1.
便失禁を起こしやすい患者とは?便失禁診療ガイドライン改訂
2024/12/05 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/carenet/59730
一般名 | フェソテロジンフマル酸塩徐放錠 |
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YJコード | 2590015G2028 |
剤型・規格 | 錠剤・8mg1錠 |
薬価 | 212.10円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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1.
便失禁を起こしやすい患者とは?便失禁診療ガイドライン改訂
2024/12/05 医療一般
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2.
第243回 ED薬・タダラフィルやシルデナフィルと死亡、心血管疾患、認知症の減少が関連
2024/12/03 バイオの火曜日
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https://www.carenet.com/hihyotue/243.html
3.
前立腺肥大症治療薬のタダラフィルが2型糖尿病リスクを抑制
2024/12/03 医療一般 日本発エビデンス
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https://www.carenet.com/news/general/hdnj/59664
4.
食欲不振には六君子湯?【漢方カンファレンス】第10回
2024/10/04 漢方カンファレンス
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https://www.carenet.com/series/kampo/cg004640_010.html
5.
頻尿とは?起こる原因は?
2024/10/01 患者説明用スライド
頻尿とは?起こる原因は?
https://www.carenet.com/slide/704
1).過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁。2).神経因性膀胱における排尿管理。(効能又は効果に関連する注意)5.1.〈過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁〉本剤を適用する際、過活動膀胱の場合、十分な問診により臨床症状を確認し類似症状を呈する疾患(尿路感染症、尿路結石、膀胱癌や前立腺癌など下部尿路の新生物等)に留意し尿検査等により除外診断を実施し必要に応じ専門的な検査も考慮すること。5.2.〈過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁〉過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁の場合、下部尿路閉塞疾患(前立腺肥大症等)を合併している患者では、それに対する治療を優先させること。5.3.〈過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁〉認知症で過活動膀胱の自覚症状の把握が困難、認知機能障害で過活動膀胱の自覚症状の把握が困難な患者の場合は、本剤の投与対象とならない。5.4.〈神経因性膀胱における排尿管理〉本剤の薬理作用(排尿筋の収縮の抑制)を踏まえて、本剤投与の適否を判断すること。
〈過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁〉通常、成人にはフェソテロジンフマル酸塩として4mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じて1日1回8mgまで増量できる。〈神経因性膀胱における排尿管理〉通常、体重25kg超の小児にはフェソテロジンフマル酸塩4mgを開始用量として1日1回経口投与する。投与開始から1週間後以降に、患者の状態に応じて1日1回8mgまで増量できる。(用法及び用量に関連する注意)重度腎障害(クレアチニンクリアランス30mL/min未満)のある患者、中等度肝障害のある患者(Child-Pugh分類B)、又は強力なチトクロムP450<CYP>3A4阻害薬投与中の患者では、1日投与量はフェソテロジンフマル酸塩として4mgとし、8mgへの増量は行わないものとする〔9.2.1、9.3.2、10.2参照〕。
