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カルシニューリン阻害で免疫を抑制するループス腎炎治療薬「ルプキネス」【最新!DI情報】第27回
2024/11/19 最新!DI情報
カルシニューリン阻害で免疫を抑制するループス腎炎治療薬「ルプキネス」【最新!DI情報】第27回
https://www.carenet.com/pharmacist/di/cg004391_027.html
一般名 | アトバコン液 |
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YJコード | 6290006S1027 |
剤型・規格 | 液剤・750mg5mL1包 |
薬価 | 1471.10円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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2.
半減期が短く持ち越し効果が少ない不眠症治療薬「クービビック錠25mg/50mg」【最新!DI情報】第25回
2024/10/15 最新!DI情報
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https://www.carenet.com/pharmacist/di/cg004391_025.html
3.
国内初、遅発性ジスキネジアの不随意運動を改善する「ジスバルカプセル40mg」【下平博士のDIノート】第103回
2022/08/02 下平博士のDIノート
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https://www.carenet.com/pharmacist/dinote/cg003685_103.html
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国内初、2型DM合併CKDの進行を防ぐMR拮抗薬「ケレンディア錠10mg/20mg」【下平博士のDIノート】第101回
2022/07/05 下平博士のDIノート
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https://www.carenet.com/pharmacist/dinote/cg003685_101.html
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薬物性味覚障害マニュアルが11年ぶりに改定、注意すべき薬剤と対策は?/厚労省
2022/03/24 医療一般
薬物性味覚障害マニュアルが11年ぶりに改定、注意すべき薬剤と対策は?/厚労省
https://www.carenet.com/news/general/carenet/54064
1).ニューモシスチス肺炎。2).ニューモシスチス肺炎の発症抑制。(効能又は効果に関連する注意)5.1.〈効能共通〉本剤は、副作用によりスルファメトキサゾール・トリメトプリム配合剤(ST合剤)の使用が困難な場合に使用すること。5.2.〈効能共通〉本剤を食後に投与できない患者では、代替治療を検討すること。5.3.〈効能共通〉投与開始時及び投与中に下痢が認められている場合には、本剤の吸収が低下し、効果が減弱する可能性があるため、下痢が認められている患者では、代替治療を検討すること。5.4.〈ニューモシスチス肺炎の治療〉重症のニューモシスチス肺炎患者(肺胞気・動脈血酸素分圧較差[(A-a)DO2]が45mmHgを超える患者)での本剤の使用に関する成績は、十分に検討されていない(また、他の治療法で効果が得られなかった重症のニューモシスチス肺炎患者における本剤の有効性を示すデータは限られている)。5.5.〈ニューモシスチス肺炎の治療〉本剤は他の真菌又は細菌、マイコバクテリア又はウイルス疾患の治療に有効ではない。5.6.〈ニューモシスチス肺炎の発症抑制〉ニューモシスチス肺炎のリスク(CD4+細胞数が目安として200/mm3未満、ニューモシスチス肺炎の既往歴がある等)を有する患者を対象とすること〔8.2参照〕。
〈ニューモシスチス肺炎の治療〉通常、成人には1回5mL(アトバコンとして750mg)を1日2回21日間、食後に経口投与する。〈ニューモシスチス肺炎の発症抑制〉通常、成人には1回10mL(アトバコンとして1500mg)を1日1回、食後に経口投与する。(用法及び用量に関連する注意)本剤は絶食下では吸収量が低下するため、食後に投与すること〔16.2.1参照〕。
