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リネゾリド処方の際の5つの副作用【1分間で学べる感染症】第14回
2024/11/05 1分間で学べる感染症
リネゾリド処方の際の5つの副作用【1分間で学べる感染症】第14回
https://www.carenet.com/series/infection/cg004661_014.html
一般名 | 乾燥BCG膀胱内用(日本株) |
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YJコード | 6391700X4026 |
剤型・規格 | -・80mg1瓶(溶解液付) |
薬価 | 14643.30円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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第234回 「院長以下に障がい者の人権(尊厳)を守る意識が極めて薄弱であった」 大牟田病院事件の提言書で思い出したノンフィクションの傑作「ルポ・精神病棟」
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https://www.carenet.com/hihyowed/234.html
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https://www.carenet.com/hihyothu2/117.html
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tuberculosis(結核)【病名のルーツはどこから?英語で学ぶ医学用語】第13回
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https://www.carenet.com/series/nameorigin/cg004567_013.html
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ESMO2024レポート 泌尿器科腫瘍
2024/10/03 学会レポート
ESMO2024レポート 泌尿器科腫瘍
https://www.carenet.com/report/esmo/2024/cg004908_003.html
1).表在性膀胱癌。2).膀胱上皮内癌。(効能又は効果に関連する注意)5.1.本剤は癌の予防薬ではない。5.2.浸潤性の膀胱癌(組織学的深達度T2以上)は本剤の適応外であるので、投与前に必ず生検等を実施し、浸潤性ではないことを確認してから投与を開始すること。5.3.本剤の治療投与によって治癒したものに対する維持療法についての有効性・安全性は確立されていない。
(1).薬剤の調製通常、本品1本(80mg)に添付の溶剤(日本薬局方生理食塩液)2mLを加え40mg/mLの懸濁液とする。これに日本薬局方生理食塩液39mLを更に加え均等なBCG希釈液を調製する。(2).投与方法尿道カテーテルを膀胱内に無菌条件下で挿入し、残尿を排出した後、通常80mgのBCGを含有している希釈液を同カテーテルより膀胱内にできるだけゆっくりと注入し、原則として2時間膀胱内に保持するようにつとめる。これを通常週1回8週間繰り返す。なお、用量及び回数は症状に応じ適宜増減し、また、投与間隔も必要に応じ延長できることとする。(用法及び用量に関連する注意)本剤は膀胱内注入にのみ用いられるべきで、経皮接種又はいかなる経路<皮内・皮下・筋肉内・静脈内等>でも注射をしてはならない。
(警告)1.1.本剤の臨床試験において、カテーテル挿入等により外傷を生じた後のBCG投与による播種性BCG感染に起因したと考えられる死亡例が認められており、米国においても同様の症例が報告されているので、経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)、生検及びカテーテル挿入により外傷を生じた直後には本剤を投与すべきではなく、外傷の治癒の状態を観察しながら、7日から14日間間隔をあけて投与すること。また、本剤の投与は緊急時に十分措置できる医療施設及び膀胱癌の治療に十分な経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与すること〔14.2.1参照〕。