1.
入院前の胸部レントゲン【日常診療アップグレード】第17回
2024/11/18 日常診療アップグレード
入院前の胸部レントゲン【日常診療アップグレード】第17回
https://www.carenet.com/series/upgrade/cg004493_017.html
一般名 | ニセリトロール錠 |
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YJコード | 2189005F1020 |
剤型・規格 | 錠剤・125mg1錠 |
薬価 | 5.90円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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1.
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EPA製剤など、重大な副作用に「心房細動、心房粗動」追加/厚労省
2024/11/15 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/carenet/59635
3.
LDL-CとTGが高値!適切な薬物療法は?【脂質異常症診療Q&A】第23回
2024/11/12 脂質異常症診療Q&A
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https://www.carenet.com/series/hlqa/cg004416_023.html
4.
成人ADHDに対するメチルフェニデート+SSRI併用療法
2024/11/06 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/carenet/59556
5.
実臨床のスタチン、ロスバスタチンvs.アトルバスタチン
2024/11/05 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/carenet/59550
1.高脂質血症の改善。2.次記疾患に伴う末梢循環障害の改善:ビュルガー病、閉塞性動脈硬化症、レイノー病及びレイノー症候群。
ニセリトロールとして、1日量750mgを毎食直後3回に分割経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。
(禁忌)1.重症低血圧又は動脈出血のある患者[末梢血管拡張作用により、低血圧症の悪化や出血を助長させる恐れがある]。2.本剤に対し過敏症の既往歴のある患者。(慎重投与)1.肝障害のある患者[肝障害が悪化する恐れがある]。2.透析療法を受けている患者[血小板減少、貧血が現れることがある]。3.消化性潰瘍のある患者[消化性潰瘍が悪化する恐れがある]。4.耐糖能異常のある患者[耐糖能が低下する恐れがある]。5.痛風のある患者[症状が悪化する恐れがある]。(重要な基本的注意)本剤の使用にあたっては、高脂質血症であること、あるいはビュルガー病、閉塞性動脈硬化症、レイノー病及びレイノー症候群に伴う末梢循環障害であることを確認する。(相互作用)併用注意:HMG-CoA還元酵素阻害剤(シンバスタチン、プラバスタチンナトリウム等)[類薬<ニコチン酸>で併用により横紋筋融解症が現れやすいとの報告がある。但し、本剤では相互作用に関する報告症例はない(機序不明)]。(高齢者への投与)一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。(適用上の注意)1.服用時:空腹時に服用すると潮紅、熱感等の発現が多くなるので、食後すぐに服用することが望ましい。2.薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
総症例6,367例中、副作用が報告されたのは521例(8.18%)であった。主な症状は潮紅273件(4.29%)、発疹105件(1.65%)、そう痒感61件(0.96%)、熱感36件(0.57%)、食欲不振20件(0.31%)であった[承認時及び副作用頻度調査]。なお、本項には頻度が算出できない副作用報告を含む。1.重大な副作用血小板減少:透析療法を受けている患者において血小板減少が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。2.その他の副作用1).過敏症:(0.1~5%未満)発疹、蕁麻疹[症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う]。2).精神神経系:(0.1~5%未満)眩暈、(0.1%未満)頭痛、手足のしびれ。3).消化器:(0.1~5%未満)食欲不振、嘔気、嘔吐、下痢、(0.1%未満)胸やけ、腹痛、心窩部痛、便秘、口渇、胃部不快感、胸部不快感、(頻度不明)口内炎。4).血液:(頻度不明)貧血[症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う]。5).肝臓:(0.1~5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、肝機能障害、(0.1%未満)Al-P上昇。6).腎臓:(頻度不明)BUN上昇、クレアチニン上昇。7).代謝:(0.1~5%未満)血糖値上昇、(頻度不明)高尿酸血症、*CK上昇(*CPK上昇)[*:症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う]。8).その他:(0.1~5%未満)潮紅、顔面潮紅、熱感、そう痒感、(0.1%未満)ピリピリ感[これらの症状は減量又は投与継続により消失することが多いが、症状がひどくなった場合には投与を中止する]、動悸、脱力感、浮腫。
1.血清脂質低下作用ラットを用いたinvivo実験で、ニセリトロールは、外因性脂質の吸収抑制、コレステロールの排泄・異化排泄促進、LPLの活性化促進、脂肪組織からの脂肪酸動員抑制作用により、血清コレステロール、血清トリグリセリド等の脂質を低下させた。2.血清リポ蛋白代謝改善作用ラットを用いた高脂肪食負荷実験で、ニセリトロールは、血清中のVLDL及びLDL分画中のコレステロール及びトリグリセリドの増加を著しく抑制し、HDL分画中のコレステロールを増加させた。3.血小板凝集能抑制作用ラット、ウサギ及びヒトの多血小板血漿を用いた実験で、ニセリトロールは、コラーゲン凝集、アラキドン酸凝集の抑制を示した。4.血流増加作用ニセリトロールはイヌの大腿動脈及び総頸動脈血流量を明らかに増加させた。
1.血清リポ蛋白異常に対する二重盲検試験ニセリトロール750mg/日12週間投与における効果を検討した結果(対象例数:179例、除外例11例、ニセリトロール群82例、プラセボ群86例)、血清脂質異常例における12週の低下率は、総コレステロール10.6%、トリグリセリド22.5%、遊離脂肪酸27.8%、VLDL‐コレステロール11%、LDL‐コレステロール9%であった。HDL‐コレステロールは、21.7%の上昇を示し、遊離脂肪酸、VLDL以外の検査項目において、プラセボ群に比し有意の差があった。また、総コレステロールとHDL‐コレステロールの比並びにLDL‐コレステロールとHDL‐コレステロールの比について、両方ともプラセボ群に比し有意な改善を示した。2.長期投与における血清脂質低下効果ニセリトロール750mg/日を1年以上投与した13例において、途中中断1例を除いた総コレステロールの変動は、投与開始時の平均278.1mg/dLに比し、12カ月後240.2mg/dL(11.9%)、24カ月後221.5mg/dL(15.8%)と安定した有意な減少を示した。副作用としてflush、胃腸症状を3例に認めたが、いずれも軽度で投与継続中に消失した。また肝機能異常(AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇)が3例に認められたが、2例は継続投与で開始前の値に復し、残り1例は中止後正常に復しその後異常を認めなかった。3.末梢循環障害に対する効果末梢動脈閉塞患者20例(閉塞性動脈硬化症12例、ビュルガー病7例、レイノー病1例)に、ニセリトロール750mg/日を6週間投与した結果、間歇性跛行を有していた11例において228mから273mと平均歩行距離の延長が認められ、潰瘍の改善度を評価した5例において9.2√mm2から7.1√mm2へと各々有意な改善が認められた。また、安静時疼痛、冷感、知覚異常等の自覚症状に対しても81.3%と高い改善率を示した。