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早発卵巣不全は自己免疫疾患と関連
2024/12/09 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/hdn/59732
一般名 | ソマトロピン(遺伝子組換え)注射用 |
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YJコード | 2412402L1031 |
剤型・規格 | 散剤・6mg1筒(溶解液付) |
薬価 | 21902.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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2024/05/08 医療一般 日本発エビデンス
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2024/05/03 医療一般 日本発エビデンス
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1).骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症。2).骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群における低身長。3).骨端線閉鎖を伴わない軟骨異栄養症(骨端線閉鎖を伴わない軟骨無形成症・骨端線閉鎖を伴わない軟骨低形成症)における低身長。4).成人成長ホルモン分泌不全症<重症に限る>。(効能又は効果に関連する注意)5.1.〈骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症〉本剤の適用は、成長ホルモン分泌不全性低身長症と診断された患者に限定すること。診断にあたっては、最新の「厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等政策研究事業間脳下垂体機能障害に関する調査研究班成長ホルモン分泌不全性低身長症の診断と治療の手引き」を参照すること。5.2.〈骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群における低身長〉適用基準染色体検査によりターナー症候群と確定診断された者で、現在の身長が同年齢の[標準値-2SD]以下である場合、又は年間の成長速度が2年以上にわたって標準値の-1.5SD以下である場合。5.3.〈骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群における低身長〉治療継続基準1年ごとに次の基準を満たしているかどうかを判定し、いずれかを満たしたときに治療の継続をする。・成長速度≧4.0cm/年。・治療中1年間の成長速度と治療前1年間の成長速度の差が、≧1.0cm/年の場合。・治療2年目以降で、治療中1年間の成長速度が次記の場合:2年目≧2.0cm/年、3年目以降≧1.0cm/年。ただし、前記のいずれも満たさないとき、又は骨年齢が15歳以上に達したときは投与を中止する。5.4.〈骨端線閉鎖を伴わない軟骨異栄養症(軟骨無形成症・軟骨低形成症)における低身長〉適用基準現在の身長が同性、同年齢の[標準値-3SD]以下である場合。5.5.〈骨端線閉鎖を伴わない軟骨異栄養症(軟骨無形成症・軟骨低形成症)における低身長〉治療継続基準1年ごとに次の基準を満たしているかどうかを判定し、いずれかを満たしたときに治療の継続をする。・成長速度≧4.0cm/年。・治療中1年間の成長速度と治療前1年間の成長速度の差が、≧1.0cm/年の場合。・治療2年目以降で、治療中1年間の成長速度が次記の場合:2年目≧2.0cm/年、3年目以降≧1.0cm/年。5.6.〈成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)〉本剤の適用は、成人成長ホルモン分泌不全症と診断された患者のうち、次のいずれかの患者に限定すること。なお、重症の基準は、最新の「厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等政策研究事業間脳下垂体機能障害に関する調査研究班成人成長ホルモン分泌不全症の診断と治療の手引き」の病型分類を参照すること。5.6.1.