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酒さ〔Rosacea〕・鼻瘤〔Rhinophyma〕
2024/11/14 希少疾病ライブラリ
酒さ〔Rosacea〕・鼻瘤〔Rhinophyma〕
https://www.carenet.com/report/library/general/rare/cg002755_056.html
一般名 | タカルシトール水和物軟膏 |
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YJコード | 2691700M2025 |
剤型・規格 | 皮膚塗布剤・0.002%1g |
薬価 | 157.20円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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11月12日 皮膚の日【今日は何の日?】
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尋常性乾癬。
通常1日1回適量を患部に塗布する。(用法及び用量に関連する注意)7.1.1日の使用量は本剤として10gまでとする(ただし、他のタカルシトール水和物外用剤と併用する場合には、1日の投与量はタカルシトールとして200μgまでとする)。7.2.本剤は、通常、投与後6週目までに効果が認められているので、治療にあたっては経過を十分に観察し、症状の改善がみられない場合には、使用を中止すること。
(禁忌)本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.本剤は活性型ビタミンD3製剤であり、血清カルシウム値上昇する可能性があり、また、高カルシウム血症に伴い、腎機能低下する可能性があるので、次のような場合には、血清カルシウムや尿中カルシウム及び腎機能(クレアチニン、BUN等)の検査を定期的(使用開始2~4週後に1回、その後は医師の判断により必要に応じて適宜)に行い、血清カルシウム値異常や尿中カルシウム値異常及び腎機能の検査値に異常(クレアチニン値異常、BUN値異常等)が認められた場合には使用を中止し経過を観察すること:1)皮疹が広範囲にある等の理由により、本剤を1日に10g近く使用する場合や皮疹重症度が高く皮膚のバリア機能が低下して本剤の経皮吸収が増加する可能性のある患者に使用する場合、2)腎機能低下している患者に使用する場合、3)本剤との相互作用が懸念される薬剤投与中の患者に使用する場合や本剤の使用開始前にシクロスポリンによる治療が行われた患者に使用する場合〔9.2腎機能障害患者の項、10.2、11.1.1、13.1参照〕。8.2.本剤の密封療法(ODT)における安全性は確立していない(皮膚刺激があらわれやすく、単純塗布に比べて皮膚からの吸収が助長され、全身性の副作用が発現しやすくなる可能性がある)。(特定の背景を有する患者に関する注意)(腎機能障害患者)腎機能障害患者:血清カルシウム値上昇させる可能性がある〔8.1参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物試験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている)。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(高齢者)使用が過度にならないよう注意すること(一般に生理機能が低下している)。(相互作用)10.2.併用注意:1).サイアザイド系利尿剤〔8.1参照〕[血清カルシウム値が上昇する可能性があるので、その場合には直ちに本剤の塗布を中止し、経過を観察すること(サイアザイド系利尿剤は尿中カルシウムの排泄を減少させ、血清カルシウム値を上昇させる可能性がある)]。2).カルシウム含有製剤<経口>(乳酸カルシウム水和物<経口>、沈降炭酸カルシウム<経口>等)〔8.1参照〕[血清カルシウム値が上昇する可能性があるので、その場合には直ちに本剤の塗布を中止し、経過を観察すること(本剤は腸管でのカルシウム吸収を促進させる)]。3).ビタミンD及びビタミンD誘導体(アルファカルシドール、カルシトリオール、カルシポトリオール、マキサカルシトール等)〔8.1参照〕[血清カルシウム値が上昇する可能性があるので、その場合には直ちに本剤の塗布を中止し、経過を観察すること(相加作用)]。4).シクロスポリン〔8.1参照〕[血清カルシウム値が上昇する可能性があるので、その場合には直ちに本剤の塗布を中止し、経過を観察すること(シクロスポリンによる腎機能の低下により、血清カルシウム値を上昇させる可能性がある)]。(過量投与)13.1.症状本剤を1日10g(タカルシトールとして200μg/日)を超えて塗布することにより高カルシウム血症があらわれる可能性がある(高カルシウム血症の主な症状は倦怠感、脱力感、食欲不振、嘔気、嘔吐、腹部膨満感、腹痛、頭痛、めまい、筋肉痛、筋力低下等である)〔8.1、11.1.1参照〕。13.2.処置過量投与時、直ちに使用を中止すること(血清カルシウム、尿中カルシウム等の生化学的検査を行い、必要に応じて輸液等の処置を行うこと)〔11.1.1参照〕。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意14.1.1.使用時(1).眼科用として角膜・結膜に使用しないこと。(2).本剤に触れた手で表皮の欠損個所に触れないよう注意すること。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.高カルシウム血症(頻度不明):高カルシウム血症及び高カルシウム血症によると考えられる臨床症状(倦怠感、食欲不振等)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、使用を中止し、血清カルシウム値、尿中カルシウム値等の生化学的検査を行い、必要に応じて輸液等の処置を行うこと〔8.1、13.1、13.2参照〕。11.2.その他の副作用1).精神神経系:(頻度不明)頭痛。2).皮膚:(1%以上)皮膚刺激感、皮膚そう痒、皮膚ヒリヒリ感、発赤、(1%未満)皮膚腫脹、皮膚色素沈着、接触皮膚炎。3).肝臓:(1%未満)ALT上昇、(頻度不明)AST上昇、LDH上昇、ALP上昇。4).電解質:(1%以上)尿中カルシウム上昇、(1%未満)血清カルシウム上昇、血清リン低下。5).内分泌:(1%以上)intactPTH低下。6).腎臓:(1%未満)尿たん白陽性、血清クレアチニン上昇。7).血液:(頻度不明)白血球増多。