(禁忌)2.1.尿閉を有する患者[抗コリン作用により排尿時の膀胱収縮が抑制され、症状が悪化するおそれがある]〔11.1.1参照〕。2.2.眼圧が調節できない閉塞隅角緑内障の患者[眼圧の上昇を招き、症状が悪化するおそれがある]。2.3.幽門閉塞、十二指腸閉塞又は腸管閉塞している患者及び麻痺性イレウスのある患者[抗コリン作用により胃腸の平滑筋の収縮及び運動が抑制され、症状が悪化するおそれがある]。2.4.胃アトニー又は腸アトニーのある患者[抗コリン作用により消化管運動が低下するため症状が悪化するおそれがある]。2.5.重症筋無力症の患者[抗コリン作用により筋緊張の低下がみられ症状が悪化するおそれがある]。2.6.重度肝障害のある患者(Child-Pugh分類C)〔9.3.1参照〕。2.7.重篤な心疾患の患者[抗コリン作用により、症状を悪化させるおそれがある]。2.8.本剤の成分あるいは酒石酸トルテロジンに対して過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)8.1.眼調節障害(霧視等)、めまい、眠気等を起こすことがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。8.2.本剤投与で効果が認められない場合、漫然と使用すべきではない。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.下部尿路閉塞疾患(前立腺肥大症等)を合併している患者:本剤投与前に残尿量測定を実施し、必要に応じて、専門的な検査をし、投与後は残尿量の増加に注意し、十分な経過観察を行うこと(抗コリン作用により、尿閉を誘発するおそれがある)〔11.1.1参照〕。9.1.2.消化管運動低下する危険性のある患者:腸管閉塞を招くおそれがある。9.1.3.潰瘍性大腸炎の患者:中毒性巨大結腸があらわれるおそれがある。9.1.4.眼圧が調整可能な閉塞隅角緑内障の患者:眼圧の上昇を招き、症状が悪化するおそれがある。9.1.5.狭心症等の虚血性心疾患のある患者:抗コリン作用により頻脈が生じ、症状を増悪させるおそれがある。9.1.6.甲状腺機能亢進症の患者:抗コリン作用により、頻脈等の交感神経興奮症状が悪化するおそれがある。9.1.7.パーキンソン症状又は脳血管障害のある患者:症状の悪化あるいは精神神経症状があらわれるおそれがある。9.1.8.認知症、認知機能障害のある患者:抗コリン作用により、症状を悪化させるおそれがある。(腎機能障害患者)9.2.1.重度腎障害(クレアチニンクリアランス30mL/min未満)のある患者:本剤の活性代謝物トルテロジン5-ヒドロキシメチル体(5-HMT)の血漿中濃度が上昇する可能性がある〔7.用法及び用量に関連する注意の項、16.6.1参照〕。9.2.2.腎障害<重度腎障害を除く>のある患者:活性代謝物5-HMTの血漿中濃度が上昇する可能性がある〔16.6.1参照〕。(肝機能障害患者)9.3.1.重度肝障害のある患者(Child-Pugh分類C):投与しないこと(血中濃度が過度に上昇するおそれがある)〔2.6、16.6.2参照〕。9.3.2.中等度肝障害のある患者(Child-Pugh分類B):活性代謝物5-HMTの血漿中濃度が上昇する可能性がある〔7.用法及び用量に関連する注意の項、16.6.2参照〕。9.3.3.軽度肝障害のある患者(Child-Pugh分類A):活性代謝物5-HMTの血漿中濃度が上昇する可能性がある〔16.6.2参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験において、臨床曝露量*を超える高い血漿中濃度(AUCで6~27倍(マウス)及び3~11倍(ウサギ)、Cmaxで77倍(マウス)及び19倍(ウサギ))において軽度の胚毒性・胎仔毒性(吸収胚数増大及びそれに関連した生存胎仔数減少並びに胎仔骨化遅延(ウサギのみ))が認められた)。*:臨床最大推奨用量でのCYP2D6の代謝酵素活性が欠損しているヒトにおける摂食下での曝露量(最も曝露量が高くなる条件)。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(フェソテロジンがヒトの乳汁中に移行するかは不明であるが、活性代謝物が同一である類薬トルテロジンでは、動物実験(マウス)で乳汁中への移行がわずかに認められている)。