1.
がん患者診療のための栄養治療ガイドライン 2024年版 総論編
2024/10/16 医学のしおり
がん患者診療のための栄養治療ガイドライン 2024年版 総論編
https://www.carenet.com/store/book/cg004944_index.html
一般名 | メサラジン徐放錠 |
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YJコード | 2399009F1149 |
剤型・規格 | 錠剤・250mg1錠 |
薬価 | 29.20円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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1.
がん患者診療のための栄養治療ガイドライン 2024年版 総論編
2024/10/16 医学のしおり
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https://www.carenet.com/store/book/cg004944_index.html
2.
ESMO2024レポート 乳がん
2024/10/15 学会レポート
ESMO2024レポート 乳がん
https://www.carenet.com/report/esmo/2024/cg004908_006.html
3.
T-DXdによる遅発期・延長期の悪心・嘔吐抑制にオランザピン6日間併用が有効(ERICA)/ESMO2024
2024/09/24 医療一般 日本発エビデンス
T-DXdによる遅発期・延長期の悪心・嘔吐抑制にオランザピン6日間併用が有効(ERICA)/ESMO2024
https://www.carenet.com/news/general/carenet/59304
4.
めまい(BPPV以外)【いざというとき役立つ!救急処置おさらい帳】第18回
2024/09/04 救急処置おさらい帳
めまい(BPPV以外)【いざというとき役立つ!救急処置おさらい帳】第18回
https://www.carenet.com/series/shochi/cg004066_018.html
5.
新たながん治療で高まる医療者全体の教育ニーズ ゾルベツキシマブで勉強会/WJOG
2024/07/11 医療一般
新たながん治療で高まる医療者全体の教育ニーズ ゾルベツキシマブで勉強会/WJOG
https://www.carenet.com/news/general/carenet/58894
潰瘍性大腸炎<重症を除く>、クローン病。
〈潰瘍性大腸炎〉通常、成人にはメサラジンとして1日1500mgを3回に分けて食後経口投与するが、寛解期には、必要に応じて1日1回の投与とすることができる。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日2250mgを上限とする。ただし、活動期には、必要に応じて1日4000mgを2回に分けて投与することができる。通常、小児にはメサラジンとして1日30~60mg/kgを3回に分けて食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日2250mgを上限とする。〈クローン病〉通常、成人にはメサラジンとして1日1500mg~3000mgを3回に分けて食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜減量する。通常、小児にはメサラジンとして1日40~60mg/kgを3回に分けて食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。(用法及び用量に関連する注意)7.1.1日4000mgへの増量は、再燃寛解型で中等症の潰瘍性大腸炎患者(直腸炎型を除く)に対して行うよう考慮すること〔17.1.2参照〕。7.2.1日4000mgを、8週間を超えて投与した際の有効性は確立していないため、患者の病態を十分観察し、漫然と1日4000mgの投与を継続しないこと。7.3.本剤をメサラジン注腸剤と併用又はメサラジン坐剤と併用する場合には、メサラジンとしての総投与量が増加することを考慮し、特に肝機能低下又は腎機能低下している患者並びに高齢者等への投与に際しては適宜減量するなど、十分に注意すること(併用時に異常が認められた場合には、減量又は中止する等の適切な処置を行うこと)〔9.2.2、9.3.2、9.8高齢者の項参照〕。