1.2.本剤の臨床試験において、咳嗽及び皮疹等を伴ったアナフィラキシーに起因したと考えられる死亡例が認められているので、このような症状があらわれた場合は本剤の投与を中止し、直ちに抗ヒスタミン剤又はステロイド剤の投与とともに抗結核剤による治療が必要である。1.3.本剤は生菌製剤であり、米国において院内感染の報告があるので、十分に注意し適切に取扱うこと。(禁忌)2.1.AIDS、白血病、悪性リンパ腫等併発疾患により免疫抑制状態にある患者及び先天性免疫不全又は後天性免疫不全の患者[本剤に対する免疫応答が低下するばかりでなく播種性BCG感染を招くおそれがある]。2.2.HIVキャリアの患者[本剤に対する免疫応答が低下するばかりでなく播種性BCG感染を招くおそれがある]。2.3.活動性の結核症が明白である患者[重篤な副作用を招くおそれがある]。2.4.熱性疾患、尿路感染症又は肉眼的血尿が存在している患者[重篤な副作用を招くおそれがある]。2.5.妊婦又は妊娠している可能性のある女性〔9.5妊婦の項参照〕。2.6.BCG全身性過敏症反応の既往がある患者[重篤な副作用を招くおそれがある]。2.7.免疫抑制剤投与中及び免疫抑制量の副腎皮質ステロイド剤投与中の患者〔10.1参照〕。2.8.抗癌療法中(例えば細胞傷害性薬剤療法、放射線照射)の患者〔10.1参照〕。(重要な基本的注意)8.1.本剤の使用に際しては、患者又はそれに代わる適切なものに、病状、使用方法及び投与期間、予想される副作用の内容並びに問題ある副作用発生時の担当医師への報告の必要性等についてよく説明し、理解させた後に使用すること。8.2.本剤の投与に際しては、尿路粘膜を損傷しないように、また、泌尿器系統を汚染しないように注意すること。8.3.毎回の本剤注入後、副作用による自他覚症状の有無及びその程度について患者を監視しなければならない。8.4.患者に対し副作用、例えば発熱、悪寒、倦怠感、インフルエンザ様症状、疲労の増強に注意しこれらの症状及び重篤な泌尿器における副作用、例えば灼熱感、排尿痛、尿意ひっ迫、頻尿又は関節痛、咳嗽、皮疹等があらわれた場合は直ちに医師に報告するよう指導すること。8.5.本剤の使用開始に先立ちツベルクリン反応検査を実施しておくことが望ましい。8.6.本剤注入後の最初の排尿にあたっては、十分に排尿ができるように座位で排尿させるようにし、また立ちくらみによる事故を避けるため、急激に立ち上がらないようにすることが望ましい。また、本剤注入後の最初の排尿は、適当な容器(蓄尿容器等)に採り、BCG感染のおそれがないよう消毒した後、廃棄すること〔14.3.1、14.3.2参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.結核既往歴のある患者又はツベルクリン反応強陽性の患者:本剤に対する応答が激しくあらわれるおそれがある。9.1.2.薬剤アレルギーを起こしたことのある患者。(生殖能を有する者)妊娠する可能性のある女性:妊娠する可能性のある女性には本剤による治療中は避妊させること〔9.5妊婦の項参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと(本剤の動物(ラット)における生殖・発生試験については、妊娠前及び妊娠初期投与試験のみ実施し、特に異常は認められていないが、妊婦に対する本剤の膀胱内注入は妊娠の維持にも問題があり好ましくない)〔2.5、9.4生殖能を有する者の項参照〕。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(本剤が母乳中に排泄されるかどうかは知られていないが、多くの薬剤が母乳へ排泄されており、授乳中の乳児が本剤により重篤な副作用を受ける可能性がある)。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(相互作用)10.1.併用禁忌:免疫抑制剤(シクロスポリン<サンディミュン、ネオーラル>、タクロリムス<プログラフ>、アザチオプリン<イムラン>等)、免疫抑制量の副腎皮質ステロイド剤、抗癌療法(例えば細胞傷害性薬剤療法、放射線照射)〔2.7、2.8参照〕[播種性BCG感染を招くおそれがあり、本剤の効果が減弱するおそれがある(免疫抑制的治療により、患者の本剤に対する免疫応答を低下させるばかりでなく、播種性BCG感染を招くおそれがある)]。10.2.