1.
「かゆみのない」世界の実現には?初期治療とアレルギー結膜炎新薬の役割
2024/08/05
「かゆみのない」世界の実現には?初期治療とアレルギー結膜炎新薬の役割
https://www.carenet.com/useful/allergy/cg004849_index.html
一般名 | エピナスチン塩酸塩クリーム |
---|---|
YJコード | 1319762N1021 |
剤型・規格 | 目・耳鼻用剤・0.5%1g |
薬価 | 1686.70円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
|
1.
「かゆみのない」世界の実現には?初期治療とアレルギー結膜炎新薬の役割
2024/08/05
「かゆみのない」世界の実現には?初期治療とアレルギー結膜炎新薬の役割
https://www.carenet.com/useful/allergy/cg004849_index.html
2.
最初の数分で患者の情報を系統立てて収集する【こんなときどうする?高齢者診療】第2回
2024/06/21 こんなときどうする?高齢者診療
最初の数分で患者の情報を系統立てて収集する【こんなときどうする?高齢者診療】第2回
https://www.carenet.com/series/geriatrics/cg004657_002.html
3.
新剤形追加・添付文書改訂:クリームタイプのアレルギー性結膜炎治療薬/エンレストに粒状錠小児用規格追加【最新!DI情報】第17回
2024/06/18 最新!DI情報
新剤形追加・添付文書改訂:クリームタイプのアレルギー性結膜炎治療薬/エンレストに粒状錠小児用規格追加【最新!DI情報】第17回
https://www.carenet.com/pharmacist/di/cg004391_017.html
4.
世界初、「塗る」アレルギー性結膜炎治療薬が登場/参天
2024/05/28 医療一般
世界初、「塗る」アレルギー性結膜炎治療薬が登場/参天
https://www.carenet.com/news/general/carenet/58646
5.
クラミジアワクチン、初期臨床試験で好成績
2024/05/16 医療一般
クラミジアワクチン、初期臨床試験で好成績
https://www.carenet.com/news/general/hdn/58509
アレルギー性結膜炎。
通常、適量を1日1回上下眼瞼に塗布する。
(禁忌)2.1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないよう注意すること。(特定の背景を有する患者に関する注意)(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(妊娠前及び妊娠初期試験(ラット:経口)では受胎率低下が、器官形成期試験(ウサギ:経口)では胎仔致死作用が、いずれも高用量で認められている)。(小児等)12歳未満の小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意患者に対し次の点に注意するよう指導すること。・片眼あたり約30mg(目安として約1.3cm長)を指先に取り、眼周囲(上下眼瞼)に塗布すること。・眼周囲(上下眼瞼)に塗布する製剤であるため、眼の中に入れて使用しない(眼に入った場合は、直ちに水で洗い流す)。・他の眼局所製剤(点眼剤、眼軟膏剤等)を併用する場合には、本剤を最後に使用することが望ましい。・塗布直後の入浴・洗顔は避けること。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.2.その他の副作用眼:(0.1~5%未満)眼瞼そう痒症、眼瞼紅斑、(頻度不明*)結膜充血、眼刺激、眼異物感、羞明、眼瞼炎、眼痛、流涙、点状角膜炎、眼そう痒感、眼脂。*)エピナスチン塩酸塩点眼液で認められた副作用である。
18.1作用機序エピナスチン塩酸塩は、ヒスタミンH1受容体拮抗作用を主作用とし、更に肥満細胞からのメディエーター遊離抑制作用を有する。18.2抗ヒスタミン作用・ラット脳-膜標本を用いた受容体結合実験でヒスタミンH1受容体に対する高い親和性を示した(invitro)。・モルモットでのヒスタミン誘発による結膜の血管透過性亢進を抑制した。18.3メディエーター遊離抑制作用ラットのアレルギー性結膜炎モデルで肥満細胞の脱顆粒及びヒスタミンの遊離を抑制した。18.4実験的アレルギー性結膜炎モデルに対する効果モルモットのアレルギー性結膜炎モデルで結膜の血管透過性亢進を抑制した。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第III相試験(抗原誘発試験)無症状期のアレルギー性結膜炎患者(30例)を対象に、片眼瞼に本剤、他眼瞼にプラセボ眼瞼クリームを無作為に割付け、各眼瞼(上下眼瞼)に1回約30mg、単回塗布した。塗布24時間後にスギ花粉抗原溶液を点眼し、症状について評価した結果、眼そう痒感スコア及び結膜充血スコアにおいて、本剤のプラセボ眼瞼クリームに対する優越性が示された(表1)。副作用は認められなかった。表1.塗布24時間後に抗原誘発を行ったときの眼そう痒感スコア及び結膜充血スコア(眼単位比較、3時点平均スコア)注1)--------------------------表開始--------------------------本剤注2)プラセボ注2)群間差[95%信頼区間]P値注3)眼そう痒感スコア0.71±0.75(30)1.83±0.99(30)-1.12[-1.56、-0.69]P<0.0001結膜充血スコア2.34±1.58(30)2.89±1.47(30)-0.54[-0.95、-0.14]P=0.0097注1)眼そう痒感:抗原誘発後3分、5分、10分、結膜充血:抗原誘発後5分、10分、20分注2)各群の記述統計量。平均±標準偏差(眼数)。注3)被験者を変量効果とした線形混合効果モデル。有意水準両側5%。--------------------------表終了--------------------------17.1.2国内第III相試験(環境試験)アレルギー性結膜炎患者(186例)を対象に、本剤群(124例)又は0.1%エピナスチン塩酸塩点眼液群(参考群、62例)に無作為に割付け、本剤群は片眼あたり1回約30mg、1日1回、8週間、上下眼瞼塗布、0.1%エピナスチン塩酸塩点眼液群は1回1滴、1日2回(朝、夕)、8週間点眼する非遮蔽試験(長期投与試験)を環境下で実施した。本剤群の眼そう痒感スコア(平均値±標準偏差)はベースライン2.9±0.40(124例)、8日目2.0±0.89(123例)、15日目1.6±0.92(124例)、29日目1.2±0.85(123例)、43日目0.8±0.73(123例)、57日目0.4±0.53(123例)であった。眼瞼結膜充血スコア(平均値±標準偏差)はベースライン1.5±0.59(124例)、8日目1.2±0.55(123例)、15日目1.0±0.58(124例)、29日目0.8±0.65(123例)、43日目0.6±0.57(123例)、57日目0.4±0.54(123例)であった。眼球結膜充血スコア(平均値±標準偏差)はベースライン1.1±0.54(124例)、8日目0.8±0.56(123例)、15日目0.6±0.59(124例)、29日目0.4±0.56(123例)、43日目0.3±0.50(123例)、57日目0.1±0.33(123例)であった。本剤のベースラインからのスコア変化量は、0.1%エピナスチン塩酸塩点眼液と同程度であった。副作用は本剤群124例中2例(1.6%)に認められ、眼瞼そう痒症1.6%(2/124例)及び眼瞼紅斑0.8%(1/124例)であった。