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「かゆみのない」世界の実現には?初期治療とアレルギー結膜炎新薬の役割
2024/08/05
「かゆみのない」世界の実現には?初期治療とアレルギー結膜炎新薬の役割
https://www.carenet.com/useful/allergy/cg004849_index.html
一般名 | オフロキサシン液(1) |
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YJコード | 1319722Q1163 |
剤型・規格 | 目・耳鼻用剤・0.3%1mL |
薬価 | 107.40円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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2024/08/05
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眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、眼科周術期の無菌化療法。
通常、1回1滴、1日3回点眼する。なお、症状により適宜増減する。
(禁忌)2.1.本剤の成分及びキノロン系抗菌剤に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。8.2.長期間使用しないこと。(特定の背景を有する患者に関する注意)(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意患者に対し次の点に注意するよう指導すること。・薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。・他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。・遮光して保存すること。(取扱い上の注意)外箱開封後は、遮光して保存すること。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):紅斑、発疹、呼吸困難、血圧低下、眼瞼浮腫等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。11.2.その他の副作用1).眼:(1%未満)眼刺激、眼痛、(頻度不明)びまん性表層角膜炎等の角膜障害、眼瞼炎、結膜炎、眼そう痒感。2).皮膚:(頻度不明)皮膚そう痒、発疹、蕁麻疹。
18.1作用機序主な作用機序はDNAジャイレース(トポイソメラーゼII)活性及びトポイソメラーゼIV活性の阻害による細菌のDNA合成阻害である。抗菌作用は殺菌的でMIC濃度で溶菌が認められた。18.2抗菌作用オフロキサシンの抗菌スペクトラムは広範囲に及び、本剤はブドウ球菌属、肺炎球菌を含むレンサ球菌属、ミクロコッカス属、コリネバクテリウム属等のグラム陽性菌及び緑膿菌を含むシュードモナス属、インフルエンザ菌、ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)、モラクセラ属、セラチア属、クレブシエラ属、プロテウス属、アシネトバクター属等のグラム陰性菌並びに嫌気性菌であるアクネ菌等の眼感染症の起炎菌に対し、強い抗菌力を示す(invitro)。
17.1有効性及び安全性に関する試験〈眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)〉17.1.1国内第II相試験外眼部細菌感染症患者286例を対象に、本剤0.3%、0.5%(1回2滴、1日4回)注1)又は0.3%ミクロノマイシン硫酸塩点眼液(1回2滴、1日4回)を原則3日以上(症状消失後2日まで。ただし、原則として2週間を超えない)点眼した結果、累積有効率(有効以上※)は本剤0.3%群98.5%(66/67例)、本剤0.5%群97.5%(79/81例)、0.3%ミクロノマイシン硫酸塩点眼液群89.6%(69/77例)であり、本剤0.3%群は0.3%ミクロノマイシン硫酸塩点眼液群と比較し、有意に優れた臨床効果が認められた。また、本剤0.3%群の疾患別及び有効菌種別臨床効果は表1及び表2のとおりであった。本剤0.3%群において副作用は94例中2例(2.1%)に認められ、主な副作用はしみるであった。※眼感染症研究会制定基準(1982年)に従い評価。注1)本剤が承認されている濃度は0.3%、用法・用量は通常1回1滴、1日3回点眼、症状により適宜増減である。表1.疾患別臨床効果--------------------------表開始--------------------------疾患名有効率※(%)〔有効以上〕眼瞼炎100.0(3/3)涙嚢炎100.0(3/3)麦粒腫100.0(4/4)結膜炎98.2(55/56)瞼板腺炎100.0(2/2)角膜炎100.0(3/3)※複数の疾患を合併している場合は各々の疾患に1例として算入--------------------------表終了--------------------------表2.