(禁忌)2.1.重篤な腎障害のある患者〔9.2.1参照〕。2.2.重篤な肝障害のある患者〔9.3.1参照〕。2.3.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者〔8.1参照〕。2.4.サリチル酸エステル類又はサリチル酸塩類に対する過敏症の既往歴のある患者[交叉アレルギーを発現するおそれがある]。(重要な基本的注意)8.1.メサラジンにより過敏症状(発熱、腹痛、下痢、好酸球増多等)が発現することがあり、また、潰瘍性大腸炎が悪化・クローン病が悪化することがあるため、異常が認められた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと〔2.3参照〕。8.2.間質性腎炎が報告されているため、投与中はクレアチニン等の腎機能をモニターする等、患者の状態を十分に観察すること〔9.2.2、11.1.3参照〕。8.3.再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少症があらわれることがあるので、投与期間中は血液検査を行うこと〔11.1.4参照〕。8.4.肝炎、肝機能障害、黄疸が報告されているため、投与中はAST、ALT等の肝機能をモニターする等、患者の状態を十分に観察すること〔9.3.2、11.1.5参照〕。8.5.膵炎があらわれることがあるので、投与期間中は血清アミラーゼの検査を行うこと〔11.1.6参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.サラゾスルファピリジンに対する過敏症のある患者:本剤をサラゾスルファピリジンでアレルギー症状がみられた患者に投与したところ、国内の臨床試験で39例中3例(7.7%)、外国において43例中2例(4.7%)に同様のアレルギー症状が認められたため、サラゾスルファピリジンでアレルギー症状がみられた患者に本剤を投与する場合は注意すること。(腎機能障害患者)9.2.1.重篤な腎障害のある患者:投与しないこと(腎障害がさらに悪化するおそれがある)〔2.1参照〕。9.2.2.腎機能低下<重篤な腎障害を除く>している患者:排泄が遅延し副作用があらわれるおそれがある〔7.3、8.2参照〕。(肝機能障害患者)9.3.1.重篤な肝障害のある患者:投与しないこと(肝障害がさらに悪化するおそれがある)〔2.2参照〕。9.3.2.肝機能低下<重篤な肝障害を除く>している患者:代謝が遅延し副作用があらわれるおそれがある〔7.3、8.4参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(海外において新生児に血液疾患(白血球減少症、血小板減少症、貧血)が起きることが報告されている。なお、メサラジンの動物実験(ラット)では催奇形性は認められていない)。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒト母乳中へ移行することが報告されており(外国人データ)、また、国内及び海外において乳児に下痢が起きることが報告されている)。(小児等)専門医の管理下で安全性と治療の有益性を考慮した上で本剤を使用すること(小児等を対象とした臨床試験は実施していない)。(高齢者)低用量(例えば750mg/日)から投与を開始するなど慎重に投与すること(一般に生理機能(腎機能、肝機能等)が低下している)〔7.3参照〕。(相互作用)10.2.併用注意:1).利尿剤(フロセミド、スピロノラクトン、トリクロルメチアジド等)、ステロイド剤(プレドニゾロン、ベタメタゾン、デキサメタゾン等)[臨床検査値(尿量、尿中ナトリウム、カリウム及び塩素イオン)の変動に注意する(動物実験(ラット)で、メサラジンの大量投与(300mg/kg)により、尿量及び尿中ナトリウム、カリウム及び塩素イオンの排泄増加がみられる)]。2).アザチオプリン、メルカプトプリン[骨髄抑制があらわれるおそれがある(本剤は、チオプリンメチルトランスフェラーゼ活性を抑制するなど、これらの薬剤の代謝を阻害するとの報告がある)]。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう患者に指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。14.2.薬剤投与時の注意本剤は二分割して服用可能であるが、放出調節製剤であることより、かまずに服用すること。また、乳鉢による混合粉砕は避けること。14.3.薬剤投与後の注意14.3.1.本剤のコーティング剤のエチルセルロースは水に不溶のため、糞便中に白いものがみられることがある。14.3.2.メサラジン又はその代謝物を含む尿は、次亜塩素酸塩を含有する漂白剤と接触することにより赤褐色に変色することがある。