〈成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)〉小児期発症型成長ホルモン分泌不全症(小児期に成長ホルモン分泌不全症と確定診断されている患者)では、次のいずれかを満たすもの(ただし、診断にあたっては、本治療開始前に再度成長ホルモン分泌刺激試験を行うこと):1)2種類以上の成長ホルモン分泌刺激試験における血清(血漿)成長ホルモン濃度の頂値が重症の基準を満たすもの、2)頭蓋内器質性疾患の合併ないし既往歴、治療歴又は周産期異常の既往があり、成長ホルモンを含む複数の下垂体ホルモンの分泌低下がある患者では、1種類の成長ホルモン分泌刺激試験における血清(血漿)成長ホルモン濃度の頂値が重症の基準を満たすもの。5.6.2.〈成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)〉成人期発症型成長ホルモン分泌不全症では、頭蓋内器質性疾患の合併ないし既往歴、治療歴又は周産期異常の既往がある患者のうち、次のいずれかを満たすもの:1)頭蓋内器質性疾患の合併ないし既往歴、治療歴又は周産期異常の既往があり成長ホルモンを含む複数の下垂体ホルモンの分泌低下がある患者で、1種類の成長ホルモン分泌刺激試験における血清(血漿)成長ホルモン濃度の頂値が重症の基準を満たすもの、2)頭蓋内器質性疾患の合併ないし既往歴、治療歴又は周産期異常の既往があり成長ホルモン単独の分泌低下がある患者で、2種類の成長ホルモン分泌刺激試験における血清(血漿)成長ホルモン濃度の頂値が重症の基準を満たすもの。[成長ホルモン分泌刺激試験の種類と成人成長ホルモン分泌不全症で重症と診断される血清(血漿)成長ホルモン濃度の頂値]1).成長ホルモン分泌刺激試験の種類:インスリン、アルギニン、グルカゴン;重症と診断される血清(血漿)成長ホルモン濃度の頂値1.8ng/mL以下。2).成長ホルモン分泌刺激試験の種類:GHRP-2;重症と診断される血清(血漿)成長ホルモン濃度の頂値9ng/mL以下。
〈骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症〉通常1週間に体重kg当たり、ソマトロピン(遺伝子組換え)として0.175mgを6~7回に分けて皮下に注射する。〈骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群における低身長〉通常1週間に体重kg当たり、ソマトロピン(遺伝子組換え)として0.35mgを6~7回に分けて皮下に注射する。〈骨端線閉鎖を伴わない軟骨異栄養症(軟骨無形成症・軟骨低形成症)における低身長〉通常1週間に体重kg当たり、ソマトロピン(遺伝子組換え)として0.35mgを6~7回に分けて皮下に注射する。〈成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)〉通常開始用量として、1週間に体重kg当たり、ソマトロピン(遺伝子組換え)として0.021mgを6~7回に分けて皮下に注射する。患者の臨床症状に応じて1週間に体重kg当たり0.084mgを上限として漸増し、1週間に6~7回に分けて皮下に注射する。なお、投与量は臨床症状及び血清インスリン様成長因子-1(IGF-1)濃度等の検査所見に応じて適宜増減する。ただし、1日量として1mgを超えないこと。(用法及び用量に関連する注意)7.1.〈成人成長ホルモン分泌不全症<重症に限る>〉本剤の投与量は、血清IGF-1濃度を参照して調整し、血清IGF-1濃度は投与開始後24週目までは4週間に1回、それ以降は12週から24週間に1回の測定を目安とすること(また、副作用の発現等の際は、適宜、血清IGF-1濃度を測定し、本剤の減量、投与中止等適切な処置をとること)〔8.3参照〕。7.2.〈成人成長ホルモン分泌不全症<重症に限る>〉加齢に伴い生理的な成長ホルモンの分泌量や血清IGF-1濃度が低下することが知られているので、本剤投与による症状の改善が認められなくなる、かつ本剤を投与しなくても血清IGF-1濃度が基準範囲内にある場合は、投与中止を考慮すること〔8.3参照〕。
