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尿から嫌気性菌が発育したら何を考える?【とことん極める!腎盂腎炎】第9回
2024/11/19 とことん極める!腎盂腎炎
尿から嫌気性菌が発育したら何を考える?【とことん極める!腎盂腎炎】第9回
https://www.carenet.com/series/pyelonephritis/cg004582_009.html
一般名 | サラゾスルファピリジン腸溶錠 |
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YJコード | 6219001H1056 |
剤型・規格 | 錠剤・500mg1錠 |
薬価 | 29.70円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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急速進行性糸球体腎炎〔RPGN:Rapidly progressive glomerulonephritis〕
2024/11/07 希少疾病ライブラリ
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2024/09/19 とことん極める!腎盂腎炎
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SJS/TENの28%が抗菌薬に関連、その内訳は?
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悪性神経膠腫〔malignant glioma〕
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関節リウマチ。
本剤は、消炎鎮痛剤などで十分な効果が得られない場合に使用すること。通常、サラゾスルファピリジンとして成人1日投与量1gを朝食及び夕食後の2回に分割経口投与する。(用法及び用量に関連する注意)7.1.本剤は、通常1~2ヵ月後に効果が得られるので、臨床効果が発現するまでは、従来より投与している消炎鎮痛剤は継続して併用することが望ましい。7.2.高齢者では、少量(0.5g、1日1回、夕食後)から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること。
(禁忌)2.1.サルファ剤又はサリチル酸製剤に対し過敏症の既往歴のある患者。2.2.低出生体重児又は新生児〔9.7.1参照〕。(重要な基本的注意)8.1.本剤は、関節リウマチの治療に十分な経験を持つ医師のもとで使用すること。8.2.臨床試験において、1日投与量2gでは1gに比し副作用発現率が有意に高かったことから、本剤の投与に際しては用法・用量を厳守すること。8.3.本剤投与開始前には、必ず血液学的検査(白血球分画を含む血液像)、肝機能検査及び腎機能検査を実施すること。投与中は著しいAST上昇、著しいALT上昇等を伴う肝炎、肝機能障害、黄疸があらわれることがあり、肝不全、劇症肝炎に至るおそれがあるので、臨床症状を十分観察するとともに、定期的に(投与開始後最初の3ヵ月間は2週間に1回、次の3ヵ月間は4週間に1回、その後は3ヵ月ごとに1回)、血液学的検査及び肝機能検査を行うこと。また、急性腎障害、ネフローゼ症候群、間質性腎炎があらわれることがあるので、腎機能検査についても定期的に行うこと〔9.1.1、9.2腎機能障害患者、9.3肝機能障害患者の項、11.1.5、11.1.11参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.血液障害のある患者〔8.3参照〕。9.1.2.気管支喘息のある患者:急性発作が起こるおそれがある。9.1.3.急性間歇性ポルフィリン症の患者:急性発作が起こるおそれがある。9.1.4.グルコース-6-リン酸脱水素酵素<G-6-PD>欠乏患者:溶血が起こるおそれがある。9.1.5.他の薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者。(腎機能障害患者)腎機能障害患者〔8.3、11.1.5参照〕。(肝機能障害患者)肝機能障害患者〔8.3、11.1.11参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい(本剤の動物実験では催奇形作用は認められていないが、他のサルファ剤(スルファメトピラジン等)では催奇形作用が認められており、また本剤の代謝物の胎盤通過により、新生児に高ビリルビン血症を起こすことがある)。(授乳婦)授乳を避けさせること(母乳中に移行し、乳児に血便又は血性下痢があらわれたとの報告がある)。(小児等)9.7.1.低出生体重児又は新生児:投与しないこと(高ビリルビン血症を起こすことがある)〔2.2参照〕。9.7.2.乳児、幼児又は小児:臨床試験は実施していない。