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2024/08/05
「かゆみのない」世界の実現には?初期治療とアレルギー結膜炎新薬の役割
https://www.carenet.com/useful/allergy/cg004849_index.html
一般名 | レボフロキサシン0.5%1mL点眼液 |
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YJコード | 1319742Q1284 |
剤型・規格 | 目・耳鼻用剤・0.5%1mL |
薬価 | 26.30円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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2024/08/05
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眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、眼科周術期の無菌化療法。(効能又は効果に関連する注意)本剤におけるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対する有効性は証明されていないので、MRSAによる感染症が明らかであり、臨床症状の改善が認められない場合、速やかに抗MRSA作用の強い薬剤を投与すること。
通常、1回1滴、1日3回点眼する。なお、症状により適宜増減する。
(禁忌)2.1.本剤の成分、オフロキサシン及びキノロン系抗菌剤に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。(特定の背景を有する患者に関する注意)(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意患者に対し次の点に注意するよう指導すること。・薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。・他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。・遮光して保存すること。(取扱い上の注意)外箱開封後は、遮光して保存すること。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):紅斑、発疹、呼吸困難、血圧低下、眼瞼浮腫等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。11.2.その他の副作用1).眼:(1%未満)眼刺激、結膜炎、眼そう痒感、(頻度不明)びまん性表層角膜炎等の角膜障害、眼痛、眼瞼炎。2).皮膚:(頻度不明)蕁麻疹、発疹、皮膚そう痒。
18.1作用機序主な作用機序はDNAジャイレース(トポイソメラーゼII)活性及びトポイソメラーゼIV活性の阻害による細菌のDNA合成阻害である。DNAジャイレース(トポイソメラーゼII)活性とトポイソメラーゼIV活性のどちらを強く阻害するかは細菌によって異なる。18.2抗菌作用レボフロキサシン水和物の抗菌スペクトラムは広範囲に及び、0.5%レボフロキサシン点眼液はブドウ球菌属、肺炎球菌を含むレンサ球菌属、ミクロコッカス属、腸球菌属、コリネバクテリウム属等のグラム陽性菌及び緑膿菌を含むシュードモナス属、インフルエンザ菌、モラクセラ属、セラチア属、クレブシエラ属、プロテウス属、アシネトバクター属、エンテロバクター属等のグラム陰性菌並びに嫌気性菌であるアクネ菌等の眼感染症の起炎菌に対し、強い抗菌力を示す(invitro)。レボフロキサシン水和物は、ラセミ体であるオフロキサシンの一方の光学活性体(左旋体)であり、オフロキサシンの約2倍の抗菌活性を有する。18.3角膜感染予防作用緑膿菌性角膜潰瘍のウサギ感染症モデルを用い、菌接種30分後から0.5%レボフロキサシン点眼液を1回約50μL、2時間間隔で1日6回、3日間点眼した結果、角膜混濁は認められず、0.5%レボフロキサシン点眼液は有意な予防効果を示した。18.4生物学的同等性試験ウサギ緑膿菌角膜感染症モデルに対する効果レボフロキサシン点眼液0.5%「ニットー」とクラビット点眼液0.5%について、実験的ウサギ緑膿菌角膜感染症モデルに対する予防効果の比較を行った。その結果、両剤ともに対照(無投与)に対して有意に優れた予防効果を示し、両剤の予防効果に有意な差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された。実験的ウサギ緑膿菌角膜感染症モデルに対する効果Steel‐Dwass型多重比較検定、**p<0.01vs.対照(無投与)<<図省略>>
17.1有効性及び安全性に関する試験〈眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)〉17.1.1国内第II相試験外眼部細菌感染症患者252例(有効性解析対象181例)を対象に、0.3%注1)、0.5%レボフロキサシン点眼液又は0.3%オフロキサシン点眼液を1回1滴、1日3回、原則3日以上(症状消失後2日まで、通算14日間まで)点眼した結果、有効率※は0.3%レボフロキサシン点眼液群90.6%、(58/64例)、0.5%レボフロキサシン点眼液群92.2%(59/64例)、0.3%オフロキサシン点眼液群90.6%、(48/53例)であり、3群間に有意差は認められなかった。また、0.5%レボフロキサシン点眼液群の疾患別及び2例以上の株数の見られた菌種における有効菌種別臨床効果は表1及び表2のとおりであった。0.5%レボフロキサシン点眼液群に副作用は認められなかった。※日本眼感染症学会制定の評価判定基準(1985年改訂、1988、1993年一部追加)に準拠し評価。注1)本剤が承認されている濃度は0.5%である。