1.
オピオイド使用障害、治療中止リスクが低い薬剤は?/JAMA
2024/11/05 ジャーナル四天王
オピオイド使用障害、治療中止リスクが低い薬剤は?/JAMA
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/59558
一般名 | フルマゼニルキット |
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YJコード | 2219403G1020 |
剤型・規格 | キット類・0.5mg5mL1筒 |
薬価 | 1138.00円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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オピオイド使用障害、治療中止リスクが低い薬剤は?/JAMA
2024/11/05 ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/journal/carenet/59558
2.
激しい興奮を伴うせん妄への対応【非専門医のための緩和ケアTips】第86回
2024/10/18 非専門医のための緩和ケアTips
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https://www.carenet.com/series/kanwa/cg003112_086.html
3.
ナロキソン併用で、オピオイド使用障害妊婦と新生児の転帰改善の可能性/JAMA
2024/08/28 ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/journal/carenet/59151
4.
オピオイド拮抗薬ナロキソン、患者自己負担と処方の関連~米国/JAMA
2024/07/25 ジャーナル四天王
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https://www.carenet.com/news/journal/carenet/58984
5.
間質性肺炎合併肺癌の薬物療法、改訂GLの推奨は?/日本呼吸器学会
2023/05/18 医療一般
間質性肺炎合併肺癌の薬物療法、改訂GLの推奨は?/日本呼吸器学会
https://www.carenet.com/news/general/carenet/56434
ベンゾジアゼピン系薬剤による鎮静の解除及びベンゾジアゼピン系薬剤による呼吸抑制の改善。(効能又は効果に関連する注意)本剤投与の対象は、手術又は検査時にベンゾジアゼピン系薬剤で鎮静された患者で覚醒遅延又は呼吸抑制が認められた場合、ベンゾジアゼピン系薬剤を高用量あるいは長期にわたり投与された患者で過度の鎮静状態を生じたり必要以上に鎮静状態が持続した場合、又は大量にベンゾジアゼピン系薬剤を服薬した中毒患者を投与対象とする。なお、侵襲の大きい手術を受けた患者、精神的不安の程度が高い患者は早期に覚醒させるよりある程度鎮静状態を維持する方が望ましい場合があるので、患者の状態を考慮し、覚醒させることが必要と判断される場合にのみ本剤を投与すること。
通常、初回0.2mgを緩徐に静脈内投与する。投与後4分以内に望まれる覚醒状態が得られない場合は更に0.1mgを追加投与する。以後必要に応じて、1分間隔で0.1mgずつを総投与量1mgまで、ICU領域では2mgまで投与を繰り返す。ただし、ベンゾジアゼピン系薬剤の投与状況及び患者の状態により適宜増減する。
(禁忌)2.1.本剤及びベンゾジアゼピン系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者。2.2.長期間ベンゾジアゼピン系薬剤を投与されているてんかん患者[痙攣が生ずることがある]。(重要な基本的注意)8.1.ベンゾジアゼピン系薬剤によっては消失半減期が本剤の半減期(約50分)より長いものがあり、これらの薬剤を特に高用量投与していた場合は本剤投与により患者が覚醒した後もベンゾジアゼピン系薬剤の作用が再出現する可能性があるので患者を監視下におき十分注意すること。また、本剤投与後24時間は危険な機械の操作や自動車の運転等完全な精神的緊張を必要とする仕事に従事させないように注意すること。8.2.麻酔科領域において手術終了時に本剤を使用する場合は、筋弛緩剤の作用消失後に本剤を投与すること。8.3.本剤を用法及び用量の範囲内で繰り返し投与しても意識及び呼吸機能に有意な改善がみられない場合はベンゾジアゼピン作用薬以外の原因を考慮すること。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.ベンゾジアゼピン系薬剤を長期間にわたり高用量投与している患者:急激な投与を避け、緩徐に静脈内投与するよう注意し、離脱症状があらわれた場合はベンゾジアゼピン系薬剤を緩徐に静脈内投与するなど適切な処置を行うこと(急速に静脈内投与すると、ベンゾジアゼピン系薬剤の離脱症状が出現することがある)。9.1.2.手術前あるいは鎮静される前の不安の程度が高い患者、特に冠動脈疾患を有する患者:少量より投与を開始し、患者個々に必要量を投与するよう注意すること(早期に覚醒させるよりもある程度鎮静状態を保つほうが良い場合が多い)。9.1.3.ICU領域における高血圧を有する患者:少量より投与を開始し、患者個々に必要量を投与するよう注意すること(覚醒時に血圧上昇がみられることがある)。9.1.4.ベンゾジアゼピン系薬剤を投与されている重症頭部外傷患者又はベンゾジアゼピン系薬剤を投与されている不安定な頭蓋内圧を有する患者:ベンゾジアゼピン系薬剤の解除に伴い、頭蓋内圧亢進が起こることがある。9.1.5.ベンゾジアゼピン系薬剤と三<四>環系抗うつ剤服用中の患者:ベンゾジアゼピン系薬剤の作用低下に伴い、抗うつ剤の中毒症状(自律神経系症状等)が顕在化することがある〔10.2参照〕。