1.
高用量ビタミンDは心血管マーカーを低下させるか
2024/11/11 医療一般
高用量ビタミンDは心血管マーカーを低下させるか
https://www.carenet.com/news/general/carenet/59609
一般名 | エルデカルシトール錠 |
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YJコード | 3112006F2020 |
剤型・規格 | 錠剤・0.75μg1錠 |
薬価 | 46.50円 |
製薬会社 | |
添付文書 |
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1.
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2024/11/11 医療一般
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ビタミンD値が低いとサルコペニアのリスクが高い可能性
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掌蹠角化症〔PPK:palmoplantar keratoderma〕
2024/10/14 希少疾病ライブラリ
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9月20日 子供の成長啓発デー【今日は何の日?】
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ビタミンDが2型糖尿病患者の心不全リスクを抑制
2024/08/20 医療一般
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https://www.carenet.com/news/general/carenet/59101
骨粗鬆症。(効能又は効果に関連する注意)本剤の適用にあたっては、日本骨代謝学会の診断基準等を参考に、骨粗鬆症との診断が確定している患者を対象とすること。
通常、成人にはエルデカルシトールとして1日1回0.75μgを経口投与する。ただし、症状により適宜1日1回0.5μgに減量する。(用法及び用量に関連する注意)血清カルシウム値を定期的に測定し、高カルシウム血症を起こした場合には、直ちに休薬し、休薬後は、血清カルシウム値が正常域まで回復した後に、1日1回0.5μgで投与を再開すること(なお、本剤1日1回0.5μg投与による骨折予防効果は確立していないため、漫然と投与を継続せず、患者の状態に応じ、1日1回0.75μgへの増量又は他剤による治療への変更を考慮すること)〔8.1、8.2、9.1.1、9.2腎機能障害患者の項、10.2、11.1.1参照〕。
(禁忌)妊婦、妊娠している可能性のある女性又は授乳婦〔9.5妊婦、9.6授乳婦の項参照〕。(重要な基本的注意)8.1.本剤投与中は血清カルシウム値を定期的(3~6カ月に1回程度)に測定し、異常が認められた場合には直ちに休薬し、適切な処置を行うこと。腎機能障害、悪性腫瘍、原発性副甲状腺機能亢進症等の高カルシウム血症のおそれのある患者では、投与初期に頻回に血清カルシウム値を測定するなど、特に注意すること〔7.用法及び用量に関連する注意、8.2、9.1.1、9.2腎機能障害患者の項、10.2、11.1.1参照〕。8.2.高カルシウム血症に関連する症状(倦怠感、いらいら感、嘔気、口渇感、食欲減退、意識レベル低下等)の発現が認められた場合は、血清カルシウム値を測定するなどして慎重に経過観察を行うこと〔7.用法及び用量に関連する注意、8.1、9.1.1、9.2腎機能障害患者の項、10.2、11.1.1参照〕。8.3.尿路結石のある患者及びその既往歴のある患者等においては、高カルシウム尿症により病態が悪化するおそれがあるため、尿中カルシウム値を定期的に測定し、高カルシウム尿症が認められた場合は休薬あるいは減量するなど、適切な処置を行うこと〔9.1.2、11.1.3参照〕。(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.高カルシウム血症のおそれのある患者(悪性腫瘍のある患者、原発性副甲状腺機能亢進症の患者等):血清カルシウム値を更に上昇させるおそれがある〔7.用法及び用量に関連する注意の項、8.1、8.2、10.2、11.1.1参照〕。9.1.2.尿路結石のある患者及びその既往歴のある患者〔8.3、11.1.3参照〕。(腎機能障害患者)腎機能障害患者:血清カルシウム値を更に上昇させ、高カルシウム血症となるおそれがある〔7.用法及び用量に関連する注意の項、8.1、8.2、10.2、11.1.1参照〕。(肝機能障害患者)9.3.1.重度の肝機能障害患者:重度肝機能障害患者は臨床試験では除外されている〔16.6.1参照〕。