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エンシトレルビルとモルヌピラビル、妊婦禁忌の注意を強化/PMDA
2024/12/19 医療一般
エンシトレルビルとモルヌピラビル、妊婦禁忌の注意を強化/PMDA
https://www.carenet.com/news/general/carenet/59847
一般名 | レナカパビルナトリウム錠 |
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YJコード | 6250053F1028 |
剤型・規格 | 錠剤・300mg1錠 |
薬価 | 94814.20円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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エンシトレルビルとモルヌピラビル、妊婦禁忌の注意を強化/PMDA
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2.
第238回 妊娠はウイルス様配列を目覚めさせて胎児発育に必要な造血を促す
2024/10/29 バイオの火曜日
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https://www.carenet.com/hihyotue/238.html
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インフルエンザウイルス曝露後抗ウイルス薬の有効性(解説:寺田教彦氏)
2024/10/25 CLEAR!ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/clear/journal/59492
4.
重症インフルエンザに対する抗ウイルス薬の有効性(解説:小金丸博氏)
2024/09/27 CLEAR!ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/clear/journal/59335
5.
わが国初のダニ媒介性脳炎予防ワクチン「タイコバック水性懸濁筋注」【最新!DI情報】第23回
2024/09/17 最新!DI情報
わが国初のダニ媒介性脳炎予防ワクチン「タイコバック水性懸濁筋注」【最新!DI情報】第23回
https://www.carenet.com/pharmacist/di/cg004391_023.html
多剤耐性HIV-1感染症。(効能又は効果に関連する注意)5.1.次のいずれも満たす患者に投与する:1)過去の治療において本剤を含まない既存の抗レトロウイルス療法による適切な治療を行ってもウイルス学的抑制が得られず、2)薬剤耐性検査(遺伝子型解析あるいは表現型解析)を実施し本剤を含まない複数の抗HIV薬に耐性を示す患者〔17.1.1参照〕。5.2.本剤はレナカパビル注射剤の投与に先立つ経口導入としてのみ使用すること。
通常、成人には投与1日目及び2日目に2錠(レナカパビルとして600mg)を、8日目に1錠(レナカパビルとして300mg)を1日1回経口投与する。本剤は、食事の有無にかかわらず投与できる。投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用すること。(用法及び用量に関連する注意)7.1.併用する抗HIV薬は、患者の治療歴及び薬剤耐性検査(遺伝子型解析あるいは表現型解析)を参考に選択すること。7.2.本剤の投与スケジュールを遵守すること。投与スケジュールを遵守できなかった場合は、本剤の継続の可否も含め、治療法を再考すること。7.3.本剤の投与開始後15日目にレナカパビル注射剤の皮下投与を開始すること。レナカパビル注射剤の投与を開始する際には、レナカパビル注射剤の電子添文を参照すること。7.4.レナカパビル注射剤の最終投与日から28週間超経過したが、レナカパビルの投与を再開することが医療上適切である場合、本剤の投与1日目から再開すること。
(禁忌)2.1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。2.2.リファンピシン投与中、フェニトイン投与中、フェニトイン・フェノバルビタール投与中、ホスフェニトインナトリウム水和物投与中、カルバマゼピン投与中、アパルタミド投与中、エンザルタミド投与中、ミトタン投与中、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品摂取中、ロミタピドメシル酸塩投与中、メチルエルゴメトリンマレイン酸塩投与中及びエルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン投与中の患者〔10.1、16.7.2参照〕。(重要な基本的注意)8.1.本剤による治療は、抗HIV療法に十分な経験を持つ医師のもとで開始すること。8.2.本剤の使用に際しては、国内外のガイドライン等の最新の情報を参考に、患者又はそれに代わる適切な者に次の事項についてよく説明し同意を得た後、使用すること。8.2.1.本剤はHIV感染症の根治療法薬ではないことから、日和見感染症を含むHIV感染症の進展に伴う疾病を発症し続ける可能性があるので、本剤投与開始後の身体状況の変化についてはすべて担当医に報告すること。8.2.2.本剤の長期投与による影響については現在のところ不明であること。8.2.3.担当医の指示なしに用量を変更したり、服用を中止したりしないこと。