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COPD・喘息の早期診断の意義(解説:田中希宇人氏/山口佳寿博氏)
2024/08/09 CLEAR!ジャーナル四天王
COPD・喘息の早期診断の意義(解説:田中希宇人氏/山口佳寿博氏)
https://www.carenet.com/news/clear/journal/59035
一般名 | フルチカゾンフランカルボン酸エステル吸入剤 |
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YJコード | 2290705G1029 |
剤型・規格 | 経口剤・30吸入1キット |
薬価 | 1391.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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COPD・喘息の早期診断の意義(解説:田中希宇人氏/山口佳寿博氏)
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第101回 桂ざこばさん逝去、喘息とCOPDのオーバーラップの治療は
2024/06/20 現場から木曜日
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SMART療法を処方される喘息患者は少ない
2024/06/12 医療一般
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トリプル療法で効果不十分のCOPD、テゼペルマブの有用性は?/ATS2024
2024/05/28 医療一般
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食物アレルギーに対するオマリズマブ(解説:田中希宇人氏/山口佳寿博氏)
2024/05/15 CLEAR!ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/clear/journal/58566
気管支喘息。(効能又は効果に関連する注意)本剤の投与開始前には、患者の喘息症状を比較的安定な状態にしておくこと。特に、喘息発作重積状態又は喘息の急激な悪化状態のときには原則として本剤は使用しないこと。
通常、成人にはアニュイティ100μgエリプタ1吸入(フルチカゾンフランカルボン酸エステルとして100μg)を1日1回吸入投与する。なお、症状に応じてアニュイティ200μgエリプタ1吸入(フルチカゾンフランカルボン酸エステルとして200μg)を1日1回吸入投与する。(用法及び用量に関連する注意)症状の緩解がみられた場合は、治療上必要最小限の用量で投与すること。
(禁忌)2.1.有効な抗菌剤の存在しない感染症、深在性真菌症の患者[症状を増悪するおそれがある]。2.2.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.本剤は既に起きている気管支喘息の発作を速やかに軽減する薬剤ではないので、毎日規則正しく使用するよう患者を指導すること。8.2.本剤の投与期間中に発現する急性の発作に対しては、短時間作動型吸入β2刺激剤等の他の適切な薬剤を使用するよう患者に注意を与えること。また、短時間作動型吸入β2刺激剤等の使用量が増加したり、あるいは効果が十分でなくなってきた場合には、喘息の管理が十分でないことが考えられるので、可及的速やかに医療機関を受診し医師の治療を求めるよう患者に注意を与えること。8.3.本剤の吸入後に喘鳴の増加を伴う気管支痙攣があらわれることがあるので、気管支痙攣が認められた場合には、直ちに本剤の投与を中止し、短時間作動型気管支拡張剤による治療を行い、また、患者を評価し、必要に応じて他の治療法を考慮すること。8.4.本剤の投与を突然中止すると喘息の急激な悪化を起こすことがあるので、投与を中止する場合には患者の喘息症状を観察しながら徐々に減量していくこと。8.5.全身性ステロイド剤と比較し可能性は低いが、吸入ステロイド剤の投与により全身性作用(クッシング症候群、クッシング様症状、副腎皮質機能抑制、小児成長遅延、骨密度低下、白内障、緑内障、中心性漿液性網脈絡膜症を含む)が発現する可能性があるので、吸入ステロイド剤の投与量は患者毎に喘息をコントロールできる最少用量に調節すること。特に長期間、大量投与の場合には定期的に検査を行い、全身性作用が認められた場合には患者の喘息症状を観察しながら適切な処置を行うこと。8.6.全身性ステロイド剤の減量は本剤の吸入開始後症状の安定をみて徐々に行うこと(減量にあたっては一般のステロイド剤の減量法に準ずること)。8.7.本剤を含む吸入ステロイド剤投与後に、潜在していた基礎疾患である好酸球性多発血管炎性肉芽腫症にみられる好酸球増多症がまれにあらわれることがあるが、この症状は通常、全身性ステロイド剤の減量並びに離脱に伴って発現しており、本剤との直接的な因果関係は確立されていないが、本剤の投与期間中は、好酸球数の推移や、他の好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の症状(しびれ、発熱、関節痛、肺の浸潤等の血管炎症状等)に注意すること。