併用注意:抗菌性物質製剤[本剤の効果が減弱するおそれがあるので、他の疾患のため抗菌性物質製剤療法を行っている場合、その療法が終わるまで本剤の投与は延期すべきである(BCGに対し抗菌作用を示す薬剤との併用は、本剤の作用に影響を及ぼすおそれがある)]。(適用上の注意)14.1.薬剤調製時の注意14.1.1.本剤は弱毒化したMycobacteriumbovisであり、通常の取り扱いにより医療従事者が感染することは考えられないが、生菌製剤であるので、無菌的技法で使用すべきであり、本剤の取り扱い時にはゴム手袋及びマスクをつけること(もし、誤って手指等の外傷部に本剤が接触したときは、外傷部を直ちにアルコール等で消毒すること)。14.1.2.懸濁の際は、バイアル内の本剤の乾燥状態を確かめた後、バイアル頭部のプラスチック製上ブタをはずし、ゴム栓及びその周辺をアルコール綿で消毒すること。本剤に添付の溶剤を注入し、しばらく(1分間)静置後静かに振って懸濁する(泡立っていると正確な用量の吸引ができなくなるため、泡立ちは避けること)。バイアルから懸濁液の全量を注射筒に吸引し、日本薬局方生理食塩液を更に加え均等なBCG希釈液とする。14.1.3.本剤は懸濁後、すみやかに使用すること。14.2.薬剤投与時の注意14.2.1.本剤の投与に先立つ尿道カテーテルの挿入は尿路系に損傷を与えないよう、十分に注意して行うこと(もし、誤って損傷が生じたら本剤の注入は、7日から14日間間隔をあけて行うこと)〔1.1参照〕。14.2.2.本剤の注入はできるだけゆっくりと行うこと。14.3.薬剤廃棄時の注意14.3.1.本剤と接触したすべての容器、器具等は煮沸消毒か、適切な消毒液等に浸し、消毒した後処分すること〔8.6参照〕。14.3.2.本剤注入後の最初の排尿の消毒の方法としては、例えば、排尿に半量の10%次亜塩素酸ナトリウム液(ハイポライト等)を加えて15分間置いておく方法などがある。なお、本剤注入後の最初の排尿の消毒で10%次亜塩素酸ナトリウム液を排尿に加えた際に塩素ガスが発生することがあるので、十分に換気を行うこと〔8.6参照〕。(保管上の注意)凍結を避け10℃以下に保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.BCG感染:本剤は生菌製剤であり、播種性BCG感染、局所性BCG感染、異所性BCG感染を起こす可能性があり、また、敗血症、肝炎、脳脊髄膜炎、膀胱炎、腎盂腎炎、腎炎、前立腺炎、精巣上体炎、動脈瘤等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合は、本剤の投与を中止し、適切な処置を行うとともにイソニアジド、リファンピシン、エタンブトール等の抗結核剤併用療法を行うこと(なお、BCGはピラジナミドに感受性を示さない)。(1).播種性BCG感染(頻度不明):本剤の臨床試験において、カテーテル挿入等により外傷を生じた後のBCG投与による播種性BCG感染に起因したと考えられる死亡例が認められており、48時間以上続くインフルエンザ様熱性症状、39℃以上の発熱、反復投与によって激しさを増す全身症状又は肝機能検査値異常の持続は播種性BCG感染を示唆するものである。(2).局所性BCG感染:投与局所の膀胱BCG感染(2.0%)及び管腔等で連続する前立腺BCG感染(0.5%)、尿管BCG感染(頻度不明)、腎盂BCG感染(頻度不明)、腎BCG感染(頻度不明)、精巣上体BCG感染(頻度不明)等のBCG感染が報告されている。(3).異所性BCG感染(頻度不明):動脈瘤での異所性BCG感染等が報告されている。11.1.2.間質性肺炎(頻度不明):本剤の投与中に、発熱、咳嗽、呼吸困難等の自覚症状とともに胸部X線異常と低酸素血症を伴う死亡例を含む重篤な間質性肺炎があらわれることがあるので、このような場合には本剤の投与を中止し、速やかにステロイド剤の投与等適切な処置を行うこと(しかし、播種性BCG感染との鑑別が困難な場合にはステロイド剤とともに抗結核剤投与を行うことが望ましい)。11.1.3.全身性遅延型過敏性反応(頻度不明):本剤の臨床試験において、咳嗽及び皮疹等を伴ったアナフィラキシーに起因したと考えられる死亡例が認められている(全身性遅延型過敏性反応によると思われる副作用が認められた場合は本剤の投与を中止し、直ちに抗ヒスタミン剤又はステロイド剤の投与とともに抗結核剤による治療が必要である)。11.1.4.萎縮膀胱(頻度不明)。11.1.5.腎不全(頻度不明):腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがある。11.1.6.ライター症候群(結膜炎、多発性関節炎等)(頻度不明)。11.2.その他の副作用1).泌尿器:(10%以上)排尿痛(57.6%)、頻尿(56.6%)、肉眼的血尿(29.3%)、尿混濁(21.2%)、膀胱容量減少(18.7%)、排尿困難(15.2%)、尿沈渣<白血球>(59.1%)、尿沈渣<赤血球>(38.1%)、尿蛋白(29.8%)、尿潜血(28.7%)、尿糖(10.1%)、(10%未満)尿道痛、残尿感、(頻度不明)膀胱タンポナーデ(膀胱内血腫による)、尿道狭窄、切迫性尿失禁[排尿痛等の膀胱刺激症状に対しては、アセトアミノフェン、インドメタシン及びイブプロフェン等により対症的に処置できる]。2).生殖器:(10%未満)陰茎浮腫[陰茎浮腫については、カテーテル挿入時の陰茎損傷部に本剤が接触したものと考えられる]。3).腎臓:(10%未満)血清クレアチニン上昇、BUN上昇[腎機能異常に対しては、定期的検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められたときは、投与を中止し、抗結核剤療法及びその他適切な処置を行うこと]。4).肝臓:(10%未満)肝機能検査値異常[Al-P上昇、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇]、(頻度不明)肝機能障害[肝機能障害に対しては、定期的検査を行い、異常が認められたときは、投与を中止し、抗結核剤療法を行うなどの適切な処置を行うこと]。5).血液:(10%以上)白血球数増加又は白血球数減少(17.5%)、赤血球沈降速度異常(14.1%)、(10%未満)赤血球数増加又は赤血球数減少、血色素量減少、(頻度不明)ヘマトクリット減少、血小板数減少、血清総蛋白低下、血清電解質異常[血清Na異常、血清K異常、血清Cl異常]。6).皮膚:(10%未満)蕁麻疹、発疹、皮疹[このような過敏性症状は重篤な副作用につながるおそれがあるので、本剤の投与を中止し、ジフェンヒドラミン等の抗ヒスタミン剤のほか抗結核剤の投与も必要となる]。7).精神神経系:(10%未満)倦怠感、(頻度不明)頭痛、頭重感。8).呼吸器:(10%未満)肺炎、(頻度不明)咳嗽。9).消化器:(10%未満)悪心、食欲不振、口内炎、ストレス性胃潰瘍による出血、(頻度不明)嘔吐、下痢。10).発熱:(10%以上)発熱(33.8%)、(10%未満)悪寒戦慄、(頻度不明)体熱感[39℃以上の発熱、2日以上持続する38℃以上の発熱は、播種性BCG感染のおそれがあるので、本剤の投与を中止し、解熱剤の投与とともに抗結核剤療法を行うこと(また、過敏反応のあらわれと考えられる場合は抗ヒスタミン剤の投与も必要となる)]。11).その他:(10%未満)関節痛、下腹部痛、下腹部重圧感、消耗、衰弱、(頻度不明)腰痛、筋肉痛、鼠径部リンパ節腫脹、結膜炎[関節痛及び膀胱刺激症状に関連すると思われる下腹部痛、下腹部重圧感については鎮痛消炎剤で対処できるが、その他の症状については播種性BCG感染を示すことも考えられるので、本剤の投与を中止し、抗結核剤療法も必要となる]。
18.1作用機序明確な作用機序は未解明であるが、BCGはフィブロネクチンを介して腫瘍細胞内に取り込まれ(invitro)、BCGを取り込んだ腫瘍細胞は直接的に抗原提示細胞として、あるいは間接的にマクロファージに貪食されることにより、BCG抗原及び/又は腫瘍特異抗原をTリンパ球に提示し、Tリンパ球の感作が成立する。細胞傷害性Tリンパ球は標的腫瘍細胞を直接に傷害し、Tリンパ球の産生する種々のサイトカインもまた、腫瘍細胞に傷害的に作用する。また、サイトカインの一部はマクロファージを活性化し、腫瘍細胞の貪食、破壊を効果的に行うようになると考えられる。18.2抗腫瘍性各濃度のBCGはMBT‐2細胞(マウス膀胱移行上皮癌細胞)と混合移植することによってマウス皮下でのMBT‐2細胞の増殖を用量依存的に抑制し、実験終了時に行った組織学的検査で移植局所周囲にマクロファージやリンパ球の浸潤がみられた。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第II相試験原発性又は再発性表在性膀胱腫瘍あるいは膀胱上皮内癌(CIS)の患者を対象とし、本剤80mg及び120mgを日局生理食塩液40mLに懸濁し注)膀胱内注入後、原則として2時間膀胱内に保持、これを週1回、原則として8週投与を行い、有効性及び安全性を検討した。