(禁忌)2.1.悪性腫瘍のある患者[成長ホルモンが細胞増殖作用を有するため]〔9.1.2、9.1.3参照〕。2.2.妊婦又は妊娠している可能性のある女性〔9.5妊婦の項参照〕。(重要な基本的注意)8.1.〈効能共通〉甲状腺機能低下症があらわれあるいは甲状腺機能低下症が悪化し、本剤による治療効果が低下することがあるので、甲状腺機能を定期的に検査し、このような場合には適切な治療を行うことが望ましい〔11.2参照〕。8.2.〈効能共通〉成長ホルモンは、インスリン感受性を低下させるため、本剤の投与により血糖値上昇、HbA1c上昇があらわれることがある(定期的に血糖値、HbA1c等を測定し、異常が認められた場合は、投与量の減量又は一時的な投与中止等、適切な処置を行うこと)。特にターナー症候群においては、耐糖能低下を合併することがあり、経過を注意深く観察すること〔9.1.1、11.1.5参照〕。8.3.〈成人成長ホルモン分泌不全症<重症に限る>〉本剤の投与中は、血清IGF-1濃度が基準範囲上限を超えないよう、定期的に検査を実施すること〔7.1、7.2参照〕。8.4.〈成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)〉本剤と本剤以外のホルモン剤を併用する場合には、併用するホルモン剤が血清IGF-1濃度に影響を及ぼすことがあるため、慎重に血清IGF-1濃度をモニタリングすること〔10.2参照〕。8.5.〈成人成長ホルモン分泌不全症<重症に限る>〉本剤の投与により浮腫、関節痛等があらわれることがあるため、観察を十分に行い、異常が認められた場合は投与量の減量あるいは投与中止を考慮すること〔17.1.6参照〕。8.6.〈成人成長ホルモン分泌不全症<重症に限る>〉本剤の治療は、内分泌専門医もしくはその指導の下で行うこと。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.糖尿病患者、耐糖能異常のある患者又は糖尿病の危険因子を持つ患者:糖尿病患者では、投与開始前に血糖(血糖値、HbA1c等)及び糖尿病合併症(糖尿病網膜症等)の病勢をコントロールしておき、投与開始後は定期的に血糖値、HbA1c等を測定し、また、糖尿病合併症(糖尿病網膜症等)を含め、患者の状態を注意深く観察し、必要に応じて、糖尿病用薬の投与量の調整を行うこと(投与開始後に糖尿病症状顕在化又は糖尿病症状悪化が認められた場合は、本剤の投与量の減量又は一時的な投与中止等、適切な処置を行うこと)。耐糖能異常のある患者又は糖尿病の危険因子を持つ患者(肥満、家族歴に糖尿病を持つ患者等)では、慎重に観察すること(糖尿病が顕在化することがある)〔8.2、10.2、11.1.5参照〕。9.1.2.脳腫瘍(頭蓋咽頭腫、下垂体腺腫、松果体腫等)による成長ホルモン分泌不全性低身長症又は成人成長ホルモン分泌不全症の患者:脳腫瘍の進行や再発の観察を十分に行い慎重に投与すること(成長ホルモンは細胞増殖作用を有する)〔2.1参照〕。9.1.3.脳腫瘍の既往のある患者:定期的に画像診断を実施し、脳腫瘍の発現及び進行や再発の観察を十分に行うこと。成人成長ホルモン分泌不全症患者では脳腫瘍の既往のある患者が多く含まれており、国内臨床試験において脳腫瘍再発が報告されている〔2.1参照〕。9.1.4.心疾患のある患者:ときに一過性浮腫があらわれることがある。9.1.5.脊柱管狭窄のある軟骨異栄養症・大孔狭窄のある軟骨異栄養症(脊柱管狭窄のある軟骨無形成症・脊柱管狭窄のある軟骨低形成症・大孔狭窄のある軟骨無形成症・大孔狭窄のある軟骨低形成症)の患者:低身長改善の有益性が脊柱管狭窄・大孔狭窄悪化の危険性を上回ると判断される場合のみ投与を考慮し、MRI等による定期的観察を十分行い、脊柱管狭窄悪化・大孔狭窄悪化がみられた場合には投与を中止すること(症状の悪化を助長する可能性がある)。(腎機能障害患者)腎機能障害患者:ときに一過性浮腫があらわれることがある。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと〔2.2参照〕。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(母乳中への移行については不明である)。(高齢者)投与量の減量あるいは投与中止も考慮に入れて、慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している、また、外国において、成人成長ホルモン分泌不全症患者における成長ホルモン維持用量は加齢に伴い減少することが報告されている)。(相互作用)10.2.併用注意:1).糖質コルチコイド:①.糖質コルチコイド[成長ホルモンの成長促進作用が抑制されることがある(糖質コルチコイドが成長抑制効果を有するため)]。②.糖質コルチコイド[血清コルチゾール濃度が低下することがあるので、糖質コルチコイドの用量に注意すること(成長ホルモンが11β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ1型(11β-HSD-1)を抑制することにより、コルチゾンからコルチゾールへの変換を減少させるため)]。2).