのトラフ濃度が減少するため、併用に注意すること(機序は不明である)]。(過量投与)13.1.症状13.1.1.アトバコン:31500mgまでの過量投与症例が報告されている。そのうちジアフェニルスルホン(投与量不明)も同時に服用したアトバコンの過量投与患者1例では、メトヘモグロビン血症が発現した。アトバコンの過量投与後に発疹も報告されている。13.1.2.プログアニル:プログアニルの過量投与時、可逆性の脱毛、手掌皮膚鱗屑及び足底部皮膚鱗屑、可逆性のアフタ性潰瘍ならびに血液学的副作用が報告されている。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。(その他の注意)15.2.非臨床試験に基づく情報15.2.1.アトバコン及びプログアニル塩酸塩のイヌにおける6ヵ月間併用投与試験において、プログアニル塩酸塩投与群に心臓<右心房>線維性血管組織増殖及び間質性肺炎増悪がみられた。15.2.2.アトバコンのマウスのがん原性試験において、種特異的と考えられる肝薬物代謝酵素の誘導に関連した肝臓腫瘍増加がみられた。15.2.3.プログアニルの活性代謝物であるcycloguanil(DHFR阻害作用を有す)は細菌を用いた復帰突然変異試験で陰性であったが、マウスリンパ腫細胞を用いた遺伝子突然変異試験陽性及びマウスを用いた小核試験陽性を示した。しかしながら、cycloguanilによるこれらの影響は、フォリン酸の添加によって著しく消失又は減弱した。(保険給付上の注意)本剤を予防目的で使用した場合、保険給付の対象とならない。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(いずれも頻度不明)。11.1.2.重度肝機能障害、肝炎、胆汁うっ滞(いずれも頻度不明)〔8.3参照〕。11.1.3.アナフィラキシー(頻度不明)。11.1.4.汎血球減少症、無顆粒球症、白血球減少(いずれも頻度不明)。11.2.その他の副作用1).血液:(頻度不明)貧血。2).過敏症:(頻度不明)血管性浮腫、血管炎。3).精神神経系:(頻度不明)幻覚、頭痛、不眠症、浮動性めまい。4).消化器:(頻度不明)腹痛、悪心、嘔吐、下痢、口内炎、胃障害、口腔内潰瘍形成。5).皮膚:(頻度不明)発疹、脱毛、蕁麻疹。6).その他:(頻度不明)低ナトリウム血症、食欲不振、アミラーゼ上昇、肝酵素上昇、発熱、咳嗽。
18.1作用機序アトバコンの作用機序はマラリア原虫ミトコンドリアの電子伝達系複合体III(チトクロームbc1、complexIII)の選択的阻害であり、熱帯熱マラリア原虫から分離したミトコンドリアのチトクロームcレダクターゼ活性を約1nMのEC50で阻害した。この阻害作用を介してミトコンドリア電子伝達系とリンクしたジヒドロオロト酸デヒドロゲナーゼを阻害し、ピリミジンのdenovo合成を阻害することにより抗マラリア原虫活性を示す。プログアニルの作用機序はジヒドロ葉酸レダクターゼ(DHFR)阻害であり、活性代謝物であるcycloguanilは0.78nMのKiで阻害作用を示した。プログアニルはDHFR阻害作用によりdTMP合成などに必要な補酵素であるテトラヒドロ葉酸の産生を低下させ、DNA合成を阻害することで抗マラリア原虫活性を示す。このように、本剤は2種類の異なる作用機序に基づき抗マラリア原虫活性を示す。18.2抗マラリア原虫活性アトバコン及びcycloguanilはマラリア患者の血液から分離された熱帯熱マラリア原虫株に対して、invitroでそれぞれ約1~2及び約18~36nMのIC50で抗マラリア原虫活性を示した。種々の薬剤耐性熱帯熱マラリア原虫株に対するアトバコン及びプログアニルのinvitroでの抗マラリア原虫活性は、併用により相乗的に増大した。18.3薬剤耐性本剤の治療後にマラリアが再燃した2名の患者から本剤に対する耐性熱帯熱マラリア原虫株が分離されており、いずれの原虫株もチトクロームb遺伝子にアトバコン耐性変異(Y268N及びY268S)が検出され、1株ではさらにcycloguanil耐性のDHFR遺伝子変異も検出された。アトバコンの単独治療後の再燃患者からアトバコンに対する感受性が顕著に低下し、チトクロームb遺伝子のアトバコン結合領域に単一の変異(Y268S)を持つアトバコン耐性熱帯熱マラリア原虫株が検出された。プログアニルに関しては、DHFR遺伝子にcycloguanil耐性の遺伝子変異を持つ臨床分離熱帯熱マラリア原虫株が増加しており、S108Nの単一変異を持つ株は中等度耐性を示し、その変異にN51I、C59R又はI164Lの変異が1種類以上加わると高度耐性の傾向を示した。
