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心筋梗塞の血栓溶解療法の時代を思い出す(解説:後藤信哉氏)
2024/10/25 CLEAR!ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/clear/journal/59493
一般名 | ラスブリカーゼ(遺伝子組換え)静注用 |
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YJコード | 3959415F1025 |
剤型・規格 | 散剤・1.5mg1瓶(溶解液付) |
薬価 | 11708.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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軽症~中等症の新型コロナ、経口simnotrelvirの早期投与は?/NEJM
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https://www.carenet.com/news/journal/carenet/57918
がん化学療法に伴う高尿酸血症。(効能又は効果に関連する注意)5.1.本剤の投与にあたっては、腫瘍崩壊症候群の発症リスクを考慮して適応患者を選択し、既存の支持療法では血中尿酸値の管理が不十分と考えられる場合にのみ投与すること。5.2.がん化学療法後に発症した高尿酸血症の治療における本剤の有効性及び安全性は確立していない(使用経験がない)。
通常、ラスブリカーゼとして0.2mg/kgを1日1回30分以上かけて点滴静注する。なお、投与期間は最大7日間とする。(用法及び用量に関連する注意)7.1.本剤は、がん化学療法開始4~24時間前に投与を開始すること。7.2.投与期間が7日間を超えた場合の有効性及び安全性は確立していない(使用経験がない)。7.3.臨床症状及び血中尿酸濃度をモニタリングし、本剤の投与を血中尿酸濃度の管理上必要最小限の期間にとどめること。7.4.本剤の初回使用(最大7日間の投与)後に、本剤を再度使用した場合の有効性及び安全性は確立していない(使用経験が少ない)〔8.2参照〕。
(警告)1.1.本剤投与によりアナフィラキシーショックを含む重篤な過敏症が発現するおそれがあるので、投与終了後も十分な観察を行うこと(また、症状が発現した場合、直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと)〔11.1.1参照〕。1.2.溶血性貧血あるいはメトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるので、症状が発現した場合、直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと〔11.1.2、11.1.3参照〕。1.3.海外臨床試験において、グルコース-6-リン酸脱水素酵素<G6PD>欠損の患者に本剤を投与後、重篤な溶血性貧血が認められている。G6PD欠損又はその他の赤血球酵素異常の有無については、家族歴の調査等十分に問診を行うこと〔2.2参照〕。(禁忌)2.1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。2.2.グルコース-6-リン酸脱水素酵素<G6PD>欠損の患者又はその他の溶血性貧血を引き起こすことが知られている赤血球酵素異常を有する患者[溶血性貧血を引き起こすおそれがある]〔1.3、11.1.2参照〕。(重要な基本的注意)8.1.本剤は必ず抗悪性腫瘍剤と併用されるため、緊急時に十分対応できる医療施設においてがん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで使用すること。8.2.本剤の投与例に抗ラスブリカーゼ抗体発現(中和抗体発現)したとの報告や、海外試験において、抗ラスブリカーゼ抗体陽性の患者に本剤を投与した後、重篤なアレルギー症状が発現したとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、本剤の治療歴がないことを確認して使用すること〔7.4参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.アレルギーを起こしやすい体質を有する患者:重症の即時型アレルギー反応があらわれるおそれがある。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(ラット及びウサギではともに心臓奇形及び血管奇形が認められており、ウサギでは着床後胚損失率増加、死亡胎仔数増加及び吸収胚数増加、生存胎仔数減少及び胎仔重量減少、並びに胎仔骨格発生への影響が認められている)。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。(小児等)低出生体重児を対象とした臨床試験は実施していない。(高齢者)副作用の発現に注意し慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。(臨床検査結果に及ぼす影響)採取した血液検体を室温に放置することにより本剤が尿酸を分解し、見かけ上の尿酸値が低くなる。尿酸値の正確な測定を行うためには、血液検体をあらかじめ冷却した試験管に入れ、氷浴等で速やかに低温状態にした上で保存し、採血後4時間以内に測定すること。(適用上の注意)14.1.薬剤調製時の注意14.1.1.本剤1バイアルを添付溶解液1アンプルで溶解し、必要量を50mLの生理食塩液で希釈する。月齢が24ヵ月以下の患者の場合、本剤の希釈に用いる生理食塩液を10mLまで減らすことができる。本剤を溶解する際、泡立てないよう穏やかに溶解すること。溶解後は速やかに生理食塩液に混和すること。14.1.2.希釈時にブドウ糖液を使用しないこと。14.1.3.本剤を溶解する際には、振とうしないこと。なお、溶解後に著しい沈殿の認められるものは使用しないこと。14.1.4.