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寄り道編(12)虫を原材料とする漢方薬【臨床力に差がつく 医薬トリビア】第61回
2024/11/06 臨床力に差がつく 医薬トリビア
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https://www.carenet.com/series/trivia/cg004164_061.html
一般名 | 八味地黄丸エキス顆粒(2) |
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YJコード | 5200121D1045 |
剤型・規格 | 散剤・1g |
薬価 | 9.80円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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疲労、倦怠感著しく、尿利減少または頻数、口渇し、手足に交互的に冷感と熱感のあるものの次の諸症:腎炎、糖尿病、陰萎、坐骨神経痛、腰痛、脚気、膀胱カタル、前立腺肥大、高血圧。
通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
(重要な基本的注意)8.1.本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。8.2.他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意し、ブシを含む製剤との併用には、特に注意すること。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.体力の充実している患者:副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。9.1.2.暑がりでのぼせが強く赤ら顔の患者:心悸亢進、のぼせ、舌のしびれ、悪心等があらわれることがある。9.1.3.著しく胃腸虚弱な患者:食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、便秘等があらわれることがある。9.1.4.食欲不振、悪心、嘔吐のある患者:これらの症状が悪化するおそれがある。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい(本剤に含まれるボタンピにより流早産の危険性があり、またブシ末の副作用があらわれやすくなる)。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。(小児等)慎重に投与すること(本剤にはブシ末が含まれている)。(高齢者)減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。(取扱い上の注意)20.1.本剤の品質を保つため、できるだけ湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい所に保管すること。20.2.開封後は特に湿気を避け、取扱いに注意すること。20.3.本剤は生薬を原料としているので、色調等が異なることがある。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.2.その他の副作用1).過敏症:(頻度不明)発疹、発赤、そう痒等。2).肝臓:(頻度不明)肝機能異常(AST上昇、ALT上昇、T-Bil上昇等)。3).消化器:(頻度不明)食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、便秘等。4).その他:(頻度不明)心悸亢進、のぼせ、舌のしびれ等。
18.1作用機序作用機序が明確でない。18.2実験的糖尿病抑制作用ラットに経口投与したところ、ストレプトゾトシンによる血糖値上昇、摂水量増加、尿量増加及び摂餌量増加がそれぞれ抑制された。また、免疫組織化学的観察で、膵島B細胞の減少が抑制された。18.3骨代謝に対する作用18.3.1卵巣摘出ラットに経口投与したところ、脛骨のカルシウム含量低下が抑制された。18.3.2GnRHagonistによる低エストロゲン状態のラットに経口投与したところ、大腿骨の骨量低下が抑制され、脛骨の骨形成率(BFR)が上昇した。18.4造精機能に対する作用18.4.1幼若ラット及び成熟去勢ラットに経口投与したところ、前立腺におけるチミジンキナーゼ活性が増加した。18.4.2マウスに経口投与したところ、アドリアマイシンによる組織学的造精機能障害度が軽度であった。18.5血圧降下作用メチラポン投与と熱ストレス負荷で作製する高血圧モデルラット(MHR)の血圧上昇期にあたるintroductory‐MHRに飲水投与したところ、血圧上昇が抑制された。18.6腎臓に対する作用18.6.1Dahl食塩感受性ラットに食塩を負荷するとともに混餌投与したところ、糸球体濾過量の低下が抑制されるとともに、糸球体及び腎血管の組織障害が抑制された。18.6.2老齢ラットに混餌投与したところ、尿中へのカルシウム排泄亢進を抑制し、血中副甲状腺ホルモン濃度の上昇を抑制した。
該当データなし