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2024/08/05
「かゆみのない」世界の実現には?初期治療とアレルギー結膜炎新薬の役割
https://www.carenet.com/useful/allergy/cg004849_index.html
一般名 | プラノプロフェン液 |
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YJコード | 1319724Q1120 |
剤型・規格 | 目・耳鼻用剤・0.1%1mL |
薬価 | 30.40円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、上強膜炎、前眼部ブドウ膜炎、術後炎症の対症療法)。
通常、1回1~2滴を1日4回点眼する。なお、症状により適宜回数を増減する。
(禁忌)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)本剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.眼の感染による炎症のある患者:感染症を不顕性化するおそれがある。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ラット:経口投与)で分娩遅延が認められている)。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。(小児等)低出生体重児、新生児又は乳児を対象とした臨床試験は実施していない。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意患者に対し次の点に注意するよう指導すること。・薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。・患眼を開瞼して結膜嚢内に点眼し、1~5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫させた後、開瞼すること。・他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。・必ず添付の投薬袋に入れて保存すること。(取扱い上の注意)外箱開封後は、遮光して保存すること。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.2.その他の副作用1).過敏症:(頻度不明)発疹、蕁麻疹、接触皮膚炎。2).眼:(1~5%未満)眼刺激感、(0.1~1%未満)結膜充血、眼そう痒感、眼瞼炎、(頻度不明)びまん性表層角膜炎、眼瞼発赤・眼瞼腫脹、眼異物感、眼脂、結膜浮腫、流涙。3).呼吸器:(頻度不明)気道狭窄。
18.1作用機序プロスタグランジン生成抑制作用及びライソソーム膜安定化作用により炎症を抑制するものと考えられている。・ラット、ウサギ及びモルモットによるinvitro又はinvivoの試験において、プロスタグランジン様物質またはプロスタグランジン代謝産物の生成抑制が確認され、プロスタグランジン生成抑制に作用すると推定された。・ラット、ウサギによるinvitro又はinvivoの試験において、ライソソーム酵素の遊離抑制が確認され、ライソソーム膜安定化に作用すると推定された。18.2抗炎症作用18.2.1ウサギ実験的ブドウ膜炎に対する抗炎症作用0.1%プラノプロフェン点眼液は、ウサギのウシ血清アルブミン注入による実験的ブドウ膜炎に対する抗炎症作用が認められた。18.2.2ラット実験的結膜炎に対する抗炎症作用0.1%プラノプロフェン点眼液は、ラットにおけるカラゲニン、アラキドン酸等による実験的急性結膜浮腫や、ナイスタチン、マスタードによる実験的持続性結膜浮腫に対する抗炎症作用が認められた。また、ラットにおける卵アルブミン由来レアギン様抗血清による実験的アレルギー性結膜炎に対する抗炎症作用も認められた。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第III相比較試験‐1(結膜炎に対する0.05%デキサメタゾン点眼液との比較)亜急性又は慢性結膜炎と診断された患者を対象に、本剤又は0.05%デキサメタゾン点眼液を1回2滴、1日4回、2週間点眼した無作為化二重遮蔽並行群間比較試験で、有効性及び安全性を比較した。その結果、臨床効果の有効率注1)は本剤群で87.6%(78/89例)、0.05%デキサメタゾン点眼液群92.2%(83/90例)であった。両群間に統計学的に有意な差はみられなかった(P=0.0727、U検定)。本剤の副作用は96例中6例(6.3%)に認められ、主な副作用は結膜充血3例(3.1%)、刺激感2例(2.1%)、眼瞼炎、そう痒感、眼痛、眼瞼縁炎、結膜濾胞増殖各1例(1.0%)であった。17.1.2国内第III相比較試験‐2(前眼部ブドウ膜炎に対するプラセボとの比較)術後炎症又はその他の原因による前眼部ブドウ膜炎患者を対象に、本剤又はプラセボを1回1~2滴、1日4回、2週間点眼した無作為化二重遮蔽並行群間比較試験で、有効性及び安全性を比較した。その結果、臨床効果の有効率注2)は本剤群で58.2%(32/55例)、プラセボ群で40.7%(24/59例)であり、本剤群のプラセボ群に対する優越性が示された(P=0.0068、U検定)。疾患別の本剤の有効率は、前眼部ブドウ膜炎56.0%(14/25例)、術後炎症60%(18/30例)であった。本剤の副作用は認められなかった。17.1.3国内第III相一般臨床試験外眼部又は前眼部の炎症性疾患患者を対象に、本剤を1回1~2滴、1日4回、1~4週間(ヘルペスウイルスに起因する炎症では治癒まで)点眼した非対照非遮蔽試験で、有効性及び安全性を評価した。その結果、疾患別の臨床効果の有効率注1)、注2)は表のとおりであった。表疾患別臨床効果--------------------------表開始--------------------------疾患名臨床効果の有効率眼瞼炎75.9(22/29)注1)77.8(7/9)注2)結膜炎73.5(25/34)注1)57.1(4/7)注2)角膜炎60.7(51/84)注1)強膜炎55.0(11/20)注1)上強膜炎100(14/14)注1)前眼部ブドウ膜炎68.4(67/98)注1)66.7(6/9)注2)術後炎症66.7(6/9)注1)62.9(22/35)注2)有効率%(例数)注1)症状の推移に基づく評価(著効/有効/無効/悪化)から算出した、著効又は有効と判定された被験者の割合注2)症状の推移に基づく評価[著効/有効/やや有効/無効(悪化を含む)]から算出した、著効又は有効と判定された被験者の割合--------------------------表終了--------------------------副作用は349例中8例(2.3%)に認められ、刺激感3例(0.9%)、そう痒感2例(0.6%)、結膜充血、眼瞼皮膚炎、潰瘍形成、眼瞼結膜炎各1例(0.3%)であった。注1)症状の推移に基づく評価(著効/有効/無効/悪化)から算出した、著効又は有効と判定された被験者の割合注2)症状の推移に基づく評価[著効/有効/やや有効/無効(悪化を含む)]から算出した、著効又は有効と判定された被験者の割合