糖尿病用薬(インスリン製剤、ビグアナイド系薬剤、スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進薬、α-グルコシダーゼ阻害剤、チアゾリジン系薬剤、DPP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬、SGLT2阻害剤等)〔9.1.1参照〕[本剤投与により、血糖値が上昇することがあるので、定期的に血糖値、HbA1c等を測定し、これらの薬剤の投与量の調整を行うこと(成長ホルモンがインスリン感受性を低下させるため)]。3).主にCYP3Aで代謝される薬剤(性ホルモン製剤、シクロスポリン、抗てんかん剤等)[これらの薬剤の血中濃度が低下し作用が減弱することがある(本剤がCYP3Aを誘導するため)]。4).経口エストロゲン〔8.4参照〕[成長ホルモンの作用が抑制されることがあるので、成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)の患者では本剤の増量を検討すること(エストロゲンがIGF-1産生を抑制するため)]。(過量投与)過量投与により最初は血糖低下が、次いで血糖上昇が認められることがある。長期の過量投与により末端肥大症の症状が認められることがある。(適用上の注意)14.1.薬剤調製時の注意本剤はカートリッジ製剤であり、専用の医薬品ペン型注入器を用いて使用する(他の注入器を用いて使用してはならない)。14.1.1.本剤の使用にあたっては、必ず専用の医薬品ペン型注入器の取扱説明書を読むこと。14.1.2.薬剤溶解時の注意(1).専用の添付溶解液を用いること。(2).溶解操作説明書にしたがって、添付の溶解液をカートリッジ内へ移した後、静かに振って溶解する(激しく振とうしない)。(3).溶解後の溶液が懸濁していたり、粒状物がある場合には、その溶液を投与しないこと。14.1.3.溶解後の液は、専用の医薬品ペン型注入器に装着したまま、凍結を避け2~8℃で遮光保存し、38日以内に使用すること。14.2.薬剤投与時の注意注射部位を上腕、大腿、腹部、臀部等広範に求め、順序よく移動し、同一部位に短期間内に繰り返し注射しないこと。14.3.薬剤交付時の注意14.3.1.1本の注入器を複数の患者に使用しないこと。14.3.2.空になったカートリッジを再使用したり、他剤の投与に使用しないこと。(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報15.1.1.ヒト成長ホルモンと白血病の因果関係は明らかではないが、ヒト成長ホルモンの投与を受けた患者に白血病があらわれたとの報告があるので、定期的に血液検査を行うなど、患者の状態を十分に観察し、白血病を発生しやすい先天異常、悪性腫瘍を発生しやすい先天異常、免疫不全症候群等の基礎疾患のある患者、脳腫瘍等による放射線治療歴のある患者、抗がん剤投与歴や免疫抑制薬投与歴のある患者、治療開始時の血液像に異常がある患者に投与する場合には、特に患者の状態を観察すること。15.1.2.ヒト成長ホルモンの投与を受けた患者に脳腫瘍再発したとの報告がある。15.1.3.小児がんの既往を有する患者にヒト成長ホルモンを投与した場合、二次性腫瘍の発現リスクが上昇するとの報告がある。15.1.4.連続投与した場合、ヒト成長ホルモンに対する抗体が生じることがあるので、抗体の産生により効果の減弱がみられる場合には、投与を中止し、適宜他の治療法を考慮すること。15.1.5.外国で添付の溶解液(m-クレゾール/濃グリセリン含有)に対する過敏症があらわれたとの報告がある〔3.1参照〕。15.2.非臨床試験に基づく情報類薬で、動物実験で妊娠前・妊娠初期投与試験において、高投与量群で交尾率低下及び妊娠率低下が報告されている。(保管上の注意)2~8℃で保存。
次の副作用*があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.O脚の悪化(頻度不明):O脚を合併した軟骨異栄養症(O脚を合併した軟骨無形成症・O脚を合併した軟骨低形成症)患者に本剤を投与したところ、O脚が悪化し、手術を受けた症例が報告されている。11.1.2.けいれん(頻度不明)。11.1.3.甲状腺機能亢進症(頻度不明)。11.1.4.ネフローゼ症候群(頻度不明):ネフローゼ症候群(浮腫、尿蛋白、低蛋白血症)があらわれることがある。11.1.5.糖尿病(頻度不明):耐糖能低下があらわれ、糖尿病を発症することがある〔8.2、9.1.1参照〕。11.2.その他の副作用1).過敏症:(0.1%以上)発疹(蕁麻疹、紅斑等)、注射部位の発赤等の過敏症状、(0.1%未満)全身そう痒。2).内分泌:(0.1%以上)※甲状腺機能低下症、耐糖能低下。3).