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一般名 | アデニン注射液 |
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YJコード | 4191400A1020 |
剤型・規格 | 液剤・1%2mL1管 |
薬価 | 86.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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放射線曝射による白血球減少症ないし薬物による白血球減少症。
アデニンとして、通常成人1日10~120mgを筋肉内注射又は静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
(禁忌)2.1.痛風、尿路結石のある患者[症状を悪化させることがある]。2.2.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.高尿酸血症、痛風、尿路結石、急性腎障害等があらわれることがあるので、定期的に血清尿酸値、腎機能検査を行うこと〔11.1.1-11.1.3参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.高尿酸血症の患者:症状を悪化させることがある〔11.1.1参照〕。(腎機能障害患者)腎機能障害患者:排泄障害により副作用があらわれることがある。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。妊娠<10日目>マウスに腹腔内投与した実験で、胎仔死亡、成長抑制及び前頭脳ヘルニア、口蓋裂、兎唇、前肢欠損、尾欠損等の奇形が認められている。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。(高齢者)少量から投与を開始するなど慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。(適用上の注意)14.1.薬剤調製時の注意14.1.1.本剤は用時添付の緩衝液を加えてよく混合し、直ちに注射すること。14.1.2.本剤は他剤と混合して注射しないこと(やむを得ず他剤と混合して注射する場合には、配合後外観変化のないことを確認して行うこと)。14.2.薬剤投与時の注意14.2.1.筋肉内投与により、注射部位に疼痛を起こすことがある。14.2.2.筋肉内注射にあたっては、組織・神経などへの影響を避けるため次記の点に配慮すること。(1).筋肉内注射時神経走行部位を避けるよう注意して注射すること。(2).筋肉内注射時繰り返し注射する場合には同一注射部位を避けること。なお、乳児・小児には筋肉内注射を連用しないことが望ましい。(3).注射針を刺入した時、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合には、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.高尿酸血症(頻度不明)、痛風(頻度不明)〔8.1、9.1.1参照〕。11.1.2.急性腎障害(頻度不明)〔8.1参照〕。11.1.3.尿路結石(頻度不明)〔8.1参照〕。11.2.その他の副作用1).過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒感。2).消化器:(頻度不明)悪心。3).その他:(頻度不明)頭痛。
18.1作用機序14C標識アデニンによるinvitro実験(ウサギ)において、アデニンは骨髄細胞のRNA、DNAによくとりこまれ、核酸合成に利用される。18.2実験的白血球減少症に対する作用アデニンは動物実験で抗腫瘍剤(ウサギ、ニワトリ)、アミノピリン(ラット)、ベンゼン(ウサギ)等薬剤投与によって起こる白血球減少を抑制し、増加させる(invivo)。18.3実験的放射線障害防禦作用放射線照射に対する防禦作用及び白血球減少の抑制ならびに回復促進効果が認められる(マウス)(invivo)。
17.1有効性及び安全性に関する試験本剤の臨床試験は、悪性腫瘍の放射線療法及び化学療法時に起こる白血球減少症を対象に244例(静注120例、筋注101例、併用その他23例)について実施された。いずれも本剤投与前後の白血球数の変動について検討されているが、おおむね1週~1ヵ月の投与で白血球数の増加による治療効果が認められた。