(小児等)9.7.1.低出生体重児、新生児、乳児又は6歳未満の幼児を対象とした臨床試験は実施していない。9.7.2.体重が低いほど、本剤の活性代謝物5-HMTの血漿中濃度が上昇する可能性がある。(相互作用)本剤の代謝にはCYP2D6及びCYP3A4が関与している〔16.4参照〕。10.2.併用注意:1).抗コリン作用を有する薬剤(三環系抗うつ剤、フェノチアジン系薬剤、モノアミン酸化酵素阻害剤)[口内乾燥、便秘、排尿困難等があらわれるおそれがある(抗コリン作用が増強されるおそれがある)]。2).CYP3A4阻害薬(アタザナビル、クラリスロマイシン、インジナビル、イトラコナゾール、ネルフィナビル、リトナビル(ブースト療法における全てのリトナビル投与を含む)、サキナビル、テリスロマイシン等)〔7.用法及び用量に関連する注意の項、16.7.1参照〕[活性代謝物5-HMTの血漿中濃度の上昇に伴い効果や副作用の増強が予想される(併用薬剤の強力なCYP3A4阻害作用による)]。3).CYP3A4誘導薬(フェニトイン、カルバマゼピン、リファンピシン、フェノバルビタール等、セイヨウオトギリソウ<セント・ジョーンズ・ワート>含有食品(St.John’sWort))〔16.7.2参照〕[活性代謝物5-HMTの血漿中濃度の低下に伴い効果が減弱する可能性がある(これらの薬剤及びセイヨウオトギリソウのCYP3A4誘導作用による)]。4).CYP2D6阻害薬(キニジン、パロキセチン等)[活性代謝物5-HMTの血漿中濃度が上昇する可能性があることから、4mgから8mgへの増量に際しては患者の状況を十分に観察しながら慎重に行うこと(併用薬剤の強力なCYP2D6阻害作用による)]。(過量投与)13.1.症状過量投与時、重度中枢性抗コリン作用(例、幻覚、重度の興奮)、痙攣、著しい興奮、呼吸不全、頻脈、尿閉、散瞳。13.2.処置胃洗浄及び活性炭の投与を行い、必要に応じて次のような適切な処置を行うこと。13.2.1.過量投与時、重度中枢性抗コリン作用(例、幻覚、重度の興奮)に対しては胃洗浄及び活性炭の投与を行い、必要に応じてネオスチグミンを投与する。13.2.2.過量投与時、痙攣及び著しい興奮に対しては胃洗浄及び活性炭の投与を行い、必要に応じてベンゾジアゼピン系薬剤を投与する。13.2.3.過量投与時、呼吸不全に対しては胃洗浄及び活性炭の投与を行い、必要に応じて人工呼吸を実施する。13.2.4.過量投与時、頻脈に対しては胃洗浄及び活性炭の投与を行い、必要に応じてβ遮断薬を投与する。13.2.5.過量投与時、尿閉に対しては胃洗浄及び活性炭の投与を行い、必要に応じて導尿を実施する。13.2.6.過量投与時、散瞳に対しては胃洗浄及び活性炭の投与を行い、必要に応じてピロカルピン点眼薬による治療を行うか、暗い部屋に移す、あるいはピロカルピン点眼薬による治療と暗い部屋に移す両方の処置を行う。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意14.1.1.PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。14.1.2.湿気、高温を避けて保存し、服用直前にPTPシートから取り出すよう指導すること。14.1.3.本剤は徐放性製剤であるため、割ったり、砕いたり、すりつぶしたりしないで、そのままかまずに服用するよう指導すること(割ったり、砕いたり、すりつぶしたりして服用すると、本剤の徐放性が失われ、血中濃度が上昇するおそれがある)。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.尿閉(2.0%)〔2.1、9.1.1参照〕。11.1.2.血管性浮腫(頻度不明):顔面浮腫、口唇腫脹、舌腫脹、喉頭浮腫、咽頭腫脹、咽頭浮腫等があらわれることがある。11.1.3.QT延長(頻度不明)、心室性頻拍(頻度不明)、房室ブロック(頻度不明)、徐脈(頻度不明)。11.2.その他の副作用1).眼障害:(1~10%未満)眼乾燥、(0.3~1%未満)霧視。2).神経系障害:(1~10%未満)頭痛、めまい、(0.3~1%未満)傾眠、味覚異常、(頻度不明)感覚鈍麻。3).精神障害:(頻度不明)錯乱状態。4).心臓障害:(0.3~1%未満)心電図QT延長、頻脈、(0.3%未満)動悸。5).血管障害:(0.3~1%未満)高血圧。6).呼吸器、胸郭及び縦隔障害:(1~10%未満)咽喉乾燥、(0.3~1%未満)鼻乾燥、咳嗽、口腔咽頭痛、鼻出血。