17.1有効性及び安全性に関する試験〈治療〉17.1.1海外第III相試験ザンビアにて、合併症のない急性熱帯熱マラリア成人患者を対象として、アトバコン1000mg、プログアニル塩酸塩400mgを1日1回3日間投与した結果を次に示す(表1)。表1治療成績(治癒例数)--------------------------表開始--------------------------対象投与群被験者数治癒例数(%)熱帯熱マラリア成人患者(Semi‐immune注))本剤8080(100)ピリメタミン・スルファドキシン8079(98.8)注)Semi‐immune:マラリア流行地域で生まれ育ち、何度もマラリアに罹患して部分的な免疫を獲得した人--------------------------表終了--------------------------アトバコン1000mg、プログアニル塩酸塩400mg投与群における副作用発現頻度は、78.0%(64/82例)であった。主な副作用は、頭痛28.0%(23/82例)、腹痛28.0%(23/82例)、無力症24.4%(20/82例)であった。17.1.2海外第III相試験タイにて、合併症のない急性熱帯熱マラリア成人患者を対象として、アトバコン1000mg、プログアニル塩酸塩400mgを1日1回3日間投与した結果を次に示す(表2)。表2治療成績(治癒例数)--------------------------表開始--------------------------対象投与群被験者数治癒例数(%)熱帯熱マラリア成人患者(Semi‐immune注))本剤7979(100)メフロキン7968(86.1)注)Semi‐immune:マラリア流行地域で生まれ育ち、何度もマラリアに罹患して部分的な免疫を獲得した人--------------------------表終了--------------------------アトバコン1000mg、プログアニル塩酸塩400mg投与群における副作用発現頻度は、2.2%(2/91例)であった。その内訳は、脾腫、悪心、肝腫大各1.1%(1/91例)であった。17.1.3海外第III相試験ブラジルにて、合併症のない急性熱帯熱マラリア成人患者を対象として、アトバコン1000mg、プログアニル塩酸塩400mgを1日1回3日間投与した結果を次に示す(表3)。表3治療成績(治癒例数)--------------------------表開始--------------------------対象投与群被験者数治癒例数(%)熱帯熱マラリア成人患者(Semi‐immune注))本剤7473(98.6)キニーネ+テトラサイクリン7676(100)注)Semi‐immune:マラリア流行地域で生まれ育ち、何度もマラリアに罹患して部分的な免疫を獲得した人--------------------------表終了--------------------------アトバコン1000mg、プログアニル塩酸塩400mg投与群における副作用発現頻度は、65.5%(57/87例)であった。主な副作用は、腹痛29.9%(26/87例)、頭痛21.8%(19/87例)であった。17.1.4海外第III相試験ガボンにて、合併症のない急性熱帯熱マラリア成人患者を対象として、アトバコン1000mg、プログアニル塩酸塩400mgを1日1回3日間投与した結果を次に示す(表4)。表4治療成績(治癒例数)--------------------------表開始--------------------------対象投与群被験者数治癒例数(%)熱帯熱マラリア成人患者(Semi‐immune注))本剤6362(98.4)amodiaquine6351(81.0)注)Semi‐immune:マラリア流行地域で生まれ育ち、何度もマラリアに罹患して部分的な免疫を獲得した人--------------------------表終了--------------------------アトバコン1000mg、プログアニル塩酸塩400mg投与群における副作用発現頻度は、56.6%(43/76例)であった。主な副作用は、悪心28.9%(22/76例)、嘔吐26.3%(20/76例)、腹痛21.1%(16/76例)であった。17.1.5海外第III相試験フランスにて、合併症のない急性熱帯熱マラリア成人患者を対象として、アトバコン1000mg、プログアニル塩酸塩400mgを1日1回3日間投与した結果を次に示す(表5)。