8.8.全身性ステロイド剤の減量並びに離脱に伴って、鼻炎発現・鼻炎増悪、湿疹発現・湿疹増悪、蕁麻疹発現・蕁麻疹増悪、眩暈発現・眩暈増悪、動悸発現・動悸増悪、倦怠感発現・倦怠感増悪、うつ発現・うつ増悪、顔のほてり発現・顔のほてり増悪、結膜炎発現・結膜炎増悪等の症状があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。8.9.本剤は患者の喘息症状に応じて最適な用量を選択する必要があるため、本剤の投与期間中は患者を定期的に診察すること。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.結核性疾患又は感染症<有効な抗菌剤の存在しない感染症・深在性真菌症を除く>の患者:症状を増悪するおそれがある。9.1.2.気管支粘液の分泌が著しい患者:本剤の肺内での作用を確実にするため本剤の吸入に先立って、分泌がある程度減少するまで他剤の使用を検討すること。9.1.3.長期又は大量の全身性ステロイド療法を受けている患者:本剤投与後の全身性ステロイド剤の減量中並びに離脱後も副腎皮質機能検査を行い、外傷、手術、重症感染症等の侵襲には十分に注意を払い、また、必要があれば一時的に全身性ステロイド剤の増量を行うこと(これらの患者では副腎皮質機能不全となっていることが考えられる)。(肝機能障害患者)9.3.1.肝障害のある患者:本剤の血中濃度が増加し、全身性の作用が発現する可能性が高くなるおそれがある〔16.6.2参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(フルチカゾンフランカルボン酸エステルの高用量の吸入投与により、母動物毒性に関連した胎仔低体重、胎仔胸骨不完全骨化の発現率増加(ラット)、及び流産(ウサギ)が報告されている)。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(他の副腎皮質ステロイド剤はヒト乳汁中に移行することが知られており、ラットの授乳期にフルチカゾンフランカルボン酸エステルを投与したとき、生後10日の出生仔血漿中に薬物が検出された(6/54例))。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(相互作用)フルチカゾンフランカルボン酸エステルは、主としてCYP3A4で代謝される〔16.4参照〕。10.2.併用注意:CYP3A4阻害作用を有する薬剤(リトナビル、ケトコナゾール(経口剤:国内未発売)、エリスロマイシン等)〔16.7参照〕[副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状があらわれる可能性がある(CYP3A4による代謝が阻害されることにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)。なお、ケトコナゾール<経口剤>とビランテロールトリフェニル酢酸塩・フルチカゾンフランカルボン酸エステルを併用した臨床薬理試験において、血中のフルチカゾンフランカルボン酸エステルの曝露量の増加が認められたとの報告がある(CYP3A4による代謝が阻害されることにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。(過量投与)13.1.症状本剤の過量投与により副腎皮質機能抑制等の全身性作用が発現するおそれがある。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意14.1.1.吸入前(1).患者に使用説明書を渡し、使用方法を指導すること。(2).本剤は防湿のためアルミ包装されているので、使用開始直前にアルミ包装を開封するよう指導すること。14.1.2.吸入時:本剤は口腔内への吸入投与にのみ使用する(内服しても効果はみられない)。14.1.3.吸入後:本剤吸入後に、うがいを実施するよう患者を指導する(口腔咽頭カンジダ症又は嗄声の予防のため)、ただし、うがいが困難な患者には、うがいではなく、口腔内をすすぐよう指導すること。(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報本剤による喘息患者を対象とした臨床試験において、フルチカゾンフランカルボン酸エステル100μg投与群とプラセボ投与群の肺炎の発現率に差はみられなかったが、フルチカゾンフランカルボン酸エステル200μgを投与した喘息患者において肺炎の発現頻度が増加する傾向が認められている。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用アナフィラキシー反応(頻度不明*):アナフィラキシー反応(咽頭浮腫、気管支痙攣等)があらわれることがある。11.2.その他の副作用1).過敏症:(頻度不明)発疹、蕁麻疹。2).感染症:(1%以上)口腔咽頭カンジダ症、(1%未満)上気道感染、気管支炎、インフルエンザ。3).精神神経系:(1%未満)頭痛。4).呼吸器:(1%未満)発声障害、鼻咽頭炎、口腔咽頭痛、副鼻腔炎、咽頭炎、咳嗽。5).筋骨格系:(1%未満)背部痛。*:本剤の有効成分を含む配合剤で認められている副作用であるため頻度不明とした。
