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「かゆみのない」世界の実現には?初期治療とアレルギー結膜炎新薬の役割
2024/08/05
「かゆみのない」世界の実現には?初期治療とアレルギー結膜炎新薬の役割
https://www.carenet.com/useful/allergy/cg004849_index.html
一般名 | エピナスチン塩酸塩液(1) |
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YJコード | 1319762Q1095 |
剤型・規格 | 目・耳鼻用剤・0.05%1mL |
薬価 | 92.20円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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2024/08/05
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2.
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2024/06/21 こんなときどうする?高齢者診療
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https://www.carenet.com/series/geriatrics/cg004657_002.html
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https://www.carenet.com/news/general/hdn/58509
アレルギー性結膜炎。
通常、1回1滴、1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼する。
(禁忌)2.1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないよう注意すること。(特定の背景を有する患者に関する注意)(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(妊娠前及び妊娠初期試験(ラット:経口)では受胎率低下が、器官形成期試験(ウサギ:経口)では胎仔致死作用が、いずれも高用量で認められている)。(小児等)12歳未満の小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意患者に対し次の点に注意するよう指導すること。・薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。・患眼を開瞼して結膜嚢内に点眼し、1~5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫させた後、開瞼すること。・点眼したときに液が眼瞼皮膚等についた場合には、すぐにふき取ること。・他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.2.その他の副作用眼:(1~5%未満)眼刺激、(0.1~1%未満)眼異物感、羞明、(頻度不明)眼瞼炎、眼痛、流涙、点状角膜炎、眼そう痒感、結膜充血、眼脂。
18.1作用機序エピナスチン塩酸塩は、ヒスタミンH1受容体拮抗作用を主作用とし、更に肥満細胞からのメディエーター遊離抑制作用を有する。18.2抗ヒスタミン作用・ラット脳-膜標本を用いた受容体結合実験でヒスタミンH1受容体に対する高い親和性を示した(invitro)。・モルモットでのヒスタミン誘発による結膜の血管透過性亢進を抑制した。18.3メディエーター遊離抑制作用ラットのアレルギー性結膜炎モデルで肥満細胞の脱顆粒及びヒスタミンの遊離を抑制した。18.4実験的アレルギー性結膜炎モデルに対する効果マウスのアレルギー性結膜炎モデルで結膜の血管透過性亢進を抑制した。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第III相試験(抗原誘発試験)(1)無症状期のアレルギー性結膜炎患者(87例)を対象に、3群(両眼0.05%エピナスチン塩酸塩点眼液、片眼0.05%エピナスチン塩酸塩点眼液/他眼プラセボ点眼液、両眼プラセボ点眼液)に無作為に割付け、各眼に各点眼液を1回1滴点眼した。各点眼液点眼4時間後にスギ花粉抗原溶液を点眼し、症状について評価した。その結果、0.05%エピナスチン塩酸塩点眼液はプラセボ点眼液に比較して、眼そう痒感スコア及び結膜充血スコアを有意に抑制した。表1.点眼4時間後に抗原誘発を行ったときの眼そう痒感スコア及び結膜充血スコア(眼単位比較、3時点平均スコア)--------------------------表開始--------------------------0.05%エピナスチン塩酸塩点眼液プラセボ群間差[95%信頼区間]P値眼そう痒感スコア0.4±0.1(87)1.7±0.1(87)-1.3[-1.52、-1.11]P<0.001結膜充血スコア2.7±0.1(87)4.1±0.2(87)-1.3[-1.71、-0.92]P<0.001平均±標準誤差(眼数)--------------------------表終了--------------------------(2)無症状期のアレルギー性結膜炎患者(86例)を対象に、2群(片眼0.05%エピナスチン塩酸塩点眼液/他眼プラセボ点眼液、片眼0.1%オロパタジン点眼液/他眼プラセボ点眼液)に無作為に割付け、各眼に各点眼液を1回1滴点眼した。各点眼液点眼4時間後にスギ花粉抗原溶液を点眼し、症状について評価した結果、0.05%エピナスチン塩酸塩点眼液の有効性は0.1%オロパタジン点眼液と同程度であった。図1.点眼4時間後に抗原誘発を行ったときの眼そう痒感スコア(被験者間比較、3時点別スコア、平均±標準誤差)<<図省略>>図2.点眼4時間後に抗原誘発を行ったときの結膜充血スコア(被験者間比較、3時点別スコア、平均±標準誤差)<<図省略>>治験期間を通じて、副作用は認められなかった。17.1.2国内第III相試験(環境試験)アレルギー性結膜炎患者(130例)を対象に、環境下で0.05%エピナスチン塩酸塩点眼液を1回1滴、1日4回(朝、昼、夕方、就寝前)8週間点眼する非盲検非対照試験(長期投与試験)を実施した結果、眼そう痒感スコア(平均値±標準誤差)はベースライン2.8±0.0(130例)、7日目2.2±0.1(130例)、14日目1.9±0.1(126例)、28日目1.5±0.1(125例)、42日目1.2±0.1(125例)、56日目0.6±0.1(124例)であった。副作用は2.3%(3/130例)に認められ、副作用は眼刺激1.5%(2/130例)、眼の異物感0.8%(1/130例)及び羞明0.8%(1/130例)であった。なお、アレルギー性結膜炎患者を対象に環境下で実施したプラセボ対照無作為化二重盲検並行群間比較試験では、有効性についてプラセボに対する優越性は示されなかった。