(取扱い上の注意)本剤は保存中わずかに着色することがあるが効力に変化はない。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.間質性肺疾患(頻度不明):間質性肺疾患(好酸球性肺炎、肺胞炎、肺臓炎、間質性肺炎等)が報告されているので、発熱、咳、呼吸困難、胸部X線異常等があらわれた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。11.1.2.心筋炎(0.1%未満*)、心膜炎(頻度不明)、胸膜炎(頻度不明):胸水、胸部痛、心電図異常等があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.3.間質性腎炎、ネフローゼ症候群、腎機能低下、急性腎障害(いずれも頻度不明)〔8.2参照〕。11.1.4.再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症(いずれも頻度不明)、血小板減少症(0.1%未満*)〔8.3参照〕。11.1.5.肝炎(0.1%未満*)、肝機能障害(頻度不明)、黄疸(0.1%未満*):肝炎、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある〔8.4参照〕。11.1.6.膵炎(0.1%未満*)〔8.5参照〕。11.1.7.中毒性表皮壊死融解症(ToxicEpidermalNecrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)。11.1.8.薬剤性過敏症症候群(頻度不明):初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある(なお、ヒトヘルペスウイルス6再活性化(HHV-6再活性化)等のウイルス再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること)。11.2.その他の副作用1).皮膚:(0.1~1%未満)発疹、皮膚そう痒感、丘疹、(0.1%未満)紅斑、蕁麻疹、(頻度不明)脱毛。2).消化器:(1%以上)下痢、(0.1~1%未満)腹痛、血便、下血、アミラーゼ上昇、嘔気、腹部膨満感、食欲不振、便秘、口内炎、(0.1%未満)粘液便、嘔吐、(頻度不明)舌の変色・口腔内の変色・胃内容物の変色・便の変色等(舌の黒色変色・口腔内の黒色変色・胃内容物の黒色変色・便の黒色変色等)。3).肝臓:(1%以上)AST上昇・ALT上昇・γ-GTP上昇・Al-P上昇・ビリルビン上昇等の肝機能異常。4).腎臓:(0.1~1%未満)クレアチニン上昇・尿中NAG上昇・尿中ミクログロブリン上昇・尿蛋白等の腎機能異常、(0.1%未満)尿着色。5).血液:(0.1~1%未満)白血球減少、好酸球増多、貧血。6).その他:(0.1~1%未満)発熱、頭痛、関節痛、全身倦怠感、(0.1%未満)浮腫、筋肉痛、CK上昇、(頻度不明)むくみ、末梢神経障害、めまい、胸部痛、頚部痛、ループス様症候群、CRP上昇。*)副作用の発現頻度は、国内の臨床試験及び製造販売後調査の結果を合わせて算出した。
18.1作用機序本剤の主な作用機序として活性酸素消去作用、ロイコトリエンB4(LTB4)生合成抑制作用、ホスホリパーゼD活性化作用、ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ(PPAR‐γ)活性化作用、核内因子κB(NF‐κB)活性化抑制作用、肥満細胞からのヒスタミン遊離抑制作用、血小板活性化因子(PAF)生合成抑制作用、インターロイキン‐1β(IL‐1β)産生抑制作用が考えられている。18.2活性酸素に対する作用Invitroにおいてフリーラジカル(DPPHL)還元作用、過酸化水素消去作用、次亜塩素酸イオン消去作用、過酸化脂質抑制作用(invitro、invivo)が認められた。18.3LTB4に対する作用ラット好中球でのLTB4生合成を抑制した(invitro)。18.4動物モデルに対する障害抑制効果18.4.1潰瘍性大腸炎類似モデル(1)ラット酢酸誘発モデルにおいてメサラジン顆粒50、100mg/kgの経口投与で有意な障害抑制効果が認められた。(2)ウサギλ‐分解カラゲニン誘発モデルにおいてメサラジン顆粒150mg/kgの経口投与で有意な障害抑制効果が認められた。18.4.2クローン病類似モデルラットTNB誘発モデルにおいてメサラジン顆粒50mg/kgの経口投与で有意な障害抑制効果が認められた。