(高齢者)臨床試験において高齢者に消化器系、肝臓系及び腎臓系の副作用の発現率が高い傾向が認められる。(相互作用)10.2.併用注意:1).スルホニルアミド系経口糖尿病用剤、スルホニルウレア系経口糖尿病用剤(グリベンクラミド、グリクラジド、グリメピリド等)[低血糖を発症するおそれがあるので、これらの薬剤の用量を調節するなど注意すること(代謝抑制又は蛋白結合の置換により、作用が増強される)]。2).クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム)[併用薬の血中濃度が上昇しプロトロンビン時間が延長するおそれがあるので、これらの薬剤の用量を調節するなど注意すること(併用薬の代謝が抑制される)]。3).葉酸[葉酸の吸収が低下し大赤血球症・汎血球減少を来す葉酸欠乏症を起こすおそれがあるので、葉酸欠乏症が疑われる場合は、葉酸を補給すること(機序不明)]。4).ジゴキシン[ジゴキシンの吸収が低下するおそれがある(機序不明)]。5).アザチオプリン、メルカプトプリン[白血球減少等の骨髄抑制があらわれるおそれがある(本剤はこれらの薬剤の代謝酵素であるチオプリンメチルトランスフェラーゼを阻害するとの報告がある)]。(臨床検査結果に及ぼす影響)本剤投与中の患者において、ALT、AST、CK-MB、GLDH、血中アンモニア、血中チロキシン及び血中グルコース等の測定値がみかけ上増加又は減少することがあるため、これらの検査結果の解釈は慎重に行うこと(サラゾスルファピリジン並びに代謝物5-アミノサリチル酸及びスルファピリジンは、NAD(H)又はNADP(H)を使用した340nm付近の紫外線吸光度測定に干渉する可能性があり、検査方法により検査結果に及ぼす影響が異なることが報告されている)。(過量投与)13.1.症状過量投与時、悪心・嘔吐、胃腸障害、腹痛、精神神経系症状(傾眠、痙攣等)。13.2.処置過量投与時、症状に応じて、催吐、胃洗浄、寫下、尿のアルカリ化、強制利尿(腎機能が正常な場合)、血液透析等を行う。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意14.1.1.本剤は腸溶性製剤であり、かんだり、砕いたりせずに服用するように指導すること。14.1.2.PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報15.1.1.本剤の成分により皮膚、爪及び尿・汗等の体液が黄色~黄赤色に着色することがある。また、ソフトコンタクトレンズが着色することがある。15.2.非臨床試験に基づく情報15.2.1.動物実験(ラット)で甲状腺腫及び甲状腺機能異常を起こすことが報告されている。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.再生不良性貧血(0.03%)、汎血球減少症(0.06%)、無顆粒球症(頻度不明)、血小板減少(0.3%)、貧血(溶血性貧血、巨赤芽球性貧血(葉酸欠乏)等)(頻度不明)、播種性血管内凝固症候群(DIC)(0.03%)。11.1.2.中毒性表皮壊死融解症(ToxicEpidermalNecrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(0.03%)、紅皮症型薬疹(0.08%)。11.1.3.過敏症症候群、伝染性単核球症様症状(いずれも頻度不明):初期症状として発疹、発熱、感冒様症状がみられ、さらにリンパ節腫脹、肝機能障害、肝腫、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと(なお、これらの症状は、薬剤を中止しても再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること)。11.1.4.間質性肺炎(0.03%)、薬剤性肺炎(0.06%)、PIE症候群(頻度不明)、線維性肺胞炎(頻度不明):発熱、咳嗽、喀痰、呼吸困難等の呼吸器症状があらわれた場合には投与を中止し、速やかに胸部X線検査、速やかに血液検査等を実施し、適切な処置を行うこと。11.1.5.急性腎障害、ネフローゼ症候群、間質性腎炎(いずれも頻度不明)〔8.3、9.2腎機能障害患者の項参照〕。11.1.6.消化性潰瘍(出血、穿孔を伴うことがある)、S状結腸穿孔(いずれも頻度不明)。11.1.7.脳症(頻度不明):意識障害、痙攣等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。11.1.8.無菌性髄膜炎(無菌性髄膜脳炎)(頻度不明):頸部硬直(項部硬直)、発熱、頭痛、悪心、嘔吐あるいは意識混濁等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。11.1.9.心膜炎、胸膜炎(いずれも頻度不明):呼吸困難、胸部痛、胸水等があらわれた場合には投与を中止し、速やかに心電図検査、速やかに胸部X線検査等を実施し、適切な処置を行うこと。11.1.10.SLE様症状(頻度不明)。11.1.11.