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便通異常症 慢性下痢(6)イオン交換樹脂製剤と下痢【一目でわかる診療ビフォーアフター】Q117
2024/06/24 一目でわかる診療ビフォーアフター
便通異常症 慢性下痢(6)イオン交換樹脂製剤と下痢【一目でわかる診療ビフォーアフター】Q117
https://www.carenet.com/series/beforeafter/cg003455_117.html
一般名 | 沈降炭酸カルシウム口腔内崩壊錠 |
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YJコード | 2190024F3026 |
剤型・規格 | 錠剤・250mg1錠 |
薬価 | 7.90円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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2.
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2024/05/29 うまくいく!処方提案プラクティス
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3.
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2024/03/27 うまくいく!処方提案プラクティス
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https://www.carenet.com/series/yamanaka/cg002998_013.html
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先天性腎性尿崩症〔Congenital nephrogenic diabetes insipidus〕
2021/04/13 希少疾病ライブラリ
先天性腎性尿崩症〔Congenital nephrogenic diabetes insipidus〕
https://www.carenet.com/report/library/general/rare/cg002755_010.html
次記患者における高リン血症の改善:保存期慢性腎不全及び透析中の慢性腎不全患者。(効能又は効果に関連する注意)本剤は血中リンの排泄を促進する薬剤ではないので、食事療法等によるリン摂取制限を考慮すること。
通常、成人には、沈降炭酸カルシウムとして1日3.0gを3回に分割して、食直後、経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。(用法及び用量に関連する注意)2週間で効果が認められない場合には、本剤の投与を中止し、リン摂取の制限等、他の適切な治療法に切り替えること。
(禁忌)2.1.甲状腺機能低下症の患者[カルシウムの利用が亢進し、症状を増悪するおそれがある]。2.2.炭酸カルシウムに対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.血中カルシウム濃度上昇を来すことがあるので、本剤の投与にあたっては、定期的に血中リン濃度及び血中カルシウム濃度を測定しながら慎重に投与すること〔9.1.4、11.2参照〕。8.2.血中マグネシウム濃度が上昇するおそれがあるので、本剤の投与が長期にわたる場合には、患者の状態を観察しながら必要に応じ、血中マグネシウム濃度を測定すること。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.薬物過敏症の既往歴のある患者。9.1.2.心機能障害、肺機能障害のある患者:血中カルシウム濃度の上昇により、心・肺機能をさらに抑制し、症状を増悪させることがある。9.1.3.便秘のある患者:カルシウム及びリンの排泄が阻害され血中リン、カルシウム濃度が上昇するおそれがある。9.1.4.高カルシウム血症(血中カルシウム濃度として11mg/dL以上)の患者:血中カルシウム濃度がさらに上昇し、副作用があらわれやすくなる〔8.1、11.2参照〕。9.1.5.無酸症の患者:本剤中の沈降炭酸カルシウムの溶解性が低下し、リンとの結合能が低下するため、効果が期待できない場合がある。(高齢者)減量するなど慎重に投与すること(一般に生理機能が低下していることが多い)。(相互作用)10.2.併用注意:1).テトラサイクリン系抗生物質<服用>(テトラサイクリン塩酸塩<服用>、ミノサイクリン塩酸塩<服用>等)、ニューキノロン系抗菌剤<服用>(ノルフロキサシン<服用>、オフロキサシン<服用>、レボフロキサシン<服用>等)[本剤のキレート作用により、相互に吸収が低下し効果が減弱することがあるので、併用する場合には本剤服用後2時間以上間隔をあけるなど注意すること(これらの薬剤は、カルシウムと難溶性の塩を生成し、抗生物質の腸管吸収を妨げる)]。2).ポリスチレンスルホン酸ナトリウム、ポリスチレンスルホン酸カルシウム[これらの薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与すること(本剤は、無機質の微細な粉末を錠剤としたもので、種々の物質と結合する性質があり、また、二価の金属イオンとしてのキレート作用もある;同時に服用した他の併用薬剤の吸収を阻害することがあり、さらに、本剤は、アルカリ性であるため、消化管内のpHを上昇させ、あるいは体内に吸収後に体液のpHを上昇させることが考えられる)]。3).