表5治療成績(治癒例数)--------------------------表開始--------------------------対象投与群被験者数治癒例数(%)熱帯熱マラリア成人患者(Non‐immune注))本剤2121(100)halofantrine1818(100)注)Non‐immune:マラリア非流行地域に住んでいて免疫を持たない人--------------------------表終了--------------------------アトバコン1000mg、プログアニル塩酸塩400mg投与群における副作用発現頻度は、60.0%(15/25例)であった。主な副作用は、嘔吐44.0%(11/25例)、悪心16.0%(4/25例)、下痢12.0%(3/25例)であった。17.1.6海外第III相試験フィリピンにて、合併症のない急性熱帯熱マラリア成人患者(12歳以上の小児を含む)を対象として、アトバコン1000mg、プログアニル塩酸塩400mgを1日1回3日間投与した結果を次に示す(表6)。表6治療成績(治癒例数)--------------------------表開始--------------------------対象投与群被験者数治癒例数(%)熱帯熱マラリア小児(12歳以上)及び成人患者(Semi‐immune注))本剤5454(100)chloroquine237(30.4)chloroquine+ピリメタミン・スルファドキシン3228(87.5)注)Semi‐immune:マラリア流行地域で生まれ育ち、何度もマラリアに罹患して部分的な免疫を獲得した人--------------------------表終了--------------------------アトバコン1000mg、プログアニル塩酸塩400mg投与群における副作用発現頻度は、23.6%(13/55例)であった。その内訳は、腹痛10.9%(6/55例)、嘔吐9.1%(5/55例)、悪心5.5%(3/55例)、食欲減退5.5%(3/55例)であった。17.1.7海外第III相試験ペルーにて、合併症のない急性熱帯熱マラリア成人患者(12歳以上の小児を含む)を対象として、本剤配合錠(1錠中アトバコン250mg、プログアニル塩酸塩100mgを含む)4錠(アトバコン1000mg、プログアニル塩酸塩400mg)を1日1回3日間投与した結果を次に示す(表7)。表7治療成績(治癒例数)--------------------------表開始--------------------------対象投与群被験者数治癒例数(%)熱帯熱マラリア小児(12歳以上)及び成人患者(Semi‐immune注))本剤1919(100)chloroquine131(7.7)ピリメタミン・スルファドキシン77(100)注)Semi‐immune:マラリア流行地域で生まれ育ち、何度もマラリアに罹患して部分的な免疫を獲得した人--------------------------表終了--------------------------本剤投与群における副作用発現頻度は、45.0%(9/20例)であった。その内訳は、悪心20.0%(4/20例)、嘔吐15.0%(3/20例)、腹痛10.0%(2/20例)、下痢5.0%(1/20例)であった。17.1.8海外第III相試験タイにて、合併症のない急性熱帯熱マラリア小児患者(5~12歳)を対象として、アトバコン20mg/kg、プログアニル塩酸塩8mg/kgを1日1回3日間投与した結果を次に示す(表8)。表8治療成績(治癒例数)--------------------------表開始--------------------------対象投与群被験者数治癒例数(%)熱帯熱マラリア小児(5~12歳)患者(Semi‐immune注))本剤2626(100)注)Semi‐immune:マラリア流行地域で生まれ育ち、何度もマラリアに罹患して部分的な免疫を獲得した人--------------------------表終了--------------------------アトバコン20mg/kg、プログアニル塩酸塩8mg/kg投与群における副作用発現頻度は、16.1%(5/31例)であった。主な副作用は、脾腫12.9%(4/31例)であった。17.1.9海外第III相試験ケニアにて、合併症のない急性熱帯熱マラリア小児患者(3~12歳)を対象として、アトバコン20mg/kg、プログアニル塩酸塩8mg/kgを1日1回3日間投与した結果を次に示す(表9)。表9治療成績(治癒例数)--------------------------表開始--------------------------対象投与群被験者数治癒例数(%)熱帯熱マラリア小児(3~12歳)患者(Semi‐immune注))本剤8176(93.8)halofantrine8375(90.4)注)Semi‐immune:マラリア流行地域で生まれ育ち、何度もマラリアに罹患して部分的な免疫を獲得した人--------------------------表終了--------------------------アトバコン20mg/kg、プログアニル塩酸塩8mg/kg投与群における副作用発現頻度は、26.2%(22/84例)であった。