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https://www.carenet.com/series/shochi/cg004066_020.html
一般名 | リドカイン・プロピトカイン配合剤クリーム |
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YJコード | 1219800N1023 |
剤型・規格 | 皮膚塗布剤・1g |
薬価 | 185.20円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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中心静脈カテーテルのガイドワイヤーを2年間放置されていた男性【Dr. 倉原の“おどろき”医学論文】第268回
2024/11/01 Dr.倉原の“おどろき”医学論文
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https://www.carenet.com/hihyowed/235.html
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1).皮膚レーザー照射療法時の疼痛緩和。2).注射針穿刺時の疼痛・静脈留置針穿刺時の疼痛緩和。
〈成人〉通常、成人には、レーザー照射予定部位又は注射針・静脈留置針穿刺予定部位に10c㎡あたり本剤1gを、密封法(ODT)により60分間塗布する。なお、1回あたりの塗布量は10gまでとし、塗布時間は120分を超えないこと。〈小児〉通常、小児等には、レーザー照射予定部位又は注射針・静脈留置針穿刺予定部位に10c㎡あたり本剤1gを、密封法(ODT)により60分間塗布する。なお、1回あたりの塗布量及び塗布時間は次を超えないこと。1).0~2ヶ月:最大塗布量1g、最大塗布時間60分。2).3~11ヶ月(体重5kg以下):最大塗布量1g、最大塗布時間60分。3).3~11ヶ月(体重5kg超):最大塗布量2g、最大塗布時間60分。4).1~14歳(体重5kg以下):最大塗布量1g、最大塗布時間60分。5).1~14歳(体重5kg超10kg以下):最大塗布量2g、最大塗布時間120分。6).1~14歳(体重10kg超):最大塗布量10g、最大塗布時間120分。(用法及び用量に関連する注意)7.1.本剤を60分間(最大120分間、ただし、0~11ヶ月、又は1~14歳で体重5kg以下の場合は最大60分間)ODTにより塗布後、本剤を除去し、直ちにレーザー照射又は注射針・静脈留置針穿刺を行う。7.2.小児等における本剤の塗布量は、体重、患部の大きさを考慮し、必要最小限にとどめること(また、塗布時間を遵守すること)〔9.7.1、9.7.2、17.1.2参照〕。
(禁忌)2.1.メトヘモグロビン血症のある患者[プロピトカインの代謝物であるo-トルイジンがメトヘモグロビンを産生し、症状が悪化するおそれがある]。2.2.本剤の成分又はアミド型局所麻酔剤に対して過敏症の既往歴のある患者。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.グルコース-6-リン酸脱水素酵素<G-6-PD>欠乏患者:メトヘモグロビン血症が発現しやすい〔9.7.2、11.1.3、13.過量投与の項参照〕。9.1.2.心刺激伝導障害のある患者:症状を悪化させることがある。(腎機能障害患者)9.2.1.重篤な腎障害のある患者:中毒症状が発現しやすくなる。(肝機能障害患者)9.3.1.重篤な肝障害のある患者:中毒症状が発現しやすくなる。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(リドカインはヒト母乳中へ移行することが報告されている)。(小児等)9.7.1.低出生体重児を対象とした臨床試験は実施していない〔7.2参照〕。9.7.2.海外において、特に低出生体重児、新生児又は乳児<1歳未満>では重篤なメトヘモグロビン血症が多く報告されている〔7.2、9.1.1、11.1.3、13.過量投与の項参照〕。(相互作用)リドカインは、主として肝代謝酵素CYP1A2及びCYP3A4で代謝される。10.2.併用注意:1).クラス3抗不整脈剤(アミオダロン等)[心機能抑制作用が増強するおそれがあるので、心電図検査等によるモニタリングを行うこと(作用が増強することが考えられる)]。2).サルファ剤(スルファメトキサゾール)、エステル型局所麻酔薬(プロカイン、アミノ安息香酸エチル)、硝酸薬(ニトログリセリン、亜硝酸アミル)[メトヘモグロビン血症を起こすことがあるので、チアノーゼ等の症状が認められた場合には、本剤の投与を直ちに中止し、適切な処置を行うこと(いずれも単独投与によりメトヘモグロビン血症が報告されている)]。3).アミド型局所麻酔剤(メピバカイン、ブピバカイン)、クラス1抗不整脈薬(リドカイン、キニジン)[中毒症状が相加的に起こるおそれがある(併用により中毒症状が相加的に起こることが考えられる)]。(過量投与)過量投与時、局所麻酔剤の血中濃度の上昇に伴い、神経系興奮症状が発現し、重症例では中枢神経抑制及び循環抑制を呈する。