18.1作用機序表皮細胞の1α,25‐(OH)2D3に特異的なたん白受容体(レセプター)を介し、皮膚における抗炎症作用、表皮細胞に対する増殖抑制作用・分化誘導作用により効果を発揮する。18.2皮膚における抗炎症作用培養ヒト表皮細胞を用いた検討において、タカルシトールは炎症性サイトカインであるIL‐8の産生を濃度依存的に抑制した。TPA(12‐O‐テトラデカノイルフォルボール‐13‐アセテート)塗布により炎症を惹起したヘアレスマウス皮膚において、タカルシトールはミエロペルオキシダーゼ(MPO)活性を指標とした好中球浸潤を抑制した。軟膏(タカルシトールとして20μg/g)も同様の作用を示した。ヘアレスマウスにおいて、軟膏(タカルシトールとして20μg/g)は、TPA塗布により惹起される皮膚の炎症性変化を有意に改善した。18.3表皮細胞に対する増殖抑制作用マウス培養表皮細胞及び正常あるいは乾癬病巣部由来のヒト培養表皮細胞において、タカルシトールはDNA合成及び細胞増殖を抑制した。TPA塗布により細胞増殖を刺激したヘアレスマウス表皮において、タカルシトールは細胞増殖の指標であるオルニチンデカルボキシラーゼ(ODC)活性を抑制した。軟膏(タカルシトールとして20μg/g)も同様の作用を示した。なお、ODC活性の抑制作用において軟膏とローションは同等であった。また、乾癬患者にボンアルファ軟膏2μg/gを4週間塗布することにより、DNA合成及び細胞分裂が抑制され、S期細胞が減少し、表皮細胞の増殖が抑制された。18.4表皮細胞に対する分化誘導作用マウス培養表皮細胞において、タカルシトールは角化に必要な細胞内不溶性膜(コーニファイドエンベロウプ)の形成を促進し、トランスグルタミナーゼ(TGase)活性を上昇させた。正常ヒト培養表皮細胞において、タカルシトールは細胞内不溶性膜の前駆たん白質インボルクリンの合成を促進した。ヘアレスマウスの表皮において、軟膏(タカルシトールとして20μg/g)はTGase活性を上昇させた。また、ボンアルファ軟膏2μg/gを塗布後の乾癬患者病巣部皮膚の電子顕微鏡所見において、角質層のケラチンパターンの形成及びケラトヒヤリンを有する顆粒層の形成など角化を正常化する傾向が認められた。18.5表皮細胞の1α,25‐(OH)2D3に特異的なたん白受容体(レセプター)に対する親和性マウス及び正常ヒト表皮細胞中のレセプターに対して、タカルシトールは強い親和性を示した。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第III相試験(二重盲検左右比較試験)ボンアルファ軟膏2μg/gを4週間投与しても十分な効果が得られなかった尋常性乾癬の難治性皮疹を対象に、34施設で実施したボンアルファ軟膏2μg/gとボンアルファハイ軟膏20μg/gの比較試験において、全般改善度が「かなり軽快」以上を有効とした場合の有効率は86.4%(51例/59例)であった。本試験における安全性解析対象59例中、局所性副作用、全身性副作用及び本剤との関連性が否定できない臨床検査値の異常変動は認められなかった。17.1.2国内第III相試験(ステロイド外用剤難治部位に対する臨床試験)ステロイド外用剤を3週間投与しても十分な効果が得られなかった尋常性乾癬の難治性皮疹を対象に31施設で実施したステロイド難治部位に対する臨床試験において、有効率は88.9%(48例/54例)であった。本試験における安全性解析対象80例中、局所性副作用は3例(3.8%)5件で認められ、その内訳はそう痒及び刺激感各2件、発赤1件であった。全身性副作用の発現は認められなかった。また、本剤との関連性が否定できない臨床検査値の異常変動は尿たん白陽性1例(1.3%)1件であった。17.1.3国内第III相試験(難治性乾癬皮疹に対するローション(20μg/g)比較試験)他の外用療法を4週間実施しても十分な効果が得られなかった尋常性乾癬の難治性皮疹あるいは、過去の治療歴、皮疹の程度等から尋常性乾癬の難治性皮疹と判断された皮疹を対象に、30施設で実施したボンアルファハイローション20μg/gとボンアルファハイ軟膏20μg/gとの比較試験において、全般改善度が「かなり軽快」以上を有効とした場合の有効率はそれぞれ71.9%(41例/57例)及び73.0%(46例/63例)であり、両剤の有効性は同程度であった。安全性については、ローション(20μg/g)は安全性解析対象68例中、局所性副作用は6例(8.8%)7件で認められ、その内訳は刺激感及びヒリヒリ感各2件、そう痒、発赤及び色素沈着各1件であった。一方、軟膏(20μg/g)は安全性解析対象70例中、局所性副作用は5例(7.1%)6件で認められ、その内訳はヒリヒリ感4件、そう痒及び発赤各1件であった。両剤とも局所性副作用を除く副作用及び副作用とされた臨床検査値の変動はなかった。17.1.4国内一般臨床試験治療歴、皮疹の程度等から尋常性乾癬の非難治性皮疹と判断された皮疹を対象に9施設で実施したボンアルファハイ軟膏20μg/g一般臨床試験において、有効率は91.2%(62例/68例)であった。本試験における安全性解析対象72例中、副作用は認められなかった。また、本剤との関連性が否定できない臨床検査値の異常変動は、無機リン低下1例(1.4%)1件であった。