(生殖能を有する者)妊娠する可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(やむを得ず投与する場合には、問診及び妊娠検査により妊娠していないことを確認し、また、妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後2週間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること)。本剤投与中に妊娠が認められた場合には、直ちに本剤の投与を中止すること〔9.5妊婦の項参照〕。(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと(ラットでは胎仔骨格異常及び出生仔腎臓変化が0.125μg/kg/日(曝露量は臨床推奨用量での曝露量の6.8倍相当)で、出生仔外形異常(出生仔四肢異常、出生仔手根異常)が0.5μg/kg/日(27.0倍相当)で認められており、ウサギでは外形異常(頭蓋裂、口蓋裂、矮小仔)が0.3μg/kg/日で認められている)〔2.禁忌、9.4生殖能を有する者の項参照〕。(授乳婦)授乳を避けさせること(ラットで、乳汁中へ移行することが報告されており、ラット出生前及び出生後の発生並びに母体の機能に関する試験において、出生仔腎臓変化等が認められている)〔2.禁忌の項参照〕。(小児等)小児等を対象とした臨床試験は実施していない。(相互作用)10.2.併用注意:1).ジギタリス製剤(ジゴキシン等)[高カルシウム血症に伴う不整脈があらわれるおそれがある(高カルシウム血症が発症した場合、ジギタリス製剤の作用が増強される)]。2).カルシウム製剤<経口>(乳酸カルシウム<経口>、炭酸カルシウム<経口>等)〔7.用法及び用量に関連する注意、8.1、8.2、9.1.1、9.2腎機能障害患者の項、11.1.1参照〕[高カルシウム血症があらわれるおそれがある(本剤は腸管でのカルシウムの吸収を促進させる)]。3).ビタミンD及びビタミンD誘導体(アルファカルシドール、カルシトリオール等)〔7.用法及び用量に関連する注意、8.1、8.2、9.1.1、9.2腎機能障害患者の項、11.1.1参照〕、PTH製剤(テリパラチド等)、PTHrP製剤(アバロパラチド酢酸塩)〔7.用法及び用量に関連する注意、8.1、8.2、9.1.1、9.2腎機能障害患者の項、11.1.1参照〕[高カルシウム血症があらわれるおそれがある(相加作用による)]。4).マグネシウムを含有する製剤:①.マグネシウムを含有する製剤<経口>(酸化マグネシウム<経口>、炭酸マグネシウム<経口>等)[高マグネシウム血症があらわれるおそれがある(他のビタミンD誘導体と同様に腸管でのマグネシウムの吸収を促進させると考えられる)]。②.マグネシウムを含有する製剤(酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム等)[ミルク・アルカリ症候群(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがある(血中マグネシウムの増加により代謝性アルカローシスが持続するため、尿細管でのカルシウム再吸収が増加する)]。(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意14.1.1.PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。14.1.2.瓶入り包装品を分包する場合、服用時以外薬袋から薬を出さないよう、及び直接光の当たる場所に薬を置かないよう指導すること〔20.1参照〕。(その他の注意)15.2.非臨床試験に基づく情報ラット(SD)に2年間経口投与したがん原性試験において、副腎褐色細胞腫増加、腎臓の尿細管腫瘍増加及び甲状腺C細胞腫瘍増加が、臨床推奨用量での曝露量の各々0.7、2.8及び7.0倍相当で認められており、これらの所見は血中カルシウム濃度の高値が長期間持続したことによると考えられた。(取扱い上の注意)20.1.アルミピロー包装開封後又はバラ包装外箱開封後は遮光して保存すること〔14.1.2参照〕。20.2.製品の品質保持のため脱酸素剤入り包装としている。(保管上の注意)室温保存。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと*。11.1.重大な副作用11.1.1.高カルシウム血症(1.5%:補正血清カルシウム値が11.0mg/dLを超える場合を高カルシウム血症として集計)〔7.用法及び用量に関連する注意、8.1、8.2、9.1.1、9.2腎機能障害患者の項、10.2参照〕。11.1.2.急性腎障害(頻度不明):血清カルシウム上昇を伴った急性腎障害があらわれることがある。11.1.3.尿路結石(0.9%)〔8.3、9.1.2参照〕。11.2.その他の副作用1).消化器:(2%未満)便秘、胃不快感、口渇、胃炎、(頻度不明)嘔気、下痢、腹痛。2).精神神経系:(頻度不明)浮動性めまい、味覚異常。3).肝臓:(2%未満)γ-GTP上昇、AST上昇、ALT上昇、LDH上昇。4).腎臓:(2%未満)クレアチニン上昇、BUN上昇、尿中血陽性、尿中蛋白陽性。5).代謝:(2%以上)尿中カルシウム増加(20.3%)、血中カルシウム増加(15.0%:補正血清カルシウム値が10.4mg/dLを超え11.0mg/dL以下の場合を集計)、(2%未満)血中尿酸増加、Al-P上昇。6).血液:(2%未満)ヘモグロビン減少、白血球数減少、貧血、ヘマトクリット減少、赤血球数減少。7).皮膚:(2%未満)発疹、皮膚そう痒症。8).その他:(2%未満)耳鳴、(頻度不明)浮腫。*)カプセルにおける発現頻度。
