1.
向精神薬誘発性尿閉リスクの高い薬剤は〜国内医薬品副作用データベース
2024/12/16 医療一般 日本発エビデンス
向精神薬誘発性尿閉リスクの高い薬剤は〜国内医薬品副作用データベース
https://www.carenet.com/news/general/carenet/59819
一般名 | オキシブチニン塩酸塩錠 |
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YJコード | 2590005F1022 |
剤型・規格 | 錠剤・2mg1錠 |
薬価 | 11.20円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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1.
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便失禁を起こしやすい患者とは?便失禁診療ガイドライン改訂
2024/12/05 医療一般
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第243回 ED薬・タダラフィルやシルデナフィルと死亡、心血管疾患、認知症の減少が関連
2024/12/03 バイオの火曜日
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前立腺肥大症治療薬のタダラフィルが2型糖尿病リスクを抑制
2024/12/03 医療一般 日本発エビデンス
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5.
食欲不振には六君子湯?【漢方カンファレンス】第10回
2024/10/04 漢方カンファレンス
食欲不振には六君子湯?【漢方カンファレンス】第10回
https://www.carenet.com/series/kampo/cg004640_010.html
次記疾患又は状態における頻尿、尿意切迫感、尿失禁:1)神経因性膀胱、2)不安定膀胱(無抑制収縮を伴う過緊張性膀胱状態)。
通常成人1回オキシブチニン塩酸塩として2~3mgを1日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
(禁忌)2.1.明らかな下部尿路閉塞症状である排尿困難・尿閉等を有する患者[排尿困難・尿閉等が更に悪化するおそれがある]〔11.1.3参照〕。2.2.閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある]。2.3.重篤な心疾患のある患者[抗コリン作用により頻脈、心悸亢進を起こし心臓の仕事量が増加するおそれがある]。2.4.麻痺性イレウスのある患者[抗コリン作用により胃腸管の緊張、運動性は抑制され、胃腸管内容物の移動は遅延するため、麻痺性イレウスの患者では、胃腸管内容物の停滞により閉塞状態が強められるおそれがある]〔11.1.2参照〕。2.5.衰弱患者の腸アトニー又は高齢者の腸アトニー、重症筋無力症の患者[抗コリン作用により、症状を悪化させるおそれがある]。2.6.授乳婦〔9.6授乳婦の項参照〕。2.7.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.眼調節障害、眠気を起こすことがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に注意させること。8.2.抗コリン作用により発汗抑制が起こり、外部の温度上昇に対する不耐性が生じて、急激に体温が上昇するおそれがあるため、高温環境下で使用する場合は体温上昇に注意させること。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.排尿困難のおそれのある前立腺肥大患者:前立腺肥大患者では、排尿障害を来していない場合でも、抗コリン剤の投与により排尿障害を起こすおそれがある。9.1.2.甲状腺機能亢進症の患者:心拍数の増加等の症状の悪化を招くおそれがある。9.1.3.うっ血性心不全の患者:代償性交感神経系の亢進を更に亢進させるおそれがある。9.1.4.不整脈のある患者:頻脈性不整脈を有している患者では、副交感神経遮断作用により交感神経が優位にたち、心拍数増加等が起こるおそれがある。9.1.5.潰瘍性大腸炎の患者:中毒性巨大結腸があらわれるおそれがある。9.1.6.パーキンソン症候群又は認知症のある高齢者・認知機能障害のある高齢者:抗コリン作用により、症状を悪化させるおそれがある。