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寄り道編(12)虫を原材料とする漢方薬【臨床力に差がつく 医薬トリビア】第61回
2024/11/06 臨床力に差がつく 医薬トリビア
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https://www.carenet.com/series/trivia/cg004164_061.html
一般名 | 人参養栄湯エキス細粒 |
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YJコード | 5200117C1043 |
剤型・規格 | 散剤・1g |
薬価 | 22.30円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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https://www.carenet.com/series/kampo/cg004640_011.html
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2024/10/16 臨床力に差がつく 医薬トリビア
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食欲不振には六君子湯?【漢方カンファレンス】第10回
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https://www.carenet.com/series/kampo/cg004640_010.html
病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血。
通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
(重要な基本的注意)8.1.本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。8.2.本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意すること〔10.2、11.1.1、11.1.2参照〕。8.3.他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.著しく胃腸虚弱な患者:食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢等があらわれることがある。9.1.2.食欲不振、悪心、嘔吐のある患者:これらの症状が悪化するおそれがある。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(高齢者)減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。(相互作用)10.2.併用注意:カンゾウ含有製剤(芍薬甘草湯、補中益気湯、抑肝散等)、グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤(グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・L-システイン、グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・DL-メチオニン配合錠等)〔8.2、11.1.1、11.1.2参照〕[偽アルドステロン症があらわれやすくなり、また、低カリウム血症の結果として、ミオパチーがあらわれやすくなる(グリチルリチン酸は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる)]。(臨床検査結果に及ぼす影響)本剤の投与により、血中AG(1,5-アンヒドロ-D-グルシトール)が増加する場合がある。(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報湿疹悪化、皮膚炎悪化等することがある。(取扱い上の注意)20.1.本剤の品質を保つため、できるだけ湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい所に保管すること。20.2.開封後は特に湿気を避け、取扱いに注意すること。20.3.本剤は生薬を原料としているので、色調等が異なることがある。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.偽アルドステロン症(頻度不明):低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム貯留・体液貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと〔8.2、10.2参照〕。11.1.2.ミオパチー(頻度不明):低カリウム血症の結果としてミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・四肢麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと〔8.2、10.2参照〕。11.1.3.肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):著しいAST上昇、著しいALT上昇、著しいAl-P上昇、著しいγ-GTP上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。11.2.その他の副作用1).過敏症:(頻度不明)発疹、発赤、そう痒、蕁麻疹等。2).消化器:(頻度不明)食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢等。
18.1作用機序作用機序は明確でない。18.2骨髄造血系細胞に対する作用本エキス粉末(経口投与)はマウスの末梢血白血球数、脾細胞数と骨髄多能性幹細胞(CFU‐S)の数を増加した。18.3サイトカイン誘導作用ヒト末梢血単核球を用いたinvitro実験で、本エキス粉末はGM‐CSF産生およびIL‐6産生を増強した。IL‐6産生増強は粘着細胞のみの培養で顕著であり、また、骨髄粘着細胞の培養でも同様に認められた。18.4自己免疫マウスに対する作用本エキス粉末(経口投与)は、自己免疫疾患モデルマウスMRL/lprの腎、動脈、皮膚の炎症病変を抑制し、生存期間を延長させた。このとき、炎症性サイトカインである血清中IL‐6や活性型TGF‐βが抑制された。また胸腺萎縮あるいはリンパ節、脾臓の腫脹を抑制し、T細胞マイトジェンであるConAに対する増殖反応およびIL‐2産生を回復させた。本エキス粉末の作用は免疫抑制を介さず、胸腺の存在に依存して本マウスでの自己反応性T細胞除去の不全を改善することによると考えられた。18.5感染防御作用本エキス粉末(経口投与)は、シクロフォスファミドあるいは5‐フルオロウラシルを投与したマウスの骨髄多能性幹細胞(CFU‐S)回復促進作用ならびに白血球減少回復促進作用を示し、同マウスの緑膿菌感染致死を防御した。
該当データなし