(禁忌)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.〈効能共通〉重度肝機能障害があらわれることがあるので、必要に応じ肝機能検査を行うこと〔11.1.2参照〕。8.2.〈ニューモシスチス肺炎の発症抑制〉ニューモシスチス肺炎リスク患者はしばしば免疫不全状態で生命を脅かす恐れのある様々な日和見感染症に罹患の可能性がある為、ニューモシスチス肺炎以外の原因も慎重に評価し原因に応じ適宜他の追加薬剤の治療を考慮すること〔5.6参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(腎機能障害患者)9.2.1.重度腎障害のある患者:臨床試験では除外されている。(肝機能障害患者)9.3.1.重度肝障害のある患者:臨床試験では除外されている。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(ラットではヒトでの推定血漿中濃度の約3倍の曝露量において生殖発生毒性はみられなかったが、ウサギでは、ヒトでの推定血漿中濃度の約3/4の曝露量において母動物毒性(母動物体重低値及び母動物摂餌量低値)に関連すると考えられる流産及び軽度な胎仔体長低値・胎仔体重低値がみられ、また、ラット及びウサギでは単回経口投与により胎盤を通過して胎仔に分布することが報告されている)。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている)。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(相互作用)10.2.併用注意:1).リファンピシン〔16.7.2参照〕[リファンピシンとの併用により本剤の血漿中濃度が約53%低下しt1/2は約33時間短縮した(機序は不明である)]。2).リファブチン〔16.7.3参照〕[リファブチンとの併用により本剤の血漿中濃度が約34%低下しt1/2は約14時間短縮した(機序は不明である)]。3).テトラサイクリン塩酸塩〔16.7.8参照〕[テトラサイクリンの併用で本剤の血漿中濃度は約40%低下した(機序は不明である)]。4).メトクロプラミド〔16.7.8参照〕[メトクロプラミドの併用で本剤の血漿中濃度は約58%低下した(機序は不明である)]。5).ジドブジン〔16.7.5参照〕[ジドブジンの併用によりみかけの経口クリアランスは約25%低下しAUCは約33%増加した(機序は不明である)]。6).アセトアミノフェン、ベンゾジアゼピン系薬剤、アシクロビル、オピオイド系鎮痛薬、セファロスポリン系抗生物質、止しゃ薬、緩下剤〔16.7.9参照〕[臨床試験において本剤の血漿中濃度のわずかな減少<平均3.8μg/mL以下>が報告されているが、因果関係は不明である(機序は不明である)]。7).インジナビル〔16.7.7参照〕[併用によりインジナビルのCmin・ssが有意に減少<約23%減少>し、インジナビルのトラフ濃度が減少するため、併用に注意すること(機序は不明である)]。(過量投与)13.1.症状31500mgまでの過量投与症例が報告されている。そのうちジアフェニルスルホン(投与量不明)も同時に服用した過量投与患者1例では、メトヘモグロビン血症が発現した。過量投与後に発疹も報告されている。(その他の注意)15.2.非臨床試験に基づく情報マウスのがん原性試験において、種特異的と考えられる肝薬物代謝酵素の誘導に関連した肝臓腫瘍増加がみられた。(取扱い上の注意)凍結を避けて保存すること。(保険給付上の注意)本製剤をHIV感染患者におけるニューモシスチス肺炎の治療及び発症抑制のために使用した場合は、本製剤を使用した患者に係る診療報酬明細書等の取扱いにおいては、当該患者の秘密の保護に十分配慮すること。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(いずれも頻度不明)。11.1.2.重度肝機能障害(頻度不明)〔8.1参照〕。11.1.3.無顆粒球症、白血球減少(いずれも頻度不明)。11.2.その他の副作用1).血液:(頻度不明)貧血。2).過敏症:(頻度不明)血管性浮腫、気管支痙攣、咽喉絞扼感。3).精神神経系:(頻度不明)頭痛、不眠症。4).消化器:(頻度不明)悪心・嘔吐、下痢。5).その他:(頻度不明)肝酵素上昇、低ナトリウム血症、アミラーゼ上昇、発疹、発熱。
18.1作用機序アトバコンの作用部位はミトコンドリア呼吸鎖であることが示唆されており、P.cariniiミトコンドリアの電子伝達系複合体III(complexIII)を0.015μMのIC50で抑制した。アトバコンは、ミトコンドリア内膜蛋白質ユビキノンのチトクロームb(complexIIIの構成成分)への結合を阻害し、その結果としてATPレベルを顕著に低下させることにより抗P.jirovecii活性を示すと考えられている。18.2Invitro及びinvivo活性Invitroにおいて、ヒト胎児肺線維芽細胞に感染させたP.cariniiの増殖を抑制し、そのMICは約0.3μM、3H‐p‐aminobenzoate取込みを指標としたときIC50は1.4μMであった。デキサメタゾン誘発免疫不全ラットにおいて予防的反復経口投与により潜伏感染しているP.cariniiの再活発化を完全に抑制し、治療的反復経口投与により、ラット肺病巣のP.cariniiシスト数を用量依存的に軽減した。18.3薬剤耐性アトバコン無効例の複数のニューモシスチス肺炎患者から分離したP.jiroveciiのチトクロームbDNA配列を解析したところ、ユビキノンが結合するQ0部位に耐性に関連すると思われる変異が数種類認められた。しかし、これらの変異はアトバコン無効例の一部でしか認められていないことから、臨床におけるアトバコン耐性に関してのチトクロームb遺伝子変異の意義は明らかではない。
