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食欲不振には六君子湯?【漢方カンファレンス】第10回
https://www.carenet.com/series/kampo/cg004640_010.html
一般名 | ビベグロン錠 |
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YJコード | 2590017F1025 |
剤型・規格 | 錠剤・50mg1錠 |
薬価 | 152.70円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁。(効能又は効果に関連する注意)5.1.本剤を適用する際、十分な問診により臨床症状を確認するとともに類似症状を呈する疾患(尿路感染症、尿路結石、膀胱癌や前立腺癌など下部尿路における新生物等)に留意し尿検査等により除外診断を実施し必要に応じて専門的な検査も考慮すること。5.2.下部尿路閉塞疾患(前立腺肥大症等)を合併している患者では、それに対する治療を優先させること。
通常、成人にはビベグロンとして50mgを1日1回食後に経口投与する。
(禁忌)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.重篤な心疾患のある患者:心拍数増加等により、症状が悪化するおそれがある。(肝機能障害患者)9.3.1.高度肝機能障害のある患者:血中濃度が上昇するおそれがある〔16.6.2参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ラット)において胎仔への移行が報告されている)。(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)において乳汁中に移行することが報告されている)。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(高齢者)患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)〔16.6.3参照〕。(相互作用)ビベグロンはCYP3A4又はP-糖タンパク(P-gp)の基質であることが示唆されている。10.2.併用注意:1).アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール等)、HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル等)〔16.7.2参照〕[ケトコナゾールと併用したとき、ビベグロンの血中濃度が上昇したとの報告がある(CYP3A4及びP-gpを阻害する薬物と併用することにより、ビベグロンの血中濃度が上昇する可能性がある)]。2).リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピン[ビベグロンの作用が減弱する可能性がある(CYP3A4及びP-gpを誘導する薬物と併用することにより、ビベグロンの血中濃度が低下する可能性がある)]。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.重大な副作用11.1.1.尿閉(頻度不明)。11.2.その他の副作用1).精神神経系:(頻度不明)頭痛、めまい、不眠症、傾眠。2).消化器:(1~2%未満)口内乾燥、便秘、(頻度不明)悪心、腹部膨満、消化不良、胃炎、胃食道逆流性疾患、下痢、腹痛。3).循環器:(頻度不明)QT延長、動悸。4).泌尿器・腎臓:(1~2%未満)尿路感染(膀胱炎等)、残尿量増加、(頻度不明)排尿躊躇、膀胱痛、遺尿、排尿困難。5).皮膚:(頻度不明)発疹、多汗症、皮膚そう痒症。6).眼:(1%未満)羞明、(頻度不明)眼乾燥、霧視。7).肝臓:(1%未満)AST上昇、ALT上昇、(頻度不明)肝機能異常、γ-GTP上昇、Al-P上昇。8).その他:(頻度不明)疲労、ほてり、高脂血症、体液貯留、筋肉痛、浮腫、CK上昇、口渇、血圧上昇。
18.1作用機序本剤は膀胱平滑筋に存在するβ3アドレナリン受容体を選択的に刺激し、膀胱を弛緩させることで蓄尿機能を亢進し、過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁を改善する。18.2βアドレナリン受容体に対する作用ヒトβ3アドレナリン受容体を安定発現させた細胞において、濃度依存的な細胞内cAMP濃度上昇作用を示した。一方、ヒトβ1及びβ2アドレナリン受容体発現細胞においては、細胞内cAMP濃度上昇作用をほとんど示さなかった(invitro)。18.3摘出膀胱組織に対する作用電気刺激により収縮させたヒト摘出膀胱組織において、濃度依存的な膀胱収縮抑制作用を示した(invitro)。18.4膀胱機能に対する作用18.4.1麻酔下のアカゲザルにおいて、用量依存的に膀胱容量を増加させた。18.4.2無麻酔下のカニクイザルにおいて、用量依存的に膀胱容量を増加させた。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第III相プラセボ対照二重盲検比較試験過活動膀胱患者1107例を対象にビベグロン50mg、100mg注)又はプラセボを、1日1回食後に12週間経口投与したときの主要評価項目である1日平均排尿回数の変化量、並びに副次評価項目である1日平均尿意切迫感回数の変化量及び1日平均切迫性尿失禁回数の変化量の成績を次に示した。二重盲検比較試験の結果、いずれの評価項目でも、ビベグロン50mg群及び100mg群でプラセボ群に比べ有意な改善が認められた。副作用発現頻度は、ビベグロン50mg群で7.6%(28/370例)、100mg群で5.4%(20/369例)及びプラセボ群で5.1%(19/369例)であった。