本剤の承認用量である80mg投与群での有効性及び安全性は次のとおりである。--------------------------表開始--------------------------症例数CRa)PRb)有効例数(CR+PR)有効率%例数(%)例数(%)表在性膀胱癌2517(68.0)7(28.0)2496.0膀胱上皮内癌※117(63.6)3(27.3)1090.9計3624(66.7)10(27.8)3494.4※表在性膀胱癌との合併症例を含む。a)CR:(表在性膀胱癌)腫瘍の完全消失、尿細胞診陰性(膀胱上皮内癌)膀胱鏡所見陰性、尿細胞診陰性、同部位の生検で腫瘍病変を認めないb)PR:(表在性膀胱癌)腫瘍の縮小が50%以上(膀胱上皮内癌)同部位の生検では腫瘍病変を認めないが、尿細胞診では陽性を示した場合--------------------------表終了--------------------------国内第II相試験において、対象症例38例中の副作用発現率は86.8%(33例)であった。主な副作用としては膀胱刺激症状が主体であり、頻尿65.8%、排尿痛57.9%、肉眼的血尿36.8%、尿混濁23.7%、排尿困難18.4%であった。その他の副作用は発熱42.1%、膀胱容量減少23.7%であった。臨床検査値異常では尿沈渣〔白血球〕56.8%、尿沈渣〔赤血球〕54.1%、尿潜血44.2%、尿蛋白42.9%等であった。17.1.2国内第III相試験原発性又は再発性表在性膀胱腫瘍あるいは膀胱上皮内癌(CIS)の患者を対象とし、本剤80mgを日局生理食塩液40mLに懸濁し注)膀胱内注入後、原則として2時間膀胱内に保持、これを週1回、原則として8週投与を行い、有効性及び安全性を検討した。治療投与試験パートにおける有効性及び安全性は次のとおりである。--------------------------表開始--------------------------症例数CRa)PRb)有効例数(CR+PR)有効率%例数(%)例数(%)表在性膀胱癌12582(65.6)27(21.6)10987.2膀胱上皮内癌※3227(84.4)2(6.3)2990.6計157109(69.4)29(18.5)13887.9※表在性膀胱癌との合併症例を含む。a)CR:(表在性膀胱癌)腫瘍の完全消失、尿細胞診陰性(膀胱上皮内癌)膀胱鏡所見陰性、尿細胞診陰性、同部位の生検で腫瘍病変を認めないb)PR:(表在性膀胱癌)腫瘍の縮小が50%以上(膀胱上皮内癌)同部位の生検では腫瘍病変を認めないが、尿細胞診では陽性を示した場合--------------------------表終了--------------------------国内第III相試験において、対象症例160例中の副作用発現率は76.3%(122例)であった。主な副作用としては膀胱刺激症状が主体であり、排尿痛57.5%、頻尿54.4%、肉眼的血尿27.5%、尿混濁20.6%、排尿困難14.4%であった。その他の副作用は発熱31.9%、膀胱容量減少17.5%であった。臨床検査値異常では尿沈渣〔白血球〕59.7%、尿沈渣〔赤血球〕34.0%、尿蛋白26.6%、尿潜血24.2%等であった。注)本剤の調製法は、本品1本(80mg)に添付の溶剤(日本薬局方生理食塩液)2mLを加え40mg/mLの懸濁液とする。これに日本薬局方生理食塩液39mLを更に加え均等なBCG希釈液を調製する。17.2製造販売後調査等17.2.1表在性膀胱癌患者を対象としたTURBT後の補助療法の臨床試験表在性膀胱癌(単発かつ初発例及び異型度G3症例を除く)に対する、TURBT実施後の補助療法における、本剤の有効性を検討することを目的として、本剤群39例(80mgを週1回、6回膀胱内投与)及びドキソルビシン塩酸塩群40例(20mg/40mLを週1回、2回膀胱内投与後、2週間毎に1回、7回膀胱内投与し、さらに月1回、8回投与)の無作為化比較試験が行われた。本試験では、事前に計画されていない中間解析が行われた結果、非再発率は本剤群で71.8%(95%信頼区間:55.1%、85.0%)、ドキソルビシン塩酸塩群で42.5%(95%信頼区間:27.0%、59.1%)であった(カットオフ日:2003年3月31日)。ただし、本中間解析における有意水準の設定根拠は不明であるため、本剤の有効性について統計学的に意味を示すことはできない。図無再発生存曲線(本剤群対ドキソルビシン塩酸塩群)(カットオフ日:2003年3月31日)<<図省略>>