8.2.4.本剤は併用薬剤と相互作用を起こすことがあるため、服用中のすべての薬剤を担当医に報告すること。また、本剤で治療中に新たに他の薬剤を服用する場合、事前に担当医に相談すること〔10.相互作用の項、16.7.1、16.7.2参照〕。8.3.本剤を含む抗HIV薬の多剤併用療法を行った患者で、免疫再構築炎症反応症候群が報告されている(投与開始後、免疫機能が回復し、症候性のみならず無症候性日和見感染に対する炎症反応(マイコバクテリウムアビウムコンプレックス、サイトメガロウイルス、ニューモシスチス等によるもの)等が発現することがあり、また、免疫機能の回復に伴い自己免疫疾患(甲状腺機能亢進症、多発性筋炎、ギラン・バレー症候群、ブドウ膜炎等)が発現するとの報告があるので、これらの症状を評価し、必要時には適切な治療を考慮すること)。(特定の背景を有する患者に関する注意)(腎機能障害患者)9.2.1.末期腎不全患者(クレアチニンクリアランスが15mL/min未満):末期腎不全患者(クレアチニンクリアランス15mL/min未満)を対象とした臨床試験は実施していない(本剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)。(肝機能障害患者)9.3.1.重度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類C):重度肝機能障害患者(Child-Pugh分類C)を対象とした臨床試験は実施していない(本剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ラット)で乳汁又は胎盤を介して出生仔にレナカパビルが移行した報告がある)。(授乳婦)授乳を避けさせること(一般に、乳児へのHIV感染を防ぐため、あらゆる状況下においてHIVに感染した女性は授乳をすべきでない)、動物実験(ラット)で乳汁又は胎盤を介して出生仔にレナカパビルが移行した報告があるが、ヒトにおける乳汁への移行は不明である。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(高齢者)患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下しており、合併症や他の薬剤の併用が多い)。(相互作用)レナカパビルはCYP3A、P-gp及びUGT1A1の基質であり、CYP3Aの中程度の阻害薬である〔8.2.4参照〕。10.1.併用禁忌:1).リファンピシン<リファジン>、フェニトイン<アレビアチン>、フェニトイン・フェノバルビタール<ヒダントールD/E/F>、ホスフェニトインナトリウム水和物<ホストイン>、カルバマゼピン<テグレトール>、アパルタミド<アーリーダ>、エンザルタミド<イクスタンジ>、ミトタン<オペプリム>〔2.2、16.7.2参照〕[レナカパビルの血漿中濃度が低下するため、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現する可能性がある(これら薬剤の強いCYP3A、P-gp及びUGT1A1の誘導作用により、本剤の血漿中濃度が低下する可能性がある)]。2).セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品〔2.2参照〕[レナカパビルの血漿中濃度が低下するため、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現する可能性がある(セント・ジョーンズ・ワートの強いCYP3A、P-gp及びUGT1A1の誘導作用により、本剤の血漿中濃度が低下する可能性がある)]。3).ロミタピドメシル酸塩<ジャクスタピッド>〔2.2参照〕[ロミタピドメシル酸塩の血漿中濃度が上昇する可能性がある(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、ロミタピドメシル酸塩の血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。4).メチルエルゴメトリンマレイン酸塩<パルタン>、エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン<クリアミン>〔2.2参照〕[これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。10.2.併用注意:1).ジゴキシン[ジゴキシンの血漿中濃度が上昇する可能性があるので、本剤と併用する場合は、ジゴキシンの血漿中濃度のモニタリングを行うこと(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、ジゴキシンの血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。2).直接経口抗凝固薬<DOAC>(リバーロキサバン、ダビガトラン、エドキサバン)[これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。3).シンバスタチン[シンバスタチンの血漿中濃度が上昇する可能性があるので、シンバスタチンは最低用量から開始し、安全性(ミオパチーなど)をモニタリングしながら慎重に増量すること(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、シンバスタチンの血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。4).