9.1.7.開放隅角緑内障の患者:抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。(腎機能障害患者)9.2.1.重篤な腎疾患のある患者:腎障害患者において臨床試験は実施されていない。(肝機能障害患者)9.3.1.重篤な肝疾患のある患者:肝障害患者において臨床試験は実施されていない。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。(授乳婦)投与しないこと(動物実験(ラット)で乳汁への移行が報告されている)〔2.6参照〕。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(高齢者)少量から投与し、観察を十分行うとともに、過量投与にならないよう注意すること。(相互作用)10.2.併用注意:抗コリン作用を有する薬剤(三環系抗うつ剤、フェノチアジン系薬剤、モノアミン酸化酵素阻害剤)[口内乾燥、便秘、排尿困難、目のかすみ等があらわれるおそれがある(抗コリン作用が増強されるおそれがある)]。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.血小板減少(0.1%未満)。11.1.2.麻痺性イレウス(頻度不明):著しい便秘、腹部膨満等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと〔2.4参照〕。11.1.3.尿閉(0.28%)〔2.1参照〕。11.2.その他の副作用1).精神神経系:(0.1~5%未満)めまい、眠気、頭痛、(0.1%未満)しびれ、振戦等、(頻度不明)認知機能障害、抑うつ。2).循環器:(頻度不明)頻脈。3).消化器:(5%以上)口渇、(0.1~5%未満)下痢、胃腸障害、胃部不快感、嘔気、食欲不振、胸やけ、便秘、腹部膨満感、口内炎、(0.1%未満)嘔吐、舌炎等、(頻度不明)嚥下障害。4).過敏症:(0.1~5%未満)発疹等、(頻度不明)血管浮腫、蕁麻疹。5).泌尿器:(0.1~5%未満)排尿困難、残尿等。6).肝臓:(0.1~5%未満)AST上昇、ALT上昇。7).その他:(0.1~5%未満)浮腫、倦怠感、口が苦い、(0.1%未満)発熱、熱感、目のかすみ、眼瞼結膜充血、汗が出なくなる、咽頭部痛、胸痛、皮膚乾燥、嗄声等、(頻度不明)眼乾燥、潮紅。発現頻度は使用成績調査を含む。
18.1作用機序オキシブチニン塩酸塩は向神経作用(抗ムスカリン作用)及び膀胱平滑筋直接作用(カルシウム拮抗作用)を有し、膀胱に選択的かつ協力的に作用することにより、膀胱の過緊張状態を抑制する。18.2膀胱運動抑制作用ネコ、イヌを用いた実験で、オキシブチニン塩酸塩は骨盤神経刺激、下腹神経刺激及びアセチルコリン等による膀胱収縮をいずれも抑制し、また、カルバコール等による膀胱運動亢進を抑制した。18.3排尿調節作用ウサギ及びラットのシストメトログラム(膀胱内圧曲線)において、オキシブチニン塩酸塩は、膀胱容積及び排尿閾値圧を増加した。18.4膀胱平滑筋直接作用及び向神経作用ウサギ、ラット、モルモットの摘出平滑筋(膀胱、回腸)を用いたinvitro試験で、オキシブチニン塩酸塩は、塩化カルシウム、塩化バリウム及び塩化カリウムによる収縮を抑制し(膀胱平滑筋直接作用)、また、アセチルコリン及びATPによる収縮を抑制した(向神経作用)。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内一般臨床試験頻尿、尿意切迫感、尿失禁を主訴とする神経因性膀胱、不安定膀胱に対しての一般臨床試験で、有効率(有効以上)は神経因性膀胱56.7%(181/319例)、不安定膀胱57.1%(96/168例)であった。17.1.2国内第III相比較臨床試験神経因性膀胱、不安定膀胱患者を対象としたプラセボとの二重盲検比較試験(本剤投与群の有効性解析対象88例)において、プラセボ又は本剤1回3mgを1日3回(14~17日間)経口投与したとき、自覚所見と膀胱内圧測定(初発尿意量、最大膀胱容量、最大静止圧及び無抑制収縮の最高内圧、波形の変化)による他覚所見を総合的に判断した総合全般改善度の改善率(改善以上)は、神経因性膀胱47.1%(32/68例)、不安定膀胱60.0%(12/20例)であった。本剤投与群での副作用発現頻度は24.5%(26/106例)で、主な副作用は口渇(口渇感を含む)14.2%(15/106例)、尿閉3.8%(4/106例)、下痢、胸やけ及び排尿困難がそれぞれ1.9%(2/106例)であった。