7).肝胆道系障害:(0.3%未満)AST増加、(0.3~1%未満)ALT増加、γ-GTP増加。8).胃腸障害:(10%以上)口内乾燥(36.5%)、(1~10%未満)便秘、消化不良、腹痛、悪心、下痢、(0.3~1%未満)胃食道逆流性疾患、腹部不快感、腹部膨満、嘔吐、胃炎、(0.3%未満)鼓腸。9).腎及び尿路障害:(1~10%未満)排尿困難、尿路感染、(0.3~1%未満)膀胱炎、排尿躊躇、尿流量減少、残尿、尿失禁。10).皮膚及び皮下組織障害:(0.3~1%未満)皮膚乾燥、発疹、皮膚そう痒症、(頻度不明)蕁麻疹、血管性浮腫。11).全身障害及び投与局所様態:(0.3~1%未満)CK増加、疲労、浮腫。
18.1作用機序フェソテロジンは経口投与後、速やかに活性代謝物である5‐HMTに加水分解される。フェソテロジン及び5‐HMTはいずれもムスカリン受容体に選択的な結合親和性を有するが、5‐HMTのムスカリン受容体に対する親和性はフェソテロジンと比べ100倍以上強く、また、ヒトにおいてフェソテロジンは経口投与後に血漿中で検出されない。したがってフェソテロジン投与による膀胱収縮抑制作用は、5‐HMTが膀胱平滑筋のムスカリン受容体を阻害することにより発現すると考えられる。なお、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞に発現させた5種のヒトムスカリン受容体サブタイプ(M1~M5)に対する5‐HMTのKi値は1.0~6.3nMであり、すべてのムスカリン受容体サブタイプに対しほぼ同程度の高い親和性を示した。18.2膀胱に対する作用18.2.1生体位膀胱機能5‐HMTは、無麻酔ラットにおいて、膀胱内への生理食塩液注入によって誘発される膀胱収縮を用量依存的に抑制した(ID50=7.5μg/kg、静脈内投与)。また、10μg/kg(静脈内投与)で排尿圧力の抑制、最大膀胱容量の増加及び収縮間隔の延長を惹起した。さらに、麻酔ネコにおいてアセチルコリンによる膀胱収縮を用量依存的に抑制した。麻酔ネコにおける膀胱収縮抑制作用に対し、電気刺激による唾液分泌の抑制にはより高用量が必要であったことから、5‐HMTの抗ムスカリン作用は唾液腺より膀胱筋に対する組織選択性が高いと考えられる。18.2.2摘出膀胱収縮5‐HMTはラット及びヒト摘出膀胱のカルバコールによる収縮を濃度依存的に抑制し、pA2値はそれぞれ8.8及び9.0であった。また、5‐HMTはラット及びヒト摘出膀胱における電場刺激による収縮も0.01~1μMで濃度依存的に抑制した。
17.1有効性及び安全性に関する試験〈過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁〉17.1.1国際共同第II相試験日本を含むアジアで実施された過活動膀胱患者を対象とした無作為化二重盲検並行群間比較試験では、本剤4mg、8mgあるいはプラセボを1日1回12週間投与し、有効性及び安全性を検討した。主要評価項目である24時間あたりの平均切迫性尿失禁回数の変化量、副次評価項目である24時間あたりの平均排尿回数の変化量及び24時間あたりの平均尿意切迫感回数の変化量に関して本剤4mg群、8mg群ともプラセボ群に比し統計的に有意な減少が認められた。また、プラセボ群に比べ本剤で多く発現した因果関係を否定できない主な有害事象は、口内乾燥、便秘、膀胱炎、排尿困難、残尿であり、その多くは軽度あるいは中等度であった。最終評価時(12週後)の24時間あたりの平均切迫性尿失禁回数の変化量--------------------------表開始--------------------------投与群症例数投与前12週後(投与前からの変化量)平均値(標準偏差)最小二乗平均値最小二乗平均のプラセボ群との差両側95%信頼区間下限上限プラセボ3092.24(1.872)-1.01---フェソテロジン4mg/日3142.23(1.814)-1.35-0.34-0.56-0.13フェソテロジン8mg/日3062.26(1.788)-1.40-0.39-0.60-0.17--------------------------表終了--------------------------最終評価時(12週後)の24時間あたりの平均排尿回数の変化量--------------------------表開始--------------------------投与群症例数投与前12週後(投与前からの変化量)平均値(標準偏差)最小二乗平均値最小