キニジン硫酸塩水和物[これらの薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与すること(本剤は、アルカリ性であるため、消化管内のpHを上昇させ、あるいは体内に吸収後に体液のpHを上昇させることが考えられる)]。4).大量の牛乳[milk-alkalisyndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること(機序は不明である)]。5).活性型ビタミンD剤(アルファカルシドール、カルシトリオール等)[高カルシウム血症があらわれやすくなるので、異常が認められた場合には、これらの薬剤又は本剤を減量あるいは投与を中止すること(活性型ビタミンD製剤はカルシウムの吸収を促進する)]。6).ロキサデュスタット[ロキサデュスタットと併用した場合、ロキサデュスタットの作用が減弱するおそれがあるため、併用する場合は、前後1時間以上あけて本剤を服用すること(ロキサデュスタットを酢酸カルシウムと同時投与したところ、ロキサデュスタットのAUCinfが低下した)]。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意14.1.1.PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。14.1.2.本剤は舌の上にのせて唾液を浸潤させると崩壊するため、水なしで服用可能である(また、水で服用することもできる)。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.2.その他の副作用1).代謝異常:(頻度不明)アルカローシス等の電解質失調、*高カルシウム血症(*血中カルシウム濃度として11mg/dL以上)[*:異常が認められた場合には、カルシウム濃度の低い透析液への変更あるいは本剤の減量又は休薬等適切な処置を行うこと〔8.1、9.1.4参照〕]。2).長期・大量投与:(頻度不明)腎結石、尿路結石。3).消化器:(0.1~5%未満)便秘、(頻度不明)下痢、悪心、胃酸反動性分泌等。4).過敏症:(頻度不明)そう痒感。5).肝臓:(0.1~5%未満)Al-P上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、トリグリセライド上昇、AST上昇。
18.1作用機序炭酸カルシウムは、消化管内で食物由来のリン酸イオンと結合して難溶性のリン酸カルシウムを形成し、腸管からのリンの吸収を抑制することにより、血中リン濃度を低減させる。invitro試験において、カルタン錠5001錠(沈降炭酸カルシウムとして500mg)は、317.8mgのリン酸イオンを結合する。リン吸収阻害作用はアルミニウムで強く、次いでカルシウム、マグネシウムの順に弱くなるが、アルミニウムは血中に蓄積され重大な副作用をあらわすことから腎不全患者の長期投与には禁忌とされている。なお、本剤の薬理効果は、胃液の酸度、食事内容(特にマグネシウム等の無機イオン)等により影響を受けることが知られている。18.2生物学的同等性試験〈カルタンOD錠500mg〉カルタンOD錠500mgとカルタン錠500を、それぞれ6錠(沈降炭酸カルシウムとして3.0g)健康成人男子(水なし19名、水あり20名)にリン負荷(高リン食摂取)後に経口単回投与し、無投与群を含む3群に対し、累積尿中リン排泄量を測定した。得られたパラメータ(Ae)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された。水なし<<図省略>>--------------------------表開始--------------------------Ae0-10h(mg)カルタンOD錠500mg793.9±238.3カルタン錠500769.5±181.6無投与1012.6±215.1(mean±sd、n=19)Ae:累積尿中リン排泄量--------------------------表終了--------------------------水あり<<図省略>>--------------------------表開始--------------------------Ae0-10h(mg)カルタンOD錠500mg796.1±114.7カルタン錠500835.9±138.4無投与992.2±171.7(mean±sd、n=20)Ae:累積尿中リン排泄量--------------------------表終了--------------------------尿中リン排泄量並びにAe等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第II相用量検索試験高リン血症を呈する透析患者(1群30例)を対象に、本剤を炭酸カルシウムとして1日1.5g、3.0g又はプラセボ錠を投与し、血清リン値を指標として二重盲検比較試験を行った結果、有効率は1.5g/日投与群で57.1%(16/28例)、3.0g/日投与群で82.1%(23/28例)を示した。また、実薬群では副作用は報告されなかった。17.1.2国内第III相試験保存期及び透析中の慢性腎不全患者116例を対象に、本剤を炭酸カルシウムとして1日1.0g~4.5gを投与した結果、血清リン値改善効果(有効以上)は80.0%(84/105例)を示し、本剤投与中の血清リン値は良好にコントロールされた。また、副作用として、γ‐GTP上昇(2例)、TG上昇、AST上昇、LDH上昇、ALP上昇(各1例)が報告された。17.1.3国内第III相長期投与試験保存期及び透析中の慢性腎不全患者30例を対象に、本剤を炭酸カルシウムとして1日1.5g~3.0gを6ヵ月間投与した結果、血清リン値改善効果(有効以上)は78.6%(22/28例)を示し、本剤投与中の血清リン値は持続的で安定的にコントロールされた。また、副作用として、便秘(1例)が報告された。