17.1有効性及び安全性に関する試験〈ニューモシスチス肺炎の治療〉17.1.1海外第III相試験軽症から中等症(肺胞気・動脈血酸素分圧較差[(A‐a)DO2]が45mmHg以下かつPaO2が60mmHg以上)のニューモシスチス肺炎を有するAIDS患者を対象としてアトバコン錠をST合剤と比較した多施設共同、無作為化、二重盲検試験において、アトバコン250mg錠1回3錠を1日3回注)、又はST合剤錠(スルファメトキサゾール・トリメトプリム(800mg・160mg))1回2錠を1日3回、21日間投与した。有効率を表1に示した。ニューモシスチス肺炎の確定診断例322例の21日間の治療期間中及び4週間の追跡期間中の死亡は、アトバコン錠群が11/160例(7%)、ST合剤群が1/162例(0.6%)で、両群の死亡率に有意な差(p=0.003)が認められた。投与終了4週から8週後の追跡期間中の死亡は、アトバコン錠群が2例、ST合剤群が3例であった。アトバコン錠群の死因は、ニューモシスチス肺炎が4例、細菌感染症が6例、クリプトコッカス髄膜炎、播種性のヒストプラスマ症、HIVの合併症が各1例であった。ST合剤群の死因は、ニューモシスチス肺炎、栄養失調、肺アスペルギルス症、播種性カポジ肉腫が各1例であった。表1ST合剤との比較試験における臨床成績--------------------------表開始--------------------------アトバコン錠(160例)ST合剤(162例)p値有効99例(62%)103例(64%)0.75無効効果不足28例(17%)10例(6%)<0.01有害事象11例(7%)33例(20%)<0.01評価不能22例(14%)16例(10%)0.28--------------------------表終了--------------------------アトバコン錠投与群で発現した主な副作用は、発疹19%(38/203例)、悪心17%(35/203例)、嘔吐11%(22/203例)、頭痛7%(14/203例)及び下痢7%(14/203例)であった。17.1.2海外第II相試験トリメトプリム又はサルファ剤に不耐容の軽症から中等症のニューモシスチス肺炎を有するAIDS患者を対象としアトバコン錠とペンタミジンを比較した多施設共同、無作為化、非盲検試験において、アトバコン250mg錠1回3錠を1日3回注)、又はペンタミジンイセチオン酸塩(静注)3~4mg/kgを1日1回、21日間投与した。初回治療集団での有効率を表2に示した。表2ペンタミジンとの比較試験における臨床成績--------------------------表開始--------------------------アトバコン錠(56例)ペンタミジン(53例)p値有効32例(57%)21例(40%)0.09無効効果不足16例(29%)9例(17%)0.18有害事象2例(4%)19例(36%)<0.01評価不能6例(11%)4例(8%)0.74--------------------------表終了--------------------------アトバコン錠投与群で発現した主な副作用は、発疹12%(9/73例)、悪心11%(8/73例)、嘔吐8%(6/73例)、発熱7%(5/73例)、頭痛7%(5/73例)及び下痢5%(4/73例)であった。〈ニューモシスチス肺炎の発症抑制〉17.1.3海外第III相試験ニューモシスチス肺炎のリスク(CD4+細胞数が200/mm3未満又はニューモシスチス肺炎の既往歴がある)がある患者を対象にジアフェニルスルホン(ダプソン)と比較した多施設共同、無作為化、非盲検試験において、本剤1500mgを1日1回、又はダプソン100mgを1日1回投与した。試験終了/中止30日後までのニューモシスチス肺炎の発症率を表3に示した。表3ダプソンとの比較試験における臨床成績--------------------------表開始--------------------------本剤1500mg/日(527例)ダプソン100mg/日(510例)発症率(%)15%19%相対リスク(95%信頼区間)0.77(0.57、1.04)/--------------------------表終了--------------------------17.1.4海外第III相試験ニューモシスチス肺炎のリスク(CD4+細胞数が200/mm3未満又はニューモシスチス肺炎の既往歴がある)がある患者を対象にペンタミジン吸入と比較した多施設共同、無作為化、非盲検試験において、本剤1500mgを1日1回経口投与、又はペンタミジン300mgを1ヵ月ごとに1回吸入投与した。試験終了/中止30日後までのニューモシスチス肺炎の発症率を表4に示した。表4ペンタミジン吸入との比較試験における臨床成績--------------------------表開始--------------------------本剤1500mg/日(172例)ペンタミジン吸入300mg/月(169例)発症率(%)18%17%相対リスク(95%信頼区間)1.14(0.68、1.91)/--------------------------表終了--------------------------本剤投与群における副作用発現頻度は、51%(90/175例)であった。主な副作用は、発疹23%(41/175例)、下痢19%(34/175例)、悪心10%(18/175例)、そう痒症6%(10/175例)及び腹痛5%(8/175例)であった。注)アトバコン錠は販売されていない。