また、高用量のプロピトカインは、メトヘモグロビン血症を引き起こすことがあり、本剤の大量投与によりメトヘモグロビン血症が報告されている〔9.1.1、9.7.2、11.1.3参照〕。13.1.症状13.1.1.〈中枢神経系・心血管系〉中枢神経系症状:過量投与時、初期症状として不安、興奮、多弁、口周囲知覚麻痺、舌のしびれ、ふらつき、聴覚過敏、耳鳴、視覚障害、振戦等があらわれる(症状が進行すると意識消失、全身痙攣があらわれ、これらの症状に伴い低酸素血症、高炭酸ガス血症が生じるおそれがあり、より重篤な場合には呼吸停止を来すこともある)。13.1.2.〈中枢神経系・心血管系〉心血管系症状:過量投与時、血圧低下、徐脈、心筋収縮力低下、心拍出量低下、刺激伝導系抑制、心室性頻脈及び心室細動等の心室性不整脈、循環虚脱、心停止等があらわれる。13.1.3.〈メトヘモグロビン血症〉過量投与時、メトヘモグロビン血症では酸素運搬能力が減少し、めまい、悪心、頭痛、呼吸困難、錯乱、痙攣及び昏睡を起こす。13.2.処置13.2.1.〈中枢神経系・心血管系〉過量投与時、振戦や痙攣が著明であれば、ジアゼパム又は超短時間作用型バルビツール酸製剤(チオペンタールナトリウム等)を投与する。13.2.2.〈メトヘモグロビン血症〉過量投与時、メトヘモグロビン血症の症状は通常、薬剤の中止により消失するが、重症の場合はメチレンブルーの投与等、適切な処置を行うこと。(適用上の注意)14.1.薬剤使用時の注意14.1.1.損傷皮膚には使用しないこと。14.1.2.性器皮膚及び粘膜に使用しないこと(国内における使用経験がない)。14.1.3.眼に入らないように注意すること。ウサギ眼粘膜刺激試験において、結膜充血、眼瞼腫脹、角膜損傷等の重度かつ持続性のある刺激反応が認められている。14.1.4.中耳に入らないように注意すること。ラット及びモルモットの中耳及び内耳に投与した場合、形態的変化及び機能的変化を示すことが報告されている。14.1.5.注射針・静脈留置針穿刺時の疼痛緩和に使用する場合、本剤を皮膚から除去した後、穿刺部位を消毒すること。(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報15.1.1.ポルフィリン症の患者に投与した場合、急性腹症、四肢麻痺、意識障害等の急性症状を誘発するおそれがある。15.1.2.国内ではシミ、シワ、ニキビ跡、脱毛等(半導体レーザーや炭酸ガスレーザー等を用いた皮膚レーザー照射療法)に対する本剤の有効性及び安全性は検討されていない〔17.1.1参照〕。15.2.非臨床試験に基づく情報動物実験(マウス・ラット)において、プロピトカインの代謝産物であるo-トルイジンの長期大量投与により肝腫瘍、尿路上皮腫瘍等の腫瘍が発生したとの報告があり、IARC(国際がん研究機関)においてグループ1(ヒトに対して発がん性がある物質)と評価されている。(保管上の注意)凍結を避け、室温で保存する。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、全身潮紅、呼吸困難、血管浮腫(顔面浮腫、喉頭浮腫等)、血圧低下、顔面蒼白、脈拍異常、意識障害等の症状が認められた場合には本剤の投与を直ちに中止し、適切な処置を行うこと。11.1.2.意識障害、振戦、痙攣(いずれも頻度不明):意識障害、振戦、痙攣等の中毒症状があらわれることがある。11.1.3.メトヘモグロビン血症(頻度不明):チアノーゼ等の症状が認められた場合には本剤の投与を直ちに中止し、メチレンブルーを投与する等、適切な処置を行うこと〔9.1.1、9.7.2、13.過量投与の項参照〕。11.2.その他の副作用1).精神神経系:(0.1~10%未満*)錯感覚、(頻度不明)浮動性めまい、感覚鈍麻、頭痛。2).消化器系:(頻度不明)悪心、嘔吐。3).皮膚:(10%以上*)紅斑、蒼白、(0.1~10%未満*)潮紅、皮膚硬結、皮膚そう痒症、(頻度不明)皮膚小水疱、発疹、蕁麻疹、接触皮膚炎、湿疹、皮膚灼熱感、皮膚炎、皮膚色素過剰、皮膚びらん、皮膚色素沈着。4).その他:(0.1~10%未満*)ALT増加(GPT増加)、(頻度不明)血腫、疼痛、変色、浮腫、倦怠感。*)副作用の頻度は、クリーム、パッチでの国内臨床試験の結果を合わせて算出した。
18.1作用機序リドカイン及びプロピトカインは、細胞膜上のナトリウムチャネルを可逆的に阻害し、神経細胞の脱分極時に起こる一過性のナトリウムイオン膜透過性亢進を抑制させ、神経インパルスの発生及び伝導を抑制することにより麻酔作用を発現する。18.2局所麻酔効果0.55~10%リドカイン/プロピトカイン配合剤、10%リドカイン単剤、10%プロピトカイン単剤を用いたモルモット背部皮膚ピンプリック法による局所麻酔作用の評価では、1.5%、2.5%、5%及び10%リドカイン/プロピトカイン配合剤は、10%リドカイン単剤及び10%プロピトカイン単剤より有意に高い局所麻酔効果を示した。なお、ここでいう1.5%、2.5%、5%及び10%リドカイン/プロピトカイン配合剤とは、リドカイン/プロピトカインをそれぞれ、0.74%/0.76%、1.24%/1.26%、2.5%/2.5%及び5%/5%を含む配合剤を示し、配合剤の濃度はリドカインとプロピトカインの総量である。