二乗平均のプラセボ群との差両側95%信頼区間下限上限プラセボ30911.13(2.494)-0.59---フェソテロジン4mg/日31411.32(2.576)-1.15-0.56-0.91-0.22フェソテロジン8mg/日30611.36(2.560)-1.25-0.66-1.01-0.32--------------------------表終了--------------------------最終評価時(12週後)の24時間あたりの平均尿意切迫感回数の変化量--------------------------表開始--------------------------投与群症例数投与前12週後(投与前からの変化量)平均値(標準偏差)最小二乗平均値最小二乗平均のプラセボ群との差両側95%信頼区間下限上限プラセボ3095.05(3.406)-1.00---フェソテロジン4mg/日3144.81(3.123)-1.65-0.65-1.07-0.22フェソテロジン8mg/日3065.01(3.538)-1.66-0.66-1.09-0.23--------------------------表終了--------------------------因果関係を否定できない主な有害事象a)--------------------------表開始--------------------------プラセボ群フェソテロジン4mg/日フェソテロジン8mg/日評価例数318320313有害事象発現例数(%)因果関係を否定できない有害事象81(25.5)150(46.9)192(61.3)口内乾燥29(9.1)89(27.8)155(49.5)便秘14(4.4)16(5.0)33(10.5)排尿困難02(0.6)13(4.2)膀胱炎3(0.9)11(3.4)3(1.0)残尿5(1.6)7(2.2)2(0.6)例数(%)a)いずれかの投与群で2%以上の被験者に認められた事象--------------------------表終了--------------------------17.1.2海外第III相試験外国で実施された過活動膀胱患者を対象とした無作為化二重盲検並行群間比較試験では、本剤4mg、8mgあるいはプラセボを1日1回12週間投与し、有効性及び安全性を検討した。主要評価項目である24時間あたりの平均切迫性尿失禁回数の変化量及び24時間あたりの平均排尿回数の変化量、副次評価項目である24時間あたりの平均尿意切迫感回数の変化量に関して本剤4mg群、8mg群ともプラセボ群に比し統計的に有意な減少が認められた。また、プラセボ群に比べ本剤で多く発現した因果関係を否定できない主な有害事象は、口内乾燥、便秘、眼乾燥であり、その多くは軽度あるいは中等度であった。最終評価時(12週後)の24時間あたりの平均切迫性尿失禁回数の変化量--------------------------表開始--------------------------投与群症例数投与前12週後(投与前からの変化量)平均値(標準偏差)最小二乗平均値最小二乗平均のプラセボ群との差両側95%信頼区間下限上限プラセボ2053.7(3.33)-0.96---フェソテロジン4mg/日2283.9(3.51)-1.65-0.69-1.14-0.24フェソテロジン8mg/日2183.9(3.32)-2.28-1.32-1.78-0.87--------------------------表終了--------------------------最終評価時(12週後)の24時間あたりの平均排尿回数の変化量--------------------------表開始--------------------------投与群症例数投与前12週後(投与前からの変化量)平均値(標準偏差)最小二乗平均値最小二乗平均のプラセボ群との差両側95%信頼区間下限上限プラセボ26612.2(3.66)-1.08---フェソテロジン4mg/日26712.9(3.86)-1.61-0.53-1.02-0.04フェソテロジン8mg/日26712.0(3.31)-2.09-1.01-1.50-0.52--------------------------表終了--------------------------最終評価時(12週後)の24時間あたりの平均尿意切迫感回数の変化量--------------------------表開始--------------------------投与群症例数投与前12週後(投与前からの変化量)平均値(標準偏差)最小