主な副作用は、嘔吐13.1%(11/84例)、そう痒症8.3%(7/84例)、発疹3.6%(3/84例)であった。17.1.10海外第III相試験ガボンにて、合併症のない急性熱帯熱マラリア小児患者(体重5kg以上11kg未満)を対象として、本剤小児用配合錠(1錠中アトバコン62.5mg、プログアニル塩酸塩25mgを含む)を体重5kg以上9kg未満の小児患者には1回2錠(アトバコン125mg、プログアニル塩酸塩50mg)、体重9kg以上11kg未満の小児患者には1回3錠(アトバコン187.5mg、プログアニル塩酸塩75mg)を1日1回3日間投与した結果を次に示す(表10)。なお、錠剤は粉砕され、コンデンスミルクと共に投与された。表10治療成績(治癒例数)--------------------------表開始--------------------------対象投与群被験者数治癒例数(%)熱帯熱マラリア小児(体重5kg以上11kg未満)患者(Semi‐immune注))本剤9287(95)amodiaquine7841(53)注)Semi‐immune:マラリア流行地域で生まれ育ち、何度もマラリアに罹患して部分的な免疫を獲得した人--------------------------表終了--------------------------本剤投与群(アトバコン125mg、プログアニル塩酸塩50mgあるいはアトバコン187.5mg、プログアニル塩酸塩75mg)における副作用発現頻度は、11.0%(11/100例)であった。主な副作用は、下痢6.0%(6/100例)、嘔吐2.0%(2/100例)であった。17.1.11海外第III相試験タイにて、三日熱マラリア成人患者を対象として、アトバコン1000mg、プログアニル塩酸塩400mgを1日1回3日間投与した。23例のうち、投与7日後に21例で原虫の消失が認められたが、投与28日後までに13例で再発が確認された。17.1.12海外第III相試験ガボンにて、卵形マラリアあるいは四日熱マラリア成人患者を対象として、アトバコン1000mg、プログアニル塩酸塩400mgを1日1回3日間投与した。治癒率評価対象6例(3例が四日熱マラリア、2例が卵形マラリア、1例が熱帯熱マラリアと卵形マラリアの混合感染)の全例が治癒した。〈予防〉17.1.13海外第III相試験Chloroquine耐性が知られているマラリア流行地域(ザンビア)の健康成人272例を対象とした二重盲検比較試験(本剤配合錠(1錠中アトバコン250mg、プログアニル塩酸塩100mgを含む)1錠を1日1回10週間投与)における予防効果を次に示す(表11)。表11予防成功例数、失敗例数及び内訳(ITT)--------------------------表開始--------------------------投与群被験者数予防成功例数(%)予防失敗例数原虫血症中止(有害事象)中止(その他注))本剤134100(75)2032プラセボ13870(51)41027注)主な中止理由は追跡不能、治験実施計画書の不遵守であった。--------------------------表終了--------------------------本剤投与群における副作用発現頻度は、13.2%(18/136例)であった。主な副作用は、頭痛4.4%(6/136例)、腹痛3.7%(5/136例)、下痢1.5%(2/136例)、浮動性めまい1.5%(2/136例)、咳嗽1.5%(2/136例)であった。17.1.14海外第III相試験ガボンにて、熱帯熱マラリア感染の危険性がある4~16歳の健康小児264例を対象とした二重盲検比較試験(1日1回12週間投与)における予防効果を次に示す(表12)。本試験の予防期では、本剤小児用配合錠(1錠中アトバコン62.5mg、プログアニル塩酸塩25mgを含む)を体重11kg以上20kg以下の被験者には1回1錠、体重20kg超30kg以下の被験者には1回2錠(アトバコン125mg、プログアニル塩酸塩50mg)、体重30kg超40kg以下の被験者には1回3錠(アトバコン187.5mg、プログアニル塩酸塩75mg)、体重40kg超の被験者には本剤配合錠(1錠中アトバコン250mg、プログアニル塩酸塩100mgを含む)を1回1錠投与した。