第85回 インフルワクチン・後発薬の供給不足招いた薬剤費削減政策のツケ 最終更新:2021/11/25 新型コロナ感染者数は急減しているが、喜んでばかりもいられない状況が起こっている。ここへ来てインフルエンザワクチンやジェネリック医薬品の供給不足に拍車が掛かっている。その理由とは?
第84回 次期診療報酬改定は「躊躇なくマイナス」、コロナ禍で疲弊した現場からは猛反発 最終更新:2021/11/18 新型コロナに振り回されて2年。次の診療報酬改定に向けた議論は、初っ端から雲行きが怪しい。「医療提供体制改革なくして診療報酬改定なし」という財務省の方針に対し、現場からは切実な要望が出された。
第83回 相次ぐ列車内事件で見えた「孤独・孤立」問題、対策に医療者が関与する余地は? 最終更新:2021/11/11 走行中の列車内を狙った事件が相次いでいる。身勝手な言い分も含め動機はさまざまだが、コロナ禍で生じた社会・経済的歪みによる孤立や孤独が要因と見る向きもある。たとえば、ここに医療者として対策に関与できる余地はあるだろうか。
第82回 新型コロナとインフルエンザ「同時流行」の可能性は? 最終更新:2021/11/04 現在やや落ち着いてはいるものの、医療界の懸念は、新型コロナの第6波の動向と共に、今冬のインフルエンザの流行の行方だろう。早くも、インフルエンザワクチンが新型コロナの影響で足りていないという。
第81回 新型コロナに「新たな変異株」が確認されたロシアの今 最終更新:2021/10/28 コロナ新規感染者数が連日3万人を超えるロシア。デルタ株よりも感染力が強いとみられる変異株の感染が確認された。政府はワクチン接種を推進するものの、自国ワクチン偏重主義や政府の在り方がネックとなっているようだ。
第80回 保険医協会が各党に要請した「現場・患者目線」のコロナ政策 最終更新:2021/10/21 衆議院選挙が公示された。コロナ禍における解散・総選挙とあって、今後の医療政策の道筋を示すのは当然のこと。しかし、医療現場の声や思いはどれほど聞き届けられているのだろうか。今、現場が切実に求めていることとは?
第79回 新型コロナ巡る多大な犠牲者の陰に見え隠れするカネとポストの争い 最終更新:2021/10/14 コロナ対策の原則は早期発見、早期隔離、早期治療だが、対策を講じてもなお、これほどの人が亡くなったことに疑問を抱かざるを得ない。そこには、ウイルスの脅威とは別の人為的理由が見え隠れしている。
第78回 第6波前に、都は「重症度と病床のミスマッチ」の反省生かした体制再構築を 最終更新:2021/10/07 専門家の分析とは裏腹に、このところコロナ新規感染者は急速な減少傾向にある。しかし医療現場は第5波の混乱を引きずったままの状態だ。中でも東京都は、コロナ病床が機能不全状態だったことが課題となっている。
第77回 想定の範囲外!? 「人流増加でも感染者減少」で問われる専門家の説明責任 最終更新:2021/09/30 メディアが報じる数字を見る限り、ここに来て急速に減少しているかに思えるコロナ新規感染者数。専門家らは、増加の背景は分析するが、減少については今一つ的確な理由を示せていないのはなぜなのか―。
第76回 「ブレインフォグ」に見るCOVID-19後遺症の社会的影響 最終更新:2021/09/23 コロナ回復後に続く後遺症のデータが徐々に蓄積されている。200種以上ともいわれるさまざまな症状の中でとくに懸念されているのが「ブレインフォグ」だ。認知機能障害の一種で、比較的若い年齢層でも認められるという。