18.1作用機序エルデカルシトールは活性型ビタミンD3(カルシトリオール)の誘導体であり、次のカルシトリオールとしての薬理学的特性を有する。・ヒト破骨前駆細胞に作用し破骨細胞の形成を抑制した(invitro)。・ラットにおいて、小腸でのカルシウム吸収促進(exvivo)及び血清カルシウム濃度の増加が認められた。・クル病モデルラットにおいて、骨端軟骨幅指数の低下が認められた。・卵巣摘出ラットにおいて、骨代謝回転パラメータ値の低下が認められた。これらのことから、エルデカルシトールは、主に骨代謝回転を抑制して、骨密度及び骨強度を改善すると考えられる。18.2薬理作用18.2.1骨密度及び骨強度に対する作用(1)卵巣摘出ラットにエルデカルシトールを12カ月間反復経口投与した試験において、エルデカルシトール0.03μg/kg/日の投与は、卵巣摘出による腰椎及び大腿骨の骨密度減少並びに骨強度低下を有意に抑制した。(2)卵巣摘出サルにエルデカルシトールを16カ月間反復経口投与した試験において、エルデカルシトール0.07μg/kg/日投与群の腰椎及び大腿骨骨密度は、卵巣摘出コントロール群を下回らなかった。また、骨強度を低下させるなどの悪影響は認められなかった。(3)卵巣摘出ラット及びサルの骨密度と骨強度の間には正の相関が認められた。18.2.2骨組織像に及ぼす影響(1)卵巣摘出ラットにエルデカルシトール0.0075、0.015、0.03μg/kg/日を12カ月間反復経口投与した試験において、骨組織像に異常は認められなかった。(2)卵巣摘出サルにエルデカルシトール0.0175、0.035、0.07μg/kg/日を16カ月間反復経口投与した試験において、骨組織像に異常は認められなかった。18.2.3骨折治癒に及ぼす影響骨折モデルラットにおいて、エルデカルシトール0.015、0.05μg/kg/日の骨折手術前4週間、骨折手術後16週間の反復経口投与は骨折部位の形状及び力学的強度に影響を与えなかった。
17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内第III相試験(カプセル)原発性骨粗鬆症患者1,054例(エルデカルシトール群528例うち男性9例、アルファカルシドール群526例うち男性15例)における無作為割付二重盲検群間比較試験において、主要評価項目である3年間の非外傷性新規椎体骨折発生頻度は、エルデカルシトール群(1日1回0.75μg)で13.4%、アルファカルシドール群(1日1回1.0μg)で17.5%であり(相対リスク減少率26%)、アルファカルシドールに対するエルデカルシトールの優越性が検証された[層化log‐rank検定:P=0.0460(片側)]。また、3年間の非外傷性前腕骨骨折発生頻度は、エルデカルシトール群で1.1%、アルファカルシドール群で3.6%であり(相対リスク減少率71%)、有意差が認められた[層化log‐rank検定:P=0.0048(片側)]。3年後の腰椎骨密度平均変化率は、エルデカルシトール群(1日1回0.75μg)で3.4%、アルファカルシドール群(1日1回1.0μg)で0.1%であり、アルファカルシドール群に比較して有意な骨密度増加効果を示した[Studentt検定:P<0.001(両側)]。また、3年後の大腿骨骨密度平均変化率においても、エルデカルシトール群で0.4%、アルファカルシドール群で-2.3%であり、有意な骨密度増加効果を示した[Studentt検定:P<0.001(両側)]。骨折発生頻度と相対リスク減少率--------------------------表開始--------------------------骨折発生頻度(3年間)注1)(n=有効性評価症例数)相対リスク減少率(P値注2))エルデカルシトール群(n=526)アルファカルシドール群(n=523)新規椎体骨折13.4%17.5%26%(P=0.0460)前腕骨骨折1.1%3.6%71%(P=0.0048)注1)Kaplan‐Meier法による推定値注2)層化log‐rank検定(片側)--------------------------表終了--------------------------安全性評価対象例数であるエルデカルシトール群528例、アルファカルシドール群526例のうち、副作用は、エルデカルシトール群で227例(43.0%)、アルファカルシドール群で170例(32.3%)に認められた。発現率が5%以上であった副作用は血中又は尿中カルシウム増加であり、血中カルシウム増加はエルデカルシトール群で111例(21.0%)、アルファカルシドール群で69例(13.1%)、尿中カルシウム増加はエルデカルシトール群で134例(25.4%)、アルファカルシドール群で81例(15.4%)にみられた。