表12予防成功例数、失敗例数及び内訳(ITT)--------------------------表開始--------------------------投与群被験者数予防成功例数(%)予防失敗例数原虫血症中止(有害事象)中止(その他注))本剤124114(92)0010プラセボ140109(78)2506注)主な中止理由は追跡不能、治験実施計画書の不遵守であった。--------------------------表終了--------------------------本剤投与群における副作用発現頻度は、41.6%(52/125例)であった。主な副作用は、腹痛31.2%(39/125例)、頭痛13.6%(17/125例)、嘔吐7.2%(9/125例)であった。17.1.15海外第III相試験南アフリカにて、マラリアに対して免疫を有しない健康成人175例を対象とした非対照非盲検試験(本剤配合錠(1錠中アトバコン250mg、プログアニル塩酸塩100mgを含む)1錠を1日1回10週間投与)における予防効果を次に示す(表13)。1名が原虫血症を発症したが、その1名は服薬遵守率が低かった。表13予防成功例数、失敗例数及び内訳(ITT)--------------------------表開始--------------------------投与群被験者数予防成功例数(%)予防失敗例数原虫血症中止(有害事象)中止(その他注))本剤175120(69)1351注)主な中止理由は追跡不能、治験実施計画書の不遵守であった。--------------------------表終了--------------------------本剤投与群における副作用発現頻度は、16.6%(29/175例)であった。主な副作用は、頭痛6.9%(12/175例)、腹痛2.3%(4/175例)、咳嗽1.7%(3/175例)、皮膚障害1.7%(3/175例)であった。17.1.16海外第IV相試験ガボンにて、熱帯熱マラリア感染の危険性がある健康小児330例を対象とした二重盲検比較試験(1日1回12週間投与)における予防効果を次に示す(表14)。本試験の予防期では、本剤小児用配合錠(1錠中アトバコン62.5mg、プログアニル塩酸塩25mgを含む)を体重11kg以上20kg以下の被験者には1回1錠、体重21kg以上30kg以下の被験者には1回2錠(アトバコン125mg、プログアニル塩酸塩50mg)、体重31kg以上40kg以下の被験者には1回3錠(アトバコン187.5mg、プログアニル塩酸塩75mg)を投与した。表14予防成功例数、失敗例数及び内訳(ITT)--------------------------表開始--------------------------投与群被験者数予防成功例数(%)予防失敗例数原虫血症中止(有害事象)中止(その他注))本剤165149(90)1015プラセボ165113(68)31021注)主な中止理由は追跡不能、治験実施計画書の不遵守であった。--------------------------表終了--------------------------本剤投与群における副作用発現頻度は、1%未満(1/165例)であり、悪心1例であった。17.1.17海外第III相試験マラリア非流行地域からマラリア流行地域に渡航したマラリアに対して免疫を有しない健康小児(3歳以上)及び成人を対象に、本剤とメフロキンとの二重盲検実薬対照比較試験が実施された。976例が本剤及びメフロキンの投与を受け、平均投与期間はそれぞれ28日及び53日であった。両群とも原虫血症を発症しなかった。有効性評価対象となった951例の最小・最大有効率を示す(表15)。本剤群では、本剤小児用配合錠(1錠中アトバコン62.5mg、プログアニル塩酸塩25mgを含む)を体重11kg以上20kg以下の被験者には1回1錠、体重21kg以上30kg以下の被験者には1回2錠(アトバコン125mg、プログアニル塩酸塩50mg)、体重31kg以上40kg以下の被験者には1回3錠(アトバコン187.5mg、プログアニル塩酸塩75mg)、体重40kg超の被験者には本剤配合錠(1錠中アトバコン250mg、プログアニル塩酸塩100mgを含む)を1回1錠、流行地に到着する1日又は2日前から流行地を去った後7日まで1日1回投与した。