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内比較試験を含む臨床試験国内の医療機関で実施された二重盲検群間比較試験を含む臨床試験で、本剤の効果が判定された189例の試験結果の概要は表1のとおりである。表1臨床試験結果--------------------------表開始--------------------------疾患ステージ投与量#(mg/日)投与期間中等度以上の改善率又は有効率潰瘍性大腸炎活動期750~2,2504週間改善率:70.3%(78/111)寛解期750~2,25012ヵ月有効率:91.9%(34/37)クローン病活動期1,500~3,0004週間以上12週間改善率:54.8%(17/31)寛解期1,500~3,00012ヵ月有効率:90.0%(9/10)#:投与方法は1日3回投与--------------------------表終了--------------------------潰瘍性大腸炎に対しては、二重盲検群間比較試験において本剤の有用性が認められた。17.1.2国内第III相用量比較試験(1日4,000mg投与と2,250mg投与との比較)再燃寛解型で中等症(UC‐DAIスコア#6以上8以下)の潰瘍性大腸炎患者(直腸炎型を除く)123例を対象として、本剤を1日3回2,250mg又は1日2回4,000mgを8週間反復投与し、UC‐DAIスコアの改善度について1日4,000mg投与の1日2,250mg投与に対する優越性を検証する無作為化二重盲験並行群間比較試験を実施した。その結果、UC‐DAIスコアの投与前後の改善度において、1日4,000mg投与の1日2,250mg投与に対する優越性が検証された(表2)。副作用発現頻度は2,250mg投与群で25.4%(16/63例)、4,000mg投与群で21.7%(13/60例)であった。主な副作用は、2,250mg投与群では尿中β‐NアセチルDグルコサミニダーゼ(NAG)増加6.6%(4/61例)、血小板数増加4.9%(3/61例)、好酸球百分率増加4.8%(3/63例)、胃不快感及びAST増加3.2%(2/63例)、4,000mg投与群では尿中NAG増加10.0%(6/60例)、血中ビリルビン増加5.0%(3/60例)、リンパ球百分率減少3.3%(2/60例)であった。[7.1参照]#:排便回数、血便、内視鏡検査による粘膜所見、医師による全般的評価の各項目を0~3の4段階でスコア付けし、合計したスコア(0~12)。表2用量比較試験におけるUC‐DAIスコアの改善度--------------------------表開始--------------------------投与群投与開始日#3投与8週後又は中止時#3投与前後の変化#4投与前後の変化における群間差#42,250mg(n=59)#17.0±0.86.1±3.6-0.8[-1.8~0.1]-2.2※[-3.4~-1.0]4,000mg(n=59)#27.0±0.84.0±2.9-3.0[-3.8~-2.3]#1:投与方法は1日3回投与#2:投与方法は1日2回投与#3:平均値±標準偏差#4:平均値、[95%信頼区間]※:t‐検定t=-3.705、P<0.001--------------------------表終了--------------------------17.1.3国内第III相用法比較試験(1日1回投与と1日3回投与との比較)寛解期潰瘍性大腸炎患者301例を対象として本剤を1日1回(1回1,500mg又は2,250mg)又は1日3回(1回500mg又は750mg)を52週間反復投与し、寛解維持率について1日1回投与の1日3回投与に対する非劣性を検証する無作為化二重盲験並行群間比較試験を実施した。その結果、UC‐DAIスコアで評価した寛解維持率において、1日1回投与の1日3回投与に対する非劣性が検証された(表3)。副作用発現頻度は1日1回投与群で5.9%(9/152例)、1日3回投与群で4.0%(6/149例)であった。主な副作用は、1日3回投与群の胃炎1.3%(2/149例)であった。表3寛解維持率--------------------------表開始--------------------------投与群被験者数寛解維持した被験者数#1寛解維持率(%)#2群間差(%)#31日1回14111279.47.8[-2.2~17.8]1日3回14110171.6#1:投与52週後又は中止時までに再燃しなかった被験者数#2:寛解維持率(%)=(寛解維持した被験者数÷被験者数)×100#3:1日1回投与群-1日3回投与群[95%信頼区間]、非劣性マージン:-10%--------------------------表終了--------------------------