肝臓:(0.1%以上)AST上昇、ALT上昇。4).消化器:(0.1%未満)嘔気、腹痛。5).筋・骨格系:(0.1%以上)関節痛、下肢痛、成長痛、大腿骨骨頭辷り症、筋痛、(0.1%未満)有痛性外脛骨、外骨腫、大腿骨骨頭壊死、側弯症進行等の脊柱変形進行、周期性四肢麻痺。6).投与部位:(0.1%以上)注射部位熱感、注射部位疼痛、注射部位硬結、(0.1%未満)皮下脂肪消失。7).神経系:(0.1%以上)手根管症候群、錯感覚。8).循環器:(0.1%以上)高血圧。9).呼吸器系:(0.1%未満)呼吸困難。10).その他:(0.1%以上)浮腫、頭痛、尿潜血・顕微鏡的血尿、LDH上昇、CK上昇、(0.1%未満)白血球数上昇、遊離脂肪酸上昇、ミオグロビン上昇、血清P上昇、蛋白尿、頭蓋内圧亢進に伴う乳頭浮腫・視覚異常・頭痛・悪心・嘔吐。*)筋肉内注射データを含む。本剤の承認された用法及び用量は「6.用法及び用量」の項参照。※)〔8.1参照〕。
18.1作用機序成長ホルモンは、標的組織への直接作用並びに肝臓等におけるIGF‐Iの合成及び分泌を促進させ、IGFを介した標的組織への間接作用により成長促進作用を示す。18.2身体成長促進作用下垂体摘出ラットを用いて、体重増加、脛骨長の伸びを検討した各試験において、これらの作用はいずれも下垂体抽出ヒト成長ホルモン製剤とほぼ同等である。18.3IGF‐I増加作用下垂体摘出ラット及び健康成人において血清中IGF‐I濃度を上昇させることが認められている。
17.1有効性及び安全性に関する試験〈骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症〉17.1.136国際単位含有カートリッジ製剤での国内一般臨床試験1週間に0.5国際単位/kg(0.175mg/kg/週に相当)を6~7回に分割して皮下投与。投与期間は24週間。--------------------------表開始--------------------------時期n身長の伸び(cm/年)前治療時476.50±0.24本剤治療時437.08±0.30(平均±標準誤差)--------------------------表終了--------------------------17.1.218国際単位含有カートリッジ製剤での国内一般臨床試験1週間に0.5国際単位/kg(0.175mg/kg/週に相当)を6~7回に分割して皮下投与。投与期間は6ヵ月。--------------------------表開始--------------------------治療歴n身長の伸び(cm/6ヵ月)無治療時前治療時本剤治療時新規治療例272.2±0.1-4.5±0.2切替え例14-3.2±0.33.0±0.2(平均±標準誤差)--------------------------表終了--------------------------皮下注射では、6ヵ月間の国内一般臨床試験の結果、46例中1例に抗ヒト成長ホルモン抗体の生成が認められた。17.1.34国際単位含有バイアル製剤での国内一般臨床試験1週間に0.5国際単位/kg(0.175mg/kg/週に相当)を6~7回に分割して皮下投与。投与期間は6ヵ月。--------------------------表開始--------------------------治療歴n身長の伸び(cm/年)無治療時前治療時本剤治療時新規治療例213.5±0.3-9.8±0.6切替え例193.8±0.37.8±0.57.8±0.6(平均±標準誤差)--------------------------表終了--------------------------皮下注射では、6ヵ月の国内一般臨床試験の結果、前治療歴のない症例42例中2例に抗ヒト成長ホルモン抗体の生成が認められた。前治療歴のある症例では32例中5例が抗体陽性を示したが、これらはいずれも本試験開始時より抗体が存在していた。〈骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群における低身長〉17.1.4国内一般臨床試験1週間に1.0国際単位/kg(0.35mg/kg/週に相当)を分割して連日皮下投与。投与期間は2年間。--------------------------表開始--------------------------期間n身長の伸び(cm/年)無治療時543.4±1.2本剤投与1年後546.3±1.7本剤投与2年後464.8±1.6(平均±標準偏差)--------------------------表終了--------------------------承認時における安全性評価対象例注6)163例中9例(5.5%)に関節痛(2例)等の副作用が認められた。