17.1有効性及び安全性に関する試験〈皮膚レーザー照射療法時の疼痛緩和〉17.1.1国内第III相試験(成人)皮膚レーザー照射療法を受ける太田母斑、扁平母斑、単純性血管腫及び毛細血管拡張症患者58例を対象として、本剤又はプラセボをレーザー照射予定部位10cm2あたり1g(最大10g/100cm2)60分間密封塗布した無作為化二重盲検並行群間比較試験において、痛みの程度を示すVAS(VisualAnalogueScale)値注1)は、プラセボと比較して有意に低かった。--------------------------表開始--------------------------症例数VAS値注1)P値エムラクリーム2818.1±20.09P<0.001プラセボ3049.6±26.09注1)VAS値:疼痛の程度を0~100mm(0:痛くない、100:これ以上ない痛み)のスケールで評価。平均値±標準偏差--------------------------表終了--------------------------副作用の発現はなかった。[15.1.2参照]17.1.2国内第III相試験(小児)皮膚レーザー照射療法を受ける単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症、太田母斑、扁平母斑、異所性蒙古斑小児患者30例(0~14歳、うち0歳児6例は安全性のみ評価)を対象として、本剤をレーザー照射予定部位10cm2あたり1g(小児における用法及び用量どおり)60分間密封塗布した一般臨床試験において、痛みの程度を示す4段階VRS(VerbalRatingScale)有効率注2)は70.8%であった。副作用の発現はなかった。[7.2参照]〈注射針・静脈留置針穿刺時の疼痛緩和〉17.1.3国内第III相試験(成人)静脈穿刺予定の患者86例を対象として、静脈穿刺予定部位20cm2に本剤又はプラセボ2gを60分間密封塗布したプラセボ対照二重盲検比較試験において、VAS値注1)、4段階VRS有効率注2)ともプラセボと比較して有意に高い局所麻酔効果を示した。VAS値--------------------------表開始--------------------------症例数VAS値注1)P値エムラクリーム4218.8±17.86P<0.001プラセボ4439.6±22.94注1)VAS値:疼痛の程度を0~100mm(0:痛くない、100:これ以上ない痛み)のスケールで評価。平均値±標準偏差--------------------------表終了--------------------------4段階VRS有効率--------------------------表開始--------------------------症例数4段階VRS有効率注2)P値エムラクリーム4295.2%P<0.001プラセボ4461.4%注2)4段階VRS有効率:疼痛の程度を1:痛くない、2:すこし痛い、3:痛い、4:すごく痛いの4段階で評価。うち1及び2を有効症例とする。--------------------------表終了--------------------------また、硬膜外ブロック前及び動脈穿刺前の局所浸潤麻酔注射予定、トリガーポイント注射予定の成人患者それぞれ23例、21例、23例を対象として、穿刺予定部位20cm2に本剤2gを60分間密封塗布した各一般臨床試験において、4段階VRS有効率注2)は95.2~100.0%であった。--------------------------表開始--------------------------穿刺の種類症例数4段階VRS有効率注2)局所浸潤麻酔注射(硬膜外ブロック前)2395.7%局所浸潤麻酔注射(動脈穿刺前)2195.2%トリガーポイント注射23100.0%注2)4段階VRS有効率:疼痛の程度を1:痛くない、2:すこし痛い、3:痛い、4:すごく痛いの4段階で評価。うち1及び2を有効症例とする。--------------------------表終了--------------------------注1)VAS値:疼痛の程度を0~100mm(0:痛くない、100:これ以上ない痛み)のスケールで評価。平均値±標準偏差注2)4段階VRS有効率:疼痛の程度を1:痛くない、2:すこし痛い、3:痛い、4:すごく痛いの4段階で評価。うち1及び2を有効症例とする。本剤群の副作用発現頻度は、17.4%(19/109例)であった。その内訳は、適用部位蒼白11.9%(13/109例)、適用部位紅斑5.5%(6/109例)、適用部位硬結0.9%(1/109例)、そう痒症0.9%(1/109例)であった。17.2製造販売後調査等17.2.1特定使用成績調査(小児)有効性解析対象症例316例のうち、4段階VRS有効率注3)は87.3%(276/316例)であり、使用目的別の有効率は、「皮膚レーザー照射療法時の疼痛緩和」の症例で90.7%(175/193例)、「注射針・静脈留置針穿刺時の疼痛緩和」の症例で82.1%(101/123例)であった。安全性解析対象症例376例における副作用発現頻度は0.5%(2/376例)で、その内訳は、接触皮膚炎0.27%(1/376例)、適用部位疼痛0.27%(1/376例)であった。注3)4段階VRS有効率:処置中の疼痛の程度を4段階(痛くない又は処置等の感覚はあるが痛くはない、少し痛い、痛い、すごく痛い)で評価。うち痛くない又は処置等の感覚はあるが痛くはない、少し痛いを有効症例とする。