二乗平均値最小二乗平均のプラセボ群との差両側95%信頼区間下限上限プラセボ26611.4(3.77)-0.79---フェソテロジン4mg/日26712.5(4.05)-1.91-1.13-1.67-0.59フェソテロジン8mg/日26711.6(3.72)-2.30-1.52-2.05-0.98--------------------------表終了--------------------------因果関係を否定できない主な有害事象b)--------------------------表開始--------------------------プラセボ群フェソテロジン4mg/日フェソテロジン8mg/日評価例数271282279有害事象発現例数(%)因果関係を否定できない有害事象52(19.2)83(29.4)130(46.6)口内乾燥19(7)45(16)97(35)便秘7(3)14(5)18(7)眼乾燥02(1)9(3)頭痛7(3)7(3)6(2)例数(%)b)いずれかの投与群で2%以上の被験者に認められた事象--------------------------表終了--------------------------17.1.3国内長期投与試験国内で実施された過活動膀胱患者を対象とした非盲検長期投与試験では、52週間投与による有効性及び安全性を検討した。本剤4mg(1日1回投与)から投与を開始し、投与4週時点で8mg/日へ増量可能とした。また、投与8週時点で8mg/日から4mg/日へ減量可能とした。24時間あたりの平均切迫性尿失禁回数の変化量、24時間あたりの平均排尿回数の変化量及び24時間あたりの平均尿意切迫感回数の変化量に関して改善の大部分は投与8週後までに認められ、その後、投与52週後まで効果は持続した。24時間あたりの平均切迫性尿失禁回数の変化量--------------------------表開始--------------------------投与時期症例数平均値標準偏差両側95%信頼区間下限上限実測値投与前1011.61.48--投与前からの変化量投与8週後100-1.151.293-1.40-0.89投与52週後(LOCF)101-1.351.521-1.65-1.05LOCF:Lastobservationcarriedforward法--------------------------表終了--------------------------24時間あたりの平均排尿回数の変化量--------------------------表開始--------------------------投与時期症例数平均値標準偏差両側95%信頼区間下限上限実測値投与前15011.32.85--投与前からの変化量投与8週後148-2.111.946-2.42-1.79投与52週後(LOCF)150-2.492.172-2.84-2.14LOCF:Lastobservationcarriedforward法--------------------------表終了--------------------------24時間あたりの平均尿意切迫感回数の変化量--------------------------表開始--------------------------投与時期症例数平均値標準偏差両側95%信頼区間下限上限実測値投与前1504.53.40--投与前からの変化量投与8週後148-2.442.194-2.80-2.08投与52週後(LOCF)150-2.612.885-3.08-2.15LOCF:Lastobservationcarriedforward法--------------------------表終了--------------------------因果関係を否定できない主な有害事象c)--------------------------表開始--------------------------全体評価例数152因果関係を否定できない有害事象102(67.1)合計軽度中等度重度口内乾燥77(50.7)6890便秘16(10.5)1510排尿困難6(3.9)510胃炎5(3.3)410下痢4(2.6)400浮動性めまい4(2.6)310尿流量減少4(2.6)400ALT増加3(2.0)210AST増加3(2.0)300例数(%)c)投与群全体で2%以上の被験者に認められた事象--------------------------表終了--------------------------〈神経因性膀胱における排尿管理〉17.1.4国際共同第III相臨床試験(A0221047試験)日本人を含む小児神経因性排尿筋過活動患者(年齢6歳~17歳)を対象とした無作為化、非盲検、並行群間比較試験で、体重25kgを超える被験者における本剤4mg及び8mgの有効性及び安全性を検討した。