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2024/08/05
「かゆみのない」世界の実現には?初期治療とアレルギー結膜炎新薬の役割
https://www.carenet.com/useful/allergy/cg004849_index.html
一般名 | ブナゾシン塩酸塩液 |
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YJコード | 1319747Q1023 |
剤型・規格 | 目・耳鼻用剤・0.01%1mL |
薬価 | 192.80円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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次の疾患において、他の緑内障治療薬で効果不十分な場合:緑内障、高眼圧症。(効能又は効果に関連する注意)他の緑内障治療薬で十分な眼圧下降効果が得られない場合、または副作用等により他の緑内障治療薬の使用が継続不可能な場合に本剤の使用を検討すること。
通常、1回1滴、1日2回点眼する。
(禁忌)2.1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(特定の背景を有する患者に関する注意)(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ラット:経口)で催奇形作用が報告されている)。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット:経口)で乳汁中への移行が報告されている)。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(高齢者)一般に生理機能が低下している。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意患者に対し次の点に注意するよう指導すること。・本剤に含まれるベンザルコニウム塩化物はソフトコンタクトレンズに吸着されることがあるので、ソフトコンタクトレンズを装用している場合には点眼前にレンズを外し点眼後少なくとも5~10分間の間隔をあけて再装用すること。・薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。・患眼を開瞼して結膜嚢内に点眼し、1~5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫させた後、開瞼すること。・他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。・遮光して保存すること。(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報α1遮断薬を服用中又は過去に服用経験のある患者において、α1遮断作用によると考えられる術中虹彩緊張低下症候群(IntraoperativeFloppyIrisSyndrome)があらわれるとの報告がある。(取扱い上の注意)外箱開封後は、遮光して保存すること。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.2.その他の副作用1).眼:(1~5%未満)結膜充血、(1%未満)眼異物感、眼刺激、角膜びらん・びまん性表層角膜炎等の角膜上皮障害、眼そう痒感、霧視、結膜炎、(頻度不明)眼瞼炎、眼痛、眼乾燥感、眼部不快感、術中虹彩緊張低下症候群(IFIS)。2).その他:(1%未満)頭痛、(頻度不明)動悸、頻脈。
18.1作用機序ブナゾシン塩酸塩は選択的交感神経α1受容体遮断剤であり、点眼により眼局所に作用し、ぶどう膜強膜流出路からの房水流出を促進することにより眼圧を下降させる。・上頸部交感神経節切除ウサギにおいて、ブナゾシン塩酸塩のみの点眼では眼圧下降はみられなかったが、ノルアドレナリンの点眼による眼圧上昇はブナゾシン塩酸塩の前投与により完全に抑制された。・正常眼圧ウサギへのブナゾシン塩酸塩の点眼は、房水産生及び線維柱帯流出路からの房水流出には影響を及ぼさず、ぶどう膜強膜流出路からの房水流出を促進することにより眼圧を下降させた。18.2眼圧下降作用・ブナゾシン塩酸塩の点眼は、水負荷誘発高眼圧ウサギにおいて眼圧の上昇を有意に抑制し、またキモトリプシン誘発高眼圧ウサギの眼圧を下降させた。・原発開放隅角緑内障、高眼圧症患者に本剤を単回点眼したとき、点眼後12時間にわたる有意な眼圧下降が認められた。18.3眼組織血流量増加作用正常ウサギにおいて0.005%ブナゾシン塩酸塩点眼液注)は、眼圧下降作用を示すとともに脈絡膜血流量を有意に増加させた。注)本剤が承認されている濃度は0.01%である。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第III相試験①原発開放隅角緑内障及び高眼圧症患者131例を対象に、本剤を1日2回、4週間点眼したときの有効率は68.0%(83/122例)であった。副作用は127例中2例(1.6%)に認められ、異物感、結膜充血及びアレルギー性結膜炎が各1件(0.8%)であった。17.1.2国内第III相試験②原発開放隅角緑内障及び高眼圧症患者35例を対象に、本剤を1日2回、4週間点眼したときの有効率は71.9%(23/32例)であった。副作用は認められなかった。17.1.3国内一般臨床試験〈切替〉0.5%チモロールマレイン酸塩点眼液単剤で効果不十分な原発開放隅角緑内障及び高眼圧症患者40例を対象に、チモロールマレイン酸塩点眼液から切り替えて本剤を1日2回、6週間点眼したときの有効率は44.4%(16/36例)であった。副作用は認められなかった。17.1.4国内第III相試験〈追加併用〉0.5%チモロールマレイン酸塩点眼液単剤で効果不十分な原発開放隅角緑内障及び高眼圧症患者87例を対象に、本剤を1日2回、4週間追加点眼したときの有効率は50.0%(30/60例)であった。副作用は86例中8例(9.3%)に認められ、主な副作用は結膜充血・充血5件(5.85%)であった。17.2製造販売後調査等17.2.1製造販売後臨床試験〈追加併用〉ラタノプロスト点眼液単剤で効果不十分な原発開放隅角緑内障及び高眼圧症を対象に、本剤あるいはプラセボを追加併用した二重盲検比較試験の結果は次表のとおりである。実施計画書に適合した解析対象集団(PPS)及びPPSより除外した点眼遵守違反等の症例を含めた最大の解析対象集団(FAS)における評価対象眼(片眼)の眼圧下降度では群間に有意差は認められなかった。しかしながら、評価可能な両眼平均値を用いた追加解析では群間に有意差が認められた。副作用は102例中19例(18.6%)に認められ、主な副作用は結膜充血7.8%(8/102例)であった。--------------------------表開始--------------------------併用4週後眼圧下降度平均±標準偏差(mmHg)t検定P値本剤群(N)プラセボ群(N)PPS[評価対象眼(片眼)]-3.2±2.6(88)-2.6±2.4(47)0.239FAS[評価対象眼(片眼)]-3.2±2.7(97)-2.5±2.4(55)0.101追加解析[両眼平均値]-3.1±2.1(79)-1.9±2.2(41)0.005--------------------------表終了--------------------------