第143回 アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」FDA迅速承認を聞いて頭をもたげたある疑問、「結局高くつくのでは?」 最終更新:2023/01/11 1月7日にエーザイが米国バイオジェン社と共同開発しているアルツハイマー病治療薬・レカネマブがFDAの迅速承認を受けました。市場や社会の期待は高いようですが、一方で不安と疑問も見えてきます。
第142回 帚木蓬生氏の新作『花散る里の病棟』を読んで医師という仕事について考える 最終更新:2023/01/04 注目の医師兼作家の新作は、九州で四代百年続く「医家」のそれぞれの世代の医師の医療に携わる姿を短編で描きながら、全体を通して読むと日本の医療の歴史が浮かび上がってくる、凝ったつくりの短編集です。
第141回 医師免許を持った映画監督、大森一樹氏を偲ぶ。青春映画の名作『ヒポクラテスたち』を今観て思うこと 最終更新:2022/12/28 年末年始、少しは休めるという方は自宅で映画鑑賞はどうでしょう。今年亡くなった、京都府立医科大学出身で医師免許を持つという、珍しい経歴の監督の佳作を紹介します。
第140回 次のパンデミックに備え感染症法等改正、そう言えば感染症の「司令塔機能」の議論はどうなった? 最終更新:2022/12/21 新型コロナウイルス対応の教訓を活かし、今後のパンデミックに備える改正感染症法が可決されました。都道府県が医療機関とあらかじめ協定を結び、病床確保や発熱外来といった医療の提供を義務付けるといいます。
第139回 眼科医の手術動画提供事件、行政指導で一通りの決着、スター・ジャパンは白内障用眼内レンズ取り扱い終了へ 最終更新:2022/12/14 今年5月に発覚した、複数の医療機関に勤める眼科医が、白内障の手術動画を患者や勤務先に無断で医療機器メーカーに提供し、現金を得ていた事件。先日いったんの決着がついたようです。
第138回 かかりつけ医制度の将来像 連携法人などのグループを住民が選択、健康管理も含めた包括報酬導入か? 最終更新:2022/12/07 議論が本格化しつつある「かかりつけ医」制度。これまでに出てきた情報から予想できる、かかりつけ医制度の将来像と報酬体系について考えてみます。
第137回 出揃ったかかりつけ医の制度案、医療機関や患者にそれぞれ判断を委ねる「手上げ方式」浮上(後編) 最終更新:2022/11/30 議論が本格化しつつある「かかりつけ医」制度。先週から今週にかけてもいくつかの動きがありました。公表された資料を読み込むと、国が考える制度の姿が少しずつ見えてきました。
第136回 出揃った「かかりつけ医」の制度案、医療機関が手上げして患者が自分で選択する方式が浮上(前編) 最終更新:2022/11/23 あちこちで議論されるようになってきた「かかりつけ医」の制度案。政府や日医を中心に、関係団体からの提言が続いています。最新の状況とそれぞれの案のポイントを解説。
第135回 大阪急性期・総合医療センターにサイバー攻撃、「身代金受け取った」報道の町立半田病院の二の舞? 最終更新:2022/11/16 大阪急性期・総合医療センターがランサムウェアによるサイバー攻撃を受けました。約2週間経った現在も、一部の診療が復旧しただけで、全面復旧は来年になる見通しです。原因と対策について考えます。
第134回 「消化器外科手術に男女の性差なし」、女性外科医たちがBMJに研究成果を発表 最終更新:2022/11/09 「執刀医の性別によって、消化器外科手術におけるアウトカムのリスクに差はない」という結果を示した日本発の研究が、BMJ誌に掲載されました。