18.1作用機序FFは合成コルチコステロイドの一種であり、炎症性サイトカイン産生の抑制、抗炎症蛋白発現の促進、上皮細胞の保護及び好酸球浸潤の抑制等の作用を介して、ラットの卵白アルブミン誘発肺好酸球増加症モデル等の複数のアレルギー疾患モデルにおける症状を抑制する。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国際共同第III相試験低用量~中用量ICS又は低用量のICS・LABAで治療中の成人気管支喘息患者を対象に実施した12週間の無作為化二重盲検並行群間比較試験において、205例(日本人患者16例を含む)にFF100μgを1日1回吸入投与した時の結果は次表のとおりであった。--------------------------表開始--------------------------FF100μg群プラセボ群トラフFEV1(L)ベースライン2.290±0.6165(205)2.334±0.6257(203)投与12週目2.611±0.7622(203)2.576±0.8442(193)変化量0.321±0.4515(203)0.222±0.4678(193)プラセボ群との差[95%信頼区間]注)p値注)0.136[0.051、0.222]p=0.002/平均値±標準偏差(例数)注)投与群、ベースライン値、地域、性別及び年齢を説明変数とした共分散分析モデル--------------------------表終了--------------------------副作用発現頻度は、FF100μg群で5%(10/205例)であった。主な副作用は、口腔カンジダ症及び中咽頭カンジダ症がそれぞれ1%未満(2/205例)であった。17.1.2国際共同第III相試験高用量ICS又は中用量のICS・LABAで治療中の成人気管支喘息患者を対象に実施した24週間の無作為化二重盲検並行群間比較試験において、194例(日本人患者11例を含む)にFF200μgを1日1回吸入投与した時の結果は次表のとおりであった。--------------------------表開始--------------------------FF200μg群フルチカゾンプロピオン酸エステル(以下、FP)500μg1日2回注2)投与群トラフFEV1(L)ベースライン2.190±0.6756(193)2.138±0.6725(194)投与24週目2.426±0.8551(187)2.310±0.7694(191)変化量0.218±0.4951(186)0.173±0.3902(190)FP500μg1日2回投与群との差[95%信頼区間]注1)0.018[-0.066、0.102]/平均値±標準偏差(例数)注1)投与群、ベースライン値、地域、性別及び年齢を説明変数とした共分散分析モデル注2)FP単剤における承認最大用量は800μg/日である。--------------------------表終了--------------------------副作用発現頻度は、FF200μg群で4%(8/194例)であった。すべての副作用の発現頻度は1%未満(1/194例)であり、口腔カンジダ症、中咽頭カンジダ症、咽頭炎、発声障害、口内乾燥、悪心、浮動性めまい、振戦、動悸及び不眠症であった。17.1.3国内第III相試験VI・FFで喘息コントロールが良好に維持されている日本人の成人気管支喘息患者を対象に実施した12週間の無作為化二重盲検並行群間比較試験において、FF100μg1日1回吸入投与(123例)にステップダウンした時の有効性を、FP100μg1日2回吸入投与(124例)及びFP250μg1日2回吸入投与(124例)を対照として検討した。その結果、コントロール不良により中止した被験者の割合は、FF100μg群で4.9%(6例)、FP100μg1日2回投与群で7.3%(9例)、FP250μg1日2回投与群で8.1%(10例)であった。また、投与12週目に喘息コントロール良好の条件を満たした被験者の割合は、FF100μg群で89.5%、FP100μg1日2回投与群で78.2%、FP250μg1日2回投与群で83.1%であった。副作用発現頻度は、FF100μg群で4%(5/123例)であった。主な副作用は、口腔カンジダ症3%(4/123例)であった。17.1.4国内第III相試験日本人の成人気管支喘息患者を対象に実施した52週間の非盲検長期投与試験において、90例にFF100μgを1日1回吸入投与したところ、PEFは投与12週目に改善が認められ、治療期間を通じて維持された。副作用発現頻度は、FF100μg群で18%(16/90例)であった。主な副作用は、発声障害7%(6/90例)、口腔カンジダ症3%(3/90例)、味覚異常2%(2/90例)であった。