(肝機能障害患者)肝機能障害患者:覚醒後も患者の状態を十分に観察し、慎重に投与すること(ベンゾジアゼピン系薬剤の作用消失時間の延長が考えられる)。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験で乳汁中へ移行することが報告されている)。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(高齢者)投与に際しては患者の状態を十分に観察し、慎重に投与すること(高齢者はベンゾジアゼピン系薬剤の作用に対し感受性が高い)。(相互作用)10.2.併用注意:ベンゾジアゼピン系薬剤、三環系抗うつ剤・四環系抗うつ剤〔9.1.5参照〕[自殺企図等故意にベンゾジアゼピン系薬剤を過量服薬した患者で、同時に三(四)環系抗うつ剤を服用している場合は、ベンゾジアゼピン系薬剤の作用低下に伴い三(四)環系抗うつ剤の中毒作用が増強するため、このような患者には特に注意して投与すること(本剤はGABA受容体、ベンゾジアゼピン受容体及びクロルチャンネルの複合体と結合し、ベンゾジアゼピン系薬剤の作用を低下させ、三(四)環系抗うつ剤の中毒作用が増強すると考えられている)]。(適用上の注意)14.1.全般的な注意使用時には、次の点に注意すること。・感染に対する配慮をすること。・シリンジが破損するおそれがあるので、シリンジを鉗子等で叩くなど、強い衝撃を与えないこと。・押子(プランジャー)が外れたり、ガスケットが変形し薬液が漏出したりするおそれがあるので押子のみを持たないこと。14.2.薬剤投与時の注意14.2.1.シリンジポンプでは使用しないこと。14.2.2.使用に際しては、ブリスター包装を開封口からゆっくり開け、外筒(バレル)を持って取り出すこと。14.2.3.筒先のキャップをゆっくり回転させながら外して、注射針等に確実に接続すること(キャップを外した後は、筒先に触れないこと)。14.3.薬剤投与後の注意開封後の使用は1回限りとし、使用後の残液はシリンジとともに速やかに廃棄すること。(取扱い上の注意)20.1.ブリスター包装は使用時まで開封しないこと。20.2.次の場合には使用しないこと。・ブリスター包装が破損している場合には使用しないこと。・シリンジから薬液が漏れている場合には使用しないこと。・性状その他薬液に異状が認められる場合には使用しないこと。・シリンジに破損等の異状が認められる場合には使用しないこと。・キャップが外れている場合には使用しないこと。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):観察を十分に行い、蕁麻疹、顔面蒼白、血圧低下、呼吸困難、嘔気等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。11.2.その他の副作用1).精神神経系:(1~5%未満)頭痛、興奮、(1%未満)不穏、幻覚、体動、(頻度不明)不安感、痙攣。2).血液:(頻度不明)白血球減少。3).循環器:(1~5%未満)血圧上昇、(1%未満)頻脈、徐脈。4).呼吸器:(1%未満)咳、咽頭異和感。5).消化器:(1%未満)嘔気、嘔吐、胸部不快感。6).肝臓:(頻度不明)AST上昇、ALT上昇、血清ビリルビン上昇、Al-P上昇。7).腎臓:(頻度不明)クレアチニン上昇。8).その他:(1%未満)羞明、(頻度不明)過換気。
18.1作用機序ベンゾジアゼピン受容体は中枢においてGABA受容体と複合体を作っており、ベンゾジアゼピンはGABAの感受性を調節している。フルマゼニルはベンゾジアゼピン受容体に結合するが、固有活性をほとんどもっておらず、ベンゾジアゼピン受容体に結合しているベンゾジアゼピン系薬剤と置き換わることにより、ベンゾジアゼピン系薬剤の薬効を消失させる。18.2ベンゾジアゼピン拮抗作用ジアゼパム、フルニトラゼパム及びミダゾラム等のベンゾジアゼピン系薬剤による中枢作用(リスザル及びラットの睡眠、マウスの抗痙攣、筋弛緩及びラットの抗葛藤)に対して拮抗した。一方、フェノバルビタール及びメプロバメート等、ベンゾジアゼピン受容体に作用しない中枢抑制薬による作用に対して拮抗しなかった。行動薬理(マウス、ラット、イヌ、リスザル)、電気生理(ネコ、ラット)及び神経科学実験(ラット)の結果より、フルマゼニルは中枢型ベンゾジアゼピン受容体に高い親和性を有し、特異的な拮抗作用を示した。18.3固有活性単独投与では筋弛緩作用、抗葛藤作用及び痙攣誘発作用等のベンゾジアゼピン受容体を介する作用を示さなかった。また、ペンテトラゾール誘発強直性痙攣については高用量で発現までの時間の延長及び自発脳波の徐波化、即ち、非常に弱い固有活性を示した。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第III相試験全身麻酔時にフルニトラゼパムにより導入、吸入麻酔薬で維持され、手術終了後も鎮静状態にある患者(129例)を対象として、フルマゼニル0.2mg/2mL又はプラセボ2mLを投与し、投与後4分以降鎮静状態にある(覚醒しない)場合には総投与量10mLまで1分ごとに1mLずつ追加投与した。鎮静からの覚醒に関する総合効果が「有効」以上の割合はフルマゼニル群で82.5%、プラセボ群で20.6%であり、フルマゼニル群で有意(p<0.001)に高かった。副作用はフルマゼニル群で7.7%(5/65例)に認められ、興奮2例、不穏、体動、徐脈各1例であった。また、局所麻酔(脊椎麻酔、硬膜外麻酔)時にジアゼパムで鎮静されて非開腹手術を受け、手術終了時にジアゼパムによると考えられる呼吸抑制が認められた患者(8例)を対象に、フルマゼニル0.2mgを静脈内投与し、呼吸抑制に対する拮抗作用を検討した。フルマゼニル投与後10分にはジアゼパム投与後に比し一回換気量の有意な増加(p<0.01)と炭酸ガス換気応答曲線の傾きの有意な上昇(p<0.05)及びPaCO2の有意な低下(p<0.01)が認められた。