第231回 コウモリが減って乳児死亡が増加 最終更新:2024/09/10 Science誌に掲載された報告によると、コウモリの数が激減したことで、乳児の死亡率が上昇していたことが明らかになりました。一体どのような原因や関連で悪影響を及ぼしたのでしょうか?
第230回 肥満症治療薬セマグルチドでコロナ死亡が減少 最終更新:2024/09/03 肥満症薬セマグルチドによって、COVID-19による死亡率が低下したという第III相試験の長期経過解析が報告されました。全死亡率や有害事象の発現率も良好。どのようなメカニズムが考えられるのでしょうか?
第229回 てんかん薬スチリペントールががん治療に役立ちそう 最終更新:2024/08/27 抗てんかん薬の投与によって、乳酸の蓄積を防ぎ、化学療法に治療抵抗性であった腫瘍の感受性を再び高める可能性が示唆されました。腫瘍を縮小させ、生存期間を延長させることも報告されています。
第228回 ウイルス感染の運命の鍵を握る脂肪酸生成酵素を同定 最終更新:2024/08/20 呼吸器ウイルス感染の重症度において、ある遺伝子が重要な役割を果たしていることが報告されました。季節性インフルエンザや鳥インフルエンザ、コロナウイルス感染症でも共通していて、臨床応用が期待されます。
第227回 いわば毒をもって毒を制す斬新なHIV治療手段がサルで有効 最終更新:2024/08/13 新たなHIV治療がサルを使った検討で有望な成績を収めました。その治療とは、HIV感染をHIV投与によって封じるというもので、ヒトに投与する試験の計画も進められています。
第226回 古くはヒトの糞中から見つかった細菌が創傷治癒を促進 最終更新:2024/08/06 多くの慢性創傷に存在する細菌が、糖尿病の創傷の治癒を促進することが発見されました。自然に治癒しない創傷を持つ糖尿病患者のための治療法の開発に利用できるかもしれません。
第225回 新しい帯状疱疹ワクチンと認知症リスク低下が関連 最終更新:2024/07/30 組み換え帯状疱疹ワクチンの接種は、従来の弱毒生帯状疱疹ワクチンに比べて認知症のリスクが低減することが報告されました。また、他の感染症に対するワクチンよりも予防効果が高いことも明らかになりました。
第224回 女性の生理をより楽にする環境に優しいナプキンを開発 最終更新:2024/07/23 生理出血をゲル状に固めて漏らさず留め、圧迫しても血を放出せずに保持し続けうる天然素材のバイオポリマーが開発されました。新たな素材の生理用品の開発が進み、女性のQOLがより向上するかもしれません。
第223回 マイクロRNA除去でマウスが性転換 最終更新:2024/07/16 あるマイクロRNAの除去で、マウスの生物学的な性別がオスからメスに変わったことが報告されました。精巣は作られず、代わりに卵巣が生じたとのこと。今回の研究で示された性決定の仕組みはヒトにもありそうです。
第222回 結核薬ベダキリンを米国と欧州が本承認 最終更新:2024/07/09 欧米で10年以上前に取り急ぎ/条件付き承認された結核薬ベダキリン(商品名:サチュロ錠)がそれらの地域で本承認されました。本剤はすでに薬剤耐性結核治療の要ですが、第III相試験で示された臨床的有用性は?