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「かゆみのない」世界の実現には?初期治療とアレルギー結膜炎新薬の役割
2024/08/05
「かゆみのない」世界の実現には?初期治療とアレルギー結膜炎新薬の役割
https://www.carenet.com/useful/allergy/cg004849_index.html
一般名 | ペミロラストカリウム液 |
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YJコード | 1319735Q1080 |
剤型・規格 | 目・耳鼻用剤・5mg5mL1瓶 |
薬価 | 269.70円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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2024/08/05
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https://www.carenet.com/series/geriatrics/cg004657_002.html
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https://www.carenet.com/news/general/hdn/58509
アレルギー性結膜炎、春季カタル。
通常、1回1滴、1日2回(朝、夕)点眼する。
(特定の背景を有する患者に関する注意)(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。(小児等)低出生体重児、新生児、乳児を対象とした臨床試験は実施していない。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意患者に対し次の点に注意するよう指導すること。・薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。・点眼したときに液が眼瞼皮膚等についた場合には、すぐにふき取ること。・患眼を開瞼して結膜嚢内に点眼し、1~5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫させた後、開瞼すること。・他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.2.その他の副作用眼:(1%未満)眼瞼炎、眼刺激、結膜充血、眼脂、(頻度不明)眼そう痒感、結膜炎。
18.1作用機序ラット腹腔肥満細胞において膜のリン脂質代謝阻害によりケミカルメディエーターの遊離を抑制する(invitro)。また、ヒト肺、ヒト末梢白血球及びモルモット肺からの抗原あるいは抗IgE抗体刺激によるヒスタミン、SRS‐Aなどの遊離を抑制する(invitro)。18.2実験的アレルギー性結膜炎抑制作用ラットを用いたI型アレルギー反応による結膜の血管透過性亢進に対して静脈内投与及び点眼で強い抑制作用を示した。18.3作用持続性ウサギ受動感作アレルギー性結膜炎に対する抑制作用を経時的に検討した結果、2時間後で約60%の最高抑制率を示した後、40~50%程度の有意な抑制作用を12時間後まで維持した。18.4生物学的同等性試験18.4.1ラットの実験的結膜炎モデルに対する治療効果ラットのアレルギー性結膜炎モデルを用いて、その治療効果を抗原惹起による漏出色素濃度の抑制率を指標として比較した。右眼を対照眼として生理食塩液を、左眼には被験物質のペミロラストK点眼液0.1%「杏林」基剤、ペミロラストK点眼液0.1%「杏林」、アレギサール点眼液0.1%を10μLずつ、抗原惹起10分前に点眼し、右眼の色素濃度に対する左眼の色素濃度の抑制率についてTukeyの多重比較検定を行った。その結果、ペミロラストK点眼液0.1%「杏林」及びアレギサール点眼液0.1%の抑制率は対照群及び基剤群と比較して有意な抑制を示し、また、両製剤間に有意な差は認められなかったことより、生物学的な同等性が確認された。表18‐1抗原惹起による漏出色素濃度の抑制率--------------------------表開始--------------------------被験物質群色素濃度(μg/mL)抑制率注1)(%)右眼(対照眼)左眼対照30.97±2.1930.39±2.591.86±4.94ペミロラストK点眼液0.1%「杏林」基剤31.22±1.5329.70±2.545.00±4.69ペミロラストK点眼液0.1%「杏林」31.17±2.047.72±1.3975.27±3.86注2注3)アレギサール点眼液0.1%31.60±1.857.47±0.8976.35±2.73注2注3)(平均値±標準偏差、n=10)注1)抑制率(%)=(右眼の色素濃度-左眼の色素濃度)/右眼の色素濃度×100注2)P<0.01、対照群と比較してTukeyの多重比較検定で有意差あり注3)P<0.01、基剤群と比較してTukeyの多重比較検定で有意差あり--------------------------表終了--------------------------
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第III相試験(クロモグリク酸ナトリウム対照比較試験)アレルギー性結膜炎患者205例(解析対象194例)及び春季カタル患者59例(解析対象54例)を対象とした無作為化二重盲検比較試験において、ペミロラストカリウム点眼液0.1%又は2%クロモグリク酸ナトリウム点眼液を1回1~2滴、1日4回注)、原則としてアレルギー性結膜炎は2週間、春季カタルは4週間点眼した結果、全般改善度は表17‐1の通りであり、両疾患とも両群間に有意差は認められなかった。副作用はペミロラストカリウム点眼液群では123例中2例(2%)に認められ、結膜浮腫及び眼刺激が各1件であった。表17‐1全般改善度(良好以上)--------------------------表開始--------------------------ペミロラストカリウム点眼液0.1%2%クロモグリク酸ナトリウム点眼液アレルギー性結膜炎67%68%春季カタル60%61%--------------------------表終了--------------------------17.1.2国内第III相試験(至適点眼回数の検討)アレルギー性結膜炎患者81例(解析対象74例)及び春季カタル患者9例(解析対象8例)を対象に、ペミロラストカリウム点眼液0.1%を1回1滴、1日2回又は1日4回注)、原則としてアレルギー性結膜炎は2週間、春季カタルは4週間点眼した結果、全般改善度は表17‐2の通りであり、両疾患とも1日2回群と1日4回群の間に有意差は認められなかった。副作用は1日2回群では39例中2例(5%)に認められ、眼瞼発赤、違和感及び刺激感が各1件であり、1日4回群では43例中2例(5%)に認められ、眼瞼縁炎及び刺激感が各1件であった。表17‐2全般改善度(良好以上)--------------------------表開始--------------------------1日2回1日4回アレルギー性結膜炎68%71%春季カタル67%50%--------------------------表終了--------------------------17.1.3国内第III相試験(追加試験)アレルギー性結膜炎患者85例(解析対象69例)及び春季カタル患者35例(解析対象33例)を対象に、ペミロラストカリウム点眼液0.1%を1回1滴、1日2回、原則としてアレルギー性結膜炎は2週間、春季カタルは4週間点眼した結果、全般改善度は表17‐3の通りであった。副作用は120例中2例(2%)に認められ、眼脂の増加、眼瞼の粘着感、異物感及び充血が各1件であった。表17‐3全般改善度(良好以上)--------------------------表開始--------------------------アレルギー性結膜炎76%春季カタル67%--------------------------表終了--------------------------注)本剤が承認されている用法・用量は、通常、1回1滴、1日2回(朝、夕)点眼である。