皮下注射による2年間の国内一般臨床試験の結果、全137例のうち、50例に抗ヒト成長ホルモン抗体が認められた。この50例中30例は最終測定時点で陰性となった。〈骨端線閉鎖を伴わない軟骨異栄養症(軟骨無形成症・軟骨低形成症)における低身長〉17.1.5国内一般臨床試験1週間に1.0国際単位/kg(0.35mg/kg/週に相当)を6~7回に分割して皮下投与。投与期間は3年間。--------------------------表開始--------------------------期間n身長の伸び(cm/年)無治療時183.8±0.3本剤投与1年後186.9±0.2本剤投与2年後174.9±0.3本剤投与3年後164.8±0.3(平均±標準誤差)--------------------------表終了--------------------------安全性評価対象例注6)46例中25例(54.3%)に臨床検査値の異常変動を含む副作用が認められた。主な副作用は、O脚の増悪(2件:4.3%)、OGTT異常(10件:21.7%)、好酸球増多(6件:13.0%)、HbA1上昇(6件:13.0%)であった。皮下注射による3年間の国内一般臨床試験の結果、本剤の投与期間中、抗ヒト成長ホルモン抗体検査を実施した44例中7例に抗ヒト成長ホルモン抗体の生成が認められた。この7例のうち2例については、本試験開始時より抗体が存在していた。〈成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)〉17.1.6国内第III相臨床試験国内で実施された二重盲検試験及び引き続き実施された長期投与試験における主な成績は次のとおりである。投与量及び投与方法は、0.021mg/kg/週~0.084mg/kg/週を1週間に6~7回に分割して皮下投与した。1種類のGH分泌刺激試験によるGH頂値が3ng/mL未満であった成人成長ホルモン分泌不全症患者を対象に24週間の用量漸増法による本剤の投与又はプラセボの投与を行い、解析対象として計64症例における評価を行った。二重盲検試験を完了した成人成長ホルモン分泌不全症患者を対象に48週間本剤の投与を行い、臨床症状及び血清IGF‐I濃度を参照して用量を調整した。解析対象として計59症例に二重盲検試験と同一の評価を行った。--------------------------表開始--------------------------項目投与群二重盲検試験長期投与試験開始時→24週時48週時除脂肪体重注1)の変化率(%)ヒューマトロープ注射用6mg24週→48週4.7±3.9[32]注2)、注3)<3.3~6.1>5.8±4.7[32]注3)<4.1~7.5>プラセボ24週→ヒューマトロープ注射用6mg48週-0.5±4.1[29]<-2.1~1.1>4.5±5.2[28]注4)<2.4~6.5>(平均変化率±標準偏差、[]:例数、<>:変化率の95%信頼区間)注1)体重より脂肪量及び骨量を除いたもの注2)二重盲検試験期間での本剤投与群とプラセボ群との間の変化率の群間比較(p<0.05)注3)二重盲検試験投与開始時からの群内比較(p<0.05)注4)長期投与試験投与開始時からの群内比較(p<0.05)--------------------------表終了----------------------------------------------------表開始--------------------------項目投与群二重盲検試験長期投与試験開始時24週時開始時48週時血清IGF‐I濃度(ng/mL)ヒューマトロープ注射用6mg24週→48週65±46[33]243±114[31]注5)<118~229>左に同じ206±77[30]<94~188>プラセボ24週→ヒューマトロープ注射用6mg48週73±49[31]63±39[29]<-11~8>61±39[28]191±78[27]<84~172>(平均±標準偏差、[]:例数、<>:変化量の95%信頼区間)注5)二重盲検試験期間での本剤投与群とプラセボ群との間の変化量の群間比較(p<0.05)--------------------------表終了--------------------------安全性評価対象例61例中36例(59.0%)に臨床検査値の異常変動を含む副作用が認められた。主な副作用は関節痛(12件:19.7%)、浮腫(7件:11.5%)であった。[8.5参照]注6)0.5国際単位/kg投与群を含む。本剤の承認された用法及び用量は「6.用法及び用量」の項参照