劇症肝炎(頻度不明)、肝炎(0.03%)、肝機能障害(2.0%)、黄疸(頻度不明):著しいAST上昇、著しいALT上昇等を伴う肝炎、肝機能障害、黄疸があらわれることがある。また、肝不全、劇症肝炎に至るおそれがある〔8.3、9.3肝機能障害患者の項参照〕。11.1.12.ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):発疹、血圧低下、呼吸困難等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。11.2.その他の副作用1).血液:(1%未満)白血球減少、免疫グロブリン減少、顆粒球減少、異型リンパ球出現、好酸球増多。2).肝臓:(1%未満)AST上昇、ALT上昇。3).腎臓:(頻度不明)尿路結石、(1~10%未満)浮腫、(1%未満)蛋白尿、BUN上昇、血尿、腫脹、糖尿。4).皮膚:(1%未満)脱毛。5).消化器:(頻度不明)膵炎、口腔咽頭痛、(1~10%未満)悪心・嘔吐、腹痛、口内炎、胃不快感、食欲不振、(1%未満)便秘、腹部膨満感、下痢、口唇炎、胸やけ、舌炎、口渇。6).過敏症:(頻度不明)光線過敏症、血清病、(1~10%未満)発疹、そう痒感、(1%未満)顔面潮紅、紅斑、蕁麻疹。7).精神神経系:(頻度不明)抑うつ、(1%未満)頭痛、末梢神経炎、めまい、うとうと状態、耳鳴。8).その他:(頻度不明)精子数の可逆的な減少及び精子運動性の可逆的な減少[2~3ヵ月の休薬により回復するとの報告がある]、(1~10%未満)発熱、(1%未満)倦怠、味覚異常、心悸亢進、筋肉痛、胸痛、関節痛、嗅覚異常。
18.1作用機序T細胞、マクロファージに作用し、それらの細胞からのサイトカイン(IL‐1、2及び6)産生を抑制し、関節リウマチ患者の異常な抗体産生を抑制する。さらに、滑膜細胞の活性化や炎症性細胞の浸潤等を抑制し、かつ多形核白血球の活性酸素産生も抑制する。これらの一連の作用により、関節リウマチ患者の関節における炎症全般を抑制し、抗リウマチ作用を示すものと考えられる。18.2抗リウマチ作用アジュバント関節炎(ラット)に対しては予防効果を、異種II型コラーゲン誘発関節炎に対しては予防(マウス)及び治療効果(ラット、マウス)を、ヒトの関節リウマチにより近い臨床病像がみられる同種II型コラーゲン誘発関節炎(ラット)に対しては予防効果を示した。また、自然発症自己免疫疾患モデルであるMRL/1マウスにおいて、滑膜細胞重層化、滑膜下軟部組織浮腫、フィブリン析出及び炎症性細胞の浸潤等の関節病変の進行を抑制した。さらに、組織障害に関与する多形核白血球の活性酸素産生を抑制した(invitro)。一方、実験的急性(ラット)、亜急性炎症モデル(ラット)に影響せず、鎮痛作用(マウス)もみられなかった。18.3免疫系に対する作用マウス脾細胞におけるT細胞依存性抗原に対する免疫応答を用量依存的に抑制し、T細胞非依存性抗原に対する免疫応答をほとんど抑制しなかった(invitro)。関節リウマチ患者末梢血付着細胞からのIL‐1及びIL‐6産生を抑制した(invitro)。また、マウス脾細胞におけるT細胞のIL‐2産生に対しても用量依存的な抑制作用を示した(invitro)。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第II相臨床試験(二重盲検比較試験)プラセボを対照とした多施設二重盲検比較試験が関節リウマチ患者199例(プラセボ群:100例、1g群:99例)で実施され、その治療成績は次のとおりである。最終全般改善度(評価対象症例)--------------------------表開始--------------------------著明改善改善やや改善不変やや悪化悪化著明悪化合計改善率(%)検定注)プラセボ9714318117122.5P<0.001アザルフィジンEN錠500mg(1g群)152016123006653.0注)H検定、Scheffeの多重比較検定:改善率は「改善」以上(本剤の用法・用量である1g/日の成績のみ記載)--------------------------表終了--------------------------1g群での副作用は、96例中21例(21.9%)に30件発現した。主な副作用は、胃部痛・上腹部痛・胃痛7件、胃部不快感・胃重感5件、発疹・皮疹・薬疹4件等であった。17.1.2国内第II相臨床試験(長期投与試験)関節リウマチ患者116例を対象とし、アザルフィジンEN錠500mg1日2錠(サラゾスルファピリジンとして1g)を用いた長期投与試験において、総投与症例116例中94例(81.0%)が24週以上投与可能であり、80例(69.0%)が52週間の投与を完了し、優れた忍容性が認められた。ランスバリーの活動性指数は投与4週後より投与開始前に比し有意な改善を示し、52週後においても効果の持続が認められた。副作用は、112例中34例(30.4%)に55件発現した。主な副作用は、発疹・皮疹・薬疹14件、そう痒感・かゆみ4件、むかつき3件、食欲不振3件、腫脹・腫れ・むくみ3件等であった。