主な副作用は、50mg群で便秘1.6%(6/370例)、口内乾燥1.4%(5/370例)であった。表112週時の1日平均排尿回数の変化量--------------------------表開始--------------------------投与群症例数投与前変化量#プラセボ群との比較##プラセボ群36911.20±2.40-1.21(-1.40、-1.03)-ビベグロン50mg群37011.13±2.37-2.08(-2.27、-1.89)p<0.0001ビベグロン100mg群36811.08±2.25-2.03(-2.22、-1.84)p<0.0001平均値±標準偏差#:Constrainedlongitudinaldataanalysis(cLDA)法、最小二乗平均値(95%信頼区間)##:cLDA法、有意水準両側5%--------------------------表終了--------------------------表212週時の1日平均尿意切迫感回数の変化量--------------------------表開始--------------------------投与群症例数投与前変化量#プラセボ群との比較##プラセボ群3693.77±2.23-1.77(-1.96、-1.58)-ビベグロン50mg群3703.70±2.08-2.28(-2.46、-2.09)p=0.0001ビベグロン100mg群3683.77±2.25-2.44(-2.63、-2.25)p<0.0001平均値±標準偏差#:cLDA法、最小二乗平均値(95%信頼区間)##:cLDA法、有意水準両側5%、評価項目間で検定の多重性は調整されていない--------------------------表終了--------------------------表312週時の1日平均切迫性尿失禁回数の変化量--------------------------表開始--------------------------投与群症例数投与前変化量#プラセボ群との比較##プラセボ群3331.88±1.33-1.08(-1.21、-0.96)-ビベグロン50mg群3291.97±1.48-1.35(-1.48、-1.23)p=0.0015ビベグロン100mg群3271.86±1.31-1.47(-1.60、-1.34)p<0.0001平均値±標準偏差#:cLDA法、最小二乗平均値(95%信頼区間)##:cLDA法、有意水準両側5%、評価項目間で検定の多重性は調整されていない--------------------------表終了--------------------------17.1.2国内第III相長期投与試験過活動膀胱患者166例を対象に、ビベグロン50mgを1日1回食後に52週間経口投与した。また、ビベグロン50mgを8週間投与した後、効果が不十分、かつ安全性に問題ないと治験担当医師が判断し、かつ被験者も増量を希望した場合に限り、1日1回100mg注)へ増量した。8週時及び52週時の1日平均排尿回数の変化量、1日平均尿意切迫感回数の変化量及び1日平均切迫性尿失禁回数の変化量の成績を次に示した。いずれの評価項目でも、ビベグロン50mg用量維持例及び100mg増量例ともに投与前からの改善が認められ、52週時まで減弱することなく維持された。副作用発現頻度は、ビベグロン50mg維持例で18.1%(21/116例)、100mg増量例で11.8%(6/51例)であった。主な副作用は、50mg維持例で残尿量増加4.3%(5/116例)、口内乾燥及び膀胱炎2.6%(3/116例)、便秘1.7%(2/116例)、100mg増量例で便秘及び口内乾燥3.9%(2/51例)、関節リウマチ及びそう痒症2.0%(1/51例)であった。表41日平均排尿回数の変化量--------------------------表開始--------------------------投与群症例数投与前8週時変化量#52週時変化量#ビベグロン50mg維持例11510.62±1.88-2.52(-2.90、-2.13)-2.71(-3.21、-2.21)ビベグロン100mg増量例5112.78±2.95-1.85(-2.42、-1.28)-3.16(-3.90、-2.41)平均値±標準偏差#:Longitudinaldataanalysis(LDA)法、最小二乗平均値(95%信頼区間)--------------------------表終了--------------------------表51日平均尿意切迫感回数の変化量--------------------------表開始--------------------------投与群症例数投与前8週時変化量#52週時変化量#ビベグロン50mg維持例1153.79±2.59-2.72(-3.14、-2.29)-2.91(-3.43、-2.39)ビベグロン100mg増量例515.56±3.57-2.19(-2.82、-1.55)-3.42(-4.20、-2.65)平均値±標準偏差#:LDA法、最小二乗平均値(95%信頼区間)--------------------------表終了--------------------------表61日平均切迫性尿失禁回数の変化量--------------------------表開始--------------------------投与群症例数投与前8週時変化量#52週時変化量#ビベグロン50mg維持例931.81±1.39-1.49(-1.78、-1.20)-1.55(-1.88、-1.22)ビベグロン100mg増量例452.79±2.60-1.49(-1.91、-1.07)-2.29(-2.76、-1.81)平均値±標準偏差#:LDA法、最小二乗平均値(95%信頼区間)--------------------------表終了--------------------------注):本剤の承認用量は50mgである。