生理食塩液と混和した後は速やかに使用し、残液は廃棄すること(なお、溶解及び希釈後にやむを得ず保存する場合には、2~8℃で保存し、24時間以内に使用すること)。14.2.薬剤投与時の注意14.2.1.本剤は他の併用薬<生理食塩液以外>の点滴ラインとは別のラインで投与すること(なお、別のラインが使用できない場合は、本剤投与前に生理食塩液でラインを十分に洗浄すること)。14.2.2.本剤を投与する際には、フィルターを使用しないこと。(取扱い上の注意)外箱開封後は遮光して保存すること。(保管上の注意)2~8℃で保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.ショック、アナフィラキシー(頻度不明):アナフィラキシーショックを含む重篤な過敏症があらわれることがある〔1.1参照〕。11.1.2.溶血性貧血(頻度不明):貧血症状が認められた場合は本剤の投与を直ちに中止し、適切な処置を行うこと〔1.2、2.2参照〕。11.1.3.メトヘモグロビン血症(頻度不明):チアノーゼ等の症状が認められた場合は本剤の投与を直ちに中止し、適切な処置を行うこと〔1.2参照〕。11.2.その他の副作用1).血液:(5%未満)白血球減少、貧血、溶血、血小板減少、ヘモグロビン減少、APTT延長。2).消化器:(5%未満)便秘、悪心・嘔吐、食欲不振、心窩部不快感、咽喉頭不快感、(頻度不明)下痢、腹痛、口内炎。3).肝臓:(5%以上~10%未満)肝機能障害(AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、総ビリルビン上昇等)、(5%未満)LDH上昇、γ-GTP上昇。4).腎臓:(5%未満)尿蛋白、排尿困難、血尿。5).泌尿器:(5%未満)BUN上昇、尿潜血陽性。6).精神神経系:(5%未満)頭痛、めまい。7).皮膚:(5%未満)発疹、皮膚そう痒、脱毛、蕁麻疹。8).呼吸器:(5%未満)低酸素症、胸膜炎、(頻度不明)呼吸困難、気管支痙攣、鼻炎。9).筋・骨格:(5%未満)四肢痛、(頻度不明)背部痛、顎痛。10).代謝及び栄養:(5%以上~10%未満)電解質異常(Na異常、K異常、P異常)、(5%未満)血糖上昇、総蛋白減少、アミラーゼ上昇、アルブミン低下、(頻度不明)電解質異常(Ca異常、Mg異常)。11).その他:(5%以上~10%未満)アレルギー反応、発熱、(5%未満)注射部位反応(注射部位硬結、注射部位紅斑等)、倦怠感、ほてり、(頻度不明)高血圧、徐脈、低血圧、感染(肺炎、敗血症等を含む)、粘膜炎症、浮腫、疲労感、疼痛、カテーテル留置部位反応(カテーテル留置部位紅斑、カテーテル留置部位出血、カテーテル留置部位疼痛等)。
18.1作用機序本剤は、尿酸を酸化し、アラントインと過酸化水素に分解することで、血中尿酸値を低下させる。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第II相試験成人の白血病又は悪性リンパ腫患者を対象とした試験では、本剤0.15mg/kg、0.2mg/kg注1)が各25例に投与され、有効率注2)はそれぞれ100%、96%であった。50例中23例(46.0%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な副作用は、肝機能障害(AST上昇等)6例(12.0%)、アレルギー反応4例(8.0%)、電解質異常(Na、K、Pの異常)4例(8.0%)、悪心・嘔吐3例(6.0%)、注射部位反応(紅斑、硬結等)3例(6.0%)であった。注1)本剤の承認された1回用量は0.2mg/kgである。注2)有効例の定義を次に示す。血漿中尿酸値がラスブリカーゼ初回投与開始後48時間までにエンドポイント(≦7.5mg/dL)に達し、かつ最終投与(Day5)開始後24時間まで維持する症例17.1.2国内第II相試験小児の造血器腫瘍患者を対象とした試験では、本剤0.15mg/kg、0.2mg/kg注3)が各15例に投与され、有効率注4)はそれぞれ93.3%、100%であった。30例中6例(20.0%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な副作用は、肝機能障害(AST上昇等)2例(6.7%)、貧血2例(6.7%)であった。注3)本剤の承認された1回用量は0.2mg/kgである。注4)有効例の定義を次に示す。血漿中尿酸値がラスブリカーゼ初回投与開始後48時間までにエンドポイント(13歳以上の患者:≦7.5mg/dL、13歳未満の患者:≦6.5mg/dL)に達し、かつ最終投与(Day5)開始後24時間まで維持する症例17.1.3海外第III相試験アロプリノールを対照とした第III相比較試験(小児の白血病又は悪性リンパ腫患者)では、27例に本剤、25例にアロプリノールが投与された。投与後96時間までの尿酸AUC(平均±S.D.)を比較した結果、本剤投与群は128±70mg・h/dLであり、アロプリノール投与群の329±129mg・h/dLに比べ有意に低かった(一元配置分散分析、p<0.0001)。なお、本試験では、アロプリノールは1回あたり25~210mg(中央値100mg)の用量で、平均15.5回、6.3日間投与された。本剤投与群27例中5例(18.5%)に副作用が認められた。主な副作用は頭痛2例(7.4%)、溶血、便秘、発熱、背部痛、四肢痛及び低酸素症各1例(3.7%)であった。ラスブリカーゼ投与群及びアロプリノール投与群の血漿中尿酸値推移<<図省略>>[参考]臨床試験の概要--------------------------表開始--------------------------試験番号投与量投与方法投与期間国内ACT5080ARD52900.15mg/kg又は0.20mg/kg1日1回30分間の静脈内点滴投与5日間海外EFC29750.20mg/kg1日1回30分間の静脈内点滴投与(高尿酸血症が継続している場合又はTLSの危険性が継続している場合は、化学療法開始後72時間までは12時間ごとに投与可能)5~7日間--------------------------表終了--------------------------