コルチコステロイド<全身性>(デキサメタゾン<全身性>、ヒドロコルチゾン<全身性>、コルチゾン<全身性>)[全身性コルチコステロイドの曝露量が著しく上昇したので、これら薬剤は最低用量から開始し、安全性をモニタリングしながら慎重に増量すること(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、コルチコステロイドの曝露量が著しく上昇し、クッシング症候群及び副腎抑制のリスクが増加する)]。5).ミダゾラム<経口>、トリアゾラム、キニジン〔16.7.2参照〕[これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。6).ホスホジエステラーゼ5<PDE-5>阻害薬(シルデナフィル、タダラフィル、バルデナフィル)[これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性があるので、勃起不全の治療のためにこれら薬剤を本剤と併用する場合は、これら薬剤は最低用量から開始し、肺動脈性肺高血圧症の治療のためにタダラフィルを本剤と併用することは推奨されない(レナカパビルのCYP3A阻害作用により、これら薬剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。7).アタザナビル/リトナビル[レナカパビルの血漿中濃度が上昇する可能性があるので、アタザナビル/リトナビルと本剤の併用は推奨されない(アタザナビル/リトナビルの強いCYP3A、P-gp及びUGT1A1阻害作用により、レナカパビルの血漿中濃度が上昇する可能性がある)]。8).エファビレンツ〔16.7.2参照〕[レナカパビルの血漿中濃度が低下する可能性があり、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現する可能性があるので、エファビレンツと本剤の併用は推奨されない(エファビレンツのCYP3A、P-gp及びUGT1A1誘導作用により、レナカパビルの血漿中濃度が低下した)]。9).リファブチン、フェノバルビタール、ネビラピン[レナカパビルの血漿中濃度が低下する可能性があり、本剤の効果が減弱し本剤に対する耐性が発現する可能性があるので、これら薬剤と本剤の併用は推奨されない(これら薬剤の中程度のCYP3A、P-gp及びUGT1A1誘導作用により、レナカパビルの血漿中濃度が低下する可能性がある)]。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.2.その他の副作用胃腸障害:(3%以上)悪心。本剤及びレナカパビル注射剤の発現頻度。
18.1作用機序レナカパビルは、HIV‐1のカプシドタンパク単量体間の界面に直接結合しHIV‐1プロウイルスDNAのカプシド介在性核内取込み、ウイルスの形成及び放出並びにカプシドコア形成等のウイルス複製における複数の重要な段階に関与するHIV‐1カプシドタンパクの機能を阻害することにより、HIV‐1の複製を阻害する。18.2抗ウイルス活性HIV‐1の実験室株及び臨床分離株に対するレナカパビルの抗ウイルス活性をMT‐4細胞(リンパ芽球様細胞株)、末梢血単核球、初代培養単球/マクロファージ細胞及びCD4陽性Tリンパ球を用いて評価し、野生型HIV‐1ウイルスに対するEC50は、0.03~0.19nmol/Lであった。レナカパビルのタンパク質補正EC95は、野生型HIV‐1ウイルスのMT‐4T細胞株で4nmol/L(3.87ng/mL)であった。レナカパビルと主要なクラスの抗レトロウイルス薬(NRTI、NNRTI、INSTI、PI)の代表的薬剤を併用した試験において、相乗的な抗ウイルス効果が認められた。これらの併用では拮抗作用は認められなかった。レナカパビルは、培養細胞系においてHIV‐1のすべてのグループM、N及びO(サブタイプA、A1、CRF01_AE、CRF01_AG、B、CRF12_BF、C、D、E、F、G、H)に対して抗ウイルス活性を示した。18.3薬剤耐性18.3.1Invitro試験レナカパビルを用いたinvitro耐性選択試験により、レナカパビルに対する感受性の低下を示したカプシドタンパクの7つの変異(L56I、M66I、Q67H、K70N、N74D/S及びT107Nの単一又は二重変異)が同定され、当該変異導入株におけるレナカパビルに対する感受性は、野生型ウイルスに比べて4倍から3,226倍超低下した。レナカパビルに対する感受性が野生型ウイルスの10倍超低下した変異導入株では、初代ヒトCD4陽性Tリンパ球及びマクロファージにおける複製能の低下が認められた(野生型ウイルス量のそれぞれ0.03~28%及び1.9~72%)。18.3.2臨床試験GS‐US‐200‐4625試験では、29%(21/72例)の被験者が52週時の耐性解析の基準(ウイルス学的失敗の確定時点でHIV‐1RNA量が50copies/mL以上[4週時点のウイルス学的効果不十分、最終来院時のウイルス学的リバウンド又はウイルス血症])を満たしたことから、レナカパビル耐性に関連する変異が解析された。レナカパビル耐性に関連するカプシドタンパク変異は、11.1%(8例)に認められた。被験者の8.3%(6例)にM66I変異が認められ、M66I単一又はN74D、Q67Q/H/K/N、K70K/N/R/S、T107T/C及びT107Aとの組み合わせであった。M66I変異が認められなかった2例中1例ではK70H、A105A/S/T及びT107T/N、1例ではQ67H及びK70Rが認められた。