有効菌種別臨床効果--------------------------表開始--------------------------菌種有効率※(%)〔有効以上〕ブドウ球菌属100.0(41/41)レンサ球菌属100.0(5/5)肺炎球菌100.0(4/4)ミクロコッカス属100.0(1/1)モラクセラ属100.0(1/1)コリネバクテリウム属100.0(11/11)クレブシエラ属0.0(0/1)セラチア属100.0(2/2)プロテウス属100.0(1/1)ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)100.0(4/4)シュードモナス属100.0(9/9)緑膿菌100.0(2/2)バークホルデリア・セパシア100.0(6/6)アシネトバクター属100.0(2/2)※複数の菌種が検出された場合は各々の菌種に1例として算入--------------------------表終了--------------------------17.1.2国内第III相試験外眼部細菌感染症患者373例を対象に、本剤(1回2滴、1日4回)注2)又は0.3%ジベカシン点眼液(1回2滴、1日4回)を原則3日以上(症状消失後2日まで。ただし、原則として2週間を超えない)点眼した結果、本剤群の累積有効率(有効以上※)は99.3%(137/138例)であり、0.3%ジベカシン点眼液群の94.3%(115/122例)と比較し、臨床効果が優れている傾向が認められた。また、本剤群の疾患別及び有効菌種別臨床効果は表3及び表4のとおりであった。本剤群において副作用は178例中2例(1.1%)に認められ、いずれもしみるであった。※眼感染症研究会制定の評価判定基準(1985年)に準拠し評価。注2)本剤が承認されている用法・用量は、通常1回1滴、1日3回点眼、症状により適宜増減である。表3.疾患別臨床効果--------------------------表開始--------------------------疾患名有効率※(%)〔有効以上〕眼瞼炎100.0(9/9)涙嚢炎100.0(13/13)麦粒腫100.0(12/12)結膜炎99.0(101/102)瞼板腺炎100.0(5/5)角膜炎100.0(4/4)※複数の疾患を合併している場合は各々の疾患に1例として算入--------------------------表終了--------------------------表4.有効菌種別臨床効果--------------------------表開始--------------------------菌種有効率※(%)〔有効以上〕ブドウ球菌属98.7(78/79)レンサ球菌属100.0(18/18)肺炎球菌100.0(11/11)ミクロコッカス属100.0(3/3)モラクセラ属100.0(8/8)コリネバクテリウム属100.0(29/29)セラチア属100.0(6/6)プロテウス属100.0(2/2)インフルエンザ菌100.0(8/8)ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)100.0(5/5)シュードモナス属100.0(16/16)アシネトバクター属100.0(8/8)アクネ菌100.0(2/2)※複数の菌種が検出された場合は各々の菌種に1例として算入--------------------------表終了--------------------------17.1.3国内第III相試験外眼部細菌感染症患者448例を対象に、本剤(1回1滴、1日3回)又は0.3%ミクロノマイシン硫酸塩点眼液(1回2滴、1日4回)を原則3日以上(症状消失後2日まで。ただし、原則として2週間を超えない)点眼した結果、本剤群の累積有効率(有効以上※)は93.0%(173/186例)であり、0.3%ミクロノマイシン硫酸塩点眼液群の85.2%(155/182例)と比較し、有意に優れた臨床効果が認められた。また、本剤群の疾患別及び有効菌種別臨床効果は表5及び表6のとおりであった。本剤群186例に副作用は認められなかった。※眼感染症研究会制定の評価判定基準(1985年)に準拠し評価。表5.疾患別臨床効果--------------------------表開始--------------------------疾患名有効率※(%)〔有効以上〕眼瞼炎100.0(9/9)涙嚢炎82.9(29/35)麦粒腫90.0(9/10)結膜炎95.0(113/119)瞼板腺炎100.0(7/7)角膜炎(角膜潰瘍を含む)93.1(27/29)※複数の疾患を合併している場合は各々の疾患に1例として算入--------------------------表終了--------------------------表6.有効菌種別臨床効果--------------------------表開始--------------------------菌種有効率※(%)〔有効以上〕ブドウ球菌属92.6(112/121)レンサ球菌属100.0(15/15)肺炎球菌83.3(15/18)ミクロコッカス属90.0(9/10)モラクセラ属100.0(5/5)コリネバクテリウム属85.0(17/20)クレブシエラ属100.0(3/3)セラチア属100.0(1/1)プロテウス属100.0(1/1)インフルエンザ菌100.0(8/8)ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)85.7(6/7)シュードモナス属84.6(11/13)緑膿菌100.0(3/3)バークホルデリア・セパシア100.0(2/2)アシネトバクター属100.0(6/6)アクネ菌100.0(3/3)※複数の菌種が検出された場合は各々の菌種に1例として算入--------------------------表終了--------------------------〈眼科周術期の無菌化療法〉17.1.4国内一般臨床試験眼手術患者367例を対象に、本剤を1日5回注3)、手術前2日間点眼した結果、全例とも術後感染はみられなかった。副作用は認められなかった。注3)本剤が承認されている用法・用量は、1回1滴、1日3回点眼、症状により適宜増減である。