表15最小・最大有効率(ITT)--------------------------表開始--------------------------投与群被験者数スポロゾイト周囲タンパク抗体陽性例数注1)マラリア流行地域退去60日後のデータが得られていない例数最小有効率注2)(95%信頼区間)最大有効率注3)(95%信頼区間)本剤4788362.5(24.5、91.5)99.4(98.2、99.9)メフロキン47310550.0(18.7、81.3)98.9(97.6、99.7)注1)マラリア流行地域滞在期間中にマラリアに感染した蚊に刺された可能性を示す注2)最小有効率=100×[1-(マラリア発症例数又はマラリア流行地域退去60日後の有効性データが得られていない症例/スポロゾイト周囲タンパク抗体陽性かつマラリア流行地域退去60日後の有効性データが得られている症例)]注3)最大有効率=100×[1-(マラリア発症例数又はマラリア流行地域退去60日後の有効性データが得られていない症例/マラリア流行地域退去60日後の有効性データが得られている例数)]--------------------------表終了--------------------------本剤投与群における副作用発現頻度は、30.2%(149/493例)であった。主な副作用は、下痢7.5%(37/493例)、異常な夢6.7%(33/493例)、口腔内潰瘍形成5.9%(29/493例)、腹痛5.3%(26/493例)であった。17.1.18海外第III相試験マラリア非流行地域からマラリア流行地域に渡航したマラリアに対して免疫を有しない健康小児(14歳以上)及び成人を対象に、本剤とchloroquine+プログアニルとの二重盲検実薬対照比較試験が実施された。1022例が本剤及びchloroquine+プログアニルの投与を受け、平均投与期間はそれぞれ26日及び47日であった。本剤群では1例が原虫血症を発症し、卵形マラリアによるものであった。Chloroquine+プログアニル群では3例が原虫血症を発症した。有効性評価対象となった1013例の最小・最大有効率を示す(表16)。本剤群では、本剤配合錠(1錠中アトバコン250mg、プログアニル塩酸塩100mgを含む)を1回1錠、流行地に到着する1日又は2日前から流行地を去った後7日まで1日1回投与した。表16最小・最大有効率(ITT)--------------------------表開始--------------------------投与群被験者数スポロゾイト周囲タンパク抗体陽性例数注1)マラリア発症例数又はマラリア流行地域退去60日後のデータが得られていない例数最小有効率注2)(95%信頼区間)最大有効率注3)(95%信頼区間)本剤50713653.8(25.1、80.8)98.8(97.4、99.6)chloroquine+プログアニル50612558.3(27.7、84.8)99.0(97.7、99.7)注1)マラリア流行地域滞在期間中にマラリアに感染した蚊に刺された可能性を示す注2)最小有効率=100×[1-(マラリア発症例数又はマラリア流行地域退去60日後の有効性データが得られていない症例/スポロゾイト周囲タンパク抗体陽性かつマラリア流行地域退去60日後の有効性データが得られている症例)]注3)最大有効率=100×[1-(マラリア発症例数又はマラリア流行地域退去60日後の有効性データが得られていない症例/マラリア流行地域退去60日後の有効性データが得られている例数)]--------------------------表終了--------------------------本剤投与群における副作用発現頻度は、21.5%(110/511例)であった。主な副作用は、下痢4.7%(24/511例)、頭痛4.1%(21/511例)、異常な夢3.7%(19/511例)、口腔内潰瘍形成3.5%(18/511例)であった。17.1.19海外第III相試験マラリア非流行地域からマラリア流行地域に渡航したマラリアに対して免疫を有しない3~16歳の健康小児(体重11~50kg)221例を対象に、本剤とchloroquine+プログアニル塩酸塩との実薬対照非盲検試験が実施された。本剤群110例、chloroquine+プログアニル塩酸塩群111例とも原虫血症を発症しなかった。本剤群では、本剤小児用配合錠(1錠中アトバコン62.5mg、プログアニル塩酸塩25mgを含む)を体重11kg以上20kg以下の被験者には1回1錠、体重21kg以上30kg以下の被験者には1回2錠(アトバコン125mg、プログアニル塩酸塩50mg)、体重31kg以上40kg以下の被験者には1回3錠(アトバコン187.5mg、プログアニル塩酸塩75mg)、体重40kg超の被験者には本剤配合錠(1錠中アトバコン250mg、プログアニル塩酸塩100mgを含む)を1回1錠、流行地に到着する1日又は2日前から流行地を去った後7日まで1日1回投与した。本剤投与群における副作用発現頻度は、8.2%(9/110例)であった。主な副作用は下痢3.6%(4/110例)であった。