12週間の有効性評価期間と12週間の安全性評価延長期間の2つのパートで構成した。なお、本剤8mg群の開始用量は4mg/日とし、1週間後に8mg/日に増量した。主要評価項目である投与12週目の最大膀胱容量(膀胱内圧検査における最大膀胱容量、又は排尿/尿失禁開始時若しくは40cmH2O時の容量)のベースラインからの変化量(全体集団及び日本人集団)を次に示す。有効性評価期間及び安全性評価延長期間の両期間ともに本剤の投与を受けた症例(本剤4mg群30例、及び本剤8mg群37例)における主な副作用は、口内乾燥(10.0%、10.8%)、便秘(3.3%、8.1%)、下痢(3.3%、0%)及び腹痛(0%、2.7%)であった。投与12週目の最大膀胱容量のベースラインからの変化量(mL、全体集団)--------------------------表開始--------------------------投与群症例数投与前12週後(投与前からの変化量)最大膀胱容量の平均値(標準偏差)最小二乗平均値注1、2)(標準誤差)95%CIP値注3)本剤4mg群41195.1(100.75)58.12(14.78)(28.84、87.39)0.0001本剤8mg群41173.3(104.45)83.36(14.71)(54.22、112.49)<0.0001注1)投与群を因子とし、最大膀胱容量のベースライン値及び体重のベースライン値を共変量とした共分散分析注2)LOCF(Lastobservationcarriedforward)法を適用した注3)有意水準両側0.05、投与群毎の検定の多重性は調整されていない--------------------------表終了--------------------------投与12週目の最大膀胱容量のベースラインからの変化量(mL、日本人集団)--------------------------表開始--------------------------投与群症例数投与前12週後(投与前からの変化量)最大膀胱容量の平均値(標準偏差)最小二乗平均値注1、2)(標準誤差)95%CI本剤4mg群10193.4(93.68)51.72(25.23)(-0.74、104.18)本剤8mg群10197.1(85.88)85.98(25.32)(33.32、138.64)注1)投与群を因子とし、最大膀胱容量のベースライン値及び体重のベースライン値を共変量とした共分散分析注2)LOCF(Lastobservationcarriedforward)法を適用した--------------------------表終了--------------------------17.3その他17.3.1QT間隔に対する影響本剤の定常状態における心電図に対する影響を検討することを目的として、二重盲検下で健康被験者に本剤4mg/日又は28mg/日注)、モキシフロキサシン400mg/日又はプラセボを3日間投与した。モキシフロキサシン400mg/日投与後にはQTc間隔の延長(3日目の時間平均QTcFの延長:8.6msec)が認められたが、本剤4mg/日及び28mg/日注)又はプラセボの投与後にはQTc間隔がわずかに短縮し、フェソテロジン群とプラセボ群間で有意差は認められなかった(外国人データ)。定常状態におけるQTcFd)のベースライン値との比較--------------------------表開始--------------------------投与群例数平均値(標準偏差)中央値最小値、最大値95%CIe)プラセボ64-4.7(5.89)-3.8-20.2、11.6(-6.2、-3.2)フェソテロジン4mg/日64-4.6(6.71)-4.9-18.5、11.9(-6.3、-2.9)フェソテロジン28mg/日注)64-5.0(7.85)-5.3-20.8、16.3(-6.9、-3.0)モキシフロキサシン400mg/日648.6(5.94)7.7-2.7、21.2(7.1、10.1)d)Friderica補正QTe)平均値の信頼性区間注)本剤の承認最大用量は1日1回8mgである。--------------------------表終了--------------------------注)本剤の承認最大用量は1日1回8mgである。