表現型分析において、M66I及びその他の変異、K70H+A105A/S/T+T107T/N変異並びにQ67H+K70R変異を有する株におけるレナカパビルに対する感受性は、野生型ウイルスと比較してそれぞれ234倍(中央値)、265倍及び15倍低下を示した。18.4交差耐性主要なクラスの抗レトロウイルス薬(NRTI、NNRTI、INSTI、PI)に耐性を示すHIV‐1部位特異的変異株及び患者由来のHIV‐1臨床分離株(58例)、並びに成熟阻害薬に耐性を示すHIV‐1臨床分離株(32例)及び侵入阻害薬(EI)クラス(Fostemsavir、Ibalizumab、マラビロク及びEnfuvirtide)に耐性を示すHIV‐1臨床分離株(42例)に対するレナカパビルのinvitro抗ウイルス活性を測定した。これらすべての変異株に対してレナカパビルの活性の大きな変化は認められなかった。また、レナカパビルの抗ウイルス活性は、自然発生するGag多型の存在による影響を受けなかった。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国際共同第II/III相臨床試験多剤治療歴を有する多剤耐性HIV‐1感染症患者を対象とし、レナカパビルナトリウムの有効性及び安全性を検討することを目的として、無作為化部分盲検プラセボ対照並行群間比較試験(GS‐US‐200‐4625試験)を実施した。主な選択基準は表1のとおりであった。表1主な選択基準--------------------------表開始--------------------------選択基準1.18歳以上の成人(又は12歳以上かつ体重35kg以上の青少年a)。2.ウイルス学的失敗をしている抗HIV薬レジメンを8週間以上継続している者。3.スクリーニング時に血漿中HIV‐1RNA量が400copies/mL以上の者。4.核酸系逆転写酵素阻害剤(NRTI)、非核酸系逆転写酵素阻害剤(NNRTI)、プロテアーゼ阻害剤(PI)及びインテグラーゼ阻害剤(INSTI)のうち、3種類(1種類2剤以上)以上の抗HIV薬に薬剤耐性を認める者。5.NRTI、NNRTI、PI及びINSTIのうち、薬剤耐性、忍容性、併用禁忌及び安全性の問題により、十分な活性を有する抗HIV薬が2剤以下しか残されていない者。6.スクリーニング来院時と比較して、コホート選択来院時に0.5log10未満のHIV‐1RNA量の減少かつHIV‐1RNA量が400copies/mL以上の被験者b。a海外の一部地域のみ。bコホート1のみ。--------------------------表終了--------------------------コホート1の14日間の並行群間比較期では、治療不成功となったレジメンの投与を継続するとともに投与開始1及び2日目にレナカパビル経口剤600mg又はプラセボ、8日目にレナカパビル経口剤300mg又はプラセボを投与した。並行群間比較期以降は、レナカパビル群の被験者は投与開始15日目より最適なバックグラウンドレジメン(OBR)とともにレナカパビル注射剤927mgを26週間に1回皮下継続投与し、プラセボ群の被験者はOBRとともに投与開始15及び16日目にレナカパビル経口剤600mg、22日目にレナカパビル経口剤300mg、29日目よりレナカパビル注射剤927mgを26週間に1回皮下投与した。コホート2では、OBRとともに投与開始1及び2日目にレナカパビル経口剤600mg、8日目にレナカパビル経口剤300mg、15日目よりレナカパビル注射剤927mgを26週間に1回皮下投与した。主要有効性評価項目は、コホート1において14日間の並行群間比較期終了時のHIV‐1RNA量がベースラインから0.5log10copies/mL以上減少した被験者の割合とされ、結果は表2のとおりであり、プラセボに対するレナカパビルの優越性が検証された。表2HIV‐1RNA量が0.5log10copies/mL以上減少した被験者の割合--------------------------表開始--------------------------レナカパビル群プラセボ群HIV‐1RNA量が0.5log10copies/mL以上減少した被験者の割合87.5%(21/24例)16.7%(2/12例)群間差(95%信頼区間)70.8%(34.9、90.0)p値<0.0001--------------------------表終了--------------------------コホート1における26週及び52週時のウイルス学的抑制が得られた被験者の割合は表3のとおりであった。表3レナカパビルとOBR併用による26週a及び52週b時のウイルス学的抑制が得られた被験者の割合(FDAスナップショットアルゴリズム)--------------------------表開始--------------------------レナカパビルとOBR併用26週52週HIV‐1RNA量50copies/mL未満81%(29/36)83%(30/36)OBR=最適なバックグラウンドレジメンa26週の範囲は184日から232日まで(両端日を含む)であった。b52週の範囲は324日から414日まで(両端日を含む)であった。--------------------------表終了--------------------------コホート1及びコホート2においてレナカパビルを投与された72例中50例(69.4%、最終被験者がレナカパビル注射剤の皮下投与開始から52週経過時の解析)に副作用が認められた。主な副作用は、注射部位腫脹26例(36.1%)、注射部位疼痛22例(30.6%)、注射部位紅斑22例(30.6%)及び注射部位結節18例(25.0%)であった。[5.1参照]