表1疾患別臨床効果--------------------------表開始--------------------------疾患名有効率※(%)〔有効以上〕眼瞼炎100.0(3/3)涙嚢炎85.7(6/7)麦粒腫87.5(7/8)結膜炎90.2(37/41)瞼板腺炎100.0(4/4)角膜炎(角膜潰瘍を含む)100.0(3/3)※複数の疾患を合併している場合は各々の疾患に1例として算入--------------------------表終了--------------------------表2有効菌種別臨床効果--------------------------表開始--------------------------菌種有効率※(%)〔有効以上〕ブドウ球菌属93.3(28/30)肺炎球菌87.5(7/8)腸球菌属100.0(2/2)コリネバクテリウム属100.0(3/3)アクネ菌85.7(6/7)※複数の菌種が検出された場合は各々の菌種に1例として算入--------------------------表終了--------------------------17.1.2国内第III相試験外眼部細菌感染症患者366例(有効性解析対象287例)を対象に、0.5%レボフロキサシン点眼液又は0.3%オフロキサシン点眼液を1回1滴、1日3回、原則3日以上(症状消失後2日まで、通算14日間まで)点眼した結果、0.5%レボフロキサシン点眼液群の有効率※は97.2%(140/144例)であり、0.3%オフロキサシン点眼液群の88.1%、(126/143例)と比較し、有意に優れた臨床効果が認められた。また、0.5%レボフロキサシン点眼液群の疾患別及び有効菌種別臨床効果は表3及び表4のとおりであった。副作用は0.5%レボフロキサシン点眼液群176例中5例(2.8%)に認められ、主な副作用はしみる及びそう痒感1.1%(2/176例)であった。※日本眼感染症学会制定の評価判定基準(1985年改訂、1988、1993年一部追加)に準拠し評価。表3疾患別臨床効果--------------------------表開始--------------------------疾患名有効率※(%)〔有効以上〕眼瞼炎100.0(7/7)涙嚢炎100.0(12/12)麦粒腫95.8(23/24)結膜炎97.1(102/105)瞼板腺炎100.0(7/7)角膜炎(角膜潰瘍を含む)100.0(11/11)※複数の疾患を合併している場合は各々の疾患に1例として算入--------------------------表終了--------------------------表4有効菌種別臨床効果--------------------------表開始--------------------------菌種有効率※(%)〔有効以上〕ブドウ球菌属98.7(77/78)レンサ球菌属100.0(10/10)肺炎球菌100.0(9/9)腸球菌属100.0(3/3)ミクロコッカス属100.0(2/2)モラクセラ属87.5(7/8)コリネバクテリウム属85.7(12/14)クレブシエラ属100.0(5/5)エンテロバクター属100.0(4/4)セラチア属100.0(2/2)プロテウス属100.0(1/1)モルガネラ・モルガニー100.0(2/2)インフルエンザ菌100.0(7/7)シュードモナス属100.0(2/2)緑膿菌100.0(2/2)ステノトロホモナス(ザントモナス)・マルトフィリア100.0(1/1)アシネトバクター属100.0(7/7)アクネ菌92.9(13/14)※複数の菌種が検出された場合は各々の菌種に1例として算入--------------------------表終了--------------------------17.1.3国内一般臨床試験外眼部細菌感染症患者152例(有効性解析対象115例)を対象に、0.5%レボフロキサシン点眼液を1回1滴、1日3回、原則3日以上(症状消失後2日まで、通算14日間まで)点眼した結果、有効率※は84.3%(97/115例)であった。また、疾患別及び有効菌種別臨床効果は表5及び表6のとおりであった。副作用は145例中3例(2.1%)に認められ、主な副作用はしみる1.4%(2/145例)であった。※日本眼感染症学会制定の評価判定基準(1985年改訂、1988、1993年一部追加)に準拠し評価。表5疾患別臨床効果--------------------------表開始--------------------------疾患名有効率※(%)〔有効以上〕眼瞼炎80.0(4/5)涙嚢炎76.9(10/13)麦粒腫87.5(7/8)結膜炎83.8(57/68)瞼板腺炎90.0(9/10)角膜炎(角膜潰瘍を含む)90.5(19/21)※複数の疾患を合併している場合は各々の疾患に1例として算入--------------------------表終了--------------------------表6有効菌種別臨床効果--------------------------表開始--------------------------菌種有効率※(%)〔有効以上〕ブドウ球菌属83.1(49/59)レンサ球菌属88.9(8/9)肺炎球菌100.0(2/2)腸球菌属50.0(1/2)モラクセラ属100.0(4/4)コリネバクテリウム属83.3(10/12)プロテウス属50.0(1/2)インフルエンザ菌100.0(3/3)シュードモナス属66.7(2/3)緑膿菌100.0(2/2)ステノトロホモナス(ザントモナス)・マルトフィリア66.7(2/3)アシネトバクター属83.3(5/6)アクネ菌95.5(21/22)※複数の菌種が検出された場合は各々の菌種に1例として算入--------------------------表終了--------------------------〈眼科周術期の無菌化療法〉17.1.4国内一般臨床試験眼手術予定患者を対象に、0.5%レボフロキサシン点眼液を1回1滴、1日5回注2)、手術前2日間点眼した結果、無菌化率は70.0%(35/50例)であった。副作用は認められなかった。注2)本剤が承認されている用法及び用量は、1回1滴、1日3回点眼、症状により適宜増減である。